自転車部

2017.09.06

全日本大学対抗選手権 9月3日 長野・大町市美麻地区 公道周回特設コース

中川が昨年に続く上位入賞を決める!

 3日間に渡り行われたトラック種目では入賞は2種目のみに終わりワセダは総合順位を10位で折り返した。巻き返しを狙い挑んだロード。女子は小泉夢菜(スポ1=埼玉・浦和工)が9位、男子種目では中川拳(スポ2=北海道・帯広三条)が昨年の3位に引き続き5位入賞、孫崎大樹(スポ3=京都・北桑田)が16位に食い込みそれぞれ学校対抗のポイントを獲得した。

 午前8時と比較的気温が低い時刻に始まった女子ロードレース。序盤から昨年のインカレ王者福田咲絵(慶大)、一昨日ポイントレースを制した梶原悠未(筑波大)ら3人が逃げ先頭グループを形成する。小泉は先頭集団にはつかず第2集団で待機。距離が進むごとに先頭との差は開き3位以内を目指すのは難しくなったがついて行くのに精一杯でありペースを上げることができない。さらに最後のスパート争いにも体力を使っていた体は思い通りに動かず、わずか3秒という僅差でインカレ初入賞を逃した。

100キロ過ぎでレースを終えた八田

 女子に引き続き行われた男子ロードレースは序盤から高橋優斗(中大)、石井駿平(鹿屋体大)ら複数の選手が飛び出し、先行していく展開になる。早大は孫崎、中川、小野寛人(スポ1=神奈川・横浜)の3人がポイントを取りに行くプランを明確にし、プロトンの上位で後半の動きに備えた。10キロを過ぎたあたりで塩田航平(スポ4=埼玉・栄北)がリタイア。岩田宗也(スポ4=広島・広島城北)も先頭を追う姿勢をみせプロトンを引っ張りペースを上げたが力尽きた。中間点を超えるころには先頭とプロトンとの差が4分を超え、出場者の半分は消えたが、八田衛(スポ4=鳥取・倉吉東)、や納家一樹(スポ2=東京・八王子桑志)らもレースを走行し、総勢5人がプロトンについていく。だが、100キロを過ぎると八田、納家、小野が疲れはじめ途中棄権に追い込まれた。この後先頭との差を危惧した岡本隼(日大)がプロトンから飛び出し追走を開始する。岡本の後も別々の選手がアタックを行いスピードを落とさず急速に差は縮まっていく。残り20キロを残し武山晃輔(日大)が先頭に躍り出ると、後続との差を一定に保ち詰めさせないようペースを支配。先頭の武山が安全圏に入るとプロトンでは入賞争いが激化する。次々に選手がスプリントを仕掛けては、また集団に戻るということが繰り返されたが中川が絶妙なタイミングでの抜け出しに成功。5位入賞を決めた。一方、孫崎は終盤まで脚を残すことができず、入賞はならなかったもののポイント獲得圏内の20位以内でレースを終えた。
 

5位入賞を決めた中川

 最終日のロードレースで男女共にポイントを獲得。ロード成績では4位につけたがトラックと合わせた4日間の総合成績では10位と散々な結果となった。今大会で特定の種目でしか上位進出が狙えない層の薄さが課題として浮き上がった早大。「全体の強化が必要」(孫崎)。トラック、ロード共に期待のできるルーキーがいるだけに強化次第では表彰台もみえてくる。秋、冬のシーズンをへてチーム力を底上げし来年のインカレこそは頂を勝ち取ってほしい。
 

(記事 喜柳純平 写真 大庭開、曽祢真衣)

結果

▽女子ロードレース

小泉夢菜 9位  

▽男子ロードレース

中川拳 5位 
孫崎大樹 16位
小野寛斗 DNF
山本真寛 DNF
八田衛  DNF
塩田航平 DNF
岩田宗也 DNF
納家一樹 DNF  

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コメント

塩田航平(スポ4=埼玉・栄北)

――きょうは自分の役割をどのように捉えて臨みましたか

正直全然走れる脚ではなかったので、序盤で機材トラブルがあった人に貸すか、(レースを)降りたらすぐにピットまで持って行って代車にしてもらおうと思っていました。

――調子を落としていた理由は何ですか

就活で5、6月まで全然乗っていなかったので8月の乗り込みの時に脚を痛めて、そこから脚も気力もなく来てしまいました。

――車で回収されていましたが、何が起きたのですか

特に何も起きず、遅れて。最初は結構足切りの時間がきついのですぐに足切りにあってしまいました。2周目です。

――4年間を振り返っていかがですか

要所要所で頑張れたんですけど、やっぱり自転車に対する熱意が足りなかったかなと思います。4年間楽しく過ごせたのでいい思い出になったと思います。

――昨年の湾岸クリテリウムでの勝利が忘れられません。後輩たちへメッセージをお願いします

足や腰を故障すると本当にイライラするし乗れないし、その後に走れない自分に絶望します。できるだけ故障なく、ちゃんと体のケアだけはしっかりして自転車を4年間楽しんでほしいなと思います。

岩田宗也(スポ4=広島城北)

――今回は最後のインカレ(全日本大学対抗選手権)でしたがどのような意気込みで臨みましたか

1か月前に落車してケガをしてしまって、万全ではないんですけど最後なのでなんとか全力でがんばって、やれることはやろうと思って臨みました。

――やれることというのはチームのためにということでしょうか

そうですね。チームのためです。

――チームのなかではどのような役割だったのでしょうか

僕はもう完走はちょっと難しいかなと思っていたので、レース前半にできた逃げを孫崎(大樹、スポ3=京都・北桑田)の指示を仰ぎながらチェックしていました。

――メイン集団を序盤から引っ張ていたのはチームとしての作戦だったのでしょうか

事前の作戦ではなかったんですけど、割とペースの遅い前半だったので僕が動けるうちに動いておこうと思って前半でレース展開をさせてもらいました。

――走りながらチームメイトとの会話やコミュニケーションはありましたか

主に孫崎とコミュニケーションをとって、今後の展開がどうなるかを話して、あとは後輩や八田(衛、スポ4=鳥取・倉吉東)に「がんばれよ」とメッセージを送っていました。

――前半でのリタイアとなってしまいましたが、これについては後悔などはありますか

やれることはやって最後には疲労困憊で終わったので、後悔はしていないです。全力を尽くせたかなと思います。

――今回のご自身の走りやチームへの貢献については、ご自身でどのように評価していますか

本当にのほんの少しなんですけど、何もせずにリタイアするよりかは全然よかったかなと思います。

――チームメイトの中川(拳、スポ2=北海道・帯広三条)選手や孫崎選手が上位に入ったことについてはどのように感じていますか

本当にうれしいです。本人たちは優勝をあくまでも狙っていたんですけど、十分がんばってくれたと思います。

――最後のインカレを終えましたが、今の率直なお気持ちはいかがですか

あしたからトレーニングをしないで済むと思うと少し気が楽ですが、反面さびしい気持ちもあります。

――4年間の自転車部での競技生活を振り返っていかがですか

本当にいろいろあったんですけど僕自身は病気だとかケガが多くて、最後もケガをしてしまって不幸かなと思ったんですけど、ケガをしたことでいろんな部内の人がサポートしてくれて、最後の最後でお世話になったと思います。

――最後に後輩へのメッセージをお願いします

集中してトレーニングをして、僕みたいにこけないように、ケガと病気に気を付けてほしいと思います。

八田衛(スポ4=鳥取・倉吉東)

――きょうのレースのプランはありましたか

とにかく完走してなんとか20位以内に食い込むということだけを考えるようにもうそんなに脚を使って動いたりせずとにかく休めるところは休んで前の20位以内の展開で走ろうというプランで臨みました。。

――コンディションの方はいかがでしたか

ロードの調子は実際上がっていまして、ワット数も上がり、体重も冬よりも7キロ、8キロぐらい減ってだいぶ洗練されてきた感じでロードの感触はよかったですね。。

――事前にトラック合宿を行ったとお聞きしましたが成果は発揮できましたかか

そうですね。コースを知れたということと合宿でたくさん走ったというのが自信につながりました。

――チーム内での自身の役割はどのようなものでしたか

チーム内ですと20位以内に入ってポイントを稼ぐことと、孫崎や中川、小野に完走できないような事態になった時に何としても得点をとる役割でした。

――レースを振り返って

最初の方で脚を使ってしまうのはしょうがないのですが中盤の場所取りもまあまあうまくいっていたような感触はあったのですがやはりどうしても強い選手の上りの勝負どころのペースアップにやられてしまったという感じですね。大体2週に1度くらい速い周回がありましてそのインターバルに少しやられた部分はありました。

――レースを終えたのは何週目でしたか

10周完了で降ろされてしまいました。集団でん展開できていたのは9周です。

――レースを終えたあとの気持ちは

少し、色んな気持ちがこみ上げてしまっていて感極まる感じでした、1年生の時にロードで活躍したいという思いがあったので達成できなくて悲しいです。

――大学での4年間を振り返って

そうですね。色々体調不良や腰を壊したのが大きいですね。手術をした苦しい期間があったのでそれを乗り越えたのが大きな経験になったのかなという感じですね。大きなことはやはり腰の故障ですかね。それがありましたので、でも怪我を言い訳にはしたくないですしでも活躍はしたかったので何か1つ大きな結果が欲しい4年間だったのですけどなかなか結果を出すことができずに悔いは残る感じはあります。残念な気持ちではあるんですけど、今の状態から1年生からやり直したいのですがまぁ色々あって今の結果がベストだったのかなという気持ちで今は落ち着こうとしてる感じです。

――引退後、自転車競技は継続しますか

そうですね。趣味程度で続けるかもしれないですけど、しばらくこんな悔しい思いはしたくないですね。競技としてはしばらくはしないと思います。

――同期や後輩にメッセージをお願いします

さっきも言ったように腰の故障があったわけですけど競技をやめることも考えていましたがその時に本当に同期には助けられたので、その感謝の気持ちがあります。4年間を通して協力してくれましたし同期には非常に恵まれていて感謝の気持ちでいっぱいです。後輩には本当は実力や成績で引っ張っていきたかったのですが1年生の時はそういう目標も1つあって実力や結果で引っ張っていく先輩になろうと思っていたのですか現状はそのようにできなくて、ただ自分が練習している姿でしたり、自転車に向き合う姿勢などを後輩が見て何か刺激をうけて、後輩のモチベーションにつながっていてくれたら後輩ができてから3年間が良かった風になるのかなと期待はありますね。

孫崎大樹(スポ3=京都・北桑田)

――きょうのレースのプランはありましたか

僕、中川、小野の3人が20位以内のポイント圏に入るということで八田さん、納家あたりが、自分達に何かトラブルがあっても代わりじゃないですけど3人目にしっかり残れるようにと確認してスタートしました。

――コンディションの方はいかがでしたか

自分は体調を崩してしまって長野に現地入りした時から風邪をひいてしまって、トラックでは散々な結果でしたがおとといのポイントレースから若干復調の兆しがあったのできょうも朝起きたとこはだいぶ鼻声もましになっていけるかなと思いましたが、あまりいい結果は残せませんでした。

――コースの特徴などはありましたか

そうですね。下って上るだけのレースなので力がないと上りで振り落としにかけられてどんどん落ちてしまうので力がはっきりと出るコースだなと感じました。

――序盤から3人の選手が飛び出しました

このコースで最初から最後まで逃げ切りというのは相当脚がないと無理なのと、逃げメンバーが相当良くてメイン集団が停滞した時でないと決まらないので、人数も少なかったですし結局3人に減ったので決まらないと思ったのでメイン集団があとはもうサイクリングペースにならないようにうまく集団をコントロールして走るということだけだったので全然逃げに関してはスルーという感じで最後の勝負どころに挑むという感じでした。

――集団の中で牽制などはありましたか

ありましたね。でも2分、1分くらいだとここのコースでは前も結局3人がバラバラになって優勝した人もメイン集団からアタックをかけて追いかけて追い抜いて優勝だったので自分は牽制もありましたが1回ペースが上がるといっきに追いつけると思っていたので1分、2分くらいなら全然怖い差ではなかったです。

――最後はスプリント勝負になりましたが余裕の方はありましたか

余裕はないことはないですけどどうしても脚に力が入らなくて自分の今できるところでどこまでいけるかというのは不安かありましたがでも絶対20位以内に入ることとあとはあのメイン集団でもトップは7位、8位だったので10位以内にも入れるのではないかと思っていたのでそこだけはしっかりと入っておこうと思って来年のツール・ド・北海道のポイントにも関わってきますのでできるだけ1つでも前をっていうのを意識して頑張りました。

――来季の主将になるとうかがいましたがどのようなチームを作っていきたいと考えていますか

そうですね。やっぱり全体のレベルの強化が今回のインカレで必要です。総合優勝するにはポイントをとる人がとってさらに周りの選手が取らないと勝てないと思うんですね。日本大学も総合優勝を決めましたがどの種目も取るべき選手が取ってさらに取るべき選手と思われてなかった伏兵的な選手もしっかりと入賞はして優勝を確実にしたので実際今僕と後藤さんとタンデムが絶対に取れると思っていましたが、僕と後藤さんが取れなくてタンデムは優勝できるのではないかと思いましたができなくて、でもしっかりメダルは取ってくださったので本当にタンデムだけになりましたがここを僕と後藤さんが失敗しても団抜きであったりスクラッチであったり1キロだったりでポイントを稼いでいけるような、1つの種目だけじゃなくて本当に全ての種目に対応できるような全体の強化が必要だと思います。

――最後に4年生にメッセージをお願いします

4年生の最後の年に自分もいい結果が出せなくて4年生の責任のようになってしまっているので本当にそれは申し訳ないなと思います。でもことしから色々チーム体制が変わった中4年生は就活もある中、下級生にストレスを溜めないようなストレスフリーな状態を作っていただいたので本当に感謝したいと思います。

中川拳(スポ2=北海道・帯広三条)

――レースを終えて今思うことは何ですか

去年3位で以前取材に来ていただきたいた時は孫崎さんを勝たせたいと言ったのですが、やっぱりどこかでやはり自分が勝ちたいという気持ちはありました。トラックで孫崎さんの調子が悪そうだったので、表向きには孫崎さんを僕がサポートして孫崎さんを上に行かせようというプランでしたが、トラックであまり調子が良くなさそうなのを見て自分が勝ちに行きたいという気持ちになりました。レース内容としては、孫崎さんと連携しながら行きました。最後、日大の優勝した武山選手(晃輔)が一人最後残り3周くらいで集団から出た時、それは行かせていいかなと見送ってしまったんですけど、結果的にはそれが先頭になりました。僕は最終周の最後の上りではなく、緩い方の中盤にある上りで抜け出して前にいた草場さん(啓吾)に追い付きました。ただ草場さんは前に同じ日大の武山くんがいたので前を引かないということで、そこからゴールまで基本僕が前を引いて草場さんは後ろに付き位置でしたが、それは仕方のないことなので。最後の上りで京産大の樋口さんが見えていて、草場さんは付き位置だったので(余力があり)最後行かれてしまい、草場さんは樋口さんのこともまくって3位で表彰台に乗ったので、やはり最後の力、詰めが甘かったです。草場さんが行った時に合わせて樋口さんのことを一緒にまくり、さらにもがいていれば最低でも去年と同じ3位は取れたので、5位という結果には全然満足できないですし、さらに言えば3位じゃなくて武山くんたちとトップで勝負したかったですね。きょうは走り出しで調子がいいと感じていたので、展開によっては孫崎さんを勝たせるために動くという展開もあったんですけど、結果的には勝ちを取りに行けなかったことがすごく悔しいです。

――レースを決してしまった瞬間として一番悔いているのはどの時ですか

武山くんが一人飛び出して行ったのが最終便だったかなと思います。そこで行くか、それより前のタイミングで飛び出しているかでしたね。

――飛び出すタイミングは孫崎選手と打ち合わせていましたか

ワセダのレースを組み立てて行ったのは基本孫崎さんで、孫崎さんに時々指示を仰いだり、その指示の中で走っていました。終盤どちらかが行くより交互に行く感じで、最後僕が行った時にちょうど決まりました。

――メイン集団にワセダが4人いる状況が長く続きましたが互いに話すことはありましたか

僕はほとんど前の方にいたので孫崎さんとしか会っていませんでした。

――新体制が始まりますが来季の目標を教えてください

来季こそはインカレロード優勝が欲しいところなんですが、孫崎さんは4年生で最後のインカレでもっと欲しいと思うのでらいねんは基本的には孫崎さんを勝たせようというプランになると思います。あとは、4日はさんでツールド北海道が始まりますし、国体もあるので調子を落とさず、シーズンが終わるまでいい調子で走り抜けられるように頑張っていきたいです。

小泉夢菜(スポ1=埼玉・浦和工業)

――きょうのレースの目標はどのようなものでしたか

きょうは完走できればいいなと思っていました。

――完走できた感想はいかがですか

だいぶ自分が成長できたなと思います。

――きょうのレースに向けてトレーニングを積んだとおっしゃっていましたが、その成果を感じることはできましたか

それは感じました。1ヵ月でここまで上げることができたのは自信になりました。間に合わなかったのは少し残念ですけど、よかったかなと思います。

――入賞にはあと一歩届きませんでしたが、このことについてはどのように考えていますか

自分にまだ力が足りなかったかなと思います。

――コースを走ってみて、感触などはいかがでしたか

練習コースよりはきつくないなと思っていたんですけど、走ってみて集団のスピードがすごく速くて、これは本当にきついレースだなと思いました。

――ご自身の走りは振り返っていかがですか

やっぱりまだまだ足りない部分もあるなと思ったのと、でも1ヶ月でここまでやれたならもっとできるんじゃないかなという自信も感じることができました。

――ご自身に不足していることというのは何だと考えていますか

すべて足りないと思っているんですけど、まず上半身の筋肉が足りていなくてポイントレースなどでも上半身がぶれて力が逃げてしまっていて、あとは心肺機能も足りないなと思っています。

――初めてのインカレ(全日本大学対抗選手権)でしたが、4日間を振り返っていかがですか

結果を残すことができなかったのがすごく申し訳ないですし、OBの方たちもたくさんいらっしゃっていて、声援もすごく聞こえてがんばらなきゃいけないなと思っていたんですけど、すごく申し訳ない気持ちです。

――高校の大会との違いなどは感じましたか

高校の大会よりも自由なところがあるなと思ったのが大きいです。あとは高校である程度の人が絞られて大学に入っているので、レースがやっぱり厳しいなと思いました

――インカレという大きな大会を終えて、次の照準となる大会は何でしょうか

来年の全日本でタイトルを獲りたいと思います。