馬術部

2017.09.20

第64回全学習院対全早稲田定期戦 9月16日、17日 東京・学習院大目白キャンパス馬場

プレッシャーに打ち勝ち、つかんだ10連覇

 ことしで64回目を数える伝統の一戦、全学習院対全早稲田戦。この試合は現役部員だけでなく、高校生やOBによる競技を含んだ6競技を行い、勝ち点を争う。ここまで学習院大に対し9連勝している早大馬術部。今大会では序盤の馬場馬術競技(馬場)から順調に勝ち点を獲得し、見事大会10連覇を達成した。

 

第1競技の馬場では三川莉奈主将(基理4=東京・東農大一)が得点率62.083%を出して見事1位となり、勝ち点3を奪う。続く第2競技でも勢いに乗ったまま、山下大輝(スポ1=宮城・東北)、福田かおり(スポ3=神奈川・公文国際学園)が得点率60%超えを果たし、早大勢が1位2位を占めてここでも早大が勝利を収めた。第三競技は小障害飛越競技。福田がこの種目で唯一の総減点0で走行し、三川は最終障害で障害減点が付いたものの、減点4の3位につけ、勝ち点を得た。1日目の競技を終えた時点で早大は7-3と大きく学習院大を突き放し、10連覇に向けて順調な滑り出しを見せた。

第1競技で見事首位となった三川主将とカプチーノA

 降り続く雨の中行われた2日目。第4競技の高校生による障害飛越競技、第5競技のOBOGによる障害飛越競技では勝ち点を奪われてしまう。迎えた最終競技の中障害飛越競技。石山晴茄(スポ2=茨城・つくば秀英)がミスなく走行すると、続く山田瑞月(創理4=栃木・立教英国学院)は減点を1に抑える走行を見せ、この競技も勝利する。最終的に勝ち点を12-8とし、早大の10連覇で幕を閉じた。

減点0で走行した石山とゾビオン

 「負けられないという思いがあった」と試合後に三川が語ったようにプレッシャーのかかる中、見事10連覇を果たすことができた。試合中に選手に声をかける様子も見られ、まさにチーム一丸となってつかみ取った勝利であると言えるだろう。11月には兵庫県で全国の精鋭が集う全日本学生大会が行われる。今回の勝利がこれから始まる戦いの自信となるに違いない。

(記事 佐藤詩織、写真 喜柳純平、佐藤詩織)

コメント

三川莉奈主将(基理4=東京・東農大一)

――馬場を振り返っていかがでしょうか

先週末の調整試合であまりいい動きができなくて、不安でしたが、今週の練習ではいい状態になりました。どうなるかなという感じで準備運動をして本番に臨んだのですが、馬が動いてくれたのであとは自分が細かいところを繊細にできたらいいなと思います

――1位という結果についてはいかがでしょうか

嬉しさはありますが、今回は頭数が少ないですし、全日本になると40頭の中で上位を狙っていかなければならないので、このまま前に進みたいなと思います。

――小障害にも出場されましたがその経緯は

高校生のときに障害を少しやっていたこともあり、障害の試合にも年に2、3回出ていることからみんなで話し合って決めました。特に方向転換したというわけではないです。

――今回10連覇を達成されましたが

9連勝している時点でプレッシャーと言いますか、負けられないという思いがあったのでよかったです。

――チーム状況はいかがでしょうか

試合に出ている人は少ないですが、20人ほどの部員がいて、その中でチームとして1つにまとまるのは難しいと感じています。結果はもちろんですが、気持ちの面で1つになれれば結果に繋がるかなと考えていますが、完璧になるのは難しいですね。

――次戦に向けて一言お願いします

全日本学生大会は集大成となる試合なので、馬の力を出してあげて自分も全力を出し切りたいです。

石山晴茄(スポ2=茨城・つくば秀英)

――馬場を振り返っていかがでしょうか

練習の試合にも出させていただいたのですが、その中で1番悪い内容になってしまって、馬がまとまりきらないわけではなかったのですが、練習馬場で練習しながら最後の方で人間と馬がバラバラになってしまってそこはまとめたままいけたらなと思います。

――練習の段階でうまくいかなかったという感じでしょうか

そうですね

――小障害で他の選手に声をかけている様子が印象的だったのですが

練習を一緒にしてきて、調子が悪いときもありここまで不安も大きかったのですが、入厩してからはどんどん調子が良くなってきて、いい結果を出したいなと思っていました

――チーム一丸となってということでしょうか

そうですね

――中障害は調子良くという感じだったのでしょうか

練習の感じでは馬の調子は良かったのですが、中に入ったら馬のテンションが上がってしまっていかれてしまった部分があったので、コントロールし切れたらなという部分はありますね。ただ、調子は良かったと思います。

――雨の影響は

そうですね。跳ねてしまったときに馬が脚をついて滑って危ないシーンもありました。雨で脚をとられることを自分も気にしてしまったので、その辺は影響はありました。

――これから秋シーズンが始まりますが、意気込みをお願いします

馬も争覇戦まで頑張ってきたので、一生懸命やれたらなと思っています。全日本は今のゾビオンの調子を上げて、コンタクトを取れればいい結果になると考えていて、稲薫の方はもう少し頑張ろうと思います。<p>