自転車部

2017.09.04

全日本大学対抗選手権 長野県松本市美鈴湖自転車競技場 8月31日~9月2日

不振の中、中井・安倍が表彰台!

 
 各大学が威信を懸けて臨む全日本大学対抗選手権(インカレ)。トラック種目は不振が続き、短距離男子エリート強化指定の後藤悠主将(スポ4=岩手・紫波総合)がスプリントで本来の力を出せずに姿を消した。ルーキー小泉夢菜(スポ1=埼玉・浦和工)も崩している調子を持ち直すことはできず、不発に終わった。唯一表彰台に上ったのが、中井琢(スポ4=宮城・仙台二)・安倍大成(スポ1=岩手・紫波総合)組のタンデムスプリント。7月の全日本学生選手権トラックからの2冠達成はならなかったが、早大に今大会初のメダルをもたらした。

(記事 曽祢真衣)

中井・安倍タンデム3位 早大勢インカレ初表彰台

相手の様子をうかがう中井・安倍

 

 全日本学生選手権トラック優勝の快挙から約2カ月。中井・安倍組に期待されたのは優勝ただ一つだった。予選のタイムトライアルで4位(17秒441)の早大は1/4決勝で田川・甲斐組(明大)と当たると、僅差で先行しなんとか1/2決勝に駒を進める。

 待ち受けていたのは予選で大会新記録の17秒087を出した照井・山本組(日大)。2本先取の1本目、双方がなかなか仕掛けず残り1周の鐘が鳴る。ホームストレートで仕掛けてきた日大ペアへの反応が遅れ敗北。2本目も残り1周までじりじりと様子を伺う展開に。日大に踏み出しで遅れたが、持ち前の差す展開での勝利を狙い必死に追い上げる。しかし、わずか数センチを差し切れなかった。

 「悔しい」。レースを終えた中井の言葉が、バンクから聞こえてきた。もともとロードから始まった競技生活。故障を契機にトラックに転向した中井にとって、タンデムスプリントはインカレ出場をかなえるために選んだ部分が大きかった。そんな種目で一度は取った学生日本一。インカレタイトルを逃した悔しさはあるが、晴れやかな表情で「ここで2冠しちゃったら安倍のためにもならない」とエールを送った。安倍が来季もタンデムに乗るかは未定だがこの敗戦は必ず糧となるだろう。

(記事 曽祢真衣、写真 橋本望)

主将としての積極的な走り

競り負けた後藤

 
 トラック種目初日に行われた男子スプリント予選。ワセダからは後藤、田中克尚(スポ2=岡山工)が出場した。最初に登場した田中は7月の全日本学生選手権トラックで3位になり、対人戦に強さを誇る。タイムで争う予選を突破し、対戦形式の1/8決勝に進みたいところだったが、助走で思うような動きができずタイムは11秒台に終わり予選敗退となった。次に出走したのは今大会が大学最後レースとなった後藤。予選では追い出しのタイミングが遅れ10秒744。10秒台前半の自己記録を持つ後藤からすれば決して良くないタイム。本調子には程遠いことは明らかだった。それでも予選を突破して迎えた1/8決勝。相手は予選で10秒602の時計を記録した真鍋(智寛 鹿屋体育大学)。予選で好記録を出した相手に先手を取られまいと自分から仕掛けインコースに位置取る。真鍋にとって不利な展開になるが、予選の勢いそのままにバックストレートでスプリントを爆発させ後藤を抜き去った。「ただ、悔しい」(後藤)。1言絞り出すような声で語った。1年時から10秒台の記録を出し3年時には10秒443の早大記録も打ち立てた。最終学年となり、優勝に手が届く実力者として臨んだインカレ。今シーズンは練習中の落車、指の怪我などもあり、力を発揮することが難しい中、攻めの走りを貫いた。結果につなげることは出来なかったが、早大主将としての意地を最後までみせた。

(記事 喜柳純平 写真 本田理奈)

安倍力及ばず10位

スプリントを仕掛ける安倍

 ケイリンには安倍大成(スポ1=岩手・紫波総合)が登場。レースプランとして前半は後方に待機、後半の大外に持ち出してからの追い込みをもっていた。予選では着実に作戦を実行し1/2決勝に進出。1/2決勝でも同様の戦術をとったが、他大の強豪選手である坂井(洋、日大)、小原(佑太、朝日大)らの駆け引きは安倍の想定を上回っていた。後方待機しアタックのタイミングを計っていた間にも集団のペースは上がり、大外からの仕掛けも巧みなコーナーリング、前に出させない位置取りに阻まれ組5着でのフィニッシュとなった。この結果をうけて7位~12位決定戦に回った安倍は後方待機の作戦を捨て、スプリント勝負になる前に仕掛ける戦法に変更。残り2周で集団から飛び出したが、周囲への警戒が遅れ自分より先にスパートを始めた選手を見逃し、先頭に出ることができない。さらにゴール手前で後続の追撃にあい、順位を落とした。「力不足でした」(安倍)。今大会はタンデムスプリントで3位に入り好調を維持していたが、個人種目のケイリンでは大学トップクラスの舞台で通用しなかった。上位にくる選手との実力差は大きいものだが同時に修正点も多くみつかったはずだ。スパートを維持する体力をつける、戦略の幅を増やすなど、課題に1つ1つ取り組んでいくことが自身の成長につながってくるだろう。

(記事 喜柳純平、写真 茂呂紗英香)

女子スプリント、上位進出はならず

自己記録を更新した池田

 

 女子スプリントで池田は安定した走りを見せた。大会前に「いまパフォーマンスが全体的に上がってきている」と語ったその言葉通り、自己記録を更新する12秒946をたたき出す。それでも、池田は「底上げが必要」振り返り、さらなるタイム更新のための課題を見出したようだ。小泉も12秒100で、前回同じコースを走ったときと比べて0.4秒ほどタイムを縮めた。「今自分が出せる力を出せた」(小泉)と振り返ったが、まだ満足はしていない。この後も練習を積み重ね、一年後、より高い順位での予選通過を誓った。

 

(記事 橋本望、写真 大庭開)

小泉、表彰台に届かず4位

ポイント周回で仕掛ける小泉

 総距離20kmに及ぶポイントレースには、池田ゆめこ(スポ3=北海道・札幌旭丘)、小泉夢菜(スポ1=埼玉・浦和工)が出走。最初のポイント周回では「いい位置取りができた」と振り返った小泉が一着でラインを通過。幸先のよいスタートを切った。その後は筑波大の梶原悠未が一人抜け出し、独走状態が続く。しかし小泉もホームストレートで追い上げるなどし、要所でポイントを獲得していった。池田は無念のDNFになったが、小泉は最終順位で4位につけ、表彰台へあと一歩のところまで迫った。

(記事 橋本望、写真 本田理奈)

結果

▽タンデム・スプリント

中井琢・安倍大成 3位

▽男子スプリント

後藤悠 1/8決勝敗退 

田中克尚 予選敗退

▽女子スプリント

池田ゆめこ 予選敗退

小泉夢菜 失格

▽男子4キロメートルインディビジュアル・パーシュート予選

孫崎大樹 12位

▽男子4キロメートルチーム・パーシュート予選

早大 9位

▽男子ポイントレース決勝

孫崎大樹 10位

▽女子ポイントレース決勝

小泉夢菜 4位

池田 ゆめこ DNF

▽ケイリン

安倍大成 10位

▽スクラッチ

山本真寛 17位

▽男子1キロメートルTT

中井琢 13位

佐藤啓斗 16位

▽男子チームスプリント

早大 6位

▽女子チームスプリント

早大 5位

▽女子500メートルTT

池田ゆめこ 12位

小泉夢菜 7位

▽マディソン

孫崎大樹・中川拳 4位

コメント

後藤悠主将(スポ4=岩手・紫波総合)

――今大会は最後のインカレ(全日本大学対抗選手権)となりましたが、どのようなお気持ちで望まれましたか

やっぱり勝ちたいという気持ちを持って臨みましたね。

――全体的にチームの雰囲気はいかがでしたか

インカレの1ヶ月くらい前に鹿児島で合宿した時には調子も良く、団体種目ももっと上位を狙えるところまで行けるんじゃないかという感じで、始まる前は雰囲気は良かったと思います。

――今大会で印象に残ったレースはありますか

特にないですね。全部の種目で自分の調子が悪くて思うように走れなかったので。

――スプリントの予選を振り返っていかがでしょうか

もっと大会新記録とか狙えるかなとか思っていたんですけど、実際走り出してみると調子が悪くて、自転車のポジションが悪かったのかなとも思いますけど、ただただ調子が悪かったという感じですね。

――10秒744という記録についてはいかがですか

多分大学1年生で出した記録と同じくらいだったので、ショックでしたね。

――1/8決勝でレースプランはありましたか

特にないですね。自分の方がタイムが遅かったので、チャレンジャーという立場で挑みました。いつもだったら勝てる相手だったんですけど、自分の調子が悪くあっさり負けてしまったという感じですね。

――やはり思うような加速などができなかったということですか

そうですね。

――1/8決勝を終えた後の気持ちはいかがでしたか

やっぱりただただ悔しかったですね

――トラック部門はきょうで終わりとなりましたが、主将から見てこの3日間はいかがでしたか

例年と違った調整の仕方というかチームの動きとして違ったので、それがチーム全体の不調に繋がったのかなと思うので、らいねんはことしのことを生かして欲しいと思います。

――後藤選手はきょうのレースで大学の競技を引退することになりますが、それについてはいかがですか

自分としてはまだ競技を続けていくつもりなので、大学の競技がこれで終わりというのは少しさびしいですね。

――実業団の方で続けるということですか

ケイリンの選手になろうと思っていて、プロテストを受けようと思っています。

――早大での4年間を振り返っていかがですか

楽しかったので良かったかなと思います。

――次期主将に向けてメッセージはありますか

らいねんは多分、孫崎(大樹、スポ3=京都・北桑田)がやることになると思うのですが、彼は自分と違ってしっかりしているので、ちゃんと先の見通しを持って、今回の反省を生かしてがんばって欲しいと思います。

――あしたのロード班に向けて一言お願いします

去年、中川(拳、スポ2=北海道・帯広三条)が3位に入っているので、ことしは誰か1人、もしくは2人表彰台に立って欲しいと思います。

中井琢(スポ4=宮城・仙台二)・安倍大成(スポ1=岩手・紫波総合)

――今回の3位という結果についてはどう感じていますか

安倍個人戦(全日本学生選手権トラック)では優勝できたんですけど、結局、午前中あまり頭が冴えなかったというか、あまり乗ることができなくて、結果負けちゃって、最終的に3位という結果は悔しいですね。

中井上位3つは力が同じというかやってみないと分からない状況だったので、今回負けちゃったのはいろいろ我々の問題もありますし運もありますし、致し方ないところではあるかなと思います。やってその時出た結果かなと考えています。

――個人戦で優勝したということもあり、プレッシャーは少なからずありましたか

安倍個人戦の時は優勝狙えるとか思ってなくて、何もプレッシャーとかなく走っていたんですけど、今回は個人戦で優勝しているということで、勝たなければいけないみたいなプレッシャーもあって、最初は自分のいつもの走りができなかったというのはありますね。

中井自分としては勝つ時は勝つし負ける時は負けるという感じで臨んで、最大限努力して勝つのは自分だという気持ちで臨んで結果負けてしまったという感じで、正直かなり悔しいですし、あの日大戦は2本目かなり悔しいです。

――どの点を一番後悔していますか

中井差せた試合ではありましたけど、いろいろな積み重ねが最後の数センチに繋がったんじゃないかなと思います。 

――個人戦では「自分たちは差す展開が多かったので、インカレではそういう勝ち方はできないと思うのでもっと研究していきたい」とおっしゃっていましたが、どのように対策していましたか

中井1、2ヶ月でそう地力はつけられないので、差しの制度をあげるくらいしかできないなと思っていて、蓋を開けてみたら案の定、他の大学は「早大は差しだから、ギリギリまで粘って展開作らなければ勝てる」という感じで来られてやられてしまったという感じかなと思います。

――踏み出すのが遅かったと思っているということでしょうか

安倍そうですね。自分の指示が遅れたというのはありますね。

中井まあしょうがないですね。そういう日もあります。それが最後の日だったというだけです。ここで2冠しちゃったら安倍のためにもならないかなと思います。

――日大が先に仕掛けましたが

中井あんなもんかなと思います。多少の遅れはあったかもしれないですけど、あんなもんかなと。若干出遅れるのは分かってましたし、最終的に向こうは思った以上に上がりタイムは早かったですね。でもあれは条件が揃えばほとんど差し勝てるというところなので、安倍はその辺は自信を持ってらいねん臨んで欲しいと思います。

――それを受けていかがですか

安倍やり切れる自信はあります。

中井楽しみにしています

――らいねん他の選手と組んでタンデムに乗る可能性は

安倍らいねんは別の人になっちゃいますけど、らいねんにならないと分からないです。

中井ことしもことしにならないと分からなくて、蓋を開けてしょうがないから安倍出すかといって始まったペアですから。

――タンデムの練習はどれくらいしていたんですか

中井週1、2回ですね。

――お二人は相性がいいというのはまちがいないですか

中井ペダリングは多少違うところはありますけども、体の使い方が近いところがあると思っています

中井琢(スポ4=宮城・仙台二)

――チームスプリントは今回のタイムはいかがですか

正直、目標は達成できなかったですし、満足はしていないですね。誰も満足していないと思います。もっと出せると思っていましたし、チースプは結局3人の調子が最大限でタイムが出るものなので、正直悔しいですね。後藤(悠、スポ4=岩手・紫波総合)と走る最後の機会ですし、ずっと表彰台を目標にやってきたので、もう一本走りたかったなと思いますね。

――3走を走りましが

ことしいきなり3走になって嫌だなと思いつつもしっかり練習して、後藤から引き継いで自分の合格点のタイムを出せるイメージはあったので、3走自体は初めての経験で半年やってよくがんばったと言いたいです。

――中井さんが3走になるというのは理由がありましたか

パワーテストの結果でコーチから抜擢されました。

――最後のインカレでしたが4年間を振り返っていかがですか

正直1年生の時はロードをやりたいと思って入って、1年生の冬に膝を壊して、そこからどうしてもインカレに出たいからタンデムに乗ろうというところからタンデムに出て、距離は持たないのでそのまま短距離に移行していって、きょねんはチースプ1走とタンデムと完全短距離で、ことしは1キロタイムトライアル、チースプ、タンデムとかなり忙しいインカレになりました。

――ロードではなくトラックが中心となった競技生活でしたが、達成感などはいかがですか

最終的に個人戦(全日本学生選手権トラック)で学生日本一になれましたし、面白い競技生活だったのかなと思います。

小泉夢菜(スポ1=埼玉・浦和工)

――スプリント予選の12秒100というタイムは、ご自身でどのように評価しますか

前回ここで走ったときは、全然調子が上がっていないときだったので、12秒5というタイムでした。それに比べたら12秒100というタイムは、今自分が出せる力を出せたんじゃないかなと思っています。けれど、1位の選手が11秒47で、かけ離れているということが分かったので、それに関してはまだまだ練習が足りないなとも思いました。でも来年に向けて一年間しっかり練習したら、1位で(予選を)通過できるなという自信も持ちました。

――5―8位決定戦での失格の理由を教えてください

一人が駆けて、その後ろにもう一人追っていたみたいで、レーンに対して私が入ったことによって駆けた人の後ろについていた選手が下に落ちてしまって、それがビデオ判定の結果、私が押したから落ちたのではないかという風になったみたいです。でもそれは審判が話し合って決めた結果なので、仕方がないなという感じです。

――スプリント全体を振り返っていかがですか

一カ月前から本当にずっと練習していて、大学に入ってから調子が上がらない時期がずっと続いていたのですが、それに比べたらだいぶ走れるようになったなと思いました。練習したら絶対に超すことができる、という自信もつきました。

――500メートルタイムトライアルを振り返っていかがですか

500メートルタイムトライアルはポイントレースの一時間後でした。私自身はポイントレースは期待していなくて、コーチ陣も500メートルタイムトライアルに専念するようにとおっしゃっていました。ポイントレースで結構走って、でもそこまで疲労が溜まらないだろうと思っていたんですけど、500メートルタイムトライアルでスタートしたときは脚が重かったです。それもタイムに影響したのかなと思います。1位の選手は、ポイントレースには出ていなかったので。でも、世界のトップの選手も短距離でもどの種目走らせてもこの日本で走らせたら一番速いくらいなので、全体的にアップするためには、来年は全部の種目で出てそれでも勝てるように脚をつくる必要があるなと思いました。

――ポイントレースでは最初のポイント周回で1位通過するなど幸先のよいスタートを切っていましたね。レースの展開をご自身で振り返っていかがですか

レース前は後半で狙っていこうと思っていたんですけど、最初運よくいい位置取りができたので狙いました。あとは休んで、いくところはいこうと思っていました。取るなら5点(一着)取ろうというつもりでいったんですけど、途中で中途半端に2点とか3点とかになったところがあったり、追わなくていいところでも自分が先頭に立って引っ張って、無駄脚を使ったりしたところがありました。そういった部分でもしっかりレースを見て動けるような選手になればいいなと思います。あと、1位の梶原さん(筑波大)は桁違いだったので、まだまだ足りないなと思ったところも大きいです。

――東日本学生選手権トラックで優勝したチームスプリントは、今回予選敗退という結果に終わりました。この点に関してはいかがですか

東日本は強い日体大とかも出ていなかったですし、本当に運よく勝てたという感じでした。みんなやっぱりインカレに向けてどんどん強化している部分もあると思うので、全体的に二人共パワー不足だというのもあったと思います。

――夏、練習方法を高校時代のものに戻したそうですが、その成果は出ましたか

だいぶ出ていると思います。2週間くらい前にあったJOCジュニアオリンピックカップという大会でポイントレースにエントリーしていたんですけど、高校生にも負けるくらいスタミナがありませんでした。そこから改善できたと思います。

――スタミナ面で特に成果が出たのですね

JOC(ジュニアオリンピックカップ)が終わってからずっと、ひたすら一日に200kmくらい乗り込んできました。スタミナと筋持久力を上げてきたので、短距離の方はパワー不足だとすごく思ったんですけど、乗り込んでいた分ポイントレースも走ることができました。なのであしたのロードももしかしたら狙えるんじゃないかなというくらい、自信はあります。

――最後にロードに向けて、意気込みをお願いします

ロードは結構上りもあるんですけど、トレーニングしてきたので、最後のゴール勝負になったら自分のスプリント力を生かして取りにいきたいです。坂が苦手なんですけど、集団内でどれだけ脚を休めてゴール勝負で爆発させられるかをしっかり考えながら、走りたいなと思っています。

安倍大成(スポ1=岩手・紫波総合)

――ケイリンの目標はありましたか

表彰台というのを目標にしていました。でも実際は、予選はタンデムもあったので脚を使わないでいくという戦い方をして、それがうまくできたんですけど、1/2決勝では大学トップレベルの酒井さん(洋、日大)と小原さん(佑太、朝日大)の組みで、自分がどれくらい走れるのかけっこう楽しみにしていたんですけど、やっぱり力の差があって、刺すというか追い込む力が足りなかったですね。それで落ちちゃって、7~12位決定戦は一人で行こうと思っていたんですけど、後半に脚が回りきっちゃて、きつかったというか力不足でしたね

――けっこう後方からまくっていくレースが多かったと思うのですが、それはプラン通りでしたか

そうですね。個人戦のケイリンで後方からまくるレースができていたので、今回のインカレでも少しでもできればいいかなと思っていました。展開によってまくりあげることはできましたけど、追いつかれて刺されちゃったという感じでしたね。

――1/2決勝で敗退してから順位決定戦までで修正したことなどはありますか

7~12位決定戦はあまり強い選手もいないと思っていたので、残り1周で一人でいこうと思っていました。それで残り1周になっていったんですけど、前に人がいるのは気づかなくて、飛び出てから気づいてやばいと思ったんですけど、脚がなくなりました。

――トラック合宿を事前に行っていましたが、その成果は発揮できましたか

トラック合宿はトップスピードをつけるというのを目標にやっていたので、トップスピードというのは出たと思います。でもそのトップスピードを維持する力は不足していたので、今後の課題としてはトップスピードからどれだけ維持するかというところだと思います。

――初めてのインカレでしたが、思うところはありましたか

高校のインターハイと比べたらすごく観客も多くて盛り上がる大会だなと思って、自分的には楽しく走ることができました

――今後の目標を教えてください

今回のケイリンでは自分の中で何個かプランを立ててやるということができなかったので、次からは事前にプランを考えておいて、その場しのぎじゃなくて一番勝てる方法というのを考えて走りたいなと思いますね。