スケート部

2017.10.02

関東大学リーグ戦 対中大 10月1日 東京・ダイドードリンコアイスアリーナ

強豪・中大に敗北するも、収穫ある一戦

 前回の辛勝から2週間。関東大学リーグ戦(リーグ戦)5戦目で早大は強豪・中大と対戦した。序盤から激しい点の取り合いとなり、第2ピリオド(P)終了時点で、4ー4と互角の戦いを見せる。しかし第3P、キルプレー(PK)(※)で追加点を許すと、失点が続き敗北を喫した。それでも9月に行われた大学交流戦苫小牧大会では1点しか奪えず完敗した中大から、4点を奪えたということで攻撃面としては、悪くない結果となった。

 第1Pは開始早々に2点先制され、相手に主導権を握られるかと思われた。流れを変えたのは5分34秒、この日第1セットに変更となったFW矢島雄吾(スポ3=北海道・駒大苫小牧)が「練習通りいった」と語ったゴール。その後は粘りの守備で、PK時も失点を許さない。中盤に失点するも、セット変更が功を奏したようで、今度は矢島と代わって第2セットに入ったFW青木孝史朗(スポ2=埼玉栄)もネットを揺らす。ゴール前でしつこく攻め、こぼれ球を打ってゴールを決める、早大が理想とするかたちでの得点となった。

リーグ戦3得点目を挙げた矢島

 3ー2で向かえた第2P。リーグ戦ここまで3試合連続得点と好調FW飛田烈(商3=東京・早実)が、普段からよく練習しているというゴール裏からFW鈴木ロイ副将(教3=北海道・駒大苫小牧)のパスを受けてのシュートで、同点に追いつく。「調子はとてもよく、得点の感覚がだんだん身についてきたと思う」と試合後に語った飛田。4試合連続のゴールは貴重な同点ゴールとなった。10分ほどこう着状態が続き、後半、互いに一点ずつ加えたところで、第2P終了。勝負の行方は第3Pへと向かう。同点で向かえた第3Pは相手の猛攻に耐えるも11分45秒の早大のペナルティーにより均衡が崩れた。キルプレーで相手に得点を許すと、そのまま中大に流れを奪われてしまう。さらなる失点や反則も絡み、流れを奪い返すことができずに、試合終了のブザーが鳴った。今季、失点が多い上に、得点も少なく苦手としている第3Pでまたしても勝負が決まってしまった。

4試合連続ゴールを決めた飛田

 リーグ戦二つ目の黒星となったが、得点に関しては手応えも感じられた一戦だった。一方見えてきた課題は選手や監督が口をそろえていうように、守備力の強化である。次も、強豪・明大との対戦が待ち受けている。しっかりと課題を修正し全力で挑んでほしい。

※ ペナルティーによる退場で相手チームより人数が少なく、数的不利な状態をキルプレーと呼ぶ。

(記事 小林理沙子、写真 宮崎愛美、糸賀日向子)

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結果
早大 ピリオド 中大
2(11) 1st 3(14)
2(13) 2nd 1(12)
0(12) 3rd 3(10)
4(36) 7(36)
※( )内はシュート数
得点経過
チーム 時間 ゴール アシスト1 アシスト2 PK/PP
中大 1:10 沖澤 小野
中大 3:36 齋藤 坂本
早大 5:34 矢島 飛田
中大 12:22 齋藤 坂本
早大 18:13 青木 生江
早大 23:22 飛田 鈴木
早大 32:42 澤出 生江
中大 36:32 坂本
中大 52:02 宮本 植森 PK
中大 56:27 坂本 齋藤
中大 59:12 齋藤
※PKはキルプレー、PPはパワープレー、PSはペナルティショットを指す
 なお、PK/PPの表記は早大にとってPKに当たるかPPに当たるかを表記するものとする
早大メンバー
セット FW FW FW DF DF
飛田 鈴木 矢島 羽場 新井
青木 生江 澤出 篠田 ハリデー
伊東 前田 瀨戸 吉野 大崎
田中 高橋 小澤田 加賀美 野村
GK谷口

工藤哲也監督(昭63社卒=青森・八戸)

――中大相手に4得点しましたが、攻撃面を振り返って

得点は想定よりも取れたのでそこに関してはよかったです。ゴール前からのしつこい攻撃やゴール裏からの攻撃など、うちのやりたい攻撃ができていたので、点を取ることに関しては満足しています。

――飛田烈選手(商3=東京・早実)が4試合連続得点と好調ですが

彼はもともと実力のある選手ですし、その中で結果が出ていることが自信になって毎試合得点に絡めるようになってきているのかなと思います。

――前回の試合から2週間近く空きましたが、変えてきた部分はありますか

2週間の間、4試合の反省や次に向けた対策など、練習というよりはミーティングを重点的にして準備してきました。

――7失点でしたが、守りの面はいかがですか

シュート数としては両校同じなのですが点を多く取られているということは相手の方がシュートの精度が高かったということですし、特に最初の入りのところでそれに対応できていなかったです。中大相手ということで意識して消極的になる部分もあったので、そこは課題かなと思います。

――第3ピリオドでは力の差を感じましたか

結果としてこの得点差になったことは今の実力だと思いますし、そこに関しては同じことを繰り返さないようにして、中大とはまた二次リーグで当たるので、きっちり修正していきたいです。

――次の明大戦に向けて意気込みをお願いします

明大は中大と同じくらい実力のあるチームなので、守りに関しても攻めに関しても自信を持ってやっていけるように準備をしていきたいです。

FW飛田烈(商3=東京・早実)

――ゴールシーンを振り返って

相手のDF陣がもたついているのが見えたので、自分たちのセットのFW3人で運んでうまく取れました。その後、鈴木ロイ選手(教3=北海道・苫小牧東)からいいところに来たので、あとは落ち着いて決めるだけでした。

――4試合連続のゴールとなりますが自身の調子は

調子はとてもよくて、得点の感覚がだんだん身についてきたと思います。

――矢島雄吾選手(スポ3=北海道・駒大苫小牧)へのアシストもありましたが、セットが変わった矢島選手との相性は

矢島選手は、とてもスピードがあって、動き方もいいので、自分はそれに対して合わせるだけなので、連携はとてもいいと思います。

――中大から4得点得たことについては

攻撃面は機能していました。ワセダとしては、ロ―スコアで勝つのがシナリオなので、もう少しそこを改善していけたらなと思います。

――次の明大戦に向けて

今年まだ明大とやっていないのですが、しっかりビデオなどを研究して、セットミーティングを重ねて備えていきたいです。

FW矢島雄吾(スポ3=北海道・駒大苫小牧)

――きょうのゴールシーンは振り返っていかがでしたか

あのプレー自体は試合前に飛田(烈、商3=東京・早実)と話し合っていて、お決まりみたいに練習通りいったかなという感じです。

――関東大学リーグ戦で3得点目ですが、調子はいかがでしょうか

チームとしてやろうとしていることが個人でできているかなという感じです。たまたま点数を取っているだけでチーム全体としてかたちがいいのでたまたまそこに僕がいたというだけで、チームとしていいのかなと思います。

――セットが変更となりましたが、手応えはいかがでしたか

(セットを)変えてから2週間経って、話し合って結構セットを組み立ててきました。だからまあ思った通りのプレーはできたのかなと思います。

――中大からチームで4得点を奪ったことについていかがでしょうか

チームの方針としては失点を最小限に抑えて2点、3点で勝つというのがコンセプトなんですけど、早大の弱点として得点力がないということがあります。だから(中大から)4点取ったというのは評価していいと思うんですけど、それ以上に守りを強化していかないといけないなという印象が強いです。

――第3Pで大量得点をされてしまいましたが、力の差は感じましたか

チームとしてやっていることはそんなに差はないと感じたんですけど、やっぱり中大の選手は個人のスキルが上手い選手が多かったです。だからそういうところで一対一で負けてしまったりとか、ロングシュートを決められてしまったりとか、チームとしてというより個人の力の差を感じました。

――次の明大戦への意気込みをお願いします

明大とまだ1回もやったことがないので明大の今までの試合を分析してしっかりと準備をして勝てるように頑張っていきたいです。