ラクロス部

2017.08.15

関東学生リーグ戦 8月13日 東京・大井第二球技場

底力を見せ、リーグ戦初戦を白星で飾る

前半 後半
早大
東学大
▽得点者
中川2、永廣2、岩田、原、山田

 『日本一』を目指す早大にとって最初のステージである関東学生リーグ戦(リーグ戦)が開幕した。初戦の相手は東学大。選手たちは「ワセダの強さを全チームに示す」(DF細見千明主将、文構4=千葉・昭和学院秀英)、「快勝していい流れをつくる」(MF永廣めぐみ、スポ3=米国・ラファイエット)という強い気持ちで臨んだ。序盤は一進一退の攻防となるが、前半13分に先制すると、同15分にも追加点を加え、2-1で折り返す。このまま得点を重ねていきたい早大。しかし、後半8分に一時同点に追い付かれてしまう。するとここで早大は意地を見せた。その後4連続得点を決めると東学大を7-3と突き放す。終盤に2失点を喫したものの、逃げ切った早大は、大事な開幕戦を勝利で収めた。

 試合開始のドローを奪った早大はパス回しから相手ゴールに攻め込む機会をうかがう。前半1分にAT大山咲里桜(人4=東京・国学院)がファーストショットを放つ。しかし、得点には結びつかず、その後は一進一退の攻防となる。試合が動いたのは、前半13分。DF太田響子(商3=東京・立川)が自陣でクリアしたボールをつなぎ最後はAT中川真菜副将(スポ4=大阪・茨木)がショットを決め切り、先制点を挙げた。そして2分後にもゴール裏のパス回しから同じく中川がショットを決める。直後に1点を返されたものの、早大は自分たちのペースをつかみながら前半を2-1で折り返した。

得点を決め、喜ぶ中川

 さらに得点を重ねていきたい後半。同2分に永廣が相手のディフェンスを振り切りながら力強いショットを放ち、追加点を挙げる。このまま試合は早大ペースで進むと思われた。しかし、同4分に1点を返されると、8分には早大のクリアミスもあり、同点に追い付かれてしまう。ここで、早大はチームタイムアウトを取り、オフェンス陣の戦略について再度話し合った。その甲斐もあり、同15分にMF岩田菜央美(スポ4=神奈川大付)、永廣のこの日2点目となるショットで差を広げる。その後も2得点を追加した早大。試合終盤に連続得点を決められる場面があったものの、7-5で試合は終了。早大は開幕戦を制し、『日本一』に向けて好スタートを切った。

チームに勢いをつける4点目を決めた岩田

 苦しい場面も見受けられたものの開幕戦を勝利で飾った早大。その一方で「点差だけ見るとすごく悔しい試合になってしまった」と中川が振り返るように力では早大が上回っていただけに、試合内容は満足いくものとはならなかった。それでもリーグ戦初戦という特別な緊張感の中、勝利を収めた意味はやはり大きい。今回の試合の反省を生かし、個人個人、そしてチーム全体でさらにコンディションを上げていくことが重要だ。次戦の対戦相手は昨年のファイナル4で敗れた東海大。「昨年の悔しさを晴らしたい」(細見主将)と語るように雪辱を果たすべく、そしてその先にあるファイナル4、日本一に向けて因縁の相手から何としてでも白星を挙げたい。

(記事 岡田静穂、写真 小川由梨香)

コメント

伊藤健人女子部アシスタントコーチ(平4社卒)

――リーグ戦初戦でしたが、きょうはどのような試合にしていこうと考えていらっしゃいましたか

きょうの試合のようにリーグ戦は1つ1つ勝っていくことが大切です。その中でもきょうは実力としてはこちらが上だということは分かっているので、選手を落ち着かせることが一番重要でしたね。

――7-5というスコアについてはどのように感じていらっしゃいますか

もう少し早めに点差をつけて、2年生や3年生のまだリーグ戦に出たことのない選手を出したかったんですけれども、最終的に何人か出すことはできたのでその点はプラン通りかなと思っています。

――想定していたよりもスロースタートになってしまったということでしょうか

そうですね。前半も後半の入りとかもなかなか自分たちがやりたいことを相手に合わせて修正できていなかったなと。それでも試合の中で少しずつ修正できたことが連続得点につながったと思いますが、少し遅かったなと感じています。

――次戦の東海大戦まで少し間が空きますが、その間に修正・強化していきたい点は何かありますか

きょうある程度できたところと最後まで修正できなかったところがあったので、(次戦までの)3週間弱はそこを詰めていく期間にしたいと思います。

――きょうの試合で発揮できたところ、できなかったところとは

シュートはことしに入ってからいろいろ試してきているので、連続得点できたところでは相手Gをきちんと見て自分のタイミングではなくてGのタイミングに合わせてできていたと思います。できなかったところとしてはクリアとかライドとか、まだまだ詰められるところがあるのでそこを詰めていきたいです。

――今後に向けての一言をお願いします

最初に言った通り、リーグ戦は点差というよりも1つ1つ勝つことが大事なので、勝ち進んでいく中でファイナル4やファイナルを見据えた成長を選手がしていってくれればと思っています。

DF細見千明主将(文構4=千葉・昭和学院秀英)

――リーグ戦(関東学生リーグ戦)初戦ということで、どのような意気込みで臨まれましたか

目指すものは日本一で、(リーグ戦)初戦はすごく大事な試合になるので、ワセダらしさを出したいと思っていました。またここで、ワセダの強さを全チームに示せたらという気持ちでプレーしていました。

――少し苦しい場面もあった試合でしたが、振り返っていかがですか

前半が2-1というロースコアで折り返してしまったので、もう少しワセダらしいテンポで点を入れられれば良かったと思います。

――ワセダが先制するまで一進一退の攻防となりました

全体的にいつもよりプレーが硬くなっている部分があったのかなと思います。

――後半一時同点に追い付かれる場面もありました

自分の気持ちとしては点を取ってくれるだろうと思っていたので、焦りはなかったのですが、抑えられる失点だったのでもったいなかったのかなと思います。

――追い付かれた場面ではタイムアウトを取られました

アタックが点を決められていない要因としてワセダらしいプレーができていないことだったので、しっかり中にパスを入れて、ゴールに向かっていこうという話をしました。

――その後4連続得点で相手を突き放しました

先ほども言ったように、前半は硬くなってしまっていたんですけど、後半になるにつれて一人一人ゴールに向かう姿勢が得点につながったのではないかと思います。

――終盤には惜しい失点がありました

きょうの審判の方が、いつもワセダで練習していて、ファールを取らない場面で取られたりだとか、いつも(笛を)吹いてくれるところで、吹かれなかったりだとか後半はディフェンス陣が審判に対応できなかったところが失点につながってしまいました。これからリーグ戦は長いのでしっかり修正をしていきたいと思います。

――最後に次戦の東海大戦に向けての意気込みをお願いします

東海大は昨年のファイナル4で敗れた相手でもあるので、その悔しさを晴らしたいというのと、ヤマ場として越えることができればファイナル4も見えてくるので、気持ちを切り替えて頑張っていきたいと思います。

AT中川真菜副将(スポ4=大阪・茨木)

――きょうの試合は関東学生リーグ戦の初戦でしたが、どのような意気込みで臨まれましたか

日本一に向けての戦いがやっと始まったなと思って、すごくわくわくして楽しみにしていました。

――7ー5という結果でしたが、試合全体を振り返っていかがですか

ちょっと予想以上に大事にいきすぎてしまい、点差を離せられなかったので、点数だけ見るとすごく悔しい試合になってしまいました。

――前半はご自身の2得点で2-1とリードして折り返しましたが、2得点を振り返っていかがですか

点数を欲しかったのですが、自分が取った点というよりは、仲間がつくってくれた機会を私が点を取っただけだったので、そこは本当に仲間の動きがあったからこそ取れた点数だったなと思います。

――後半に立て続けに失点を重ねて同点に追いつかれてしまいましたが、チームとしてどのようなことを心がけましたか

あそこまできたら、どんどんゴールに詰めにいこうという話になったので、全員がゴールに向かってくれて、点を取ってくれて良かったです。

――次戦の東海大戦への意気込みをお願いします

ファイナル4に行くためには絶対に勝たなくてはいけないと思っていますし、きょねん最後に負けた相手なので、絶対に勝ちたいですし、勝ちます!

MF永廣めぐみ(スポ3=米国・ラファイエット)

――ついにリーグ戦(関東学生リーグ戦)が始まりました。初戦となるきょうの試合にはどのような気持ちで臨まれましたか

このチームでのリーグ戦初戦ということで、私たちは『日本一』を目標に掲げていて、日本一になるためにはこの試合で快勝していい流れをつくろうという思いで臨みました。

――チームとして、この試合での目標や重視したことは何かありましたか

自分たちのプレーを出すことはもちろんなんですけど、相手を分析して頭を使ったプレーをしようと話をしていました。実際にそこはある程度できたのかなと思います。あと、私たちは(2戦目の)東海大戦を重視していて、今ではなくて先を考えながらの試合だったので、特にこの試合で何かをしようとは意識していませんでした。8月1日から合宿があったんですけど、それも東海大戦や『日本一』を見据えてやっていたので、きょうの試合はそのための通過点と思ってやっていました。

――7-5というスコアについてはどう感じていらっしゃいますか

アタックではもっと点を決めて(ブロック戦の順位が)得失点差になっても余裕でファイナル4(上位2位)に行けるようにしたいと思っていたんですけど、途中で追い付かれたりして余裕のある点数ではなかったので、そこは反省点ですね。

――想像していたよりも点差を広げられなかった要因としてはどのようなことが考えられますか

1つとしてはリーグ戦に出場するのが初めてという選手が何人かいて緊張していたという面と、あとはリーグ戦独特の緊張感もあって自分たちのやりたいプレーができなかった部分があったのかなと思います。

――ハーフタイムではどのような話をされたのですか

1点リードしていたので気持ちには余裕があったというか、大丈夫だろうとみんな思っていたんですけど、1点差しかついていないから気を緩めないでやろうと言われました。

――ご自身は2得点の活躍でした

自分としてはミニマムで2点取ることが目標だったので、点数で言えばもっと取りたかったと思っています。ディフェンスではもっと自分でボールを奪えるシーンがあったかなと反省しています。あとは2年生のももちゃん(MF前田桃子、政経2=埼玉・早大本庄)が出場したんですけど、後輩のミスやプレーを上級生の自分がフォローできる部分がもう少しあったんじゃないかと思います。

――次戦の東海大戦に向けてどのような修正や調整が大事になってくると感じていらっしゃいますか

ディフェンスはかたちがしっかりできていて、あとは本番に慣れることが大事で、アタックは最初から自分たちの勢いに持っていけるような流れづくりが大事だと思います。

――最後に次戦に向けての意気込みをお願いします

東海大は私たちの学年が2回新人戦で負けている相手なので、リベンジを果たすためにも絶対に勝ちたいです。