体操部

2017.08.13

第71回全日本学生選手権 8月8~10日 富山・富山市総合体育館

4人の精鋭が種目別に出場!内山、竹中は見事な演技で優勝をつかみ取る

 全日本学生選手権3日目には種目別選手権(種目別)が行われた。大会1、2日目に行われた個人総合と団体戦において、各種目の上位12名がそれぞれの種目の出場権を獲得できる種目別。早大からは、女子2部全種目に内山由綺(スポ1=東京・帝京)、男子1部つり輪に竹中貴一主将(スポ4=福井・鯖江)、高橋一矢(スポ3=岐阜・中京)、同じく1部ゆかに南亜蘭(スポ2=大阪・太成学院大高)の計4選手が出場した。

 女子2部個人総合を全種目1位の文句無し総合優勝で終えた内山は、種目別においても圧巻の演技を披露した。「修正できたかなと思う点が多かったので悔しい」(内山)と語った平均台では、落下やふらつきなどのミスがあり、この種目こそ優勝はならなかったものの、ゆか、段違い平行棒、跳馬の他3種目では他者を寄せ付けない完璧とも言える演技で見事優勝を果たした。内山は自身のコーチでもある母親について「勉強も生かした練習ができる環境をつくってもらえて感謝している」と語り、今後も母親と二人三脚でさらなる高みを目指す。

ゆかでも種目別1位を獲得した内山

 男子1部つり輪では、竹中がDスコア(技術点)6.0と高いレベルの内容をほぼノーミスで演技し、14.300で圧巻の優勝を果たした。4年生である竹中は今大会が最後のインカレとなったが、「良い締めくくりになった」(竹中)と明るく自身を振り返り、有終の美を飾った。一方の高橋もノーミスの見事な演技を披露。自身からガッツポーズも出るほどの出来で、14.000の結果をもって今大会を終えたが、「中水平の姿勢に課題が残った」(高橋)と自身を貪欲に振り返り、より良い演技を目指して今後もさらに練習に励もうと意気込んでいる。ゆかでは、棄権選手が出たために繰り上げで出場を決めた南が登場した。「身体や気持ちをつくることが大変だった」(南)と振り返った南は、「せっかくもらったチャンスを生かしたい」(南)と以前から通したかったという新技ルドルフを見事に決めたが、着地にふらつきなどのミスが目立ち、悔しい結果となった。

並みいる強敵を抑えつり輪で優勝を飾った竹中

 今大会は男子女子、そして個人個人の間に明暗の分かれるかたちで幕を閉じることとなった。笑顔やガッツポーズがあれば、やり切った表情やほっとした表情、そして悔しがる表情もあった。それぞれが得た様々な思いを力に変え、今後も早大体操部全体がさらなる高みへ向かって日々まい進していく。

(記事 脇田真悠子、写真 村田華乃、大浦帆乃佳)

結果
男子ゆか
選手名 結果(順位)
南亜蘭(スポ2) 11.350(12位)
つり輪
選手名 結果(順位)
竹中貴一(スポ4) 14.300(1位)
高橋一矢(スポ3) 14.000(7位)
女子跳馬
選手名 結果(順位)
内山由綺(スポ1) 13.700(1位)
平均台
選手名 結果(順位)
内山由綺(スポ1) 11.500(8位)
段違い平行棒
選手名 結果(順位)
内山由綺(スポ1) 14.000(1位)
女子ゆか
選手名 結果(順位)
内山由綺(スポ1) 12.900(1位)
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コメント

竹中貴一主将(スポ4=福井・鯖江)

――種目別つり輪、優勝おめでとうございます。優勝は狙っていたのでしょうか

狙っていたんですけど、順大の神津源一郎選手がいなかったんですよね。でも張り合いもあって、ほぼ全員、着地を止めていくんですよ。前半の選手だけかな、と思ってたら後半の選手も止めてて「やばい」って(笑)。

――種目別決勝は団体戦の翌日でしたが、疲労は

団体戦の時より元気ですよ(笑)。まず、ザリ(朝練)をしないところから始まって。試合の2時間前に起きました(笑)。寝て寝て寝まくったら疲れもとれました。

――ラストインカレとなりましたが、良い締めくくりになったのではないでしょうか

良い締めくくりになりましたよ。締めくくりは良かったです。中身は「うーん」って感じですけど。

高橋一矢(スポ3=岐阜・中京)

――種目別決勝での目標は何でしたか

全日本種目別選手権(全日本種目別)の時に決勝に進めなくて。でもよく見てみたら学生の選手は上にほとんどいなかったので、ちゃんとやれば3位くらいには入れたのかなって。なので、今回もメダルを目指していました。

――全日本種目別選手権の際には、インカレで難度を上げたいとおっしゃっていましたが

なかなか調子が上がらなくて。あまり時間をかけられなかったので、今まででの構成でも良い評価は受けていたので勝負できるだろうと思っていました。

――昨日の団体よりも高い点数でした

着地が止まったのはよかったと思います。着地が止まったのに、点数的に0.05点くらいしか変わらなかったのは、中身で(点を)引かれたのかなと思います。中水平の姿勢もあまりよくなかったので、課題は残るかなと。

――今後、つり輪で伸ばしていきたいところはありますか

2年生から後転中水平をやっているんですけど、ことしはほとんどできていなくて。まずは戻さないといけないっていうことと、あとは、力技に関しては評価をいただいているので、中水平の姿勢くらいですかね。中水平の強化をしていかなきゃいけないと思います。

南亜蘭(スポ2=大阪・太成学院大高)

――きょうのコンディションは

きょうは出ることができないと思っていたので、サブ会場でアップしている時に馬場先生(馬場亮輔監督、平18人卒=埼玉栄)に「出るぞ」と言われて、試合用に急きょ身体をつくることになったんですが、昨日6種目やってかなり疲れていたし、筋肉痛もひどくて、想像以上に体を動かすことができなかったけど、せっかくもらった種目別の出場権なので、出来る限りやろうと思って頑張りました。でもやっぱりうまくいかなかったですね。

――演技を振り返っていかがですか

新しく入れられたルドルフは自分にとって結構な成果になったと思うんですが、やはり周りを見てみると、2日目もきちんとこなして上位に食い込んでいる選手がたくさんいて、そういうところを見習わないといけないと思いました。

内山由綺(スポ1=東京・帝京)

――きょうのコンディションは

きょうは割とコンディションが良かったです。

――種目別全体を振り返っていかがですか

平均台は全然良くなかったんですが、他の3種目は気持ちも立て直すことができたと思いますし、良かったんではないかと思います。

――平均台ではミスもありましたが

ロンダート、スワンで少し曲がってしまったんですけど、そこで修正できたかなと思う点が多かったので悔しいです。

――初めてのインカレでした

普通の試合より楽しくできたと思うので良かったと思います。

――ユニバーシアードへの意気込みをお願いします

今回の試合で自信がついたところがたくさんあったので、ユニバーシアードでも良い演技が出来るようにしたいです。

――内山玲子コーチに対して一言お願いします

大学に入って最初のほうは勉強のこととか時間のこととかでとても大変だったんですが、勉強したくて早稲田に入ったし、その勉強も生かした練習ができているので、そういう環境を取り込んでくれた母には本当に感謝しています。