バレーボール部

2017.10.02

秋季関東大学リーグ戦 10月1日 神奈川・小田原アリーナ

日体大に完敗 1部での勝利は未だ遠く

 またも届かなかった。秋季関東大学リーグ戦(秋リーグ)も4試合目を迎え、依然勝ち星のない早大は日体大と対戦。きょうこそ勝利をと意気込む選手たちであったが、立ち上がりから連続失点を喫し第1セットを大差で落としてしまう。第2セットでは24点を先取しセット奪取に王手をかけるも、相手の猛攻やペナルティで逆転を許すと、流れは早大に戻ることなく、セットカウント0-3(11-25、25-27、19-25)で完敗。念願の1部での勝利はまたも持ち越しとなった。

 「自分たちのしようとしたことが全然できなかった」と芹澤友希女子主将(スポ4=茨城・土浦日大)が悔やんだように、試合は開始直後から相手ペースで展開された。ブロックが高い位置で行われる1部リーグで、平均身長の低い早大が戦い抜くためには、スパイクが弾かれた時の反応、すなわちブロックフォローを徹底することが必要だった。選手たちもそれを自覚しており、高いブロックへの対策はしてきたという。しかし今試合、その成果は発揮されなかった。第1セットの序盤から2度のブロックポイントを献上し、早大が得意とするラリーに持ち込むことができない。また、相手からブロックアウトを取るためにブロックが薄くなる外側のコースにスパイクを打つことが求められたが、思うようなコースに打ち分けられず。浅野泉里(文4=岐阜)がコートの左右からスパイクを打つも、それ以上に失点がかさんでしまう。見る見る内に点差が開くと11-25の大差でこのセットを落とすこととなった。

連打で流れをつくった中川

 切り替えて臨んだ第2セット。今度こそ流れを渡さないとばかりに中川知香副将(スポ4=神奈川・川崎橘)が気を吐いた。夏の特訓で威力の上がったスパイクに加え、相手のいないスペースに的確にボールを落とすプレーを見せるなど、得点を量産。中盤に得点が並ぶ場面もあったが、ピンチサーバーとして入った梨本未央(社1=東京・駒場)がサービスエースも含めて5連続得点を挙げ、突き放す。ここで勢いに乗った早大は24-21で先にセット奪取に王手をかける。しかしあと1点が遠かった。「気持ちで押し返せなかった」(芹澤)と、ドリブル(ボールに二度触る反則)も含めた3失点で試合はデュースに突入。相手のサーブミスで1点を得るも、相手エースの猛攻に3連続失点。このセットも惜しいところで取り逃した。続く第3セット序盤はシーソーゲームの様相を呈すも、11-11の場面でミスからなる4連続失点で追う展開に。そのリードを詰められないまま、19-25で決着。これで秋リーグ3度目のストレート負けとなった。

連続得点のチャンスをつくったピンチサーバー梨本

 秋リーグも中盤に差し掛かろうという時期だが、未だ早大に白星はついていない。1部リーグでの勝利とは去年の春季関東大学リーグ戦以来縁が無く、選手たちにとって待望のものだ。来週は3連戦を控えており、体力の消耗も激しくなると予想される。しかしその3戦こそがこの秋リーグの正念場だ。まずは念願の1勝を。誰もがそれを待ち望んでいる。

(記事 坂巻晃乃介、写真 杉山睦美)

セットカウント
早大 11-25

25-27

19-25

日体大
スタメン
レフト 中川知香(スポ4=神奈川・川崎橘)

レフト 富澤結花(スポ2=東京・文京学院大女)

センター 浅野泉里(文4=岐阜)

センター 森佳央理(スポ3=群馬・高崎女)

ライト 井上裕利恵(スポ1=岡山・就実)

セッター 芹澤友希(スポ4=茨城・土浦日大)

リベロ 河治えみり(社1=北海道・旭川実)

コメント

芹澤友希主将(スポ4=茨城・土浦日大)

――きょうの試合を振り返って

やっぱり第1セットの出だしから気持ちが弱くて、自分たちがしようとしていることが全然できなくて。気持ちの差が出た試合でした。

――第2セット序盤は先行していましたが

ちょっと気持ちを入れ直してやったんですけど、やっぱり相手の方が強い気持ちを持ってて。自分たちはそれに押されたというか、コートの中で気持ちで押し返しきれなかったなと思います。

――24点を先制したのにセットを取られたのはそういった点があったからでしょうか

そうですね。

――技術的にはどのような点に問題がありましたか

サーブが攻めきれて無いところとか、自分たちの強みが粘りなのに、レシーブをポロポロ落としてしまったり。あとはずっと練習してきていたブロックフォローとかをポトポト落としてしまったのもよくなかったです。それとブロックアウトできない中のコースに打たせるトスを上げてしまったのもよくなかったと思います。

――最近は井上裕利恵(スポ1=岡山・就実)選手のスパイクも見られますが、トス回しに変化はありますか

どうしてもずっと(ディフェンスが)2枚だときついですし、井上もきのうの試合くらいから決めてきてくれているので、そこに何本か上げて少しでもブロッカーを分散させられればと思ってトス回しをしてます。

――きょう事前に立てていた対策などはありますか

相手のコール(声で相手にプレッシャーをかける行為)がすごいので。それを逆に自分たちもやろうとは心掛けました。あとサーブの狙いもしっかり決めてましたし、相手は速攻が多いので、ブロックでワンタッチとるとか、相手のよく打つコースはレシーブできるようにしてたんですけど、ラリーが続いてるとなかなかそれも上手く行かなかったなと思います。

――全体的にチームのレシーブはどうでしたか

第2セットでスイッチが入った時は、どんなボールも取りにいくという風に粘れていたと思うんですけど、相手が(思ったところと)違うところに打ってきたりすると対応しきれない部分が出てしまったなと。フェイントとかにワンタッチ取れない場面もあって。でも気持ちの問題だなと思います。

――来週の試合に向けて意気込みをお願いします

来週は3戦あって、疲労もたまってくると思うんですけど。その3戦が大事になってくると思うので、もう一度練習から気合いを入れ直してやりたいです。相手がどうこうではなく、自分たちがどうしたいかというのをしっかり決めて、それを試合で出せればいいかなと思います。

中川知香副将(スポ4=神奈川・川崎橘)

――きょうの試合を振り返って

1セット目走られてしまって自分自身焦っていました。2セット目も前半はこっちが走ってリードをつくったのに、後半で追いつかれてしまっているので、自分たちの力不足を感じました。自分たちが練習でやってきたことを突き詰めてやれなかったのがよくなかったです。

――チームとして攻撃が通っていない部分が目立ちました

1部はブロックが高くて、2部で通用していたものが1部では通用しないということは分かっていました。その上でブロックアウトなどの練習もしていたのですが、その練習が生かせていなくて、本番になると中に打ってしまっていました。次も絶対にブロックは高いと思うので、外に外に打つようにしたいです。

――2セット目は収穫も課題も見られるセットとなりました

最後に取りきれなかったことは実力不足だと思うのですが、出だしで走れたことは良かったと思います。

――ご自身のプレーを振り返って

身長がなくて、1部でアタッカーをやった経験もないので、思いっきりやるべきでした。練習ではできていたブロックアウトなどが全然できていなかったので、そこを修正したいです。

――次週へ向けて

自分たちは2部から上がってきて、怖いものはないというか、挑戦者という立場です。失うものは何もないので、全員で思いっきり戦ってまずは1部での1勝を取りたいと思います。