バレーボール部

2017.09.24

秋季関東大学リーグ戦 9月24日 東京・青学大記念体育館

かつてのライバル松蔭大に完敗

 開幕戦で強豪・筑波大から1セットを奪い、波に乗る早大。この日は松蔭大と対戦した。2年前までは2部で優勝争いを繰り広げていた両校だが、松蔭大は今季の東日本大学選手権でベスト8に入るなど着実に力をつけてきている。昨季の秋季関東学生リーグ戦でストレート負けを喫して以来、約1年ぶりのマッチアップ。リベンジを果たすべく臨んだが、セットカウント0-3(18-25、14-25、20-25)で敗れまたしてもライバルの背中が遠のいた。

 松蔭大は攻撃のチーム。特に春季関東学生リーグ戦でベストスコアラー賞を獲得した古谷ちなみ(3年)、スパイク賞を獲得した渋川小夏(3年)のダブルエースは脅威だ。第1セット、立ち上がりから守りに入ってしまいいきなり5点を奪われる。それでもすぐに攻撃に切り替え、井上裕利恵(スポ1=岡山・就実)が好サーブを連発。相手に三段攻撃をさせず、ラリー戦に持ち込みミスを誘う。8連続得点で逆転に成功した。しかし、中川知香副将(スポ4=神奈川・川崎橘)が「どの選手も打ってきていてブロックが絞りづらかった」と語るように、古谷、渋川はもちろんミドルアタッカーからもクイックやフェイント攻撃を仕掛けられ、再び松蔭大のペースに。ブロック、スパイクレシーブ共に機能せず、反撃の糸口が見つからないまま18-25で最初のセットを落とした。

 夏に打力を上げた中川はきょうも奮闘した

 第2セット、攻めの意識で臨んだが、いつもの『粘り』を発揮できない。相手のはじいた打球を拾い次の攻撃につなげるという意図した組み立てができず、ことごとく二枚ブロックにシャットアウトされてしまう。特に得点源であるエース森佳央理(スポ3=群馬・高崎女)には徹底したマークがつき、得点が伸びなかった。見せ場のないまま王手をかけられ、迎えた第3セット。ここでも松蔭大の多彩な攻撃パターンを攻略できず大きなリードを奪われるが、早大も終盤で意地を見せる。この試合を通じて孤軍奮闘した中川だけでなく、浅野泉里(文4=岐阜)、富澤結花(スポ2=東京・文京学院大女)もスパイクを決め食らいついた。しかし及ばず、ストレート負け。1年前同様、完敗だった。

 好調の浅野

 「自分たちの強みである粘りを出せなかった」(中川)、「自分たちの粘りのバレーができなかった」(井上)。足りなかったのは『粘り』。体格、技術共に格上の相手がズラリと並ぶ1部リーグにおいて、攻守にわたる粘りなしに勝機は見えてこない。秋の戦いはまだ始まったばかり。まずは、昨年5月以来となる1部での白星をつかみにいく。

(記事 川浪康太郎、写真 坂巻晃乃介)

セットカウント
早大 18-25
14-25
20-25

松蔭大
スタメン
レフト 中川知香(スポ4=神奈川・川崎橘)
レフト 富澤結花(スポ2=東京・文京学院大女)
センター 浅野泉里(文4=岐阜)
センター 森佳央理(スポ3=群馬・高崎女)
ライト 井上裕利恵(スポ1=岡山・就実)
セッター 芹澤友希(スポ4=茨城・土浦日大)
リベロ 河治えみり(社1=北海道・旭川実)
コメント

中川知香副将(スポ4=神奈川・川崎橘)

――試合を振り返って

きのうは高さがない分拾って拾ってというかたちができていたのですが、きょうは自分たちの強みである粘りを出せなかったです。

――松陰大は多彩な攻撃が目立ちましたが、印象はいかがでしたか

思った以上に速かったというのと、この選手がずっと打つとかではなく、どの選手も打ってきていてブロックが絞りづらかったです。

――かつてはライバルだった相手ですが、今回戦ってみて力の差は感じましたか

勝ちたい相手だったのですが、松陰大はずっと1部でやってきていて、経験の差は感じました。ただ自分たちが守りに入ってしまったのが敗因だと思います。

――ご自身のスパイクは好調に見えますが

ブロックが空いた時はうまく打つことができているのですが、2枚そろった時にブロックされてしまうので、2枚そろった時にもう一度もらって違う攻撃に入るとか、いろんな攻撃を工夫してやれればよかったかなと思います。

――チームもしてはどんな攻撃の組み立てをしていきたいですか

粘りというコンセプトがあるので、1回で決めるつもりではなく何回も何回も打って拾うという、スパイクの面でも粘りを出せていけば勝ちにつながると思います。

――来週の試合に向けた意気込みをお願いします

自分たちは2部から上がってきていて、来週も格上が相手になると思うのですが、守りに入らず攻めて拾って粘って、自分たちのバレーをしたいです。

井上裕利恵(スポ1=岡山・就実)

――きょうの試合を振り返って

きのうと比べて自分たちの粘りのバレーができなかったなと。相手に押される形のバレーになってしまったので、来週もう一回きのうときょうの試合をミーティングでしっかり見て、どんな状態でも自分たちのレシーブで粘れる試合運びをしていきたいと思います。

――サーブを夏に強化したと伺いましたが、そのサーブについては

春リーグからサーブの強化はずっとしてきたんですけど、まだまだ攻め切れてなくて、相手にコンビを組まれていたので、もう一回サーブを攻めて崩していけたらなと思います。

――きょうはできていませんでしたか

第1セットの前半はできていたと思うんですけど、全体としてはまだまだ全然攻められてなかったです。

――他に夏の期間に強化してきたことはありますか

サーブとレセプションを強化してきました。秋リーグではしっかりそれを出せるように頑張りたいです。

――チーム全体としてブロックが決まっていないように見えましたが

やっぱりサーブで攻めれてない分、相手にいい状態でトス回しされて、ブロックも絞り切れてなかった部分があったので。自分たちは背が低い分サーブで崩してブロックを絞れる状態に持っていけるように、やっぱりサーブが課題だと思います。

――来週の二戦に向けての意気込みをお願いします

今週出た課題をしっかり克服して、来週は勝っていきたいと思います。