バドミントン部

2017.09.14

関東大学秋季リーグ戦 9月13日 東京・町田市立総合体育館

大事な開幕戦、男女共に勝利で飾る

 春、秋二冠なるか。男子は春からの連覇が懸かった、関東大学秋季リーグ戦(秋季リーグ)が開幕。初日は男子が日大、女子が法大と対戦した。男子はシングルス1、シングルス2、ダブルス2を押さえて勝利。女子は加えてシングルス3もものにし、開幕戦を白星で飾った。

 団体戦スコア2-1で登場した渡辺俊和(スポ2=埼玉栄)・鈴木朋弥(商2=宮城・聖ウルスラ学院英智)組は、「自分たちで試合を決める」(渡辺)という気持ちで試合に臨んだ。第1ゲームはシーソーゲームの末に手にするが、一転第2ゲームでは序盤で5連続得点を許してしまう。そのまま追う展開を覆せず、勝敗はファイナルゲームで決することになった。低く速いラリーが続いたが、お互いにカバーし合ってしっかりとつなぎ、好機では逃さず攻撃。要所での判断もさえ、着実に得点を重ねていった。「自分たちの流れに持ち込めた」と振り返った鈴木の言葉通り相手に流れを渡さず、21-18で下す。関東大学春季リーグ戦(春季リーグ)の初戦でも大接戦を制した2年生ペアが、この日もチームに白星をもたらした。

チームの勝利を決定づけた渡辺・鈴木(左)組

 同じくチームの勝利が懸かった場面で出場した中村幸(スポ3=富山国際大付)・片桐悠夏(人2=西武台千葉)組は、昨年の全日本学生選手権優勝ペアと対した。身体の正面を狙うショットや緩急のあるラリーで翻弄(ほんろう)し、得点につなげていく。テンポよく19-11と大差をつけ、このまま第1ゲームを奪取するかと思われた。しかし、やはりチャンピオンは違った。ラリーの末に鋭いコースを突かれて1ポイントを取られると、そこから一気に相手ペースになってしまう。一点差まで迫られたところで、片桐が相手コート前方にシャトルを落とし、早大ペアがゲームポイントを先取。しかし、「止められなかった」(片桐)と振り返ったように相手の勢いは衰えず、逆転を許す。20-22でこのゲームを取りこぼしてしまった。続くゲームでも流れを奪い返すことはかなわず、マッチカウント0-2で敗北。チームの勝利を決めることはできなかった。ダブルス2の中西・吾妻組、シングルス3の松岡英美(スポ4=福岡・九州国際大付)は共にストレートで制し、チームは白星発進となった。

熱戦を繰り広げた中村(左)・片桐組

 春季リーグ、東日本学生選手権(東日本)で頂点に立った男子は、この秋も優勝に期待にかかる。春季リーグで5位に終わった女子も、その後東日本のシングルスで中西貴映女子主将(スポ4=埼玉・大宮東)と吾妻咲弥(スポ1=福島・富岡)が決勝でワセダ対決を繰り広げるなど、数々の好成績を残してきた。夏の鍛錬の成果が試されるこの大会、早大勢の活躍から目が離せない。

(記事 橋本望、写真 佐藤菜々)

結果

▽男子団体〇3ー2日大

シングルス1 古賀穂(スポ3=福島・富岡)〇2-0(21-19、21-17)

シングルス2 松本康平主将(スポ4=埼玉栄)〇2-1(18-21、21―11、21-11)

ダブルス1 中里裕貴(スポ4=埼玉栄)、小野寺雅之(スポ1=埼玉栄)●0-2(18-21、14-21)

ダブルス2 渡辺俊和(スポ2=埼玉栄)、鈴木朋弥(商2=宮城・聖ウルスラ学院英智)〇2-1(21-19、17-21、21-18)

シングルス3 吉村徳仁(スポ2=富山・高岡第一)●0-2(7-21、12―21)

▽女子団体〇4-1法大

シングルス1 中西貴映女子主将(スポ4=埼玉・大宮東)○2-0(21-14、21-16)

シングルス2 吾妻咲弥(スポ1=福島・富岡)〇2-0(21-11、21-16)

ダブルス1 中村幸(スポ3=富山国際大付)、片桐悠夏(人2=西武台千葉)●0-2(20-22、9-21)

ダブルス2 中西、吾妻〇2-0(21-9、21-6)

シングルス3 松岡英美(スポ4=福岡・九州国際大付)○2-0(22-20、21-13)

コメント

渡辺俊和(スポ2=埼玉栄)・鈴木朋弥(商2=宮城・聖ウルスラ学院英智)

――チームの勝敗が懸かった場面での登場でした。どのような気持ちで試合に臨みましたか

鈴木 自分たちで決めればそれで終わりなので、絶対勝とうと思って臨みました。

渡辺 自分たちで試合を決めるという気持ちで臨みました。

――接戦を制した勝因は何だったと思いますか

渡辺 結構低い展開だったので、(シャトルを)上げないようにしていました。相手はドライブが強いのですが、ファイナルゲームでそれをうまくかわして自分たちが攻める展開にできたのが勝因だったと思います。

鈴木 狙いをしっかり定めて、自分たちの流れに持ち込めたのが良かったと思います。

――夏の期間に強化した点はどこですか

渡辺 ダブルスでは、レシーブのときに打った次を攻撃につなげられるようにという意識で練習しました。

鈴木 春季リーグでも出させていただいたのですが勝率が悪かったので、まずメンタル、気持ちの持ち方を変えました。加えて、ミスせずにつないで自分たちのラリーに持っていけるような練習をしました。

――最後に、連覇がかかった秋季リーグ戦全体への意気込みを教えてください

渡辺 このまま全勝して、連覇したいです。

鈴木 優勝したいです。自分たちまで回ってきたときには、自分たちで試合を終わらせるという意識で戦いたいと思います。

中村幸(スポ3=富山国際大付)・片桐悠夏(人2=西武台千葉)

――片桐選手は関東大学リーグ戦(リーグ戦)初出場でしたが、どのような気持ちで試合に臨みましたか

片桐 即興で組んだペアだったのですが、自分のできることを出し切れるように、あまり緊張せずにやろうと思いました。

――中村選手は、初出場の片桐選手とペアで試合に臨むにあたって、何か意識したことはありましたか

中村 リーグ戦は独特の雰囲気なのですが、片桐は堂々と戦っていたので、特に意識はしていませんでした。でも片桐とは本来のペアでなくて、まだ組み始めて一週間も経っていないので、慣れていない部分はあったのかなと思います。

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

片桐 19-11から追い上げられてしまったので、流れを止める何かのアクションを起こすのが遅かったな、もったいなかったなと思います。悔しいです。

――逆転を許してしまった原因は何だったと思いますか

片桐 攻め急いでミスが増えてしまったのと、(シャトルを)上げてしまって相手のペースで攻められたことで、流れを奪われてしまいました。それを止められなかったのが敗因だと思います。

中村 第1ゲームは、相手が緊張して焦っていた部分があったと思います。自分たちが特別に良かったというわけではなかったのですが、相手がミスしてくれる場面が多くて助けられていました。でも相手は去年のインカレ(全日本学生選手権)チャンピオンですし、私達よりもいろんな経験をしてきているので、ピンチになったときでも自分たちのプレーを出し切る力が私たちよりもあったかなと思います。

――夏の期間に特に重点を置いて鍛えた部分はどこですか

片桐 私は体力強化のために、ランニングをいつもより頑張りました。

中村 東日本学生選手権の直前にあった合宿では、シングルスもダブルスも実践的な練習を中心にやっていました。4年生が抜けた後のことも考えると、自分がもっとしっかりしなきゃいけないなと思って、トレーニングや実戦練習での意識が依然と比べて変わったと思います。

――夏の練習の成果は出せましたか

片桐 きょうはラリーがあまり続かなかったので、もう少し長いラリーができるようにしたいと思いました。

中村 もっと長いラリーができたらという気持ちは私もありました。

――あす以降に向けて意気込みをお願いします。

片桐 きょう初めて出場して、独特の雰囲気とかも体験することができました。あすは体育館の空調なども考えて、(シャトルを)上げたりしすぎず、連続で攻められるようにラリーを工夫していけたらと思います。

中村 本来のパートナーと違って、急きょだったのですが、誰と組んでもやることは基本的には変わらないと思っています。一応自分の方が(片桐よりも)リーグ戦に出ている回数も多いですし、来年のことも考えて、引っ張るというかもっと自分からいけるように頑張りたいです。