ラクロス部

2017.09.18

第30回関東学生リーグ戦 9月16日 葛飾区総合スポーツセンター陸上競技場

見事な貫禄勝ち!ファイナル4進出を手中に収める

1Q 2Q 3Q 4Q
早大 15
武蔵大
▽得点者 菊地4、鈴木潤2、後藤2、道本2、柳沢2、森松、青木俊、奥町

 リーグ戦(関東学生リーグ戦)3連勝と波に乗る早大は今節、武蔵大と対戦。ここまでいまだ勝ちのない相手に取りこぼしは許されず、圧倒的な試合内容での勝利が求められた。第1Q(クオーター)では相手のゾーンディフェンスに苦しみ攻めあぐねる時間帯が続くが、第2Qに攻撃陣が爆発。一挙7点を奪う猛攻で武蔵大を突き放す。第3Q以降も控え選手を出場させる余力を見せながら着実に得点を重ね15−3で勝利。リーグ戦の連勝を4に伸ばし、ファイナル4進出を決めた。

 序盤から相手を押し込みたい早大だったが、前節の法大戦(○14-6)と同様、入りの悪さをまたしても露呈してしまう。「状況判断が上手くできずに相手の思い通りになってしまった」とMF青木俊汰(法2=東京・早大学院)が振り返るようにボールは保持するが、攻めあぐねた揚げ句、相手にカウンターを許す場面が散見される。さらに立て続けにショットを打たれるなど思うような試合運びに持ち込めない。しかしタイムアウト直後の第1Q16分、中央の青木俊の隙をついた見事なパスからAT菊地智貴(政経3=東京・早大学院)がフリーでシュートを決め、待望の先制点を挙げ第1Qを終える。ハーフタイム中の修正のかいもあってか、第2Qに入ると、うって変わって攻撃の歯車がかみ合い始めた。第2Q開始直後の1分、細かくパスをつなぎ最後はMF森松達(国教3=東京・麻布)のスタンディングシュートで追加点を挙げると、2分後にはAT鈴木潤一(教4=東京・城北)が寄せてくる相手を物ともせず中央を突破しゴールを陥れる。その後も勢い衰えることなく攻勢に出て一挙7得点。8-0で前半を折り返した。

第2Qの猛攻の口火を切った森松

 後半に入っても早大の勢いは止まるところを知らない。第3Q1分、左サイドの菊地からのマイナス気味のパスをMF柳沢哲(スポ3=東京・駒場東邦)が冷静にネットに突き刺すと、直後のフェイスオフをMF嶋田育巳人(スポ3=米国・ウェストブルームフィールド)が奪うと青木俊が拾って単独で敵陣を突破し、そのままゴール。まさに電光石火の攻撃で点差を10点に広げる。その後は控え選手を積極的に投入するなど余裕を見せ、反撃の糸口すら与えずにきっちり試合を締めた。

リーグ戦初得点を決めた青木俊は好アシストも見せた

 この日の勝利でリーグ戦4連勝を飾り、見事ファイナル4進出を決めた早大。今季目標としている『1試合15得点』も達成した。とはいえ、「試合の入りが悪かったので、もっと点を取って圧倒できた」とAT道本愛一郎(文構4=神奈川・逗子開成)が述べるように、試合序盤の戦い方に不安があることは否めない。この先に待ち受けているファイナル4で勝ち進むためには少しの隙も許されない。幸いにして次節の明大戦まで時間は豊富にある。早大ラクロス部が見据えるのは日本一。この日出た課題を克服し、圧倒的な試合内容でリーグ戦全勝を飾ることに期待したい。

(記事 岡田静穂、写真 小川由梨香、石井尚紀、村上萌々子)

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コメント

AT秋山拓哉主将(スポ4=兵庫・豊岡)

――試合全体を振り返っていかがですか

最初の入りが悪く、アタックの僕のミスが結構多くて最初得点が入らなかったので、きょうは僕のせいかなと思っています。

――第1Q武蔵大のオフェンスが長くなる時間帯がありました

点を取られる感じはしなかったんですけど、単純に僕たちの技術不足や力不足がああいう結果になったかなと思います。

――第2Qに入ってからは得点を重ねていきました

やはり3年の菊地(AT菊地智貴、政経3=東京・早大学院)がいつもそうなんですけど、しっかりゲームをコントロールしてくれているので、それにみんなが付いてきて普段通りに戻れて点が取れたのだと思います。

――きょうの試合ではチームの目標である15点を奪って勝利しました

欲を言えば第1Qもっと点が取れたと思うので、15点取るのもそうですけど、よりレベルの高い相手のときも点が取れるように高いレベルでやらねばならないと思います。

――ディフェンスの今シーズンの目標としてボールを取ってオフェンスにつなげるというのがあると思います。今回の試合では達成できましたか

開幕から3試合はできていなくて、きょうはできたとは思うんですけど、やはり(ボールを)落としてから拾うのではなくて、グラウンドボールが発生したときに一気に持っていくことがもっとできないといけないと思うのと、それにアプローチするアタックがまだまだ十分ではないと思っています。

――きょうの試合で出てきた課題というのを教えていただけますか

クロスチェックに引っかかったりだとか、無駄なファールがあったりだとか入りが悪いのは日本一を目指すにあたってその水準で(試合が)できていないことを感じていますし、先ほどコーチからもそのような話をいただいたので姿勢を見直すことや日本一に値する行動をしていかないといけないと思います。

――最後にリーグ戦最終戦(明大戦)に向けて意気込みをお願いします

関東のファイナル4、ファイナルが控えていますし、それに向けてまた全日本選手権でFALCONSとの戦いに向けて弾みがつくような試合ができるよう明日からまた頑張ります。

AT道本愛一郎(文構4=神奈川・逗子開成)

――15-3という結果でしたが、試合全体を振り返っていかがですか

15点というのを当初から目標にしてやっていましたが、実際は試合の入りなどが悪かったので、もっと点を取れて圧倒できたかなと思っています。

――攻めあぐねていた第1Qのあと、第2Qでリードを広げました

第1Qは自分たちのフライミスなどの凡ミスが多く、そういう自滅をなくせば流れがくるという話があったので、ミスをなくしたのが大きかったと思います。

――15得点の中でご自身が2得点決めました

基本的にいつも泥臭い得点が多く、今回もそういう得点だったので、自分らしい得点でした。

――2試合続けて2得点を決めています

練習から良い感じでいけているので、試合でもそのままの勢いで入れています。

――次戦の明大戦への意気込みをお願いします

ファイルナル4は確定していますが、日本一になる集団としての試合をしっかりと見せていきたいと思います。

DF丸山将史(政経4=東京・早大学院)

――DF陣としてはきょうはどのようなプレーをしようとお話しされていましたか

成蹊大戦とか法大戦の時は跳ぶべきスライドが跳べなかったり、中がスカスカになってしまったりという反省点が挙がりましたし、ディフェンスが全体的にぼんやりと広がってしまって、特に最初のQではやりたいことができていない印象が強かったので、そこのミスを減らすために、最初はもう少し中を閉めてスライドをしっかり取ることを意識してやっていこうという話はしていました。

――実際はいかがでしたか

最初はオフェンスのミスとかでマンダウンが続いてしまったんですけど、ディフェンスとしてはその悪い流れの中でもしっかり0点に抑えられたことはいいことだったのかなと思っています。悪い流れの時に0点で抑えられたので、第2Qからはオフェンスがどんどん点を取ってくれた印象です。

――15ー3というスコアについてはどのように捉えていらっしゃいますか

途中の第3Qからはメンバーを下げたりしたのでそれまでよりは点数が入らなくなったんですけど、第1・2Qで言えば悪い流れの中でも0点で止められましたし、特に第2Qでは最初よりもオフェンスにボールを供給できていたので、オフェンスがより得点を重ねることができていたのかなと思います。第3Q以降は下のメンバーがもっと成長していかなければいけないのかなというのをきょうの試合で感じました。

――途中出場のメンバーに対して、丸山選手から何か声を掛けられましたか

きょうはボトムでロングの選手が相手のATと当たったりすることが多いと感じたので、ATの特徴であったり、相手チーム全体としてはどのような攻め方をしてくるのかというところは第2Qが終わった後の試合の合間に伝えました。

――リーグ戦4試合が終わりましたが、現段階でのDF陣の成熟度や手応えはいかがですか

徐々にいいかたちにはなってきている気はするんですけど、開幕戦の慶大戦のようなガツガツ感とかアグレッシブさが最近の試合では出せていないのかなと感じます。そういう部分の強さがあってこそのディフェンスだと思うので、そこをもう1度突き詰めて(関東)ファイナル4・ファイナルに行けたらいいと思います。

――最後に次戦の明大戦への意気込みをお願いします

自分たちのゴールは(明大戦の勝利よりも)もっと先(全日本選手権優勝)にあるので、明大戦は一種の通過点だと思っています。ディフェンスとしてはよりオフェンスにボールをつなげてオフェンスが点を取れるようにいかに時間を作れるかがディフェンスの課題だと感じています。ボールを落とした後のグラボ(グラウンドボール)への寄りであったり、グラボをいかに奪うかというところを突き詰めて、明大戦ではその確認してファイナル4・ファイナルに持って進んで行けたらいいと思っています。

AT菊地智貴(政経3=東京・早大学院)

――きょうの試合全体を振り返っていかがですか

満足行く結果ではなかったですがきょうはファイナル4を決められた試合だったので勝てて良かったかなと思います。

――先制点が入るまで長かったですがその時間帯を振り返っていかがですか

決め切れるところで決められなかったので、そこで流れに乗れずにずるずる試合を進めてしまったと思います。前回の法大戦の反省でも第1Qでどうやって最初に流れに乗るかというのが課題だったのですがそこの点はきょうは克服できなかったのかなと思います。

――先制点を決めたときを振り返っていかがですか

アタックというポジションで点を取ることが仕事なので決め切れなければいけない場面で決め切れて良かったなと思います。

――第2Qではワセダが7得点でしたが、オフェンス全体を振り返っていかがですか

格下相手で、やることやれば確実に点は取れる相手だったので第2Qでは実力を出せたのかなと思います。

――前回の法大戦でも4得点、今回の試合も4得点と続けて点を決めています

格下相手でもっと(点を)取れる相手だったと思うので、これからもそのくらい点を取っていって、いい流れでファイナル4にいければいいかなと思います。

――最後に次戦、リーグ最終戦の明大戦に向けて意気込みお願いします

日本一になるためにこの1年間頑張ってきたので、(ワセダが)日本一になれるようなチームだということを証明したいと思います。

MF青木俊汰(法2=東京・早大学院)

――きょうの試合全体を振り返ってください

試合の入りがチーム全体として良くなかったですけど、点を取った後はいいかたちで進められたと思います。改めて試合の入りの大事さを感じました。

――第1Qで守りの時間帯が長引いた原因は何ですか

最初相手がゾーンディフェンスしてきて、それに対する練習はしていたんですが、無理なパスを狙ったりなど状況判断が上手くできずに相手の思い通りになってしまいました。

――苦しい展開の中先制点をアシストされました

練習でやっているようにまずボールを持っている人が(相手を)崩して、空いたスペースを使う攻撃ができたのでよかったです。

――第2Qでは序盤の苦戦が嘘のように得点を重ねました

第1Qが悪かったのでメンバーを替えて攻めたりしたらいい感じに点が入りました。点が入ってくれてチームの雰囲気も良くなりました。

――第3Qではリーグ戦初得点を決めました。

出場機会を多くもらっていたのでずっと決めたいと思っていましたし、コーチの方からもどんどんゴールに向かっていかないと点は取れないといわれていました。基本に立ち返ってゴールに強く向かって行ったらコースが空いたので練習通り打ちました。これを機にもっと点を取ってチームに貢献したいです。

――今季リーグ戦ではコンスタントに出場機会を得られていますが、ご自身のコンディションはいかがですか

開幕戦が終わったあたりからあまり調子が良くないなと思っていて、ゴール前で簡単にミスをしたり、全体をあまり見れずに普段しないようなミスをしてしまったので、いろいろな人のアドバイスを聞いて復調の兆しを得てきょうを迎えた感じですね。点も取れましたし、これから状態が上向いていければいいと思います。

――きょうの勝利でリーグ戦4連勝となり最終戦を迎えますが意気込みをお願いします

少し間が空くので、その間の練習試合などでしっかりチーム全体でレベルアップしていきたいですし、個人としても練習などで先輩に追い付けるようにしっかりやって明大戦を迎えたいです。