野球部

2017.09.25

東京六大学秋季リーグ戦 9月24日 神宮球場

岩見弾で一時は逆転も逃げ切れず/法大2回戦

 ※規定により9回引き分け

法大2回戦
慶 大
法 大
(慶)津留﨑、髙橋佑、髙橋亮-郡司
◇(本塁打)岩見2号2ラン(三塁打)柳町(二塁打)郡司

 1回戦での大敗から一夜。法大との2回戦に臨んだ慶大は、5回に守備の乱れも生じ、犠飛により先制点を取られる。しかし、その裏、柳町達(2年)の同点打、さらには岩見雅紀(4年)の勝ち越し2点本塁打で試合をひっくり返す。2点のリードを得た投手陣。だが、投手陣にこのリードをも守り切れない。8回に追いつかれ、頼みの打線も淡白な攻撃にミスも生じ、投打の歯車が噛み合わない。終わってみれば3ー3。最終的に負けなかったことが幸いだが、慶大にとっては十分勝ち切ることができた試合だった。

 この日、先発を任されたのは東大2回戦で初勝利を挙げた津留﨑大成(2年)。威力のある直球と落ちる変化球を駆使し、相手のバントミスなどによるちぐはぐな攻撃にも助けられながら、要所を締めていく。5回に犠飛で先制を許すものの、その後のピンチでは真っ向勝負。見事後続を断ち切った。津留﨑は6回に死球で出した走者を犠打で送られたところで降板。継投の策に出る。しかし、ここで粘り切れないのが慶大の現状。マウンドを引き継いだ髙橋佑樹(2年)が踏ん張り切れず、得点を許す。7回からは1回戦で先発した髙橋亮吾(2年)をマウンドに送り、勝利への執念を見せるが、ベンチの思いもむなしく8回に同点を許す。最終回もピンチを迎えるがここは髙橋亮の意地が勝ったか。満を持して打席に立った法大・森龍馬主将(4年)を自慢の真っすぐでねじ伏せ、引き分けに持ち込んだ。この試合は3投手の継投となり追いつかれはしたものの、3投手とも2年生ゆえの伸びしろを感じることもできた投球だった。

重苦しい空気を吹き飛ばしたのは柳町のバットだった

 一方、打線は春季リーグ戦でも対戦したサブマリン・長谷川裕也(4年)を攻略すべく、打線を組み替え、左打者を多く並べたオーダーで臨むものの、下手投げからの小気味良い投球の前に5回まで手も足も出ない。そんな重苦しい状況の中、慶大打線に火をつけたのが柳町だ。この試合初めて得点圏に走者を置いた好機で打席に立った柳町が右中間を真っ二つに割る適時三塁打でまずは同点に追い付いた。なおも好機で2死三塁の好機。続く押せ押せムードの中、これまで通算15本のアーチをこの神宮で描いてきた千両役者、岩見が燃えないわけがない。豪打一閃。振り抜いた打球はたちまちスタンドへと消え、これまで立ち込めていた暗雲に光が差した。しかし、後を受けた法大リリーフ陣を打ちあぐねる。得点圏には走者を進めるものの、あと一本が出ない。慶大を照らした光は、球場を取り巻く天候が曇っていくように雲に隠れてしまった。

岩見の今季2号となる一発で一時はリードを奪った

 投手陣同様、1回戦で当たりのなかった岩見、郡司裕也(2年)両選手に長打が出たのは3回戦を迎えるにあたり大きな収穫と言えるだろう。しかし、今節でまだ勝利のない現状に変わりはない。勝ち点獲得まではここから2勝しなければならない。大敗を喫した1回戦から修正してきたとは言えるが、まだまだ整備可能な投手陣、『点』を『線』に変えたい打線と改善点はまだ多い陸の王者。チーム状態は決して良いとは言えないが、3回戦はどんなかたちであれ勝利を収め、勝ち点を懸けて戦う4回戦へと持ち込みたい。

(記事 遠藤伶、写真 森迫雄介、佐藤詩織)

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