庭球部

2017.08.13

全日本学生選手権 8月12日 岐阜メモリアルセンター

正念場で意地を見せ単複共に準決勝へ

 真夏の炎天下の中で、ハイレベルな戦いが繰り広げられている。全日本大学選手権(インカレ)は6日目、単複ともに準々決勝が行われた。女子部からは清水映里(スポ1=埼玉・山村学園)は順調に勝ち進み準決勝へ進出。一方、細沼千紗女子主将(スポ4=東京・富士見丘)・上唯希(スポ3=兵庫・園田学園)組は4時間にもおよぶ長丁場の末に勝利。ダブルスも準決勝への切符を手にした。

 清水はファーストセットから勢いに乗った。序盤からブレークすると、そのままキープして2ゲームを取る。しかし、小松莉奈(東学大)を相手に「タフマッチになるのも想定していた」(清水)との言葉通りに苦しめられる場面も見られた。ブレークを許したものの、「先に展開したり自分のフォアでつくれるように意識した」とリードはさせず、余裕を持ってファーストセットを6-3で終える。セカンドセットでは相手のミスもありしっかりとペースを握ることができた。「先輩の声かけもあったので1ポイント1ポイント落ち着いていけた」(清水)と、終始落ち着いてゲームを進め、6-1でセカンドセット終了。応援の後押しもあり、流れをうまく引き寄せながら確実に試合を運んだ。

清水は1年生ながら堂々たる戦いぶりを見せている

 女子ダブルスでは、細沼・上組が春関で敗れた牛島里咲・並木友花組(筑波大)を相手にし烈な戦いを繰り広げた。リターンゲームから始まったファーストセット、ブレークに成功し立ち上がりから調子をつかむ。続いてキープにも成功するが、ダブルフォルトなどのミスが出始めて五分五分の展開に。タイブレークの末にファーストセットを献上してしまう。セカンドセットも、1ゲーム目からキープに成功し序盤こそ良かったものの、中盤で相手のボレーに苦戦。しかし早大も奮闘し、またもタイブレークにもつれ込む。細沼のストロークと上のボレーがうまくかみ合い、セカンドセットを奪取した。ついに試合はスーパータイブレークへ。「ここまできたら楽しくやりましょうと上も言っていたので、楽しくやった」(細沼)とさらに笑顔で試合に臨む二人。細沼のストロークはいっそう勢いを増し、甘くなった球を上がボレーで決める。得意のポイントパターンで相手にリードを許さず、4時間もの大接戦を制した。

意地で接戦をものにした細沼(右)・上組

 準決勝が行われる本戦7日目は今まで以上に厳しい戦いになるだろう。「向かっていく気持ちを見せ続けて頑張りたい」(清水)と、技術面もさることながら精神的な面も勝敗を握るカギとなるはずだ。インカレも佳境に入り、頂上への険しい道のりも残りわずか。多くの選手が敗退してしまった中で、女王ワセダの名に恥じぬ戦いをしてほしい。

(記事 矢野聖太郎、写真 吉田優、熊木玲佳)

結果

▽女子

シングルス準々決勝

○清水映里6-3、6-1小松莉奈(東学大)

ダブルス準々決勝

○細沼千紗・上唯希6(8)-7、7-6(2)、10-7牛島里咲・並木友花(筑波大)

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コメント

細沼千紗女子主将(スポ4=東京・富士見丘)

――関東学生トーナメント(春関)のリベンジマッチでした。どのような意気込みで臨みましたか

春関(関東学生トーナメント)は私が本調子ではなかったので、あまり実力を発揮できなかったのでこれが本当の勝負かなと。またきのう大矢(希、スポ3=愛知・名古屋経大高蔵)が負けたので敵はうたないとなと思いました。

――実際4時間という長丁場を戦っていかがでしたか

長いなとは思ったのですが、上(唯希、スポ2=兵庫・園田学園)も元気そうにやっていて、その姿を見たら元気になれました。

――サイドを全日本学生室内選手権(インカレインドア)に戻しましたか

最近このサイドにしました。上がこっちの方が自信あるらしくて。私はどっちでも良いのですが。

――試合中どのように声を掛け合っていましたか

楽しくやろうと。とりあえず目と目を合わせて声を掛け合ってやっていました。

――上選手のサーブがなかなか決まらなかった時などはどのように声を掛けましたか

私もサーブが課題で、気持ちは分かるので次にいこうと言っていました。

――上選手のボレーに関してはどう思っていますか

私がストロークの調子が良くて、上が前のスペシャリストなので、私がボールをつくって上に決めさせようというのを意識してやっていました。

――スーパータイブレークの時はそれまで以上に笑顔でしたが、何か話し合ったのですか

きのうもスーパータイブレークで、その戦い方は分かっていたので、ここまできたら楽しくやりましょうと上も言っていたので、楽しくやりました。

――きょうは紙一重で勝ちましたが、その差は何でしたか

こっちの方が話し合っていたし、並木さん(友花、筑波大)もすごくガッツがあるのですが、お互い主将ということでこっちの主将の方が強いんだという意地ですね。

――次戦への意気込みをお願いします

ここまできたら楽しんだ者勝ちだと思うので、上と笑って頑張りたいと思います。

清水映里(スポ1=埼玉・山村学園)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

きょうはまずは相手のサーブから始まり、そこでブレークすることができ、次のキープもしっかりできたので、出だしの流れもこっちにきて良かったと思います。

――途中ブレークされ、流れをつかまれそうでしたがいかがでしたか

ブレークされてバックを狙われているのかと思って少し苦しい展開が続いたのですが、先に展開したり先に自分のフォアでつくれるように意識したり、ブレークされてもブレークバックしたりで、リードされることはなかったので、気持ち的にも余裕がある中で試合はできました。

――セカンドセットはとても良い流れでしたがいかがでしたか

そうですね、セカンドセットは相手のミスが増え、ケガもしていて体的にもきつそうだったので、セカンドセットは私の流れですね。それと、相手よりも私の方が応援が多かったのでそれも力になりました。

――調子が良いと逆に落ち着かなくなるというご自身の課題はいかがでしたか

それはきょうはなかったです。1ポイント1ポイント落ち着いていけました。先輩の声かけもあったので。また、タフマッチになるのも想定していました。

――相手はいかがでしたか

合わせるのがとてもうまいです。私のバックをしっかり狙ってきたり、深いボールで速いテンポで打ってきたのが結構きつかったりもして、ファーストセットはなかなか攻め切れなかったです。でも、あまり前に入ってきたりスライスとかを使ってきたりする人ではなくて同じペースで打ってくる人だったので、入学以降フットワークも強化されましたし、別に振られても大丈夫と思ってました。球はすごく重かったです。きのうは合わせてコントロールするだけだったのに、きょうは合わせてしっかり打ってきたので、苦しかったです。でも、自分が先に変化を与えるとミスしてくれたので、大丈夫かと思いました。

――次戦への意気込みをお願いします

慶大の押野(紗穂)さんには早慶戦(早慶対抗試合)では勝てたのですが、あれは団体戦で周りのサポートがあったからで、きょう見ているとあまりミスしないししっかりコントロールしてくるので。また、フォアも武器で1番といっても良いほどガッツがあると思っているので、それに負けないようにチャレンジャーの気持ちで向かっていく気持ちを見せ続けて頑張りたいと思います。