バドミントン部

2017.08.12

全日本学生ミックスダブルス選手権 8月8、9日 千葉ポートアリーナ

古賀・中西組が優勝!全日本総合の出場権を獲得

 全日本学生ミックスダブルス選手権が行われ、ワセダからは7名が出場した。この大会は日本最高峰の大会である全日本総合選手権(全日本総合)出場の選考も兼ねている。昨年は全てのペアが出場権を得ることができなかった。しかし、ことしは古賀穂(スポ3=福島・富岡)・中西貴映女子主将(スポ4=埼玉・大宮東)組が初出場ながら大健闘。全日本総合の出場権を獲得しただけではなく、この種目で学生日本一にも輝いた。

 浅原大輔(スポ2=宮城・聖ウルスラ学院英知)・松本茜(社2=福岡・九州国際大付)組は普段からダブルスで活躍を見せている浅原がダブルスを主導して相手を揺さぶっていく。松本も相手の甘い球を見逃さずネット前で球をさばいていき、初戦を白星で飾った。3回戦でも熱戦を繰り広げたが、あと一歩及ばなかった。渡辺俊和(スポ2=埼玉栄)・吾妻咲弥(スポ1=福島・富岡)組は、順調に勝ち進み迎えた4回戦。第1ゲームを先取し、第2ゲームも7点ビハインドでインターバルに入る。この勢いのまま勝利するかと思われた。しかし「気が緩んでしまったのかもしれない」(渡辺)と振り返ったよう、後半はミスが目立ちこのゲームを落とす。ファイナルゲームでも悪い流れを断ち切ることができず、まさかの逆転負け。反省点が残る試合となった。

惜敗した渡辺・吾妻(上)組

 古賀・中西組は1つ目の山場となった3回戦を乗り越えた後、2つ目の山場となる準決勝まではストレート勝ちで駒を進めた。準決勝は、これまでとは違いスピードの速い試合展開となる。そのため、第1ゲームでは守りの体制となり、このペアの強みである攻撃的なプレーを発揮できずにいた。さらに自分たちのミスも重なり先手を取られてしまう。しかし第2、3ゲームでは立て直しに成功。勢いを取り戻してこのゲームを苦戦しながらも勝ち切った。決勝戦では、相手のスマッシュを冷静に対処し、粘り強くラリーを続ける。そしてチャンスを作り出し、確実に点数に繋げていった。最後は古賀の渾身(こんしん)のスマッシュを決めてゲームセット。優勝が決まった瞬間、二人は大きなガッツポーズをして喜びをあらわにした。

熱戦を繰り広げた古賀(上)・中西組

 真夏の熱き戦いを終え、これからは東日本学生選手権(東日本インカレ)や、関東大学秋季リーグ戦、全日本学生選手権といった大きな大会が待ち構えている。それぞれ課題が見つかった一方で、少ない練習時間にも関わらず結果を残せたことは自信に繋がるだろう。今大会で得たことを発揮し、まずは2週間後に行われる東日本インカレでの良い結果を期待したい。

(記事、写真 佐藤菜々)

学生日本一に輝いた古賀・中西(左)組

結果

▼決勝

古賀穂(スポ3=福島・富岡)・中西貴映女子主将(スポ4=埼玉・大宮東)〇2-1(21-17、16―21、21-13)

▼準決勝

古賀穂(スポ3=福島・富岡)・中西貴映女子主将(スポ4=埼玉・大宮東)〇2-1(18-21、21―14、21-15)

▼準々決勝

古賀穂(スポ3=福島・富岡)・中西貴映女子主将(スポ4=埼玉・大宮東)〇2-0(21-14、21―9)

▼4回戦

古賀穂(スポ3=福島・富岡)・中西貴映女子主将(スポ4=埼玉・大宮東)〇2-0(21-14、21―14)

渡辺俊和(スポ2=埼玉栄)・吾妻咲弥(スポ1=福島・富岡)●1-2(21-16、19―21、17-21)

▼3回戦

古賀穂(スポ3=福島・富岡)・中西貴映女子主将(スポ4=埼玉・大宮東)〇2-1(20-22、21―11、21-16)

渡辺俊和(スポ2=埼玉栄)・吾妻咲弥(スポ1=福島・富岡)〇2-0(21-9、21―17)

浅原大輔(スポ2=宮城・聖ウルスラ学院英智)・松本茜(社2=福岡・九州国際大付)●1-2(16―21、21―18、12-21)

▼2回戦

古賀穂(スポ3=福島・富岡)・中西貴映女子主将(スポ4=埼玉・大宮東)〇2-0(21-8、21―13)

渡辺俊和(スポ2=埼玉栄)・吾妻咲弥(スポ1=福島・富岡)〇2-0(21-18、21―16)

浅原大輔(スポ2=宮城・聖ウルスラ学院英智)・松本茜(社2=福岡・九州国際大付)〇2-0(21―12、21―18)

富岡寿将(社4=熊本・八代東)・前田悠希(法大)●0-2(19―21、11―21)

コメント

古賀穂(スポ3=福島・富岡)、中西貴映女子主将(スポ4=埼玉・大宮東)

――優勝おめでとうございます。今の気持ちを教えてください

古賀 自分もまさか優勝できると思っていませんでした。優勝するつもりではいたのですが、周りの出ている人が全日本総合選手権(全日本総合)とか去年の全日本学生選手権(インカレ)で活躍した人とかなのでどこまでできるかわかりませんでした。そのなかでこうやって優勝できてすごくうれしいです。

中西 まさか優勝できると思っていなかったので素直にうれしいです。お互いいいプレーも結構出せたので良かったのかなと思っています。

――きょうはフルゲームに及ぶ試合が多かったですが、その試合を勝ち切れた要因はなんだと思いますか

古賀 しっかりとコミュニケーションを取って、お互いにやりたいプレーが一致したので、そこが勝てた要因かなと思います。

中西 相手よりも勝つこととか、一本取ることへの執念が自分たちの方があってピンチになっても最後まで諦めずに粘り続けたことで流れが来て勝つことができました。2人の気持ちが大きかったかなと思います。

――この2日間を振り返ってみていかがですか

古賀 この2日間に向けて同じ大学なので練習する機会はたくさんあったと思います。しかし中西さんが海外に行かれてて、練習ができていなかったので焦りや心配もありました。とりあえず自分は自分のできることをやろうとおもって頑張りました。

中西 2人で出るミックスダブルスは初めてで、最初は何もわからない状態でのスタートでした。まず3回戦の競った試合に勝ったことで自信を持ってプレーができました。きょうも準決勝でのファイナルゲームに及ぶ試合に勝つことができて(決勝で)自信を持って試合をすることができたので1つ1つの試合で段々良くなっていけたかなと思います。

――全日本総合の出場が決まりましたが、そこでの目標を教えてください

古賀 今大会のプログラムに日本のミックスダブルス競技の向上とベスト8以上の選手が全日本総合で活躍することが目的と書いてあったので、この目的を達成することと上を目指してという感じです。優勝とは言えないですけど(笑)。

中西 全日本総合でのミックスダブルスのペアの出場数は少なくて1回戦で勝ったらシードに当たると思うので、とりあえず1回勝って格上の選手に対して自分たちの良いところを出していきたいです。そして大学生らしい元気さを持って、実業団の人ともやり合えるということを見せる場にしたいなと思います。

渡辺俊和(スポ2=埼玉栄)、吾妻咲弥(スポ1=福島・富岡)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

渡辺 最後の試合は第2ゲームに11–4から逆転されてしまいました。ちょっと気が緩んでしまったのかもしれないのですが、そこで勝ち切れなかったのがきょうの敗因だと思います。

吾妻 私も同じところが敗因かなとおもいます。

――今大会で収穫はありましたか

渡辺 ミックスダブルスは普段あまりやらないのですが、ミックスダブルスになると大体男子が後衛になるので、後衛でのシャトルのさばき方など多くのことを学べました。

吾妻 今後も今回のような状況から負けることがあると思うので、集中力が切れたら流れが変わってしまうことを学びました。

――ミックスダブルスはどれぐらいの期間練習しましたか

渡辺 2人とも同じ大学なので他のペアよりは練習したとおもいますが、練習を始めたのは2週間前くらいです。でも、毎日やっているわけではないので練習のときに少しずつやってました。

――次の大会に向けて一言お願いします

渡辺 次は東日本学生選手権(東日本インカレ)があるので、団体で優勝して、個人でいい成績を残せるように、明日から切り替えて頑張っていきます。

吾妻 全日本学生選手権(インカレ)と全日本総合選手権に繋げることが目標なので、まずはいい状態でインカレに繋げられるようにしたいです。

浅原大輔(スポ2=宮城・聖ウルスラ学院英知)、松本茜(社2=福岡・九州国際大付)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

浅原 初戦が勝負だと思っていました。練習だと自分たちが一番弱かったので自信があまりなかったのですが楽しもうと思って試合に臨みました。その結果初戦を勝つことができました。3回戦目の相手は攻めるのがうまかったので練習不足だと感じました。

松本 日頃あまりダブルスをしていなくて組み始めたときは、相手にならないくらいできませんでした。でも、パートナーとか周りのみんなに色々教えてもらってきたので、自分がやれることはやろうと思っていました。そして、まずは初戦を勝とうという気持ちで試合に臨みました。

――コンビネーションはいかがでしたか

浅原 基本的に彼女はダブルスができないので、いかにミスをせずに彼女に甘い球を集められるかが重要でした。初戦ではそれがうまくいったときがあったのでコンビネーションは良かったとおもいます。しかし3回戦では上げてばかりで、サイドバイドになる回数が多かったので初戦のようにはうまくいきませんでした。でも、仲良くできたのでそこが一番のコンビネーションだとおもいます(笑)。

松本 基本的に私はラケットを上げとくことを言われていて、自分が止められる球は止めました。相手に動かされてしまうことは仕方ないので、なるべくサイドに追い込まれないようにカバーしよつという気持ちでやったのですが、まだまだだなと痛感しました。でも、仲良くできたことは良かったです。

――3回戦まで勝ち進めたことについてはいかがですか

浅原 4回戦目の相手の試合を見ていると、もし3回戦で勝っていたら4回戦も勝てたのではないのかなという感じでした。なので、練習不足だったなという後悔があります。

松本 練習でもあまり勝てていなかったので2回戦勝てただけでもものすごく嬉しくて自信になりました。3回戦の第2ゲームもしっかり取れて対等に戦えたかなと自分では思っています。最初始めたときよりは全然できるようになったとはおもいますが、3回戦は惜しかったので余計に勝ちたかったなという気持ちがあります。

――次の大会に向けて意気込みをお願いします

浅原 インカレがかかっているので1回戦1回戦を大事に、足元をすくわれないように吉村徳仁くん(スポ2=富山・高岡第一)と頑張りたいとおもいます。

松本 シングルスが自分のメインなんですが、去年はインカレに出られなかったので今年こそはしっかりとインカレを決めて、上位進出を目指して頑張りたいです。また、今回はダブルスのできなさを痛感しました。ですが、ダブルスも組んでくれるパートナーがいるのでしっかりとインカレを目指して両立して頑張っていきたいと思います。