庭球部

2017.09.06

関東大学リーグ 9月4、6日 東京・有明テニスの森公園ほか

ついにリーグ開幕!攻めの姿勢で優勝目指す

 いよいよ関東大学リーグ(リーグ)が幕を開け、本格的な団体戦シーズンへと突入。女子部は昨年に続きリーグ優勝、そしてその先の全日本大学対抗王座決定試合優勝を果たすべく、初戦の山梨学院大戦に臨んだ。雨のため中断されたため2日間にわたって行われることとなったが、7-0と快勝し幸先の良いスタートを切った。

 ダブルス2に登場したのは細沼千紗女子主将(スポ4=東京・富士見丘)・下地奈緒(社1=沖縄尚学)組。ファーストセットをもぎ取り、その流れのままセカンドセットではいきなりブレークする。勝利に向けてここからさらに突き放したいところ。しかし相手も意地を見せ、3-4と逆転されてしまう。それでも「逆転されたところでもしっかり良いプレーが出せた」(下地)と話すように、早大ペアは集中を切らさなかった。9ゲーム目に細沼と下地が華麗なボレーを決めブレークチャンスを握ると、大事な場面を細沼が粘りのプレーで仕留める。その後のサービスゲームもしっかりとキープした。一方関東学生選手権で優勝し勢いに乗る上唯希(スポ3=兵庫・園田学園)・大矢希(スポ3=愛知・名古屋経大高蔵)組は、ダブルス1として出場。圧倒的な強さを見せ、相手に思うようなプレーをさせない。ダブルスを2戦とも勝利で終え、シングルスへとバトンをつないだ。

ダブルスで初出場を果たした下地(左)とリードする細沼

 ファーストセットでブレーク合戦となったのは、シングルス4の大河真由(スポ2=千葉・秀明八千代)。3-5と追う立場にあったが、そこから5-5に追い付いた。この場面が「試合の勝敗を分けた」と大河。徐々に調子を上げ、次々にポイントを重ねる。続くセカンドセットも先程同様追う展開に。しかし焦ることなく冷静に状況を把握し、逆転のチャンスをうかがった。「自分のやることは明確に見えていた」(大河)。着実に追い付き迎えた11ゲーム目はジュースが続く接戦となったが、ここも大河が制す。シングルス5の倉持美穂(商1=東京・早実)が既に1勝を持ち帰っていたため、チームが勝利するためには大河がこのサービスゲームをキープするだけ。味方の応援を力に変えながら、最後は狙い澄ましたフォアハンドで相手のミスを誘った。シングルス1の大矢、2の細沼、3の金井綾香(社4=東京・早実)といった団体戦の経験が豊富なメンバーも勝利を収め、山梨学院大に全勝。特に個人戦では結果を残せず不安要素のあった細沼が「久しぶりにテニスが楽しいなと思えた」と語っており、頼もしい主将の帰還を期待させる。

大河がチームの勝利を決定づけた

 次なる相手は昨年の入れ替え戦で1部昇格を果たした明大だ。早大を倒すべく、チャレンジャーとして強い気持ちで挑んでくるに違いない。だからこそ細沼は「受け身にならずに、攻めていく気持ちを忘れずに」と話す。相手が誰であろうと果敢に攻め続ける姿勢は変わらない。最終目標である王座12連覇への挑戦は、既に始まっている。

(記事 田中佑茉、熊木玲佳、写真 田中佑茉、平松史帆)

結果

○早大-山梨学院大

ダブルス1
○上唯希・大矢希6-3、6-0大嶺真緒・福井景子
ダブルス2
○細沼千紗・下地奈緒6-4、6-4西里夏子・吉冨夢子

シングルス1
○大矢希7-6(4)、6-3松本安莉
シングルス2
○細沼千紗6-2、7-5西里夏子
シングルス3
○金井綾香6-0、6-2石野碧
シングルス4
○大河真由7-5、7-5安部有紗
シングルス5
○倉持美穂6-2、6-3原口沙絵

コメント

1日目終了時

細沼千紗女子主将(スポ4=東京・富士見丘)

――いよいよ団体戦シーズンが始まりましたが、チームの雰囲気はいかがですか

個人戦であまり納得のいく結果が出なかった子が多かったので、団体戦は絶対に日本一という子が多くて。王座(全日本大学対抗王座決定試合)12連覇という目標を掲げているのですが、ことしのスローガンである『挑戦』をしていこうという気持ちが多いですね。

――チームの皆さんにはどのような言葉をかけましたか

早大ということはチャレンジャーの気持ちでやられてきて受け身になってしまうことが多かったので、逆にこちらが挑戦していかないとことしの王座は取れないよと。受け身にならず、こちらから打っていこうという話をしました。

――細沼選手自身も個人戦では悔しい思いもされたと思います。どのような気持ちで今大会に臨まれていますか

個人戦では本当に最上級生になってからが一番結果が出なくてすごく悔しかったのですが、私が好きなのは団体戦なので、みんなのガッツとか応援している人を見ながら、私の背中についてきて良かったと思ってもらえるようにプレーしていました。

――きょうは1年生の出場が目立ちましたが、どのような意図でオーダーを組みましたか

清水(映里、スポ1=埼玉・山村学園)がケガしているというのもあって、フルのオーダーを組めない中で下地(奈緒、社1=沖縄尚学)、倉持(美穂、商1=東京・早実)が頑張ってくれて、その期待に応えてくれました。1年生で緊張もしたと思うのですが、元気よく頑張ってくれたので良かったです。

――ご自身の試合を振り返って

本当に久しぶりにテニスが楽しいなと思えた試合で。前日隼さん(渡邉ヘッドコーチ、平19スポ卒=静岡・庵原)ともLINEしたのですが、私から「あした試合が楽しみです」と送れるようになって。すごく緊張して寝られなかったのですが、でもすごく楽しみだなと思えて。ダブルスも1年生と組んで楽しかったですし、シングルスも「やっぱりテニスってこうやって楽しくなきゃいけないんだな」と思えた試合でした。

――試合中の表情も個人戦の時とは違うように見えました

そうですね、後輩がすごく応援してくれて、心強い同期もベンチや(コートの)外にもいてくれて、このチームで戦って良かったなと思いながら試合をしていました。

――チームの勝利は決まりました。次は1部昇格の明大になります

明大は筑波大に(初日の時点で)2-2という状態なのですが、去年一部に上がってきたからこそすごくチャレンジャーなんですよね。早大に対してもチャレンジャーでやってきて勢いもすごくあると思うので、私たちは先ほども言ったように受け身にならずに、攻めていく気持ちを忘れずに頑張っていこうと思います。

大河真由(スポ2=千葉・秀明八千代)

――関東大学リーグ(リーグ)が始まりましたが、どのような気持ちで臨みましたか

チーム力を意識してずっと準備してきたので、今までやってきたことをやるだけだと思って試合に臨みました。

――初戦ということで、硬さなどはありましたか

去年もリーグは1戦出させていただいたのですがあまり団体戦の経験はなかったので、少し緊張してしまった部分はあったと思います。

――ファーストセットはお互いのブレークが続きましたね

そうですね。サービスキープがなかなかできませんでした。自分的にサービス自体はそんなに悪くなかったなと思うのですが、相手がレシーブした後のプレーを自分からミスしてしまっていたのでキープができなかったなという感じです。相手のサーブもそこまでエースを取られることがなかったので、ブレークはずっとできていたという印象です。

――セカンドセット序盤は押されていましたが、その後追い上げました

はい。ファーストセットはいいかたちで終われたので次もそのままいこうと思ったのですが、相手が集中していたこともあって出だしで大きく差をつけられてしまいました。でも自分のやることはある程度明確に見えていたので、そこまで焦ることなくセカンドセットを進められたかなと思います。

――やるべきことというのは

試合を通して自分のミスが多く出てしまっていたので、それを減らすために足を動かそうとか、そういうシンプルなことなのですがそれをやろうと思いました。

――途中でコートを移動しましたが、それはプラスに働きましたか

どうでしょう。でも大学の試合は春関(関東学生トーナメント)とか夏関(関東学生選手権)とか、移動した後の(A)コートでやることのほうが多いので、確かに移動した後の方がやりやすかったかなというのはあります。

――きょうの勝因はどこにありましたか

やっぱり試合の勝敗を分けたなと感じるのは、ファーストセットの4-5から5-5にしたところですかね。

――長い試合でしたが、途中で疲れなどはありましたか

特に疲れは感じませんでした。インカレ(全日本学生選手権)とか夏関とかはもっと気温が高い中でやってきたので、きょうは比較的気温も高くなくて全然大丈夫でした。

――次の相手は明大ということで1部に昇格してきたチームですが、印象はいかがですか

明大の印象としては、今すごく勢いのあるチームだなと思っていて、1、2年生の力もすごくあるなと感じています。

――ではその明大戦に向けて意気込みをお願いします

どんな敵であろうと早大のチーム力で勝利を手にしたいなと思っています。

倉持美穂(商1=東京・早実)

――初めての公式の団体戦出場でしたが、緊張はされていましたか

緊張は少しはしたのですが、チームのために頑張ろうと思ってやりました。

――試合を振り返って

自分から積極的にいけて気持ちの面でも強気でプレーできたことが良かったと思います。

――次の明大戦に向けて

どの大学と当たっても早大が勝つために自分がチームに貢献したいと思います。

下地奈緒(社1=沖縄尚学)

――公式の団体戦は初出場ですが、緊張などはされましたか

初めてのリーグで団体戦もあまり出たことがなかったので、ちょっと序盤は緊張してしまいました。

――どのタイミングで緊張が解れましたか

最初に大きくリードできたとかはなかったのですが、しっかり自分たちのテニスができていたので、焦らずやっていけば大丈夫かなと思っていました。サーブがキープできていたので良かったです。

――きょうの山梨学院大戦にはどのような意気込みで臨みましたか

1戦目ということで今後のリーグにも大きく影響する試合だと先輩方も言っていて、私もそう感じていました。大事な試合だとは考えていたのですが、あまり力まずリラックスしてやろうと思っていました。

――きょうの試合を振り返ってみてどこが勝因だったと思いますか

セカンドセットで3-4になったのですが、その次のゲームでしっかりキープして次ブレークできてというところで、逆転されたところでもしっかりいいプレーが出せたのが良かったと思います。

――細沼選手とのペアでしたが練習はできていましたか

最近になってから組ませていただいて試合でやるのは初めてだったので、ペアリングがどうなるのかは分からない状況だったのですが、始まったらいい雰囲気でできていたと思います。

――次の明大戦へ向けての意気込みをお聞かせください

きょうの試合で勝ちに貢献することができたのでそこは自信を持って、次出るとしても出ないとしてもチームの勝利に貢献できるように頑張りたいと思います。