庭球部

2017.08.27

関東学生選手権 8月26日 東京・有明テニスの森

上が単複共に決勝へ!

 真夏の有明で行われてきた関東学生選手権(夏関)も終盤に突入。この日は準決勝が行われた。上唯希(スポ3=兵庫・園田学園)の試合は単複共に同士打ちに。シングルスでは後輩の大河真由(スポ2=埼玉・秀明英光)を破り、ダブルスでは大矢希(スポ3=愛知・名古屋経大高蔵)とのペアで木村優子副将(教4=千葉・秀明八千代)・山田菜津子(文構1=石川・大聖寺)組をストレートで下して決勝へ進出した。剱持梓(社2=東京・早実)・森川菜花(社2=山口・野田学園)組は筑波大の千村もも花・並木友花組にストレートで敗戦。関東学生トーナメント(春関)に続いてベスト4で大会を終えた。

 早大の先輩後輩対決となった女子シングルス準決勝は、上に軍配が上がった。公式戦では初めての対戦となったこのカード。「やれることをやろう」と臨んだ大河だったが、序盤からファーストサーブが入らず、サービスゲームをなかなかキープできない。一方的な展開で上が第1セットを奪った。続く第2セットは「自分から攻めていけるように」と気持ちを切り替えた大河が徐々に調子を取り戻す。得意のフォアハンドで上を揺さぶる場面も見られ、2-2で迎えた第5ゲームでは大河がブレークポイントを握る。しかし、6回も続いたデュースの末にブレークに失敗。「あのゲームを取れなかったのは痛かった」(大河)と振り返るように、その後もなかなか流れに乗れず、ストレートで敗北を喫した。ベスト4で大会を去ることとなった大河だが、「インカレ(全日本学生選手権)が終わってからあまり時間がない中で、ここまでこられたというのは前向きに捉えています」と手応えを感じた大会になったようだ。大河の成長は、今後の団体戦シーズンに向けてもチームにとって好材料となるだろう。上は今大会、準決勝まで多くの同士打ちを制してきた。ここまで破ってきたチームメートの分も、あすの決勝は全力で頂点を狙いにいく。

同士打ちを制してきた上

 女子ダブルスは、早大庭球部からベスト4に3ペアが名を連ねた。春関に続いて準決勝まで勝ち進んだ剱持・森川組。きょうの試合でも持ち前のコンビネーションでいきなり相手のサービスゲームをブレーク。そのまま流れに乗るかと思われたが、相手の固さにつられなかなか得意とする『攻めるテニス』ができない。「積極性が足りなかった」(剱持)と振り返るように、第1セットは4-6で落としてしまった。その後も守りに入ってしまうプレーが続き、第2セットは5-7。「相手の思うようにしてやられた感覚もなかったので、悔しい」(森川)と肩を落とした。第1シードの上・大矢組は木村・山田組と対戦。序盤は互いに譲らぬシーソーゲームとなるが、勝負所では上のストローク、大矢のボレーが決まり、第1セットは上・大矢組が奪った。「そのままの流れでセカンドにいかれてしまった」(木村)と振り返るように、第2セットは終始ペースをつかむことができず。終わってみれば6-4、6-2で上・大矢組の勝利に終わった。予選から勝ち上がってきた木村・山田組の躍進はベスト4で幕を閉じたが、「最後に一番良い成績が取れてよかった」(木村)と試合後は晴れやかな表情を浮かべた。今後も副将としてチームを支えていってくれるだ
ろう。

悔しい結果に終わった剱持(右)・森川組

 早大対決が多く見られた今大会。手の内を知り合う相手との対戦は、他大の選手との試合とは違った難しさがあるだろう。そんな熱戦を勝ち抜いてきた上はあす、大会2連覇、そして単複2冠を狙う。大矢も春関に続きダブルスでの関東制覇を目指したいところだ。インカレから続いた夏の個人戦シーズンもついに終わりを迎えようとしている。来月からの関東大学リーグに向け、他大にプレッシャーをかけるためにも、上、大矢にはチームにタイトルを持って帰ってほしい。

(記事 松澤勇人、写真 千葉洋介)

ベスト4の成績で大会を終えた木村(中央左)・山田(左)組、剱持(中央右)・森川組

結果

▽女子

シングルス準決勝

○上唯希6-1、6-4大河真由


ダブルス準決勝

○上唯希・大矢希6-3、6-2木村優子・山田菜津子

●剱持梓・森川菜花4-6、5-7並木友花・千村もも花(筑波大)

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コメント

木村優子副将(教4=千葉・秀明八千代)

――最後の個人戦でしたがどういう意気込みで臨みましたか

勝つことよりも楽しむこと、そして何より一番に悔いの残らない試合にしようと思い挑みました。

――ここまでの勝ち上がりはどのように振り返りますか

シングルではインカレ(全日本学生選手権)ベスト16の横川選手(仁美、山梨学院大)と試合した時、相手のマッチポイントから巻き返して勝ったことに自信を持てたのですが、2回戦ではあす決勝のある小松選手(莉奈、東学大)に完敗してしまって気持ちが落ちてしまいました。ですが、ダブルスだけはやり切ろうと思い、同士打ちが多かった中しっかりと勝つことができて、最後に一番いい成績が出せて良かったと思います。

――きょうの相手は同じ早大の上唯希(スポ3=兵庫・園田学園)・大矢希(スポ3=愛知・名古屋経大高蔵)組でしたが対策は

レギュラー、ノンレギュラーで一緒に練習することがわずかしかなくて、あまり相手の苦手なところは把握できていませんでした。でも私達たちの方が試合は見ているので作戦は立てやすかったと思います。

――きょうの試合のファースト、セカンドセットを振り返って

振り返るとファーストセットがカギだったと思います。ファーストセットはジュースであったり、大事なところでポイントが取れなくて、4-5にできるところを3-6で落としてしまいました。そのままの流れでセカンドもいかれてしまったので、ファーストセットで4-5にできていれば結果は変わっていたのではと思います。

――最後の関東学生選手権(夏関)でベスト4入りを果たしました。結果についてどう振り返りますか

1日でも長く試合がしたい、個人戦引退したくないという気持ちが大きかったので、最後にベスト4になれて良かったです。けれど、欲を言えばもうちょっと勝ちたかったです(笑)。

――最後に、今後の団体戦シーズンに向けてどのような意気込みで臨みますか

個人戦もないので切り替えて、チームのために自分ができることを全力でやっていきたいなと思っています。また、私は副将なので責任を持ってチームを引っ張っていくよう、そして来年に続くようなチームにしていきたい。なので、自分のやれることを最大限にやっていけたらと思います。

大河真由(スポ2=千葉・秀明八千代)

――きょうの対戦相手は先輩の上唯希(スポ3=兵庫・園田学園)選手でしたが、対策などはありましたか

大学に入ってから公式戦で対戦するのは初めてだったので、あまり得意とか苦手とかはなかったんですけど、毎日一緒に練習している大先輩なので、思い切ってやろうと思っていました。上さんはここが弱点というところが全くないので、やれることをやろうという気持ちで臨みました。

――第1セットはなかなかサービスキープができず一方的な展開でした

ファーストサーブが全然入らなくて、やはりセカンドサーブからだと相手に先に攻撃されてしまって、上さんのペースで第1セットは取られてしまったなと思います。

――第1セットから第2セットにかけて、どのように切り替えましたか

第1セットはあまりにも一方的な展開で、上さんに先に展開されることがほとんどだったので、第2セットはできるだけ自分から攻めていけるようにしよう、と意識しました。

――第2セットは2-2で迎えた第5セットで長いデュースの末ブレークし切れなかったのが痛かったでしょうか

そうですね・・・第2セットは気持ちを切り替えてプレーできていたので、あのゲームを取れなかったのは痛かったです。

――ベスト4という結果についてはどう感じていますか

結果についてはとてもうれしく思っています。インカレ終わってからあまり時間がない中で、ここまでこられたというのは前向きに捉えています。

――最後に、ここからの団体戦シーズンに向けての意気込みをお願いします

早大は本当に層が厚くて、誰が出るかはわからないところがあるのですが、もし出させていただけたら、全力で戦いたいなと思っています。

剱持梓(社2=東京・早実)・森川菜花(社2=山口・野田学園)

――今回の夏関にはどのような意気込みで臨みましたか

剱持インカレでは、自信のあるファーストセットを落としてしまったことが敗因でした。夏関では、ファーストセットを確実にとって 、春間の成績(ベスト4)を超えてやろうという意気込みでした。

森川悔しい結果だったインカレが終わってすぐの大会だったので、 夏関は絶対優勝してやろうという気持ちでした。決勝まで進んで、上さん(唯希、スポ3=兵庫・園田学園)や大矢さん(希、スポ3=愛知・名古屋経大)と対戦したかったです。

――今大会のこれまでの勝ち上がりを振り返ってみていかがでしたか

剱持自分たちのテニスをすれば勝ち上がれるという自信は持っていましたが、今大会は私の調子があまり良くありませんでした。特にファーストセットの出だしが悪いのを森川がカバーしてくれて、何とか勝ち上がってきたという印象です。ベスト4まではきましたが、いつも通りのプレーができなかったという点に関しては悔しさが残りました。

森川剣持と同じで、いつも通りのプレーをしようと心がけたのですがなかなか目標と嚙み合わず、全体的に悔しい大会でした。

――きょうの試合のファーストセットを振り返ってください

剱持 相手がもっと強気に攻めてくると予想していたのですが、相手は意外にラリーやボレーをミスしてくれて、前半は優位にゲームを進めることができました。それが影響して、後半は自分たちも自然に守りにいくプレーになってしまいました。積極性が足りなかったと思います。

森川 相手のプレーが固く、自分たちもそれにつられて固くなってしまいました。いつものような攻めるテニスができませんでした。

――セカンドセットは雨で一時中断になりましたが

剱持比較的リラックスして過ごしていました。試合のことについてというよりも、他愛もない会話などをして気持ちを落ち着かせました。

森川ファーストセットで攻めきれなかったので、良い気分転換になりました。気持ちを切り替えられるチャンスだと思いました。

――きょうの試合、終わった瞬間の気持ちはいかがでしたか

剱持梓もう少し試合の中で積極的にいくべき部分があったと思います。いつもなら相手が守りを張っていても、そこに積極的に打ちにいっていました。でもきょうはそれができず、きれいなテニスをしてしまいました。

森川自分たちの持ち味である『攻めるテニス』ができませんでした。相手の思うようにしてやられたという感覚もなかったので、悔しかったです。

――春関と同じベスト4という結果ですが

剱持梓夏関はインカレが終わった直後なので、他大学の実績のある選手がケガなどで出場していないということもありましたし、ベスト4より上を狙える位置にはいたので、悔しかったです。

森川 同じベスト4でも、達成感が違います。春関はしっかり攻めることができたので、やり切ったという感覚がありましたが、今回は全くそれがありません。

――団体戦に向けて意気込みをお願いします

剱持梓ずっと早大が連覇しているので、他大学は失うものなくぶつかってくると思います。また他大学との差は、個人戦を見ても縮まってきていると思います。その中で私たちは「勝たなければいけない」という受け身のプレッシャーの中で戦ったら負けると思います。そうではなくて、「勝ちたい」という積極的な気持ちをもって挑めば、優勝できると思います。

森川誰が出場するかはまだ分かりませんが、1、2、3年生全員が一丸となって「挑戦者」の気持ちで臨まなければならないと思います。2年生がその架け橋になれればと思います。