野球部

2017.09.19

東京六大学秋季リーグ戦 9月19日 神宮球場

猛追振り切り勝ち点奪取も、投手陣に大きな不安/東大3回戦

東大3回戦
東 大 10
慶 大 x 13
(慶)○津留﨑、佐藤、菊地、髙橋佑-郡司、三枝
◇(本塁打)岩見1号3ラン(三塁打)清水翔(二塁打)瀬尾、照屋、柳町、清水翔、天野

 乱打戦を制し、なんとか勝ち点1を手にした。1勝1敗で迎えた東大3回戦。このカードを落とすわけにはいかない慶大は、先発に津留﨑大成(2年)を立て試合に臨む。初回に先制を許すものの、1回戦で打ちあぐねた東大エース・宮台康平(4年)を序盤で攻略。終盤は打ち合いとなったこのゲームを制し、13-10で勝利を挙げた。

 東京六大学リーグ戦(リーグ戦)初先発となる津留﨑は初回、先頭打者への四球をきっかけに1死一、三塁のピンチを迎えると、併殺崩れの間に1点を奪われる。まさかの敗戦を喫した1回戦と同じく初回から先制される展開に嫌な雰囲気が漂ったものの、2回、3回と無難に東大打線を退け、流れを渡さなかった。一方の打線は3回、2死からしぶとくつなぎ一、二塁とすると、4番の岩見雅紀(4年)が宮台の速球を打ち抜いた。ライナー性の力強い打球は左翼席に弾み、逆転の3点本塁打に。主砲の一撃で勢いづいた慶大はさらに4回、宮台に4本の長短打を浴びせてノックアウト。救援投手から岩見が4打点目となる適時打を放ち、リードを7点まで広げた。大量援護をもらった津留﨑は、変化球でカウントを稼ぎ5回まで3安打1失点。初先発ながらしっかりと試合をつくり、マウンドを後にした。

うれしいリーグ戦初先発初勝利の津留﨑

 救援のマウンドに上がったのは、左腕から勢いのある直球を投じる佐藤宏樹(1年)。この佐藤が6回を無難に抑えるものの、7回に制球難を露呈。2つの四死球と自らの悪送球で失点すると、さらに適時打を献上する。2死を取ったところで強打者の楠田創(4年)に打席が回ると、慶大は継投を選択し菊地恭志郎(3年)を起用した。しかしその初球、楠田に真ん中外寄りの直球を完璧に捉えられ、3点本塁打を被弾。差を2点に縮められ、一気に流れが東大側に向き始めた。だがここで退くわけにはいかない慶大は、途中出場で復調をアピールする天野康大(4年)、今季も好調の清水翔太(4年)らの適時打で7、8回に4点を追加。再び7点差をつけ、最終回のマウンドには主戦格の髙橋佑樹(2年)を送り出す。大勢は決したかに見えた。しかし、1回戦で早々に降板した髙橋佑の不調は深刻か、3日後のこの日も直球、変化球ともにキレがなかった。東大の1番・辻居新平(2年)に高く浮いた変化球を左翼席に運ばれるなど、大量4失点。最後の打者をなんとか三振に打ち取り、辛くも試合を締めた。両軍計22安打を放つ乱戦だった。

岩見の3点本塁打で一気に打線に火がついた

 計算の立つ投手がいない。目下の課題が露見した3試合となった。ともに初先発ながら好投した髙橋亮吾(2年)や津留﨑など一定の成果は見込めたものの、髙橋佑の不調をはじめ、ここぞの場面で送り出せる投手がいないことは大きな懸念材料だ。打線は依然として強力だが、東大の勢いにのまれた1回戦のように、流れをつかめなければ課題要素は一気に噴出する。勝ち点は手にしたが、感触は決して良くなかったはずの今カード。次週はさらに強力な法大打線と相対することとなる。まずは投手陣の整備を急ぎたいところだ。

(記事 喜田村廉人、写真 大谷望桜、皆川真仁)

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