ソフトボール部

2017.09.30

第49回秋季リーグ戦 9月30日 埼玉・早大所沢グラウンド

散発7安打。伊藤の好投むなしいリーグ戦2敗目

TEAM
東京富士大
早  大
●伊藤、坂―加藤
◇(二塁打)落合

 秋季リーグ戦(リーグ戦)4戦目のこの日は、東京富士大を対戦相手に迎えた。昨季は予選リーグ全勝の好成績を残している。しかも、5試合で26得点も上げている。立ちはだかる大きなカベに、早大は向かっていった。試合は、安打数では上回ったものの、好機であと一本が出ず。伊藤貴世美(スポ1=千葉経大付)の好投むなしく、完封負けでリーグ戦2敗目を喫した。

 リーグ戦初の完封負けを喫したこの試合。実は、安打数では東京富士大を上回っていた。高めに浮いた球を狙うように指示された早大打撃陣。前回の試合で打てなかったという相手投手のドロップボールを捨て、甘い球を上から叩いた。この指示がうまくはまり、計7安打を放つ。5回まで、毎回のように得点圏に走者を進め、一気に攻め立てた。「(相手投手は)ピンチのとき、いつも以上に集中して投げてくる」(加藤千陽女子主将、スポ3=愛知・星城)。しかし、要所を締める相手投手の巧みな投球術を前に、攻撃の勢いは沈んだ。特に、これまで投じてこなかったライズボールに苦戦し、好機でフライを上げてしまった。「なぜ打てなかったのかを、これから考えていきたい」と好機で凡退した加藤は悔しさをにじませた。

好機を生かせず。今季、初めて無得点に抑えらてしまった

 縦や横の変化に加え、タイミングをずらす投球術で打者を翻弄(ほんろう)する伊藤。リーグ戦4試合目のこの日も、その持ち味を存分に発揮した。長打こそ許したものの、大崩れすることなく淡々と内外のコーナーへ投げ続ける。途中、投球のテンポを変えながら、打者のタイミングをずらすことも意識。その術あってか、ライズボールも生きて、相手に思い通りのプレーをさせなかった。しかし、4回のピンチではボールが目立ち、カウントを取りにいったストレートを痛打される。「ストライク先行の投球をしなければいけなかったということがきょうの反省点」(加藤)。課題が露呈することとなったが、6回2失点で、伊藤は先発投手としての役割を十分に果たした。そして、後の7回を託されたのが、公式戦初登板となった坂ひらり(スポ1=愛知・星城)。伸びのあるストレートを軸に組み立てる投球が強みの投手だ。「特に(緊張は)しなかった」(坂)と堂々と投げ込み、1回を三者凡退の完璧な内容で抑え、初登板を飾った。

嬉しい公式戦初登板の坂。冷静かつ丁寧に投げ抜いた

 勝ち越さないと、勢いというのもついてこない」(加藤)。現在、リーグ戦2勝2敗という戦績の早大。リーグ戦の最終順位が決まるページシステムに向けて、チームを勢いづけるためにも、あすの最終戦は負けられない。何としても日体大に勝ち、ページシステムでは1つでも上の順位を狙いたいところだ。

(記事 本田京太郎、写真 望月優樹)

コメント

加藤千陽女子主将(スポ3=愛知・星城)

――きょうの試合を振り返ってみていかがですか

東京富士大よりも早大の方が安打が多かったように、伊藤がすごく打たれて失点したという印象はないですが、相手が得点圏に走者を置いて少ないチャンスを確実に生かして得点していたのでそれが早大にできていない点なので、相手から学ばせてもらった試合でした。

――配球で意識していたことはありますか

東京富士大は選手層が広く、多彩な攻め方をしてくるので、緩急を使ってチェンジアップだったり、(伊藤は)ライズボールがいいのでそれを使ったりしました。相手に思いっきり振らせないとか、やりたいことをやらせないことを意識して臨みました。投げるテンポを速くしてチェンジアップを有効的に使ったり、チェンジアップが決まるからこそライズボールがさらに良く見えたりするので2人で話し合いながらできたと思います。

――バッテリーでの課題というのは

長打を打たれた時は、ボールが先行して、ストライクが欲しいところで変化球ではなくストレートでストライクを取りにいってました。打者は速い球にタイミングを合わせてくるので、その結果打たれてしまいました。ストライク先行の投球をしなければいけなかったということがきょうの反省点だと思います。

――相手投手の印象はいかがですか

半年前の試合では、全く打てなくて、その時はドロップボールが良い球でした。きょうは低めではなく、ひざ上からベルトラインを狙っていこうということでやりました。しかし、きょうは今まで投げていなかったライズボールを投げてきていました。ライズとドロップを組み合わせていて、安打は生まれるものの連打が出ないというのがありました。相手がピンチのときはいつも以上に集中して投げてくるので、勝負のところで打てなかったというのがあります。まだページシステムとか他の大会とかで相手投手と対峙する機会はあるので、なぜ打てなかったのかを考えたいです。

――では最後に日体大戦への意気込みをお願いします

日体大は一人一人が上手で、投打ともに格上のチームです。今、早大は2勝2敗なのですが、日体大に勝てば3勝2敗という結果以上にプラスになります。リーグ戦で勝ち越さないと、勢いというのもついてこないと思うので、今はできることを全員で全部出して臨みたいと思います。

坂ひらり(スポ1=愛知・星城)

――公式戦初登板となりましたが、緊張はありましたか。

いや、特に無かったです。

――自身の今日の投球を振り返って、いかがでしたか。

先頭バッターに対しては自分の中であまり良いボールが行かなくて、どんどん投げていくうちに自分の調子が上がっていったのが良かったと思うんですけど、それを調子が上がった状態で最初からマウンドに上がれるようにしたいです。

――自分の投球における武器を教えて下さい

自分はストレートが伸びのある球なので、今後それをもっと磨くと共に、それを活かせる変化球を投げていきたいです。

――その武器が今回の登板で通用したという手応えはありますか。

ストライクを取りに行く球としてはそれを使えていたのですが、打ち取る球としては、それが抜けたのを打たれてしまっていたりするので、その球で打ち取れるように改善していきたいなと思います。

――今季の個人の目標を教えて下さい

今回が初登板ということで試合の経験があまりないので、どんどん公式戦で登板して、チームの勝利に貢献していきたいなと思います。<p>

――次の登板に向けての意気込みをお願いします。

今回は準備が万全でなかったので、自分が投げる予定がなくても準備をして、もっとコントロール良く投げたり、守備が守りやすいピッチングをしていきたいなと思います。