馬術部

2017.10.04

第87回関東学生馬術争覇戦 9月30日・10月1日 神奈川・津久井馬術競技場

粘り切れず、6位に終わる

 2日間にわたって行われた関東学生馬術争覇戦。この大会はトーナメント形式で行われ、各大学から6選手と3頭の馬が出場し、双方の馬に乗りあって勝敗を決める。確実に自馬で勝利し、いかに貸与馬で勝ち点を得られるかが勝負のカギを握る。早大馬術部は1回戦で慶大と対戦し、勝ち点は同点であったものの、総減点で黒星を喫する。続く2回戦は勝利したが、3回戦で専大に敗れ、6位という結果で大会を終えた。

 初日に行われた対慶大戦。上位に食い込むためにはここで勝利する必要があった。仙波悠介(先理4=東京・成蹊)が自馬で勝ち点を取り、順調なスタートを切ったように見えたが、自馬での失権もあり、相手に差をつけることができない。石山晴茄(スポ2=茨城・つくば秀英)、三川莉奈主将(基理4=東京・東農大一)が勝利し、勝ち点を3-3とするも、落馬や失権での減点が響き、総減点の少ない慶大に軍配が上がった。その後に行われた2回戦では立大と対戦。石山・タニノマティーニ組は勝ち点を落としてしまうが、自馬、貸与馬共に勝ち点を重ね、勝利。4-2で5位決定戦へ進んだ。

障害を越える石山とタニノマティーニ

 5位決定戦の相手は専大。ここで粘り、何とか5位に食い込みたいところだったが、自馬で勝ち点を落とし、思うように試合を進めることができない。山下大輝(スポ1=宮城・東北)が貸与馬で勝ち点を挙げるも反撃はここまで。4-2で専大に敗れ、6位に終わった。

貸与馬で勝ち点を獲得した山下

 「きのうの1回戦は負けてしまって、そこで勝っていればまた変わっていたのですが」と山下が語るように1回戦での惜敗が悔やまれる結果となった。今回は成績が振るわなかったが、11月には全日本学生大会が迫っている。今回の反省を生かし、集大成となる大会に臨みたい。

(記事、写真 佐藤詩織)

コメント

石山晴茄(スポ2=茨城・つくば秀英)

――1回戦、2回戦は自馬で、3回戦は貸与馬での出場となりましたが、どんな意図があったのでしょうか

本当は3回戦も自馬の予定だったのですが、きょう私が乗った馬が走る馬だったので、危ないからということで私が乗ることになりました。福田さん(かおり、スポ3=神奈川・公文国際学園)もタニノマティーニは乗っている馬なので、そういう形になりました。

――本来は自馬で点数を取る役割ということでしょうか

そうですね。

――1回戦では勝利しましたが、走行を振り返っていかがでしたか

タニノマティーニの調子が上がればタイム差になると思っていたので、カットできるところはカットしてペースを早めに行ってという作戦だったので、作戦は成功したかなという感じです。

――2回戦ではうまくいかなかったかなという感じだったのでしょうか

そうですね、馬のやる気が切れてしまっていたので、そこを準備馬場でうまくできたらなと思います。

――それは試合後続いて疲れていたという感じでしょうか

そうですね。もう終わりだと馬がひと段落してしまっていた感じがありました。

―ー3回戦はいかがでしたか

あの馬は男性しか乗っているのを見たことがなくて、自分が乗ってちゃんと乗れるかと言われると乗れないなという不安の方が大きかったです。とりあえず、ちゃんと帰って来て、専大の方にご迷惑をかけないようにということしか考えていなかったですね。

――試合の状況というよりはという感じでしょうか

そうですね、自分が馬に集中していたという感じです。

――走行はいかがでしたか

全然自分の思った通りにいかなくて。相手の担当している方に申し訳ない走行になってしまいました。人馬ともに危ない点がいくつもあったので、ちょっと間違えると事故が起きてたと思うと申し訳ないことをしたなと思っています。

――貸与馬に乗るときはあらかじめどんな準備をされますか

専大と戦った中大の選手にお話を聞いたり、専大に足を運んで、どういう風に乗ったらいいか聞いたり、コーチに連絡して聞いたり、情報収集はしましたね。

――次戦に向けて一言お願いします

間に練習試合がありますし、さらに完成度の高いものにしていきたいと思います。

山下大輝(スポ1=宮城・東北)

――今回は3試合とも貸与馬での出場となりました

自馬であれば、勝ち点は1ですが、自分は貸与馬での出場なので、勝ち点が2つきます。自分がしっかり仕事ができれば、チームに貢献できるポジションにいました。貸与馬ということでいかに馬の情報を短期間で吸収して対応できるかが大切なので、細かいところを観察して最高の対応ができるようにしようと思っていました。3回戦はなんとか勝てましたが、きのうの1回戦は負けてしまって、そこで勝っていればまた変わっていたのですが。馬がいい馬だったので、タイムで相手を上回ろうと思ってショートカットを試みました。距離があるところだったので、そのままのリズムでいくと前足で引っかかってしまうことはわかっていたことだったのですが、前足で落として負けてしまって、そこは予測できていたところなので、自分の詰めの甘さを感じました

―-1回戦は相手が減点0でしたが、プレッシャーなどはあったのでしょうか

とても良い馬だと聞いていて、乗ったときのイメージもできていたので、大丈夫だろうなと油断して良いリズム、良い気持ちで乗りすぎたという感じです。もう少し気をつけながら走行したかったですね。まんまと落とし穴にはまったかなと。

――2回戦ではいかがでしたか

正直なところ大丈夫だろうと思っていました。普段自分が乗っている稲帥と似ている馬だったので、いけそうだなと思っていました。実際に1反抗の部分以外は良かったです。でも満点で帰ってこれるだろうと思って、満点のつもりだったのですが、1反抗してしまったところは踏切が見えなくなって飛び込むタイミングがうまく合わせられなかったので、そこも自分の詰めが甘かったですね?

――稲帥と似ているというと

タイプが似ているんですよね。変な馬だと言われるのですが、オーソドックスではない癖がある馬で、体の使い方、前のめりになるところ、あとは飛び方も似てました。比較的自分の馬で気をつけるところを意識して乗りました。

――3回戦はいかがでしたか

馬がとても良い子だったので、良いイメージで最後まで乗れたのですが、最後自分の中で危なかったところがあったので、危なっかしいところがなくて満点で勝ちたかったです。

――まだ反省するべきところはあるということでしょうか

そうですね。完璧な走行ではなかったので。最後の直線で判断が遅くなってしまったので、危なかったですね。危なっかしいところを0にしていきたいと思います。

――次戦に向けて一言お願いします

最近1年生にも関わらずたくさん競技にも出していただいて、たくさんのチャンスを与えていただいています。最近少しずつではありますが、手応えを感じる部分も出て来たので、これからいただいたチャンスに応えていきたいと思います。そういったことの積み重ねで全日本学生大会でもバシッと決めたいと思います。