野球部

2017.09.24

東京六大学秋季リーグ戦 9月23日 神宮球場

1点を守り切れずまさかの逆転負け/立大1回戦

立大1回戦
早 大
立 大 ×
(早)●小島、早川-岸本
◇(二塁打)福岡

 明大戦で勝ち点を落とし、この先優勝争いに絡むためには後がなくなった早大。絶対に負けられないヤマ場で、昨季王者である立大との対戦に臨んだ。初回に先制点を挙げると、先発を任された小島和哉(スポ3=埼玉・浦和学院)が立大打線を1点に抑える好投。同点で迎えた7回表に敵失により勝ち越しに成功するものの、8回に失策から逆転され、3-4で痛い黒星を喫した。

 初回、一塁に走者を置くと、今季好調の福岡高輝(スポ2=埼玉・川越東)が内に入ったカーブを引きつけて左越えまで運ぶ適時二塁打で1点を先制する。しかし2回裏に1死一、三塁から犠飛で同点とされると、ここから互いに一歩も譲らない投手戦へ。小島はスライダーを駆使した投球で8つの三振を奪い、自身も「良いペースで投げられていた」と振り返る好投を見せる。一方の早大打線は、ストライクゾーンいっぱいに投げ込むキレのある直球とスライダー、チェンジアップといった変化球を操る立大の左腕・田中誠也(2年)に、6回までに10個の三振を献上。5回表には安打と四死球で2死満塁に持ち込むが、開幕後いまだ無安打の加藤雅樹(社2=東京・早実)が見逃し三振に倒れ、勝ち越しとはならなかった。

初回に左越え適時二塁打を放ち先制点をもたらした福岡

 試合が動いたのは7回、檜村篤史(スポ2=千葉・木更津総合)が初球を中前に打ち返し出塁すると、投手からのけん制球を一塁手が弾く隙に二塁へ。長谷川寛(社4=宮城・仙台育英)の一ゴロの間に三塁へ進むと、今度は捕手からのけん制が三塁手の頭上を越え、その隙に生還。ロースコアでの決着が予想されただけに、この2つの敵失で運良く得た1点に早大側は沸き立った。しかし8回裏の守りでは先頭打者の平凡な遊撃への当たりを檜村が一塁へ悪送球してしまい、今度は自分たちがミスからピンチを招く。そこから四球と犠打で1死二、三塁と好機が広がり打席には5番・飯迫恵士(3年)。小島は内角への134キロ直球で完全に詰まらせたが、力ない小フライは不運にも小島と三塁手・織原葵(社4=東京・早実)の間に落ち、まさかの同点に。すると6番・大東孝輔(4年)には真ん中高め138キロの直球を中越えに運ばれ勝ち越しの2点適時三塁打。逆転を許した。なんとか同点に追いつきたい9回の攻撃、代打・山田淳平(教2=東京・早実)のリーグ戦初安打となる内野安打を皮切りに無死満塁とするが、2番・宇都口滉(人4=兵庫・滝川)が二ゴロ併殺に倒れ好機を生かせず。この間に三塁走者が生還し1点差としたものの、最後の打者が一ゴロに倒れ試合終了。接戦を制することはできなかった。

詰まらせた打球は小島と織原の間に落ち、小島は思わずへたり込んでしまった

 虎の子の1点を守り切れず、またしても接戦に敗れた早大。相手がミスで勝ち越し点を献上してくれたにもかかわらず、失策から逆転負けを喫した。この日の小島を初め投手陣は最少失点に抑えられているが、野手が攻守両面で投手の頑張りに応えられていない印象は拭えない。今季一番の正念場、ここでの連敗は優勝争いからの脱落を意味する。まずはあす、確実に勝利をつかみ、優勝への気概を示す。

(記事 村田華乃、写真 三浦遥、松澤勇人)

黄字は打点付き

早大打者成績
打順 守備 名前
(右)左 長谷川寛 .300 三振    三振    投犠    一ゴ    犠失
(二) 宇都口滉 .357 四球    三振    死球    右安    二併
(一) 福岡高輝 .438 左2    三振    四球    右飛    四球
(左) 加藤雅樹 .000 四球       三振 三振       右飛   
  八木健太郎 .000                           
  小藤翼 .100                         一ゴ
(三) 織原葵 .125 三振       三飛    中飛    四球   
(中) 三倉進 .188 三振       一失    右飛    一飛   
(捕) 岸本朋也 .000    遊ゴ    中飛    三振    一ゴ   
(遊) 檜村篤史 .286    三振       三ゴ    中安      
  山田淳平 .500                         遊安
  小野寺旭                           
(投) 小島和哉 .400    中飛       左安    投飛      
  早川隆久                           
  熊田睦 .000                         死球
  戸谷光助                           

早大投手成績
名前
小島和哉 7 1/3 3.94
早川隆久 2/3 0.00
東京六大学秋季リーグ戦星取表(9/23時点)
順位 明 大 立 大 慶 大 法 大 早 大 東 大 勝ち点 勝率
明 大 9/30
10/1
10/7
10/8
○8-4
○9-4
○3-0
●8-13
○3-2
10/21
10/22
.800
立 大 9/30
10/1
10/14
10/15
10/21
10/22
○4-3
9/24
○4-1
○8-1
1.000
慶 大 10/7
10/8
10/14
10/15
●0-8
9/24
10/28
10/29
●2-5
○4-1
○13-10
.500
法 大 ●4-8
●4-9
10/21
10/22
○8-0
9/24
10/14
10/15
10/7
10/8
.333
早 大 ●0-3
○13-8
●2-3
●3-4
9/24
10/28
10/29
10/14
10/15
9/30
10/1
.250
東 大 10/21
10/22
●1-4
●1-8
○5-2
●1-4
●10-13
10/7
10/8
9/30
10/1
.200
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コメント

髙橋広監督(昭52教卒=愛媛・西条)

――守り勝てずといったところでしょうか

ああいうところ(8回裏無死)でエラー出たらね。出ると負けではないけど。同点になった当たりもアンラッキーですよね。ピッチャー打ち取ってるだけに。あれカーンと打たれてたら小島(和哉、スポ3=埼玉・浦和学院)あそこで代えてたんですけどね。負けるときって巡り合わせも悪いですよね。

――攻撃では立大・田中誠也投手(2年)に苦戦しながら相手のミスに助けられる場面が多々ありました

ああいうラッキーな勝ち越し点もらったわけだから、その虎の子の1点を守り切らなきゃいけないんですけど。(8回の守りからベンチに下げた)加藤(雅樹、社2=東京・早実)も1点リードしたから守りに入って代えたんですけど、最終回に代えた加藤の打順まで回ってくるんですよね。

――小島投手は非常に調子が良かったと思います

良かったですね。良かっただけに、失点もエラー絡みだっただけに代えられないですね。同点も打ち取った当たりですから。

――その投手の頑張りに応えられず、守りのミスから逆転を許してしまいました

向こうだってエラーで撒いた負けなんですよ。あれだけの投手戦してるわけじゃないですか、1点勝負ですよね。我々1点もらったわけですから、それを守り切らないと。

――最終回の攻撃では満塁の好機をつくり粘りを見せました

そうですよね。あそこ満塁から外野フライかなんかで1点入って、勝ち越しはなくとも同点まではいきたいです。最後あそこが本来なら加藤ですからね。

――加藤選手はいまだ無安打ですが、状態についてはどうご覧になっていますか

左ピッチャーが続いてたんでね。でも最後は中川(颯、立大1年)からいい当たりもしたんでね。いい感じでは終われたんじゃないですかね。

――現状では4試合で1勝3敗と出遅れていますが、そのことについては率直にいかがですか

仕方ないんでね。一戦一戦あとを大事にやるしかないですね。

小島和哉(スポ3=埼玉・浦和学院)

――試合を終えて率直な感想はいかがですか

味方が最終回に1点取った分、あの場面(8回)で自分が抑えていれば、という気持ちです。あそこで粘れないといけないなと感じています。

――勝ち越しの三塁打を打たれた球は高めの真っすぐでした。あれは失投ですか

あの場面、外野フライは打たせたくなかったので、バッターがバットを長く持っていたこともあって、チェンジアップは拾われるな、と。そこで後悔しない球は何か考えたときに、真っすぐだったので投げたのですが、それを打たれてしまったので後悔はない反面、もっと地力をつけなければいけないなと思います。

――8回裏は1点差、打順も主軸に回る場面でした。その点は意識していましたか

その前までは良いペースで投げられていたので、それを続けていけば打ち取れると思っていました。

――無死一、二塁となった場面、マウンドでは髙橋広監督(昭52教卒=愛媛・西条)からどういった話がありましたか

「任せたぞ」と言ってもらいました。だからこそ何がなんでも抑えたいなと思ったんですが・・・

――きょうは左打者に外のスライダーがよく決まっていました

そうですね。インコースにしっかり投げられていた分、(スライダーが)より生きたと思います。

――勝ちに恵まれない試合が続きますが、あす以降、どういった投球をしていきたいですか

チームに勝ちをもたらすことのできるよう頑張りたいです。

檜村篤史(スポ2=千葉・木更津総合)

――明大戦を終えて安打は1本でした。当たりが出ていないことへの焦りは感じていましたか

自分のできることをやろうと思っていました。焦りもあったんですけど、打てなくても自分を追い込まないようにしていました。

――安打が出た7回は先頭打者でしたが、どんな気持ちで打席に向かいましたか

前の打席でチェンジアップを引っ張ってサードゴロだったので、しっかり逆方向を意識して。

――初球を打ちましたが、狙い球だったのでしょうか

いや、とりあえず来た球を打とうと思っていました。(打った球は)チェンジアップです。

――出塁後はけん制でミスを誘い一時同点となる2点目のホームを踏みました。リードは広めにとっていたのでしょうか

そうですね、少し広くとっていました。それで警戒されて、少しでもミスを誘おうと意識していました。

――守備についてうかがいます。2回には三遊間を破りそうな打球に追いつき、内野安打を阻止しました

あれは織原さん(葵、教4=東京・早実)が(ボールに)触ってくれたおかげでアウトにできたので。

――4回では二遊間抜けそうな打球を捕ったものの、送球ミスで出塁を許してしまいました

4番打者だったので、三遊間寄りに守っていて打球に追いつくのが遅れてしまって。無理して投げたんですけど。

――8回では失策を出てしまいました

前に詰めたんですけど、ランナーの足が速くて。急いで投げたらああなってしまいました。

――この失策も絡んで、この回逆転されたことについて

自分自身がやってしまった、という気持ちが大きくて。責任を感じました。

――きょうのご自身の守備を総合的に見ると

取れるところをしっかり取る、というのをやらなきゃいけなかったんですけど。8回も、大事な場面でエラーしてしまったので申し訳ないと思っています。

――負けられない試合が続きます。明日以降への意気込みをお願いします

きょうエラーした分もしっかりカバーできるように、守備でもしっかりアウトを取って、少しでも勝利に貢献できたらいいなと思います。