庭球部

2017.10.09

全日本大学対抗王座決定試合 10月10~13日 東京・有明テニスの森公園

王座展望~男子編~

 いよいよあす、団体戦で大学日本一を決める全日本大学対抗王座決定試合(王座)が開幕する。個人戦では圧倒的な成績を残した早大男子だったが、団体戦では思わぬ苦戦を強いられた場面もあった。ダブルス3本、シングルス6本で争う王座において、大会13連覇が懸かる男子の戦いぶりはどのようなものになるだろうか。

シングルス下位陣はもちろん、エース島袋の奮起にも期待だ

 今季の早大の強みは何といってもシングルスの選手層の厚さだ。全日本学生選手権(インカレ)を制した島袋将(スポ2=三重・四日市工)を1に据え、島袋とインカレ決勝を戦った三好健太副将(スポ4=埼玉・秀明英光)、関東大学リーグ(リーグ)で好調を維持し貴重な勝利を積み重ねた坂井勇仁(スポ3=大阪・清風)、安定感ある試合が期待できる古田伊蕗(スポ3=静岡・浜松市立)といった上級生が続く。その下には1年生ながらリーグで全勝し圧倒的な存在感を見せた千頭昇平(スポ1=愛知・誉)、ガッツあふれるプレーで多くの白星を持ち帰った田中優之介(スポ1=埼玉・秀明英光)が控えており、規約に従って順番にオーダーを組めば昨年のインカレ王者・小林雅哉(スポ2=千葉・東京学館浦安)の出場機会がないほどの充実ぶりだ。他大の戦力が薄くなりがちな下位陣で確実に勝利を収めることができれば、チームの白星は大きく引き寄せられるだろう。もちろんチームの顔であるエース対決も負けられない。準決勝、決勝で対戦するであろう関大、慶大には加藤隆聖、上杉海斗といった強力な選手がそろっており、レベルの高い戦いが予想される。リーグで全勝を収めることができなかったエース島袋の奮起が不可欠だ。

ダブルスを引っ張る河野副将

 しかし、リーグでは慶大相手に敗北寸前の戦いを強いられた。要因の一つに、勝ち越すことができなかったダブルスが挙げられる。先に展開されるダブルスで全勝し勢いに乗ってこそ、シングルス勢が本来の力を発揮できるはずだ。小倉孝介主将(スポ4=神奈川・湘南工大付)が「徹底的にやっていきたい」と語る通り、チームとしてもダブルスの安定性は第一の課題として共有されている。その中でキーになるのは、河野優平副将(スポ4=福岡・柳川)や坂井といった団体戦経験の豊富な上級生。「河野さんの勢い次第でダブルスの流れが変わる」(古賀大貴、スポ2=大分舞鶴)、「王座でもまず1本は坂井さんに持ってきてほしい」(髙村佑樹、スポ2=千葉・東京学館浦安)と下級生からの信頼も厚い。どのペアリングで出場するにしろ、二人は確実に白星を挙げたいところだ。そして、昨年団体戦で無敗の齋藤聖真(スポ3=神奈川・湘南工大付)と髙村や今季フレッシュな力でチームを盛り上げた古賀、安上昂志(スポ2=福岡・柳川)といったダブルス3での出場が予想されるメンバーにも期待したい。

チーム一丸となって戦いたい

 ダブルスで3本を取り、シングルス下位陣で勝負を決めるのが団体戦の理想だ。今季の早大には、相手が誰であろうと全てを出し切れば勝利を収められる実力がある。ことしのチームの強みは、各学年が「風通しがよい」、「盛り上がれる」と語るように、年齢差を越えてまとまりがあること。選手・サポートかかわらず、各自が置かれた立場でしっかり役目を果たせばおのずと頂点が見えてくるだろう。「隙なく、圧倒的に」(小倉)――有明での最後の試合で栄冠を手にしたい。

(記事 熊木玲佳、写真 田中佑茉、熊木玲佳)

関連特集

王座直前特集『挑戦』/全日本大学対抗王座決定試合(10/05)

日程

10日 1回戦

11日 2回戦

12日 準決勝

13日 決勝、3位決定戦

出場校一覧
北海道代表 北大
東北代表 東北学院大
北信越代表 金沢大
関東第一代表 早大
関東第二代表 慶大
東海代表 中京大
関西第一代表 関大
関西第二代表 近大
中国四国代表 松山大
九州代表 鹿屋体育大