野球部

2017.09.08

東京六大学秋季リーグ戦 9月9、10日 神宮球場

春のリベンジで開幕ダッシュだ!/明大戦展望

 東京六大学秋季リーグ戦(秋季リーグ戦)が今週末に開幕する。早大がまず相対するのは明大。春は12年ぶりの5位に沈んだが、六大学の中でも組織力、野球頭脳はナンバーワンと言える。昨季2試合とも1点差で連敗を喫するなど近年の早大も苦手とする相手だ。とは言え、いずれ倒さなければいけない相手なら早い方がいい。その相手を開幕戦で打倒できれば波に乗れるからだ。今後の戦いを考えても、リーグ戦への入りは特に重要。是非とも勝ち点を挙げ、4季ぶりの賜杯奪還へ向けて好発進を切りたい。

 警戒すべきは明大が誇る左右の二枚看板。齊藤大将(4年)と森下暢仁(2年)だ。齊藤は体を大きくひねるフォームから140キロ超の直球、代名詞とも言えるスライダーなど多彩な球種を操る左のスリークウォーター。先発、抑えにフル回転が予想される左腕は他大学にとって大きな脅威だ。森下は将来のエース候補としての期待が大きい右の本格派。しなやかな腕の振りから放たれる最速150キロの真っすぐの威力はリーグ随一であり、カーブ、スライダー、カットボールとのコンビネーションも光る。

 この二投手をいかに攻略するか。攻撃のキーマンはやはり不動の1番・八木健太郎(スポ4=東京・早実)だろう。夏季オープン戦でも八木の出塁が得点へ結び付くケースが多く、好機で福岡高輝(スポ2=埼玉・川越東)加藤雅樹(社2=東京・早実)三倉進(スポ4=愛知・東邦)のクリーンアップへと回せば面白い。また、昨季は犠打がことごとく決まらず好機をつぶした。決めるところでしっかりと犠打を決められるかどうかが、今回も勝敗を分けるだろう。好投手が相手だけに大量点は見込めないが、その中でも重要になるのが先制点。何とか先に点を奪い、試合を優位に進めたいところだ。

 

バットコントロールの光る左の好打者・渡辺佳

 

 ボールコンタクトに長け簡単には打ち取れない打者がそろう明大打線は『いやらしい』という印象だ。1、2番に予想される竹村春樹(4年)、渡辺佳明(3年)はともにミート力が高く厄介。上位が出塁すれば中軸に座る逢澤崚介(3年)がポントゲッターとして勝負強さを見せる。春から4番を任される主砲・越智達矢(3年)は長打力があり、慎重な攻め方が求められるだろう。また野球を知っている選手が多く、バントやエンドランといった攻撃のパターンも豊富。そして明大伝統の『粘り』はことしも健在であり、接戦になれば驚異的な粘り強さ、勝負強さを発揮する。
 対する早大は左のWエースで明大打線を抑え込む。開幕戦となる1回戦は小島和哉(スポ3=埼玉・浦和学院)の先発が濃厚。春の明大1回戦では右足首痛による制球難により序盤で降板したぶん、今回はしっかりと先発の役割を果たしたい。開幕が近付くにつれ調子が上がってきた小島には、ベストピッチが期待できそうだ。2回戦の先発が予想される大竹耕太郎(スポ4=熊本・済々黌)も、最後の秋を前にして状態は上向き。一度も先発ができず救援で2敗を喫した昨季のぶんまで、この開幕カードで3年春以来の勝ち星を手にできるか。柳澤一輝(スポ4=広島・広陵)は抑えとしてスタンバイするが、状況に応じて先発起用もありそうだ。誰が投げるにしろ、しぶとい明大打線に対して自分の投球ができるかが重要。投手にとってはストレスを感じるマウンドになりそうだが、その中でも目の前の一球、一打者、一回に集中し、最少失点で抑えたい。

序盤で降板した春の明大1回戦のリベンジを期する小島

 開幕週で早明が激突するのは実に12季ぶり。総合力では高いものがありながらBクラスに沈んだ春からの巻き返しを期する両校の対戦は、これから始まる秋季リーグ戦の行方を占うカードとなる。その勝敗を左右するのは投手の出来。好投手を擁する明大が相手とあって、投手が踏ん張れなければ勝機はない。守りの野球でロースコアに持ち込み、少ない点差を守り切る。理想のゲームプランで難敵を撃破し、まずは開幕カードでの勝ち点を手にする。

(記事 郡司幸耀、写真 加藤佑紀乃)

東京六大学秋季リーグ戦星取表
立 大 慶 大 法 大 早 大 明 大 東 大 勝ち点 勝率
立 大 10/14
10/15
10/21
10/22
9/23
9/24
9/30
10/1
9/9
9/10
――
慶 大 10/14
10/15
9/23
9/24
10/28
10/29
10/7
10/8
9/16
9/17
――
法 大 10/21
10/22
9/23
9/24
10/14
10/15
9/16
9/17
10/7
10/8
――
早 大 9/23
9/24
10/28
10/29
10/14
10/15
9/9
9/10
9/30
10/1
――
明 大 9/30
10/1
10/7
10/8
9/16
9/17
9/9
9/10
10/21
10/22
――
東 大 9/9
9/10
9/16
9/17
10/7
10/8
9/30
10/1
10/21
10/22
――