ハンドボール部

2017.09.17

関東学生秋季リーグ 9月17日 茨城・常総市水海道総合体育館

前半の勢い維持できず…東海大と無念の引き分け

 2019年の国体開催を記念して茨城・水海道で行われたこの日の試合。地元の中高生やハンドボールファンが大勢詰めかけ、立ち見が出るほどの盛況ぶりとなった。「地元の子供たちに何事にも真剣に取り組むワセダらしいプレーを見せたい」と試合前に荒木進監督(平5人卒=熊本商)が語った言葉どおり、選手たちは気持ちのこもったプレーを見せたが、粘る東海大を最後まで引き離すことができず引き分けに終わった。

 前半の立ち上がり、相手の高めのディフェンスに対し、ワセダは選手一人ひとりが相手ディフェンスを引き寄せてパスを展開した。その結果、LB小畠夕輝(スポ3=岡山・総社)らフローター陣のブラインドシュートやPV松本光也副将(社4=神奈川・法政二)のポストプレーが生き、コンスタントに得点をあげることに成功。ディフェンスでも連携のカベを崩さず、相手を追い込んでシュートを打たせる場面が多かった。また、途中からPV高橋拓也(人3=群馬・富岡)を投入してダブルポストで攻めるなど変化を加え、ペースを相手に渡さない。立ち上がりの勢いのまま、優位に試合を進め、16-12と4点リードで前半を終えた。

前半個人技が光った小畠

 上々の立ち上がりを見せた前半とは対照的に、後半開始10分間は苦しい展開となった。3分にCB山﨑純平(社3=岩手・不来方)が退場し数的不利となると、ここからまさかの5連続失点。一気に形勢逆転となったが、ワセダの選手たちは落ち着いていた。オフェンスでは、小畠、山﨑、RB伊舎堂博武(社3=沖縄・興南)ら3年生のフローター陣がクロスプレーを有効的に使って攻撃を組み立て、ディフェンスでは1-5ディフェンスへとシステムを変更して相手のワイドな攻撃に対応した。東海大が取ってはワセダが取り返す。そんな一進一退の攻防が続くなか、均衡を破ったのはワセダだ。この試合絶好調の小畠がパスカットからの速攻で9点目を挙げると、途中出場のCB宮國義志(社2=沖縄・浦添)もキレのあるステップシュートとカットインで2連続得点。伊舎堂もドリブルで相手ディフェンスを置き去り、見事なアウトカットインを決めた。残り3分時点で2点リードと勝利は目前となったが、ここで東海大に再び連続得点を許してしまう。ラスト10秒のピンチではあわや逆転負けかと思われたが、GK羽諸大雅(スポ2=千葉・市川)のスーパーセーブが飛び出し、引き分けに終わった。

最終戦ではディフェンスのさらなる粘り強さが必要だ

 関東学生秋季リーグ上位4チームには、11月に金沢で開催される全日本学生選手権(インカレ)のシード権が与えられる。そのため、試合前時点で3位につけていたワセダはこの試合で勝てば4位以内が確定していただけに、非常に悔しい結果となった。また、最終戦の相手は今季全勝の首位・国士舘大。シード権獲得に向け、厳しい状況ではあるが、選手たちは「自分たちのプレーをすれば絶対に流れは来る」(宮國)、「全勝優勝は絶対にさせたくない」(小畠)と毅然とした態度で語ってくれた。最終戦を勝利で飾り、インカレへはずみをつけたい。

(記事 田中一光、写真 佐藤慎太郎)


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関東学生秋季リーグ
早大 30 16−12
14−18
30 東海大
GK 羽諸大雅(スポ2=千葉・市川)
LW 三輪颯馬(スポ3=愛知)
LB 小畠夕輝(スポ3=岡山・総社)
CB 山﨑純平(社3=岩手・不来方)
PV 松本光也(社4=神奈川・法政二)
RB 伊舎堂博武(社3=沖縄・興南)
RW 宗海皓己(スポ3=高知・土佐)
対東海大 得点表
選手名 前半 後半 合計
#5 小畠夕輝
#7 伊舎堂博武 3(1) 7(1)
#4 松本光也
#18 三輪颯馬
#22 宮國義志
#9 山﨑純平
#8 宗海皓己
#11 高橋拓也
合計 16(1) 14 30

※()は7メートルスローによる得点

コメント

LB小畠夕輝(スポ3=岡山・総社)

――きょうの試合振り返っていかがですか

きょう引き分けっていうのは痛くて、リーグ上位にいくためにはかなり悔しい試合だったかなと思います。

――ご自身のプレーを振り返っていかがですか

前半は調子良かったんですけど、後半はちょっと足が止まって、ディフェンスとかでやられる部分が多かったです。そこは修正しなきゃいけないところだと思います。

――前半は退場者がいる時など苦しい時間に得点できました

あれはラッキーパンチなので、それは入って良かったなくらいですね。

――後半流れに乗れなかった原因は何だと思いますか

失点が多くて、僕のところも含めてやられたところが多かったと思います。1ー5ディフェンスにした時もあまり流れを変えられなくて、こういう試合になってしまったのかなと思います。

――相手はワイドからのオフェンスをしていましたが、やりづらさはありましたか

結構パス回しが早くて、ワイド取られてアウトカットインというプレーがうまかったので、僕らも真似できる部分は真似したいですね。

――残りは一戦のみとなりました

勝つしかないですね。全勝優勝は絶対にさせたくないので、絶対に勝ちます。

――どういうプレーが勝ちにつながると思いますか

春は勝っているから、同じイメージでやればいけるんじゃないかなと思います。

CB山﨑純平(社3=岩手・不来方)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

ディフェンスを1試合通して安定させることができなかったことが反省点です。あと、途中点差を離すチャンスが何度かあったんですけど、そこでしっかり離せなかったのがダメだったかなと思います。

――オフェンスではクロスプレーから崩す場面が目立ちました

きのうの明大戦の前半はうまく攻めることができなくて、後半クロスを多用してみたらうまくいったので、きょうも意識して使おうと思っていました。

――最後に、国士舘大戦に向けて意気込みをお願いします

国士舘大の全勝優勝を阻止して、インカレ(全日本学生選手権)に向けてはずみをつけたいです。個人的にも、国士舘大には同じ不来方高校出身の選手がたくさんいるので絶対に負けたくないです。

CB宮國義志(社2=沖縄・浦添)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

きょう勝ってたら、インカレ(全日本学生選手権)のシード権を取れる試合だったので、勝ち切れなかったのはとても悔しいです。

――春から流れを変えたい時に出場していますが、何か心がけていることはありますか

そういう流れを変えたいところで僕が出るというのはわかっているんですけど、なかなかここ数試合自分の役割を果たせていなくて、チームに迷惑をかけていました。きょうは少しでもチームの力になれたかなと思うので良かったです。

――前半の流れを持続できなかった原因は何だと思いますか

実際ディフェンスが崩されていて、相手に簡単にシュートを打たれていたのが一番の要因かなと思います。

――相手のワイドからのオフェンスにやりづらさはありましたか

相手は1対1も早かったので、前で当たってというディフェンスを心がけていたんですけど、どうしても相手の方が一枚上手で、やられるところが多かったと思います。

――後半は一時点差を離すきっかけとなるシュートを連続で決めました。振り返っていかがですか

オフェンスはきょうはいつもより良かったかなと思います。もっといけるところで遠慮しちゃうところがあるので、そういう時に自分がもっと積極的に攻めれるような、そんなプレーを心がけていきたいです。

――残り一戦となりました。どういうプレーをしたいですか

最後の国士舘大戦に勝てればシード権獲得のチャンスはあるので、いま全勝で勝ち上がってきているチームなんですけど、自分たちのプレーをすれば絶対に流れは来ると思うので、僕含めて、チームを盛り上げて全員で勝ちにいきたいと思います。