ホッケー部

2017.10.11

関東学生秋季リーグ 10月8日 早大東伏見グラウンド

強豪相手に先制するも粘りきれず。駿河台大に敗北

 ついに勝てるのか。序盤の先制で色めき立ったが、強豪の底力を見せつけられた。関東学生秋季リーグを戦う早大がこの日に対したのは強豪・駿河台大。春はなんとか引き分けに持ち込んだ相手だけに、この日も苦しい試合になることは予想されていた。それでも最初にゴールを奪ったのは早大。スムーズな攻撃を見せて勝利を予感させた。しかしその後駿河台大の底力に押し切られ、試合を終えてみれば2対6で敗戦。やはりそううまくは行かなかった。

 近頃の涼しさとは一転して夏を思い出すような日差しの中で行われたこの試合。駿河台大のセンターパスで試合が始まると、序盤は早大がペースを握った。中盤からのドリブルや前線でのプレスで好機を演出。そして前半7分、MF有賀瞳(スポ2=東京・成城学園)の左サイドからのパスをサークル内で受けたFW井上燦(スポ4=福岡・玄海)がスティックを振り抜く。鋭く放たれたボールはゴールを突き刺し、先制点を挙げた。春の戦いで好機すらつくれなかった駿河台大を相手に試合開始早々での得点。勝利への期待も一挙に高まる会心の一撃だった。しかし前半も中盤に差し掛かると、駿河台大も徐々にペースを取り戻し始める。23分に敵FWのドリブルがサークルラインを突破、そのまま同点とされると、26分にはペナルティーコーナー(PC)を与えるなど苦しい時間帯が続いた。そして前半終了間際、33分にPCからリバウンドを押し込まれ逆転を許す。早大に向いていた流れを保持できず、相手に引き戻されたところで試合を折り返した。

積極的な攻めを見せた井上

 後半、もう一度流れを引き寄せたい早大だが、駿河台大の攻撃はなおも勢いを増していく。開始早々の1分に3点目を許すと、4分にもPCから失点。一気に引き離された。早大も11分にFW稲田くるみ(スポ4=福岡・東明館)がゴール前でフリーになったボールを押し込んで後を追うが、15分に5点目を失ってしまう。さらに24分、ゴール右からニアサイドを貫かれて6点目。結果、2対6で試合を終えた。

ボールに食らいつく的場

 スコアレスドローに終わった春とはうって変わり、序盤から動き続けたこの試合。井上が「アグレッシブにいけた」と振り返るように、序盤に良い攻撃の形がつくれたのは収穫だが、中盤以降は敵との人数差から生まれる体力差がスコアに現れていった。次戦は成城大との試合。勝てばその次には順位決定戦初戦で王者・山梨学院大との戦いが予想される。人数を増やすことはできなくとも、技術で、戦術で、何より気持ちで、圧倒的王者に一矢報いる姿を見せてほしい。そのためにも、成城大戦でつまずいてはいられない。

(記事 安本捷人、写真 元田蒼、吉岡拓哉)

関東学生秋季リーグ
早大 1-2
1-4
駿河台大
コメント

安岡裕美子監督(平16卒)

――宿敵・駿河台大との戦いでしたが意識されたことや、対策はありましたか

いままで夏やって来たことをしっかり発揮するということと、キーマンになる選手をしっかりマークしてやっていこうと話をしました。

――きょうの試合を振り返っていかがですか

先制したことはとても良かったのですが、攻めた後の守りのリスク面での適応が出来なかったことが悔しいかなと思います。

――試合の入り方で意識されたことはありますか

チーム作りとしては片柳(陽加主将、スポ4=栃木・今市)を中心にやって来たので、雰囲気作りはいままでも出来ていたと思うのでそれが前半に出て凄く良かったです。

――後半に流れを渡してしまった要因はありますか

人数面では相手の方が多いので、交代がどんどん出てくるという点と、リスクを負って攻めた分その後の守備の人数が少なくなり、サークル内でのペナルティーコーナーを取られた回数が多かったことが敗因かなと思います。

――次戦への意気込みをお願いします

成城大戦では得点をしっかりと取れるように、自分たちのパターンを出せるように大量得点で勝ちたいと思います。あとはインカレがあるのでベスト4を目指して、全員で戦えるようなチームを作っていきたいと思います。

FB片柳陽加主将(スポ4=栃木・今市)

――今日の試合には、どのようなところを意識して臨まれましたか

絶対に1位通過で、決勝に行きたかったので、絶対に勝たなければいけない試合ということで、みんな勝つ気で臨みました。

――前半、幸先よく先制点を奪いました

とても嬉しかったです。(駿河台大を相手に)先制点を決めたのは久しぶりになると思います。乗りに乗っていけるのではないかと。試合の前から、今回はみんな体力作りもしてきたし、個人的にも技術力が伸びているという感じがしていたので、最初の1点で、今回は勝てるかもしれないという強い気持ちが出てきました。

――後半の流れは

後半始まった時は1ー2だったので、2点取り返せば勝てるということで、守りきって、(点を)取り返すという気持ちは変わらず行きました。交代が少ないので、だんだんみんなも、疲れからか元気がなくなってきて、チームとして盛り上がりがなくなってしまったので、私ももっと後ろから主将として盛り上げていくべきだったと思います。点を決めにいくという気持ちは変わらなかったと思いますが、ボールが長くなってしまい、パスに対して雑になることが多かったので、つらい時こそ、集中力を保つことが大切だったと思います。

――今日の課題は、集中力の維持というところになりますか

そうですね。集中力を切らさず、点を決めて、入れさせないというところです。

――個人として、プレーはいかがでしたか

いつも、格上の相手になると、守り気味になってしまうのですが、今回は積極的に行こうという目標を持っていました。守りから攻めに変わった時にも、オーバーラップして、FWまでボールをすぐに渡せるように、攻めていこうという気持ちでいました。それは思ったよりできていて、ディフェンスの面でも、インターセプトやチェックなど、一発で抜かれることは少なかったかなと思います。

――次の相手は成城大です。最後に、抱負をお願いします

勝つしかないというのは一緒で、あとは大量得点で、点数を決める試合を目指したいです。

FW井上燦(スポ4=福岡・玄海)

――前回の試合から重点を置いて強化したポイントはありますか

駿河台大はいつも接戦で、春リーグも引き分けで結局得失点差で負けた相手だったので、今回は得点をして勝つということを念頭に置いて、プレスをして、守って、そこから自分たちの形で攻めて点を決めるというところに重点を置いてやってきました。

――序盤で先制。幸先の良いスタートとなった。得点シーンを振り返っていかがですか

有賀(瞳、スポ2=東京・成城学園)が出してくれたパスだったと思うのですが、日頃から左から自分が右でえぐってシュートをするということをやっていて、それがしっかり試合の中でできたかなと思います。

――序盤は駿河台大もペースが上がってこない様子に見えました

相手もいつも通りやろうとしていたとは思うのですが、自分たちの勢いのほうが序盤からどんどんアグレッシブにいけたので、それで相手の勢いを抑えられたのかなと思います。

――試合が進むにつれて駿河台大にペースを握られ、好機もつくれなくなっていきました

人数が少ない中で交代も少しずつ変えながらやっていくのですが、相手の総合力や体力面で、後半になってくるとつらくなって走れなくなってきて、それが後半に失点してしまった原因になるのかなと思います。

――春と比べて、チームの攻撃で成長を感じた部分はありますか

早大の強みはスペースに足を使って走り込んで決めきるというところで、それはこの試合でもできていたのですが、それは試合中ワイドに使うという部分で体力を削るところもあるので、その点で、そこは成果とも言えるのですが、体力を高めてきて出来ると過信していた分、この暑さにもやられて、そういう部分で劣ってしまったのかなと思います。

――次週は成城大戦。その後も順位決定戦、インカレと続く。来週以降の意気込みをお願いします

来週の試合で勝ちきって、その次の順位決定予戦はおそらく山梨学院大になるかと思うのですが、絶対王者で何百連勝としてきているところなので、そこに一矢報いる戦いができるように、その連勝を止められるように。来週も大切ですが、その次の順位決定戦やインカレも見据えて連携を深めていければと思います。

MF的場朱音(教2=滋賀・伊吹)

――きょうの試合を振り返ってみて、いかがですが

きょうの試合は前半で先制できたんですけど、そこから波に乗りたいところで後半にばててしまって守備から崩される場面が多かったですね。もっと気持ちを締めていけばそのままの流れで勝てたのかなと思うんですけど、相手に流れをもっていかれてしまいましたね。

――きょうは宿敵・駿河台大との一戦でしたが、どんな気持ちで臨まれましたか

駿河台大はいつも良い試合をしている相手ですし、私は春のリーグは怪我をしていて出られなかったこともあって、その分今回は自分のなかで勝ちたいという気持ちが強かったので、きょうの試合は走ろうという意気込みで臨みました。

――試合を通して、良いインターセプトが目立ちましたね

駿河台大はハーフエンドに渡してから展開することが多いので、きょうはハーフエンドのマンマークと言われていました。だからその分自分がそこをケアして、中に出すことだけを狙っていたので良いインターセプトができたかなと思います。

――最後に、次の試合に向けての意気込みを聞かせてください

秋2試合やったなかで得点シーンもあったのに好機でミスしてしまっていて、自分として良いプレーが全然できていないので、次の試合では自分が得点できるように頑張りたいです