庭球部

2017.10.02

楽天ジャパンオープン 10月1日 東京・有明テニスの森公園

「全てにおいて格上だった」――島袋・上杉組、本戦出場ならず

 大学生ペアとして予選WCを手にし、楽天ジャパンオープンに臨んだ島袋将(スポ2=三重・四日市工)・上杉海斗(慶大)組。勝てば本戦への切符を手にできる試合だったが、ストレート負けを喫し世界のレベルを見せつけられる結果となった。

 完敗だった。前日マックス・ミルネイ(ベラルーシ)・フィリップ・オズワルド(オーストリア)組をストレートで下した島袋・上杉組は、予選決勝でトリート・ヒューイ(フィリピン)・アディル・シャマスディン(カナダ)組と対戦。この日の相手も世界ランク100位以内の強敵であり、大学生ペアは「最初から思い切り気持ちをぶつけていこう」(島袋)と臨んだ。しかし、その出だしから波に乗れない。ファーストセットでは第1ゲームの上杉サーブを早々にブレークされてしまう。リターンゲームでも相手のサーブに苦しめられ、何とか返しても素早く詰めてくる前衛につかまりポイントが取れない。島袋サーブの第7ゲームでもリターンエースを取られるなどブレークを許し、「自分たちのやりたいプレーを先にされてしまった」(上杉)とラリーに持ち込んでも相手にうまく崩された島袋・上杉組はあっさりとこのセットを落とした。

サーブを返す島袋(右)と上杉

 セカンドセットは上杉がラブゲームでサービスキープし、上々の滑り出しに。しかし第3ゲームでは、ゲームポイントをにぎりながら、フットフォルトを含むダブルフォルトでポイントを献上して落としてしまう。次のリターンゲームでも0-30とリードを広げたが、相手の好プレーで流れをつかみ切れずにブレークできない。次の上杉サーブをラブゲームで落とすと、そのままキープキープが続いて2-6でセカンドセットも奪われた。試合を通してサーブやスマッシュでポイントを重ねる場面もあったものの、リターンゲームでは両セット合わせて6本しかポイントを取れなかった島袋・上杉組。ファーストサーブの確率でも自分たちを苦しめてしまった印象だ。「サーブリターンでの差だったり、ボレーのポジション、プレッシャーのかけ方であったり、全てにおいて格上だった」(島袋)と悔しさをにじませた。

敗北し相手選手と握手を交わす島袋(中央右)・上杉(右)組

 「こういう舞台で戦えるチャンスをもらえたからにはもっと堂々と戦いたかった」(島袋)――。さまざまな要因が重なって手にした予選WCだが、その機会を存分に生かせなかったという思いが強いようだ。しかし、世界レベルの選手たちと戦えたことが貴重な経験であることは間違いない。「これからの練習であったり試合であったりで、きょうの反省、悔しさをどんどん生かしていきたい」(島袋)。大学から世界へ羽ばたく、その先駆けとなってほしい。

(記事 熊木玲佳、写真 松澤勇人)

結果

ダブルス予選決勝

●島袋将・上杉海斗(慶大)2-6、2-6T.HUEY(PHI)・A.SHAMASDIN(CAN)

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コメント

島袋将(スポ2=三重・四日市工)

――まず予選WCの連絡がきた時はどのようなお気持ちでしたか

ATP500という自分がネットやテレビでしか見たことがない大会で、すごく大きい舞台ということは分かっていて、その予選に出られるということが決まった時は頑張らないといけないなと感じました。相手が誰であろうと自分より全然格上であって、逆にこういうチャンスはめったにないと思うので、とにかく自分のプレーがどこまで通じるかを意識して挑みました。

――きょうのダブルスの試合を振り返って

きょうの相手もすごく強い相手だということは分かっていたので、最初から思い切り気持ちをぶつけていこうと話していて。でも思った以上にきのう(の相手に)通じたことがきょう通じなくて、自分たちの得意なプレーも簡単に封じられて、なかなか自分たちのペースで試合を進めることができませんでした。リターンゲームもきのうは何回もブレークできたにもかかわらずきょうは一回もできなくて、やはりサーブリターンでの差だったり、ボレーのポジション、プレッシャーのかけ方であったり、全てにおいて格上だったなと痛感しています。自分もこれからこのような舞台で戦っていく上でああいう相手に対してしっかりやっていかなくてはいけないと思ったので、これからの練習であったり試合であったりで、きょうの反省、悔しさをどんどん生かしていきたいなと思います。

――その中ですぐに詰められるところ、強化できる点はどこだと思いますか

サービス力ですね。打とうと思えばもっと速いサーブが打てますが、確率がすごく下がってしまいます。ここにいる選手の人たちは速いサーブを打とうがすごく高いパーセンテージで入れてきて、それに比べると自分は60パーセントくらいのサーブでないと確率を維持することができないので。

――ご自身としてはチャレンジャーの予選決勝が最高だったと思いますが、このレベルの大会で今までやったことのないレベルの相手と対戦できたことはどのような経験になりましたか

相手だけではなくて施設であったり会場の雰囲気であったり、こういうところでやるのは初めてだったのですごく緊張したのですが、その中で自分のプレーをする難しさが・・・。慣れもあると思うのですが、こういう舞台で戦えるチャンスをもらえたからにはもっと堂々と戦いたかったなと思います。

――最後に、改めて来週の全日本大学対抗王座決定試合(王座)への意気込みをお聞かせください

今回はダブルスで慶大の上杉さん(海斗)とペアとして戦いましたが、決勝では早慶戦になると思います。準決勝は関大ですし、強い選手ばかりで初戦から気を抜けないので、相手が誰であろうと自分はリーグで何回か負けてしまったという反省を生かして王座では全勝を目指していきたいと思います。