弓道部

2017.10.02

平成30年度東京都学生連盟リーグ戦 10月1日 東京・国学院大弓道場

リーグ戦初勝利、見事な逆転劇!

 すでに2敗と後の無い早大。迎えた東京都学生連盟リーグ戦(リーグ戦)3戦目は、明大との戦いだった。序盤からリードを許すと、2立目を終えた時点で6中の差をつけられる。しかし、悪い流れにのまれることなく、力強い的中を重ねる選手たち。最終的中は137-136。1中差でリーグ戦初勝利を収めた。

 先攻明大で始まったこの試合。1立目から流れをつかみたい早大だったが、壱ノ立で1中、弐ノ立で2中と、合計3中のリードを与えてしまう。なんとか追いつきたい2立目。焦りが出たのか、伸び悩む早大の壱ノ立に対し、明大は14中。的中差は6に広がった。しかし、このまま負ける早大ではない。苦しい展開に良い流れを呼び込んだのは、3立目から出場した大貫真央(教3=東京・帝京大高)だった。不安を感じさせない堂々とした射を見せ、大前の牧山千莉(スポ2=千葉)に続き皆中をたたき出す。弐ノ立でも幸明千尋(スポ3=東京・城北)をはじめ、3人が皆中を出し、80-82と2中差まで詰め、前半を終えた。

1年生唯一の出場で高的中をみせた関口

 逆転勝利を射程圏内に捉え、臨む4立目。唯一1年生で出場した関口優祟(先理1=東京・早大学院)がこの日初めて皆中をみせたほか、牧山、長谷川翔平(法2=神奈川・山手学院)、志岐伊織(スポ3=群馬・前橋西)も3回目の皆中を出し、16射15中の高的中を維持する。4立目を終え、合計的中は109-108。早大は見事逆転に成功する。そして、残すは最終5立目のみ。両校一歩も譲らない戦いを繰り広げ、勝利の行方は弐ノ立で大落を務める志岐の的中次第となった。弓道場にいる全員が最後の一矢を見守るなか、放たれた矢は的に吸い込まれていった。

選手として、主将としてチームを支える倉持

 「負け続けていた中での1勝はとても嬉しい」。倉持洵主将(スポ4=東京・国学院久我山)は久しぶりに笑顔を浮かべた。137中-136中の激闘を制した早大。敗北を糧に、間違いなく成長した弓道部の姿がそこにはあった。長谷川は「やるべき事をやるだけ」と、次戦に向け静かに闘志を燃やした。勢いそのままに、勝利をつかみとってほしい。

(記事 田々楽智理、写真 金澤麻由)

結果

初立
大前  牧山                20射19中
弐的  水谷奎介(先理3=東京・早大学院)  8射 4中
    大貫                12射10中
落前  関口                20射17中
大落  鈴木智貴(法4=東京・早実)    20射18中

弐ノ立
大前  幸明                20射17中
弐的  長谷川               20射18中
落前  倉持                20射16中
大落  志岐                20射18中


〇早大137―136明大

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コメント

倉持洵主将(スポ4=東京・国学院久我山)

――リーグ戦初勝利おめでとうございます。今の心境は

やっぱり負け続けていた中での1勝はとても嬉しいですし、部としても非常に大きな1勝だと思います。

――今回の試合を振り返っていかがでしたか

やっぱり立ち上がりが上手くいかない部分が多くて。練習でその練習をしていたのにも関わらず駄目だったということでそこは非常に苦しい展開で始まったのですが、中盤から(的中が)29、29という数字を出せて練習通りに引くことができたかなと思います。

――今季初のフル出場となりましたが個人的には

やっぱり嬉しいという思いは大きいです。ただ、16中という結果でもっと中てられたはずなので、もっと来週に向けて精度を上げていければなと思います。

――なかなか結果が出せない試合が続きましたが、ここまでの苦悩は大きかったですか

そうですね。なかなか主将業と選手業のそれぞれ二足の草鞋を履いて、という中で主将の運営の部分を考えながら選手をするというのは、正直重い部分はありました。

――今回の試合でその思いが吹っ切れたりした部分はありましたか

そうですね、どちらかといえばリーグに出てから主将としての役割を他の人たちに補ってもらいながら、とにかく自分のことに集中しようと思うようになりました。

――前回の試合から変えたことなどはありましたか

伸び合いをすごく取るように意識していました。どうしても最後の方伸び合いが弱くなって外してしまうことが多かったので。

――開幕からすでに2敗で後がない状況でしたが、この試合にはどんな思いで臨みましたか

何か特別に考えてはいませんでした。勝ちたい一心でした。

――最後の明大と2本差での立となりましたが、緊張は大きかったですか

そうですね、2本差だったので最初は心に余裕をもって弾けるかなと思っていたのですが、立に入るとどうしても「中てなくちゃ」という思いがあって。特に前がポンと抜いたりするとどうしてもその気持ちが高まってしまいましたね。

――留矢を抜いてしまったとことについては

最後は勝負矢というものを知っていたので、その勝負矢を中てなくちゃというのは自分にとってプレッシャーになってしまったかなと思います。

――次週の桜美林戦での意気込みをお願いします

選手として20射束りたい、という思いがあるのと主将として1勝で終わりたくない。2勝して勝って終わらせたい、という思いがあるのでしっかり勝ちに行きたいと思います。

長谷川翔平(法2=神奈川・山手学院)

――きょうでリーグ戦3戦目ですが、初めて選ばれた時はどのようなお気持ちでしたか

何も考えていなくて、少し申し訳ない気持ちでした。ですが、選ばれたからには後悔しないようにやりました。

――3試合とも選手に抜てきされていますが

日大戦は、調整の時から調子が良かったのですが、緊張してすぐに放してしまうという失敗をしていたので、今回はその失敗を繰り返さないよう頑張りました。

――見事に18中という結果ですが、ご自身ではどうですか

法大の時に最後の1本を外して、17中だったので、きょうも最後、1本外しはしましたが、死ぬ気で臨みました。

――チームとしては3試合目で初の勝利ということですが、いかがですか

1部リーグに上がって初めての勝利ということで勢い付いたかなと思います。最初の2試合とも負けできましたが、1週間挟んでいい流れに持ってこれたかなと思います。

――後半、調子が上がってきたなと思いましたが、気持ちを切り替えたりはしましたか

自分は淡々とルーティン(自分のやるべき事)をやっていました。大貫さんが途中から入り、しっかり詰めたというのがチームにとって大きかったかなと思います。

――次は桜美林大との対戦ですが

やるべき事をやるだけかなと思います。

関口優崇(先理1=東京・早大学院)

――きょうの試合を振り返って

やっぱり苦しい時もあったのですが、みんなで壁を乗り越えられたな、と感じました

――試合前の明大のイメージは

試合中でも凄く楽しそうにやっていて、1部(校)としての風格があるな、と思いました。

――1年生ながらリーグ戦に出場しつづけていらっしゃいますが

やっぱりとても自信になりますし、練習してきてよかったな、と思いました。

――今の自分の射の課題

うまく離れが出せないことが多いのでその誤差を少しずつ無くしていけたらいいな、と思います。

――今後のリーグ戦への意気込み

まだあと1試合残っているので皆中賞をとれるように頑張りたいと思います。