バスケットボール部

2017.09.11

第93回関東大学リーグ戦 9月10日 東京・駒沢体育館

絶対王者との熱戦、延長の激闘を制する

 関東大学リーグ戦(リーグ戦)2日目、この日の相手は昨年3冠を達成しことしの関東大学選手権(トーナメント)でも優勝している筑波大だった。そんな絶対王者に対し早大は前半こそ苦戦を強いられたものの、後半足の止まりだした相手に対し猛烈なプレッシャー披露し試合をひっくり返す。延長までもつれ込む試合となったが最後まで足を止めなかった早大が見事相手を振り切り、76-72で激戦を制し、筑波大に今季初の黒星を喫させた。

 第1クオーター(Q)はG森井健太主将(スポ4=京都・洛南)のゲームメイクが光った。走る展開から得点源のC富田頼(スポ3=京都・洛南)へのアシストや自らの得点でゲームの流れを作り17-19と互角の戦いを見せる。しかし第2Qに入ると、「セカンドショットで点差が開いた」とF新川敬大(スポ4=東京・京北)が振り返ったように、体格で勝る筑波大にリバウンドを支配されだす。オフェンスでも速攻をなかなか出せずリズムがつかめないまま、このQをわずか2得点に抑えられてしまう。

体を張り続けた富田

 しかし、「点差が離れてもみんなが下を向かなかった」という森井の言葉通り、後半は徐々に追い上げムード。新川のバスケットカウントを皮切りにじわじわと点差を詰めるが、要所で筑波大もショットを決めなかなか追いつけない。圧巻だったのが最終Q。まずはF濱田健太(社3=福岡第一)のスリーポイントと3本のフリースローで点差を一桁に縮めると、圧倒的な運動量で相手の自由を奪い速攻を連発。残り5分で濱田が逆転のスリーポイントを沈め逆転。なんと17-0のランとなった。その後は「持ち味を出そうと思ってやった」と語ったG石原卓(社4=東京・京北)の得意のドライブで得点を重ね62-62で延長戦へ。延長ではC小室悠太郎(社1=石川・北陸学院)が値千金のスリーポイントを沈め先手を取るも相手も意地を見せ一進一退の様相を呈する。互いに突き放せない展開も残り10秒、1点リードで早大のディフェンス。ここを気迫で守り切り、最後はファウルゲームで得たフリースローを新川が2本沈め試合終了。76-72で熱戦を制した。

持ち味のドライブで貢献した石原

 胸が熱くなるような試合だった。それは点差がついてもあきらめずに自分たちのスタイルを信じ貫いた選手たちの姿勢から生まれたものだろう。この試合の勝利で大きな自信を手に入れたことは間違いないが、その一方で王者を破ったチームとして今後対戦相手からのマークもより一層厳しくなることが予想される。それをはねのけて勝ち続けることが出来るか。この試合のようなパフォーマンスを続けていけば間違いなく可能だろう。王座への道は、開けた。

(記事 秋間勇人 写真 阿部かれん)

第93回関東大学リーグ戦
   1Q 2Q 3Q 4Q 延長 合計

早大

17 17 26 14 76
筑波大 19 17 15 11 10 72
◇早大スターティングメンバー◇
G#18 森井健太主将(スポ4=京都・洛南)
G#15 森定隼吾(商3=岡山・倉敷青陵)
C#26 富田頼(スポ3=京都・洛南)
F#27 濱田健太(社3=福岡第一)
C#41 小室悠太郎(社1=石川・北陸学院)
◇主なスコアリーダー◇
得点  石原卓、富田頼:13得点
リバウンド  小室悠太郎:8リバウンド
アシスト  森井健太:5アシスト
コメント

G森井健太主将(スポ4=京都・洛南)

――試合を終えて今の率直なお気持ちはいかがですか

やっぱり本当に嬉しいっていう気持ちがすごく強いです。今シーズンは打倒筑波っていう目標を掲げていて、そういう意味で春はできなかったので、このリーグの1週目でこういう結果になったっていうのは自信にもなったと思うし良かったかなと思います。

――きょうの勝敗を分けた部分は

技術っていうよりも、点差が開いてもみんなが下を向かなかったという部分です。いつも下向いちゃうところで、みんな頑張ろうっていう意識、チーム力が出てきたかなと思います。

――第2Qでは苦しい時間になりましたがどう感じていますか

第2Qで点数も入らなくて良い流れではなかったんですけど、そこが今ワセダの課題で、良い時は相手を圧倒できるほどの力があるんですけど、自分たちの流れでない時間帯に我慢できるかとかがバスケではあると思うんですけど、そこでどうやって耐えられるかという力が出来上がっていないかなと思います

――得意のディフェンスから速攻という部分はしっかり出して行けたと感じましたか

最初、前半が全然できていなくて、後半それを体現しようという風にハーフタイムで話し合って。それが徐々に効いてきて相手が体力無くなってきた時に一気に行けたというのは大きかったかなと思います。

――ことしのリーグ戦は混戦になりそうですがその部分はどう考えていますか

圧倒的なチームがきょねんに比べていないので、その中で自分達にもチャンスがあると思うし、そのチャンスをつかめるかどうかっていうのは日ごろの練習もそうですし、まだまだ発展途上で強くなれるチームだと思うので、リーグ戦を通して強くなりたいなと思います。

――次の専大戦に向けて意気込みをお願いします。

きのうきょうと2連勝して勢いがあると思うので、しっかりと準備して必ず3連勝できるように頑張りたいと思います。

G石原卓(社4=東京・京北)

――強豪校の筑波大に勝ちましたがどのようなお気持ちですか

今は素直に嬉しいっていうのが一番なんですけど、それよりもリーグ戦なのでここの勝利をどうやって次に繋げるかっていうのが一番大事だと思うので、今日はみんなたぶん喜んでいると思うし、騒いでいると思うんですけど、明日からしっかり切り替えて次の対戦相手のことを考えるのが一番かなと思います。

――きょうはどのような意気込みでのぞみましたか

筑波は4年間一回も勝ててない相手なので自分たちはチャレンジャーだと思うので絶対勝とうと。逆に相手を意識しすぎるのも自分たちのプレーが出来ないのでまずは自分たちの粘り強いディフェンスをやっていこうと話してました。

ーー約2ヶ月ケガをされていましたが、今日こうしてプレーができる一番の要因は何だと思いますか

トレーナーの菊池(雄大、スポ2=東京・小松川)が私生活もずっと一緒で、僕の足のケアをしてくれていたので今こうしてプレーできてると思います。

――今日のご自身のプレーを振り返ってどうでしたか

前半にあまり調子が良くなくて、ちょっと今日ダメかなと思ったんですけど、バスケはチーム戦なのでしっかりハーフタイムで切り替えて後半は自分の持ち味を出していこうと思ってやったらちょうど噛み合ったので結果的に良かったと思います。

――途中でルーズボールに飛び込んでいらっしゃいましたがあれはどういうお気持ちでしたか

ワセダはワイワイやって流れに乗って行くチームだと思うのでああいうとこで僕が4年生でムードメーカーとしてやったらみんなワーッてなると思うのでそういうのを意識して、取れないだろうなと思ったんですけどとりあえずダイブしました(笑)

ーー次戦への意気込みをお願いします

次は専修大なので相手の方が身長もあるんですけど、相手関係なく自分たちのプレーをどこまでできるかっていうのが一番大事だと思うので自分たちのバスケを40分やり続けるっていうのが目標です。来週ですけど頑張ります。

SF新川敬大(スポ4=東京・京北)

――見事に筑波大に勝利しましたが率直なお気持ちを聞かせてください

春の目標が打倒筑波でチームでやっていて、でも春は筑波とやる権利もなく負けてしまったので、きょうはせっかくのチャンスだったので、その日に勝てて良かったです。

――筑波大との試合ということできょうはどのような意気込みで試合に臨みましたか

きのう2位の白鷗と良いゲームができて勝てたので、きょうもその流れで。キーはリバウンドだとみんな分かっていたので、そこに重点を置いてやっていました。

――きょうのご自身のプレーを振り返って

ふがいないです。自分の持ち味がスリーポイントなんですけど、全然確率も良くなくて、なかなか気持ちよくシュートが打てなかったので、そこは反省してます。

――点差が少ないなかでフリースローを打つ場面がありました

めちゃめちゃ緊張しました(笑)。自分自身フリースローが得意なわけじゃないので練習とかでも結構外しちゃうんですけど。でも2点差という場面で2本フリースローをもらえたので、勝負を決めたいなという思いで2本打ったら2本入ったのでとても嬉しかったです。

――きょうの勝因はどこにあると思いますか

きょうの前半の良くなかったポイントとしてリバウンドが挙げられて、セカンドショットやサードショットを打たれて点差が開いたんですけど。後半はそういうリバウンドをどんどん自分たちで取れたので良かったです。

――次戦への意気込みをお聞かせください

この勢いそのままに、リバウンドとかルーズボールを積極的に取りにいって、ワセダの持ち味を出して圧倒したいと思います。