庭球部

2017.09.12

関東大学リーグ 9月11日 神奈川・慶大日吉キャンパス蝮谷コート

リーグ3連勝、次戦は負けられない早慶戦

 関東大学リーグ(リーグ)も第3戦を迎え、女子は亜大との対戦に臨んだ。シングルス下位陣で勝利を決めると、リードされる場面もあった上位陣も追い上げて逆転勝ちし底力を見せた。

 今季もダブルスの安定感が光っている。この日ダブルス1に据えられたのは細沼千紗女子主将(スポ4=東京・富士見丘)・清水映里(スポ1=埼玉・山村学園)組。清水が強打で相手を崩すと、細沼が確実に仕留めて6-1、6-2のストレート勝ちを収めた。ダブルス2の上唯希(スポ3=兵庫・園田学園)・大矢希(スポ3=愛知・名古屋経大高蔵)組は自分たちのミスでなかなか大きく相手を突き放せなかったが、こちらも6-3、6-3のストレートで勝利。ここまでの2戦に続きダブルスを全勝で折り返した。

確実に勝利を収めチームを勢いづける細沼・清水組

 シングルスでは、「主将対決ということもあってここは絶対譲らないという気持ちでやっていた」と語る3の細沼が相手を圧倒して3つ目の白星を挙げる。初戦に続いて5で起用された倉持美穂(商1=東京・早実)は苦しい戦いを強いられた。硬さも見られたファーストセットを5-7で落とすと、セカンドセットでは深いボールでポイントを奪う場面も見られたものの自分が先にミスをしてしまい突き放せない。4-6でこのセットも奪われ、リーグ2勝目はならなかった。シングルス4を任されたのは辻紘子(教3=東京・早実)だ。去年のリーグでも亜大戦に出場したが、黒星を喫し悔しい思いをした辻。「どうにかしてこのチャンスをつかんでやろうと思った」(辻)と球を拾い続け、攻め急いだ相手のミスを誘うスタイルでリードを奪う。自ら強気で攻め込むプレーもあり、6-1、6-1で雪辱を果たした。シングルス2の上、1の清水は勝負強さの光る試合となる。上は先に相手に打たれる展開で流れをつかみ切れずにいたが、タイブレークとなったセカンドセットを要所で締めて勝利。全日本学生選手権決勝以来のシングルスとなった清水の試合は、「試合勘が少し薄れていて、自分の展開であったり調子であったりがあまり良くなかった」とファーストセットからタイブレークにもつれた。8-6で取り切りセカンドセットに突入したが、相手のコースを突いたショットを防ぐことができず、自らのミスも重なって3-6で落としてしまう。迎えたファイナルセットでもボールに追いつけず苦しい展開が続いたが、「ベンチコーチに隼さん(渡邉ヘッドコーチ、平19スポ卒=静岡・庵原)が入ってくださって、先輩方が(チームの)勝利もつけてくださったので、気持ちが楽になって自分のできることをしようという方向にシフトチェンジできた」(清水)とサーブ、フォアを中心に攻め立てた清水。チームメートが見守る中で最後の1勝を持ち帰った。

昨年の雪辱を果たした辻

 亜大を6-1で下してリーグ3勝目を挙げた早大だが、本当の戦いはここからだ。第4戦、5戦では慶大、筑波大という強敵と激突する。まず見据えるべきは、両校の意地を懸けた早慶戦。慶大はこの日早大会場で行われた筑波大との試合に3-4で敗れており、全日本大学対抗王座決定試合への切符を手に入れるためにも全力で向かってくるだろう。「みんな慶大に負けられないという思いは強い」(細沼)、「チーム全員で元気を出して跳ね返せたら」(辻)。春の早慶対抗試合に続き、宿敵を撃破したい。

(記事、写真 熊木玲佳)

結果

○早大6-1中大

ダブルス1
○細沼千紗・清水映里6-1、6-2田中文彩・朝倉菜月
ダブルス2
○上唯希・大矢希6-3、6-3高橋玲奈・中沢夏帆

シングルス1
○清水映里7-6(6)、3-6、7-5高橋玲奈
シングルス2
○上唯希6-3、7-6(4)山口真琴
シングルス3
○細沼千紗6-1、6-3田中文彩
シングルス4
○辻紘子6-1、6-1中沢夏帆
シングルス5
●倉持美穂5-7、4-6大西沙依

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コメント

細沼千紗女子主将(スポ4=東京・富士見丘)

――きょうのオーダーはどのような意図で組みましたか

清水(映里、スポ1=埼玉・山村学園)がケガしていて単複出すか悩んだのですが、インカレ(全日本学生選手権)からシングルスの試合を行っていなかったので試合感覚を戻すために出そうかという話になりました。清水も足的にきついかなと思ったのですが、隼さん(渡邉ヘッドコーチ、平19スポ卒=静岡・庵原)は清水を信じて出すと言っていたので、私もそこを信じて。大矢(希、スポ3=愛知・名古屋経大高蔵)は次の2戦では重要な役割になるので温存して、ずっと頑張っていたのに出られなかった辻(紘子、教3=東京・早実)をここで出そうという話になりました。

――ご自身のダブルスの試合を振り返って

私たちのプレーをすれば大丈夫だなと思っていましたが、清水も伸び伸びやれていたので結構楽しくできたかなと思います。

――シングルスではいいプレーが多かったですね

田中(文彩、亜大)と相性が良くて2年前のリーグ(関東大学リーグ)も6-0、6-0とかでいいイメージができていました。ファーストセットも5-0までいって相手は嫌がっているなと分かったので、私のプレーをしていれば大丈夫だと思えました。緊張もしたのですが、主将対決ということもあってここは絶対譲らないという気持ちでやっていました。

――他のシングルスはどうご覧になっていましたか

倉持(美穂、商1=東京・早実)がファースト5-2から少し硬くなってしまっていたので私が早く終わらせて楽にさせてあげたかったのですが・・・。セカンドもいくかなと思っていたのですが緊張してしまっていて、相手の方が経験も多かったのかなと。辻は想像以上にいいプレーができていて、今までの悔しさを発揮できていたのかなと思います。清水の試合を全員が最後まで応援していたというのが、「やっぱりいいチームだな」と私もうれしく思っていました。

――きょうの亜大戦を振り返って

早大の層の厚さを発揮できたかなと思っていて。7-0にできた部分もあったのですが、辻は1年ぶりに出場してしっかり勝つことはすごいですし、倉持も最後は負けてしまいましたが1年生ながら堂々と戦えていたので、早大の伝統を意識してできていたと思います。このチームで6-1は悔いが残りますが、今の状態では結構いいのではないかなと。

――次は現在筑波大と競っている慶大戦になります

慶大は本当にこの筑波戦に勝っても負けても絶対早大に勝とうとしてくるので、去年も筑波会場で早慶戦をやって、6-1で勝ったのですがことしは7-0にしたいです。慶大に負けられないという思いがみんな強いと思うので、しっかり勝ちたいと思います。

辻紘子(教3=東京・早実)

――去年のリーグ亜大戦では悔しい思いをされたと思いますが、きょうの試合にはどのような意気込みで臨まれましたか

去年亜大戦だけ出させていただいて田中さんに負けてしまって、ことしもまた亜大戦に出させていただくということで、自分がシングルス4に出るということになって(相手として)予想していたのは中沢さん(夏帆)だったので、正直自分としてはやりやすい相手だったので、どうにかしてこのチャンスをつかんでやろうと思っていました。

――試合内容を振り返っていただけますか

序盤からラリーを多くして相手にミスさせることを意識してファーストセットを取ることができました。セカンドセット序盤は少しもたついてしまったのですが、ベンチコーチの鶴岡さん(美咲主務、スポ4=香川・丸亀)にしっかりラリーしていけば絶対相手の方が先に打ちたくなってミスをするからという風にアドバイスいただいて、しっかりラリーすることを意識して試合ができたので、自分の持ち味を生かせたかなと思います。

――3年目の団体戦シーズンになりますが、チームの雰囲気はどうご覧になりますか

上級生にもなってどちらかというとチームを引っ張っていくような立場になったと思うのですが、上(唯希、スポ3=兵庫・園田学園)と大矢が試合に出てプレーで引っ張って盛り上げていってくれているので、残りの3年生のメンバーで盛り上げたいなと思っていました。1戦目、2戦目で下級生と最上級生の活躍が目につくねという話を3年生でしていて、きのうのミーティングで上が「3年生が盛り上げます」と言ったので、盛り上げなきゃという使命感に駆られてきょうはみんな朝から元気を出してできました。3年生としてもチームとしても徐々に上げていけているなと思います。

――次はヤマ場のひとつ、慶大戦です

いま筑波大と慶大が試合をしていて勝ちが決定していないのでどうなるか分からないのですが、早慶戦という他の試合とは雰囲気の違った試合になります。毎年うまくいかないというか、試合以外でも審判であったりとか、慶大は男子の方も応援に来たりしてこちらもすごくやりづらい部分はあるのですが、慶大の向かってくる勢いをチーム全員で元気を出して跳ね返せたらなと思います。

清水映里(スポ1=埼玉・山村学園)

――今回のリーグ戦にはどのような意気込みで臨んでいますか

ケガがありまして、コーチ陣を始めキャプテンや山添さん(絵理副将、人4=千葉・渋谷教育幕張)、ベンチコーチの木村さん(優子副将、教4=千葉・秀明八千代)もそうなのですが、ケガを考慮したオーダーを組んでくださっていて。本当は試合に出られるか出られないかということも分からない状態だったのですが、もし出られたのであれば本当に全力でやりたいなという思いで臨みました。

――きょうは単複での出場になりました

正直単複どちらも出るとは思っていなくて、きのう連絡がきて出ることが決まった時に不安もなくはなかったのですが、少しでもチームに貢献できるのであれば頑張りたいなという気持ちでした。

――ダブルスの試合を振り返っていただけますか

分析していた通りのオーダーだったので入りも良くて、ダブルスは前に明大戦でも出ていたのでイメージも良くて、千紗さん(細沼女子主将、スポ4=東京・富士見丘)が終始リードしてくださったので私は後ろでやれることをやって、千紗さんが決めてくださったという感じでした。

――シングルスは公式の団体戦デビューというかたちになりましたが、緊張は

私が入った時にまだ勝ちが決まっていなくて、インカレぶりの試合ということもあって少し不安もあったのですが、サポートも少ない中で先輩方や同期が応援してくださったので、それを力に変えられたことは良かったなと思います。

――試合内容を振り返って

試合勘が少し薄れていて自分の展開であったり調子であったりがあまり良くなかったので、ぎりぎりのところで攻め切れて取れたり相手のミスで助かったりというところでファーストセットがぎりぎり取れました。セカンドになったら相手も気合がすごく入っていましたし、自分からのミスが多くて落としてしまったのですが、ファイナルに入ってからはベンチコーチに隼さんが入ってくださって、先輩方が(チームの)勝利もつけてくださったので、気持ちが楽になって自分のできることをしようという方向にシフトチェンジできたのが良かったと思います。

――次の慶大戦は大事な戦いになります

もしこのまま試合に出させていただくことになったら、1戦1戦、1ポイント1ポイントどうなるか分からない試合が続いてくると思うので、最後まで気を引き締めて、出たくても出られない選手であったりサポートしてくださる方々であったりの思いも込めて自分のできることを最大限表現したいなと、チームに貢献したいなと思います。