スケート部

2017.09.11

関東大学リーグ戦 対法大 9月10日 東京・ダイドードリンコアイスアリーナ

第3ピリオドに痛い2失点、法大に痛い黒星

 痛すぎる敗戦となった。開幕戦を理想的なかたちで勝利した早大は、関東大学リーグ戦(リーグ戦)第2戦で法大と対戦した。1-1と同点で迎えた第3ピリオド(P)に2点を奪われ2-4と大ピンチ。執念を見せ1点差に詰め寄るが、そこで万事休した。

 勝負の分かれ目となったのは第3Pだった。試合開始直後に強烈なミドルシュート受けると、後半にももう1点と追い打ちをかけられた。しかし、その直後にFW青木孝史朗(スポ2=埼玉栄)が2戦連続ゴールで1点差とし一矢報いる。この時点で残り6分43秒。「サマーカップ(大学交流戦苫小牧大会)でもそういう状況はあって追い付けたので、いけるとみんな思っていた」(飛田烈、商3=東京・早実)。時間はまだある――。積極的に前へパックを運び、残り30秒となると6人攻撃に切り替えた。猛追を図るも及ばなかった。

痛恨の4失点目を喫し天を仰ぐGK谷口嘉鷹(社2=東京・早実)

 シュート数24に対し、被シュート数37。シーズン前から『システムをきっちり意識し、シュート数を減らす』ことを重視していた早大。昨日はそれが上手く機能しシュート数を抑えられたが、この日は違った。「Dゾーンでの連係ミスであったり、脚を止めたプレーのところで簡単にシュートを打たれたり、守りが小さくなってプレッシャーをかけられなかった」(工藤哲也監督、昭63社卒=青森・八戸)。細かいところでのミスが相次いだことが相手の勢いを断ち切れない一因となった。

 攻撃面では相手の守りに阻まれ、ゴール前で苦戦する場面が目立った。しかし、3つのシュートは巡ってきたチャンスをしっかり生かしたもの。飛田はフリーとなったところで右サイドから。FW矢島雄吾(スポ3=北海道・駒大苫小牧)はFW生江太樹(スポ1=北海道・釧路江南)のパスを受け真正面から狙い通りのシュート。青木はゴール裏からのパスをきっちり押し込んだ。「一つ一つの点の取り方としては満足」とこれには指揮官も高評価。それ故にもう少しチャンスを演出したかったところだ。

早慶定期戦以来となるゴールをマークした飛田

 昨秋のリーグ戦では6位となった法大であるが、春の関東学生選手権で3位となり『4強』の一角を崩すなど確実に力を伸ばしてきており、今回もその力を十二分に発揮してきた。また法大以外の大学も上位校に善戦するなど、上位校と下位校の差は縮まりディビジョンⅠは例年以上に群雄割拠となっている。勝たなければならなかった一戦だけにダメージは大きいが、次戦までの1週間で立て直し悪い流れを断ち切りたい。

(記事 加藤佑紀乃、写真 川浪康太郎)

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結果
早大 ピリオド 法大
0(9) 1st 0(11)
2(8) 2nd 2(13)
1(10) 3rd 2(17)
3(27) 4(41)
※( )内はシュート数
得点経過
チーム 時間 ゴール アシスト1 アシスト2 PK/PP
法大 20:30 志田 土田 石田
早大 24:43 飛田 鈴木
法大 27:33 土屋 沼田
早大 35:29 矢島 生江 青木
法大 43:52 西口 福島 沼田
法大 51:14 工藤 横須賀
早大 53:31 青木 ハリデー 鈴木
※PKはキルプレー、PPはパワープレー、PSはペナルティショットを指す
 なお、PK/PPの表記は早大にとってPKに当たるかPPに当たるかを表記するものとする
早大メンバー
セット FW FW FW DF DF
飛田 鈴木 青木 羽場 新井
矢島 生江 澤出 篠田 ハリデー
田中 高橋 小澤田 吉野 大崎
瀨戸 前田 伊東 田村 野村
GK谷口

工藤哲也監督(昭63社卒=青森・八戸)

――きのうと同じような展開でしたが、きょうは第3ピリオド(P)で勝ち切れませんでした

第3Pは気持ちの問題で、強い気持ちで攻めようということを共有したのですが、そこを勝ち切れなかったのは、相手の方が勝ちに対する気持ちが強かったということだと思います。

――きのうに比べてシュートを多く打たれましたが、要因は

ちょっとしたところなのですが、Dゾーンでの連携ミスや、脚を止めたプレーのところで簡単にシュートを打たれたり、守りが小さくなって相手に対してプレッシャーをかけられなかったことが要因だと思います。

――第3Pのタイムアウトではどんなことを確認しましたか

残り30秒くらいでしたが、6人攻撃で全員でゴールを狙うということで、十分時間もあったので諦めないようにという話をしました。

――攻撃面は振り返ってみていかがですか

ゴール裏からの攻撃や、ラッシュからのゴールなど、一つ一つの点の取り方としては満足しています。

――きょうは両チームともペナルティーがありませんでした

ペナルティーがこのリーグ戦は一つの重要な要素かなと思っていて、当然うちも余計なペナルティーをやらないようにということを共有してきたのですが、相手も同じ気持ちで徹底してきたのだと思います。

――来週の試合に向けた意気込みをお願いします

まだ12試合あるので、次の試合またきっちり勝てるように、あと1週間で立て直していきたいです。

FW飛田烈(商3=東京・早実)

――惜しくも敗れましたがきょうの試合を振り返って

きょうはリーグ戦(関東大学リーグ戦)の2戦目ということで、昨日スタートがうまくいってきょうも勝てればいい流れになるかと思うのですが、そこを落としてしまったのはすごく残念です。

――ご自身としては久々にゴールを決めました

最近サマーカップとかでなかなか得点できなくて、チームに貢献することができていなかったので一応ほっとした気持ちでした。ただその得点が勝ちにつなげられなかったのは残念です。

――その直後に失点もありましたが、チームとしてはほっとしてしまった部分が大きかったのでしょうか

そうですね。きょうはセットの役割っていうのを大事にしようと試合前に話していたのですが、そのセットの役割が3つともうまく機能しなかったんだなと。

――全体通して法大は積極的に攻めてきている印象を受けました

練習試合とかでよく法大とはやっているのですが、やはりその練習試合でいい結果が出ないのが気持ち的にずるずるきちゃって攻め込まれる場面が多かったのかなと思います。

――昨日は相手のシュート数を抑えられましたが、きょうは相手の方がシュート数が多くなりました。抑えられなかった要因は

チームとしてのシステムは昨日すごくうまく機能していて、きょうは相手にシステムとして対応できなかったので、被シュート数が多くなってしまったと思います。

――攻撃の面では、ゴール前でうまくいかない場面もありました

ゴール前まで行くの個の部分だと思うので、次の試合まで時間はないですけどゴール前までFW陣が行けるようにしっかりと個の部分を磨けたらと思います。

――第3Pで2失点し、1点返しましたが追う展開となりました。残り時間が少なくなる中でチームに焦りはありましたか

サマーカップとかでそういう状況はあって追い付けたんで、チームやベンチ内ではいけるとみんな思っていたのですが、きょうは結果につながらなかったです。

――来週はまず日大戦となります。意気込みをお願いします

チームとしてはちょっと流れが悪くなっちゃったのですが、1週間あるのでチームみんなでミーティングしてこの悪い流れを断ち切っていい流れに持って行けたらなと思います。