バレーボール部

2017.10.07

秋季関東大学リーグ戦 10月7日 東京・日女体大

敗戦の中でも明るい兆し、次こそ1勝を

 秋季関東大学リーグ戦は3週目に突入し、早大にとってはヤマ場となる3連戦を迎えた。相手は青学大。この時点で、3勝1敗で3位につける強豪だ。第2セットでは本来の粘り強い早大バレーが垣間見えたが、セット奪取はかなわずセットカウント0-3(17―25、23-25、21-25)でストレート負け。これで開幕5連敗となった。

 課題の立ち上がりにはこの日も苦戦。高い打点からのスパイクを、ブロックでもレシーブでも止めることができない。攻撃面でも連続得点を奪えず、序盤で大きく点差を広げられてしまった。結局このセットは落としたが、後半、ルーキーたちの活躍が光る。ピンチサーバーとして登場したのはサウスポーの吉内文(スポ1=山口)。強烈なサーブで流れをつくり得点につなげた。またリベロの河治えみり(社1=北海道・旭川実)がレシーブで何度もボールを拾い、井上裕利恵(スポ1=岡山・就実)がライトからスパイクを決める場面も見られた。春以降部員を増やし、1年生の数は9人に。今後の早大を担う逸材が育ってきている。

 ライトからスパイクを打ち込む井上

 開幕戦以来のセット奪取を狙う第2セット。長いラリーを制し最初の1点を奪うと、中川知香副将(スポ4=神奈川・川崎橘)の連続得点で3-0とする。その後8連続失点を喫しすぐに逆転されたが、簡単には諦めなかった。ブロックではポイントこそ奪えないもののワンタッチで次の攻撃につなげ、スパイクレシーブでも粘りを見せる。相手の隙を逃すまいと芹澤友希主将(スポ4=茨城・土浦日大)はあらゆるアタッカーにトスを上げ、多方面からのスパイクで青学大の守備をかく乱した。芹澤のトスに特に応えたのは浅野泉里(文4=岐阜)。要所で速い攻撃を仕掛け、この日は14得点をマークした。この秋からミドルアタッカーに専念している背番号4は、「『惜しい』じゃなくて『勝ってやったぞ』と言えるようなチームづくりをしたい」と最上級生としての自覚を語る。また第3セットでは今度は中川が得点を量産。第1セットでのルーキーの活躍に負けじと4年生が気を吐いた。しかし、追いつけても追い越せないのが早大の現状。セット奪取は近いようで遠かった。

 この試合で大量得点を奪った浅野

 「自分たちに守るべきものはない」(浅野)。いまだ勝ちのない早大だが、消極的になる理由はない。あす対戦するのは嘉悦大。昨年の入れ替え戦で敗れた因縁の相手だ。どんな相手であろうと全力で当たる気持ちを忘れず、気迫で1勝を取りにいく。

(記事 川浪康太郎、写真 坂巻晃乃介)

セットカウント
早大 17-25
23-25
21-25

青学大
スタメン
レフト 中川知香(スポ4=神奈川・川崎橘)
レフト 富澤結花(スポ2=東京・文京学院大女)
センター 浅野泉里(文4=岐阜)
センター 森佳央理(スポ3=群馬・高崎女)
ライト 井上裕利恵(スポ1=岡山・就実)
セッター 芹澤友希(スポ4=茨城・土浦日大)
リベロ 飯田友美(商2=長野・諏訪清陵)
リベロ 河治えみり(社1=北海道・旭川実)
コメント

浅野泉里(文4=岐阜)

――きょうの試合を振り返って

悔しいです…本当に。離されても追いつけていた場面がたくさんあったじゃないですか。みんなでさらに追い越すという練習をしてきたはずなのに、それがうまくできなかったのが悔しかったです。

――第2セットはブロックやスパイクレシーブが機能しているように見えましたが

練習中からブロックの悪いところであったり、レシーブが入れていないところを指摘し合うということを前まではやっていなかったのですが、それをしっかりやるやうになって確認してきた結果なので、そこは成果だと思います。

――きょうはサービスエースを含め14得点の活躍でしたが、調子はいいですか

調子はいいと思います。コンディションというよりは気持ちですかね。思い切りやってやろうという気持ちがあって、それが結果につながりました。

――打数も多かったですが、セッターからの信頼は感じていますか

いいトスを上げてもらって、それを振り抜くという仕事だけをしようと思っていて、しっかりいいところに上げてくれたのがうれしかったです。

――サービスエースが2つありましたが、サーブはいかがですか

きょうは相手のセッターが駆け出すところを狙ったのですが、とにかく速いサーブを打とうと試みたら、なかなかうまくいきました。次もやります。

――夏の間に個人として強化してきたことはありますか

春リーグ(春季関東大学リーグ戦)はレフトもやっていたのですが、完全にミドルになったので、ブロックの強化はしてきて、でもブロックは1部の人と同じレベルにはなかなかなれないので、そこをカバーできるようなスパイクの速さや技を練習してきました。

――チームとしてここまでを振り返っていかがですか

「惜しい!」というのがたくさんあるのですが、そこを「惜しい」と言っていたらスポーツマンとして駄目だと思うので、「惜しい」じゃなくて「勝ってやったぞ」と言えるようなチームづくりをしたいです。

――あしたは嘉悦大が相手ですが、どんな意気込みですか

入れ替え戦で負けた相手でもあるのでまずリトライして、自分たちに守るべきものはないので、とにかく当たっていって、みんなの気持ちが強く前に出ることを期待しながら、それを引き出せるように4年生が頑張れば勝てるはずです。とにかくあしたは気迫で頑張りたいと思います。

富澤結花(スポ2=東京・文京学院大女)

――きょうの試合を振り返って

見た目的には練習で自分たちがやってきたことができたんじゃないかなと思うんですけど、私自身はもっともっとできると思うので、あんまり良くなかったかなと思います。

――具体的には

レシーブももっと上がると思うし、いろんな場面で粘れるバレーができると思うのに、相手も早いですし、ついて行けなくて。まだまだだなと思いました。

――第2セットは接戦でしたが、粘れていたということでしょうか

第1セットで相手のリズムがつかめるようになって、第2、第3セットは粘れたんじゃないかなと思います。

――では逆に第2セットでよくなかった点はどこでしょうか

サーブミスです。最後私もしたし、裕利恵(井上、スポ1=岡山・就実)もしてたので、20点台になってからの終盤にサーブミスをしちゃったのがいけないなと思います。

――ご自身のディグについてはいかがでしょうか

きょうというよりは、後ろでもっと(ボールを)拾って、バックアタックも打って、後ろでも活躍できたらいいなと思ってやってるんですけど。あまり、取れてないというか。やっぱり2部の時より相手のスパイクが強く速くなったりする分、全然ついて行けてないと思います。

――きょうは全体として色々な場所からスパイクを打っているように見えましたが、それは意識してのことでしょうか

練習の中ではいろんなところで打って、もっと動いていこうと言ってるんですけど、まだもっとできると思うので。レシーブがちゃんとできればもっとできてくるかなと思います。

――きょう浮かんだ課題などはありますか

青学大のことを研究していてうまいなとは思ってたんですけど、きょうやったら想定よりもっと早くて。自分たちのブロックの間抜いてたりして、そういうチームとこれからどんどん当たると思うので、自分たちのブロックとレシーブの関係がもっとうまくできないとだめだなと思いました。

――あすの嘉悦大戦に向けて意気込みをお願いします

いまブロックアウトの練習をしてて、スパイカーは狙って打っていると思うので。あしたも中だけじゃなくて外にも打って決めるみたいなことがひとりひとりできればいいと思います。あとサーブが速いスピードで打つようにと監督に言われたので、速いスピードで打って相手を崩せたらいいなと思います。