ホッケー部

2017.09.07

関東学生秋季リーグ 9月3日 早大東伏見グラウンド

秋到来。開幕戦は7得点で立大を圧倒!

 9月3日午後1時。陽の光は依然として鋭く、それでも時折残暑をさらってゆく涼風が微かに秋の訪れを告げる。『打倒四強』へ向けた鍛錬の夏を過ぎ、ついに彼女達の『秋』――関東学生秋季リーグ(秋季リーグ戦)が始まった。立大を東伏見に迎えた注目の開幕戦。悲願の『関東優勝』へ向けて勢いに乗りたい早大は、ペナルティーコーナー(PC)を計17度獲得するなど終始支配的にゲームを進める。課題とする決定力には一抹の不安を残したものの、7-0と大量得点で白星を挙げ、見事スタートダッシュを決めた。

 ひと夏を越えた選手の成長に期待感が膨らむ中、早大のセンターパスで試合は始まった。序盤から攻勢に出る早大の先制点は前半6分。FW井上燦(スポ4=福岡・玄海)が右サイドを駆け上がり最初のPCを獲得すると、FB片倉優季(スポ2=山形・米沢商)がフリックシュートでゴールネットを揺らした。その後、好機をつくりながらも決められない時間帯が続いたが、待望の2点目は前半20分。5度目のPCで、リバウンドをFB瀧澤璃菜(スポ3=岩手・沼宮内)が豪快に叩き込む。さらに前半32分にも追加点を奪い、3-0で試合を折り返した。

先制点を決めた片倉

 後半に入っても展開は変わらず、早大が立て続けにPCを獲得していく。後半開始直後はあと一歩決めきれない様子もあったが、12分にMF南家未来(教1=京都・立命館)のリバースヒットがゴールを叩いて4点目。ここから波に乗り、17分にペナルティーストローク(PS)をMF梅村雅子(人4=岐阜・可児)が冷静にゴール左隅へ流して5点目を奪う。続けて21分、14度目のPCからFB瀧澤璃菜(スポ3=岩手・沼宮内)が直接ゴールへ突き刺して6点目を追加した。さらに29分には混戦からMF的場朱音(スポ2=滋賀・伊吹)が押し込んで、7-0。幾度となく好機をつくり続け、立大を圧倒した。

2得点の活躍をみせた瀧澤

 『打倒四強』のため、早大が夏に重きを置いたのは攻撃力の強化。春、駿河台大戦、山梨学院大戦、立命大戦で無得点に終わった選手が口々に語った課題が「DFからの押し上げ」だった。関東学生春季リーグで5季連続となるGK王を獲得したGK南有紗(スポ4=埼玉・飯能)にベストイレブン獲得の瀧澤、片倉。そこへFB片柳陽加主将(スポ4=栃木・今市)を加えたディフェンス陣がこのチームのストロングポイントだ。その守備をいかに攻撃に繋げていけるかがカギとなる。そこで秋に目標とするのが、全員で攻撃できるホッケー。そのために走り負けしない体力も磨いてきた。この試合、地力で勝っていたとはいえ、17ものPCを獲得したことはひとつの夏の成果といえる。そして次戦は1ヶ月後、相手は駿河台大。春は引き分けたが、終始駿河台大ペースの苦しい試合展開だった。夏を経て迎えた秋。どれだけ自分のペースで試合を進められるか。あるいは苦しい展開の中で一瞬の好機を仕留め、勝ち切ることができるか。関東2番手の壁を打ち破り、『打倒四強』、『打倒山梨学院大』に名乗りを挙げろ。 

(記事 安本捷人、写真 涌井統矢、新藤綾佳)

※掲載が遅くなり、申し訳ありません

関東学生秋季リーグ
早大 3-0
4-0
立大
コメント

安岡裕美子監督(平16卒)

――秋季リーグ戦全体の目標は

全員で攻撃できるホッケーを目指してやってきました。

――今試合の意気込みは

得点を取らなきゃいけない試合だったので、なるべくシュートを打って、リバウンドまで行って得点を取ろうという意識を持って臨みました。

――夏の練習で特に強化した点はどこでしょうか

守備は春もベース的にはできたいたので、攻撃でつないでシュートまでいくように心がけて、全員ホッケーができるようにしていました。

――PCが決まらない印象を受けましたが、それについてはどうお考えですか

決まらなかった印象はあると思うのですが、結果を見たら30パーセント以上は決まっていたので確率的にはよかったです。あとは作戦上、バリエーションは使わずにストレートに絞っていたので決まらない印象はあったのではないかと思います。

――GK高橋詩帆選手(スポ2=栃木・今市)がフィールドプレイヤーとして出場していましたが、どのような意図だったのでしょうか

FWは体力の消耗が激しいのでなるべく選手交代を多くしたいのと、咲(FW中村、教3=東京・成城学園)が夏の練習にいなかったというのもあるので夏からFWの練習をしてもらっていました。

――次戦は1ヶ月後で、相手は駿河台大となり厳しい戦いが予想されますが、意気込みをお願いします

時間があるとポジティブにとらえて、駿河台大の試合を研究して勝てるように頑張りたいと思います。

FB片柳陽加主将(スポ4=栃木・今市)

――開幕戦でした。どういった意気込みで臨みましたか

初戦なので、ここから勢いづいていけるようにしっかり点を取るということと、今後試合も続くので、それに繋げられるようにちゃんと自分たちのプレーができるように意識しました。

――春のシーズンを振り返って、夏はどういったところを課題にしましたか

決定力を挙げるというところで、シュート練習も一人一人自分が決めるという意識を持ってやりました。あと人数が少ないので、だれが出ても同じ戦力になるように一人一人のレベルや体力を同じにできるように取り組んできました。/p>

――7-0というスコアを振り返って、いかがですか

もう少しとれたかなと思います。練習で意識していることを試合でも同じように、上手く使える時が少ないです。もう少し練習を試合に繋げられるようにしていければと思います。

――ここは良かったな、という部分は何かありますか

PCを結構とることができました。もう少し決められたかなとは思うんですけど。いつも姿勢が低い相手に対して足下に入れることが難しくすぐ相手ボールになってしまうことがあるのですが、今回は粘ってPCで終わらせることができていたので、そこは良かったなと思います。

――次戦は駿河台大との試合です。どう戦っていきたいですか

駿河台大は今回の相手に比べるとレベルも高くスピードも速いので、でもやることはそんなに変わらないと思っていて。練習を試合で生かすとか、一人ひとり目標をもってシュートできるところでしていくとか。相手は変わるのですが、自分たちはそんなに変える必要はないかなと思います。ただ、勝たないと優勝が遠のくので、しっかり勝てるように全員で戦っていきたいです。

MF梅村雅子(人4=岐阜・可児)

――きょうの試合が秋季リーグの初戦ということでしたが、初戦への意気込みと秋季リーグへの意気込みについて教えてください

私たちにとって最後のリーグになるので、この秋リーグの初戦はリーグ全体を通して勢いがつくように大量得点が取れたらチームとしても勢いがつくかなと思ったのでそこを目標にやってきました。リーグ全体としては最後のインカレに向けて四強を倒すという大きな目標があるのでそこに向けて勢いがつけられたらいいなと思っています。

――きょうの試合を振り返って、またペナルティストロークを決めた自身の得点シーンについて聞かせてください

目標が大量得点ということでチームとしては細かいパスをつないでゲーム展開を速くゴールまで行こうという目標を立てていたので自分のポジション的にパスを散らすことを意識してやりました。ペナルティストロークに関しては自分自身初めて打ったのでとても緊張はしたのですが、練習の成果が出たのかなと思い満足しています。

――夏の練習で頑張ったことや、夏を通じて強化したポイント等があれば教えてください

チーム全体として、この暑い中走り込みを行い体力をつけるということは力を入れてやってきたのでそこはこの暑い中でも発揮されたのかなと思っています。個人としてはやはり最高学年なのでプレー面だけでなく全体に声をかけるということも意識してこの夏は取り組みました。

――次の試合が1ヶ月ほど空いてしまいますが、次戦に向けての意気込みと今回の試合からの改善点などがあれば教えてください

1ヶ月空くのですが、1ヶ月後が宿敵である駿河台大戦なので気を抜かずにしっかりライバル校を倒せるようにやっていきたいということと今回の課題としてはやはりチームとしてやるべきこと、やりたいことがあまり一致していなかったと感じたのでそこをチームで共通理解させながら攻撃の仕方や守備の仕方をもう一度改めて考え直して駿河大戦に向けて頑張っていきたいと思っています。

FB瀧澤璃菜(スポ3=岩手・沼宮内)

――秋のリーグ戦初戦でしたが、この試合にはどのような心意気で臨みましたか

夏に福井と天理に合宿に行きまして、福井では足の速い高校生を相手にし、天理では大学で日本ナンバーワンになったチームなだけあってフィジカル、パワー、スピードも格が違う相手と試合をしていた中、チームとして相手のプレーを予測するという目標を立てたので、それを思い出しながらプレーしました。

――チーム全体のできとしてはいかがでしたか

相手に走り負けているということはなかったので、そこは合宿の成果がでたのかなと思います。けれど、コーチにも言われたんですけど、自分たちのやりたいことがプレーに表れていなくて、どんな攻め方をして得点を取りにいくかっていうのが明確でなかったのが反省点です。

――ご自身は2得点決められましたが、そのシーンを振り返っていかがでしたか

1点目は優季(FB片倉、スポ2=山形・米沢商)のフラッグがカモフラージュになって相手がそれにつられていく間に、自分が右にずれてパスをこさせるように見せかけてと思ったんですけど、相手はつられてなくて。でもリバウンドがたまたまそこに来たので、これは決めないとやばいと思い、とにかく強く打つということを意識して決めました。くるみ(FW稲田、スポ4=佐賀・東明館)さんが、とにかくリバウンド狙いでいくとおっしゃっていて、コースを狙うよりも、とにかく強く打ってキーパーに当てて、チャンスを増やしていくという攻め方をしていたので、この時もとにかく強く打つということを意識して決めました。

――次戦へ向けての意気込みをお願いします

きょうとは全く違った相手になりますし、日本リーグにも参加しているチームなので、勝気で攻めていきたいです。