ラクロス部

2017.10.09

Bリーグ 関東ファイナル4 対慶大 10月7日 埼玉・狭山総合グラウンド

慶大Bを圧倒!関東ファイナルへ駒を進める

1Q 2Q 3Q 4Q
早大 12
慶大
▽得点者
藤野2、田中大2、鈴木遼2、坂入、小泉、柳、菅原、前田航、本田

 Bチームの選手が『日本一』を目指して戦うBリーグ。ブロック2位の早大はこの日関東ファイナルの進出を懸けて、慶大との戦いに臨んだ。負ければBチームの4年生の引退が決まる一戦であったが、選手たちは力を存分に発揮した。第1クオーター(Q)先制を許すも追い付くと、第2Qでは逆転に成功。第3Q以降は試合の主導権を完全に握ると得点を重ねる。試合終了間際までに積み重ねた得点は12点。慶大を圧倒した早大は一週間後に行われる関東ファイナルの舞台に駒を進めた。

 第1Q2分に早大は先制を許すも、「焦りはなかった」とMF峰岸桂基ゲームキャプテン(人4=群馬・高崎)が振り返るように、その後は落ち着いてパスを回し続ける。すると同8分にAT田中大智(人4=早稲田佐賀)のゴール裏からの素早いパスに反応したMF坂入嵩大(社4=東京・早稲田)がショットを決め同点に追い付く。第2Q開始直後相手のショットが決まり再びリードを許すも、3分後にはAT藤野大輔(人4=豪州・タンバリンマウンテン)がチャンスをしっかり決め切り、2-2とする。その後も3得点を加えた早大は、慶大の攻撃もしのぎ、リードのまま前半を折り返した。

チームの2得点目を決めた藤野

 このまま相手を突き放していきたい後半。第3Q3分に1点を返され守備の時間を強いられる時間帯もあったものの「やるべきことができた」(DF本田丈武、政経3=東京・早大学院)というようにディフェンス陣全体が力を発揮し、その後は慶大オフェンスを封じ込める。すると同10分にはAT小泉悠靖(政経4=米国・ビバリーヒルズ)、12分には田中大のこの日2得点目となる力強いショットが成功。また、エキストラマンオフェンスのチャンスもものにし、リードを5点に広げていった。第4Qに入っても早大の勢いは止まらない。テンポ良くパスをつなげると次々に得点を決め、試合終了までに挙げた得点は12点。昨年のBリーグ関東ファイナルで敗れた慶大に見事雪辱を果たした。

慶大相手に大量得点を奪い、喜ぶ選手たち

 「一人一人がやらなければならないことを全うできた」(峰岸)。Bチームの4年生の引退も懸かった強敵・慶大との戦い。そんな中、選手全員が力を出し切れたことはこれまで様々な試練を乗り越えてきた4年生、そして今後チームを担っていく下級生にとっても大きな自信になったことだろう。また、きょうの試合では、得点を決めた選手はもちろんベンチにいる選手たちも喜びを分かち合う姿が印象的であった。良い雰囲気でチーム全体を活気づけていくことはこの先の戦いでも鍵になってくる。次なる戦いは関東ファイナル。慶大を撃破した勢いそのままに次戦も勝利を収め、必ず日本一へと駆け上がる。

(記事 岡田静穂 写真 小川由梨香、千葉洋介)

コメント

MF峰岸桂基ゲームキャプテン(人4=群馬・高崎)

――12-4での勝利となりました。試合全体を振り返っていかがですか

きょうの試合はチームの雰囲気が良くて。前に予選で負けた時に雰囲気が悪かったので(雰囲気を)ボトムとして練習もしてきたので、今回は良かったと思います。

――第1クオーター(Q)は1-1で折り返しました

スカウティングはしっかりしていたので、焦りとかはなく、いつも通り自分たちのやってきたことをやろうと思っていました。

――第1Q終了後にチーム全体で話したことはありますか

少しオフェンスの部分で焦っているところがあったので、そこは落ち着いてやろうということを話しました。練習でやってきたことを出せれば問題ないと思っていました。

――第2Q以降は早大ペースとなりました

練習してきた相手のライドを阻止することができたので、相手に流れを渡すことなくできました。普段参考にしているAチームのプレーが役立ちました。

――きょうは多くの選手が得点を決めました

前からアタックの選手が多く点を決めるチームであったんですけど、下級生も決めるようになってきて、チーム力もついてきたのかなと思います。

――きょうのチームの良かった点、反省点を教えていただけますか

良かった点は一人一人やらなければならないことを全うできた点ですね。誰も中途半端な人がいなかったので。反省点は、引退の懸かっている四年生が凡ミスや緊張感のないプレーなどもあったので、そこはこの先の戦いでは改善していかないといけないと思います。

――関東ファイナルに向けて意気込みをお願いします

一度予選で負けている東大が上がってくると思うので、そこはしっかり勝ち切って今月末の全日(全日本大学選手権)につなげたいです。また、来月に控えたAチームの関東ファイナル4に良い影響を与えられるよう準備していきたいです。

AT鈴木遼河(スポ4=米国・ウォルドレイクウェスタン)

――きょうの関東ファイナル4の相手は慶大という強いチームでしたが、どのような意気込みで臨みましたか

自分としては結構ケガで苦しんだ時期があり、また先輩方が負けているのを見て悔しさがあったので、勝ち切ろうと思い試合に臨みました。

――チーム全体でどのような戦術で臨みましたか

慶大とは互角だと思っていたので、自分たちができることを全部出し切ろうというのを全員が共通の認識で臨みました。

――試合全体を振り返ってどうでしたか

最初あまり流れが良くなかったですが、決めるところはしっかり決め切ってというのが積み重なり、最終的には勝つことができたのだと思います。

――第2Q で4点目を入れ流れが変わりましたが、その場面どのように感じましたか

ゴーリーと自分だけという場面で、普段なかなか決めれない日というのも多く、正直ボールもらった時ドキドキしていました。ですが、入れることできたのでよかったです。

――次戦への意気込みは

次戦は前回負けている東大なので、チーム一丸で臨み、何としてでも勝利し、全国優勝目指して頑張っていきたいです。

AT藤野大輔(人4=豪州・タンバリンマウンテン)

――慶大との対戦となったこの関東ファイナル4にはどのような気持ちで臨まれましたか

リーグ戦(ブロック戦)が2位通過だったので相手は1位通過で勝ち上がってきたケイオーだったので、負けたら引退という覚悟を持っていましたし、絶対に負けたくないという強い気持ちで臨みました。

――オフェンスに関して、何かチームで共有していたことはありましたか

無理に中へのフィードを出さないようにすることと、テンポが早くなりすぎないように落ち着いて、要所要所でおのおのができるプレーを全力でやることを全員ができていたと思います。

――試合を振り返ってもその点はある程度できていたのですね

そうですね。でも途中でディフェンスが点差を詰めようと落としに来たり、攻撃的なディフェンスをしてきた時に対処しきれなかった部分があったので、そこは改善していかなければいけないなと思います。

――ご自身は2得点(2点目、5点目)の活躍でした。それぞれの得点シーンを振り返っていかがですか

(2点目は)ディフェンスがクリアしようとしたところでしっかり切り替えてボールを落としに行けて、その後にしっかりボールを拾って決め切れたので、そこは良かったと思っています。自分はシュートがあまりうまくない選手なので、チャンスが来た時に決め切れるプレーを心掛けていて、それができたからこその得点だったかなと思います。5点目の方は、2年生の中小路(MF中小路渉、社2=埼玉・県川越)がしっかり走り切ってディフェンスをはたいてくれて、そこから自分がシュートを決め切れたので、中小路君のゴールと言っても過言ではないと思います(笑)。彼がいいフィードをくれたので気持ち良く打てました。

――最後に、次戦の関東ファイナルに向けての意気込みをお願いします

Aチーム、Bチーム共に『日本一』を目指している状況なので、全チームが結果を出せるように、見つかった課題をこの1週間で詰めて行って、引退が懸かっている緊張感を持ちながら頑張りたいと思います。

DF本田丈武(政経3=東京・早大学院)

――慶大との関東ファイナル4となりましたが、どのような気持ちで試合に臨まれましたか

負けたら引退となってしまう4年生がいいパフォーマンスをすることは分かっていたので、僕たち3・2年生がどれだけ一生懸命やって流れを持って来られるかがキーになる試合だと思って臨みました。

――ロングに転向されたのはいつ頃なのですか

8月の終わりですね。

――何かきっかけはあったのでしょうか

ケガが重なっていて自分としてもこれ以上チームに迷惑を掛けるわけにはいかないという気持ちがあったのと、とにかく試合に出たかったので、コーチの方とも相談して転向を決めました。

――ロングへの適応はスムーズにできましたか

パスキャッチとかは特に違和感なくできましたけど、1on1の間合いとかは大分違っていて、プレッシャーの行き方とかはまだまだ自分に足りていないので、そういうところは今シーズン中に習得したいなと思っています。

――今はBチームで練習されているのですね

そうですね。Cチームで育成リーグに2試合出させてもらって、その後Bチームに上がって、Bリーグにはきょう初めて出ました。

――きょうのご自身のプレーを振り返っていかがですか

他の3人のロングに大分助けられていて、僕はグラウンドボールであったりオフェンス参加であったり、できることをどこかでやろうという気持ちでプレーして、そういったところで勝利に貢献できたかなと思っています。でもチームが『日本一』になるには僕がもっと他のロングと同じくらいプレッシャーに行けるようになったり、ディフェンスをもっと理解してセットディフェンスで守っていかなければいけないと思うので、そこを突き詰めてやって行こうと思います。

――得点も決められましたね

ウィングに入った時に流れも良かったので、相手がダブったらロングの自分のところは空くかなと思って。実際にそうなったので思い切って打ちました。

――チームのディフェンスについてはどのように感じられていますか

ボトムが相手にプレッシャーを掛けに行き続けてくれていて、1on1で全然負けていなかったので、とにかくそこが良かったと思っています。MFも何回か中抜きされていたんですけど、後半は外流しを徹底できていましたし、Gもピンチを何回も救ってくれたと思っています。

――ディフェンス全体としての評価はかなりいいものだと捉えて良いのでしょうか

そうですね。何回か相手の思い通りのオフェンスをやられてしまいましたけど、全員の頭にやるべきことをきちんとあって、それができていたと思います。

――最後に、関東ファイナルへの意気込みを聞かせていただけますか

『日本一』になったとしてもあと1カ月と少ししかないので、とにかく一生懸命やって、本当にお世話になった4年生に少しでも恩返しをして、Bチームの日本一に貢献できるように頑張りたいと思います。