ラグビー部

2017.08.21

ジュニア夏季オープン戦 対帝京大B 8月20日 長野・サニアパーク菅平

遅すぎた反撃。力の差明確に

 夏の成果を試す最大の関門、王者帝京大との一戦が長野・サニアパーク菅平で行われた。先の大東大B戦に勝利を収めた早大B(〇41-33)。「帝京大には絶対に勝つという気持ちで臨みました。Aチームの試合を観て、出来ていない点や監督から言われた点があったのでそこを意識し、ディフェンス、特にタックルを意識し頑張った」とCTB平井亮佑(スポ1=福岡・修猷館)語ったように気合、熱意十分に挑んだ今試合。終盤2トライを挙げて追い上げるが、帝京大Bのテンポのいいアタックに振り回され、12ー33と敗北。春からの課題であるディフェンスを中心に様々な課題が見つかることとなった。

 前半、ディフェンスし続けるものの、攻撃への転機が掴めず自陣で苦しい状況が続いた。均衡が破られたのは17分。自陣22メートル付近の敵スクラムから展開されると、帝京大Bに揺さぶられできたゴール前ディフェンスの穴を突かれて先制を許す。その後早い段階で点差を詰めたい早大Bだったが、攻め切ることができない。25分ラインアウトからつながれ展開されると、またもディフェンスに隙ができてしまう。その隙を逃さなかったロック藤田達成(3年)に中央突破され、インゴールをこじ開けられて0ー12となる。徐々にFW、特に1列がディフェンスラインに残るのが目立ち始めた31分、課題であるスクラムで反則してしまい、帝京大Bに速攻で展開され失トライ。何とか一矢報いたい早大Bだったが、流れを変えることはできず、0ー19とそのまま折り返す。

スクラムは帝京大Bに制圧された

 前半の悪い流れを断ち切るべく挑んだ後半。しかし、4分、帝京大Bに自陣深く攻め込まれペナルティを起こし、そこから素早く持ち出されゴールラインを割られてしまう。その後もディフェンスがもたず帝京大Bに連続トライを許してしまうが、ここで終われない早大Bは中盤帝京大Bのモールに20メートル以上押し込まれるが抑えきると、徐々にディフェンスの建て直しをはかる。停滞したまま試合が進んだ終盤、ついに早大Bが動いた。32分がスクラムから左に展開しCTBフリン勝音(スポ3=福岡・筑紫丘)が抜け出し、フォローに入ったWTB加藤皓己(創理2=北海道・函館ラ・サール)につなぎグラウンディング。反撃の狼煙をあげた。流れに乗る早大Bは終了間際、敵陣ゴール前ラインアウトからモールで押し切り追加点をあげる。だが、勝機になるには遅すぎた早大B、追い上げを見せるが12ー33で試合終了。悔やまれる試合となった。

トライを挙げた加藤皓

 きょうはチームディフェンスやスクラムといった春からの課題が改めて浮き彫りとなった試合だった。特にFWが接点に戻りきれないことでBKが入り、ディフェンスに回れなくなるといった悪循環が見受けられた。春からの課題をいかにして克服して、試合に挑めるようにするか。夏の成果を示す最後の舞台、東海大戦へ向けてどのように修正していくのか注目していきたい。

(記事 千葉洋介、写真 見延可菜、佐藤慎太郎)

ジュニア夏季オープン戦
早大B スコア 帝京大B
前半 後半 得点 前半 後半
12 19 14
12 合計 33
【得点】▽トライ 加藤皓、井上  ▽ゴール 武田誠(1G)
※得点者は早大のみ記載
                  

早大登録メンバー
背番号 名前 学部学年 出身校
千野 健斗 人3 東京・成蹊
後半17分交代→16井上
宮里 侑樹 スポ3 沖縄・名護商工
前半25分交代→17森島
久保 優 スポ1 福岡・筑紫
後半22分→18土田
◎中山 匠 教2 東京・成城学園
後半35分交代→21埜田
松井 丈典 スポ3 愛知・旭野
中野 幸英 文構2 東京・本郷
柴田 徹 社2 神奈川・桐蔭学園
前半25分交代→22西田
増原 龍之介 教2 広島・崇徳
後半8分交代→23佐藤健
貝塚 陸 スポ3 東京・本郷
後半0分交代→24杉本
10 高木 樹 法1 大阪・早稲田摂陵
後半0分交代→25武田
11 桑山 聖生 スポ3 鹿児島実業
後半0分交代→26加藤皓
12 フリン 勝音 スポ3 福岡・筑紫丘
後半40分交代→27吉田
13 平井 亮佑 スポ1 福岡・修猷館
14 緒形 岳 スポ3 新潟・新発田
後半35分交代→29安部
15 伊藤 大貴 スポ3 愛知・春日丘
リザーブ
16 井上 大二郎 スポ3 愛知・千種
17 森島 大智 教2 東京・早実
18 土田 彬洋 スポ1 茨城・茗渓学園
19 中尾 悟 スポ2 神奈川・桐蔭学園
20 星谷 俊輔 スポ1 東京・国学院久我山
21 埜田 啓太 基理4 東京・早実
22 西田 強兵 スポ3 神奈川・桐蔭学園
23 佐藤 健 商3 東京・早大学院
24 杉本 頼亮 スポ4 京都・桂
25 武田 誠太郎 社2 島根・石見智翠館
26 加藤 皓己 創理2 北海道・函館ラサール
27 吉田 重治 スポ3 群馬・高岡第一
28 小谷 海知 スポ4 東京・国学院久我山
29 安部 勇佑 スポ1 東京・国学院久我山
30 作田 蓮太郎 スポ4 東京・早実
※◎はゲームキャプテン、監督は山下大悟(平15人卒=神奈川・桐蔭学園)
コメント

プロップ久保優(スポ1=福岡・筑紫)

――春からきょうまでに意識していたことは何ですか

春シーズンはスクラムが全くダメだったので、セットプレー特にスクラムを意識したプレーをしました。また、コンタクトの面で自分から前に出ていくことを意識しました。

――きょうの試合の感想を聞かせてください

スクラムでうまくできた場面もありましたが、まだ全然足りないので東海大戦に向けて上に上れるよう頑張ります。また、自分がディフェンスに入るのが遅れて抜かれる場面もあり、改善しなければと思いました。

――A戦も出ていましたが、差はどうでしたか

相手の動きが早く、スタミナの消費が早かったです。また、プレッシャーもすごかったので、そのプレッシャーをはねのけるようなプレーをしていきたいです。

――スクラムがかなり押されていましたが、修正していける部分はどこでしょうか

自分はプロップなので、まず相手をおさえる。そして2、3列にしっかりと押してもらって、自分たちが有利なスクラムを組めるように まず自分が体を張ってできるように頑張りたいです。

――大東大戦ではスクラムを押せていましたが、やはり帝京大との違いがありましたか

帝京大は力が強く、スクラム内で声を出すなどまとまりがあり、そこの部分で大東大より強かったです。

――東海大戦に向けてどのような心意気で挑みますか

春にスクラムで押されてしまったので、セットプレーで自分が練習したことをしっかり出していこうと思います。自分に出来ることは体を張ることと声を出して鼓舞することなので、それができるよう頑張りたいと思います。

CTB平井亮佑(スポ1=福岡・修猷館)

――きょうの試合結果を受けての感想をお願いします

帝京大には絶対に勝つという気持ちで臨みました。Aチームの試合を観て、出来ていない点や監督から言われた点があったのでそこを意識し、ディフェンス、特にタックルを意識し頑張ったのですが、疲れてきた時に自分が声を出してFWを引っ張ることが出来ませんでした。次の試合ではそこを意識していきたいと思っています。

――今回の試合では、攻め込まれる場面が多くみられましたが、ディフェンスを振り返っていかがですか

自分はタックルが持ち味だと思っていて、自分がしっかり前に出て相手を仰向けに倒すようなタックルが出来なかったことで、ずっと自陣を攻め続けられたんだと思います。次は相手を仰向けに倒すようなタックルをしたいです。

――ディフェンスラインの間を抜かれる場面が多くみられましたが、それについてはいかがですか

内と連携してしっかり感覚を保ってディフェンスをするという決まりごとがあるのですが、疲れてくるとどこかが遅れたりしてしまうことで相手に抜かれる場面があったりしたので、そこはもっと声を出して疲れをカバー出来るようにしていきたいです。

――24日の東海大戦に向けて一言お願いします

東海大戦は、自分の持ち味である、相手を跳ね返すようなアタックと、ディフェンスではしっかり相手を仰向けに倒すようなタックルをし、チームの決まりごとをしっかりと守って、ずっと大事にしてきた基礎の部分を表にもっと出せるようなプレーをして絶対に勝ちたいです。

WTB加藤皓己(創理2=北海道・函館ラサール)

――試合を終えて率直な感想を聞かせて下さい

自分自身、昨年ケガをしたので初めて帝京大と試合をしました。少し緊張することはあったんですけど、挑戦者の気持ちで自分はできたんで、そこは良かったと思います。

――途中出場でしたが、どんな気持ちでピッチに入りましたか

自分がこの流れを変えてやろうと思って試合に臨みました。

――トライを振り返ってみていかがですか

CTBのフリンさん(勝音、スポ3=福岡・筑紫丘)がすごい強い選手なので、そこは絶対抜けるだろうと予測して動いて、結果として上手くいって良かったです

――菅平に来て2試合をこなしましたが、何か収穫はありましたか

長いケガでブランクがあったので、この2試合ですごく自信がついてきたなと思います。

――具体的にどんなプレーに自信がつきましたか

キックカウンターや自分のステップなどが通用する場面があったので、そこをもっと磨いていきたいなと思います。

――逆に課題は見つかりましたか

当たり負けをしないように、パワーを増やせればいいと思います。

――東海大戦に向けて意気込みをお願いします

自分のトライでチームに流れを引き寄せられるように頑張ります。