庭球部

2017.08.11

全日本学生選手権 8月10日 岐阜メモリアルセンター

男子は早大劇場、圧倒的な層の厚さ見せる

 レベルの高い試合が続く全日本学生選手権(インカレ)。この日はシングルスに14人、ダブルスには8組が登場した。シングルスでは勝利を重ね、他大の選手との対戦となった早大勢は負けなし。同校対決を制した4人を含め、10人が勝ち進んだ。一方のダブルスでは、接戦の末4組が敗退。実戦経験の長い4組が勝利し、順当に次戦へ駒を進めた。

 3回戦となったシングルスでは、この日も早大の強さを見せつけた。特筆すべきは、昨年王者の小林雅哉(スポ2=千葉・東京学館浦安)の試合。ファーストセットをタイブレークの末取るも、セカンドセットでは一転して0-6とうまく持ち味を発揮できない。このまま流れを取り戻せないかと思われたファイナルセットでは、3-5から4ゲーム連取し、7-5に。勝利が決まると、両手を上げ歓喜の笑顔を見せた。また、齋藤聖真(スポ3=神奈川・湘南工大付)も2-6、6-4、6-3と接戦を制し、4回戦進出。自身の試合を終えたばかりのダブルスパートナー髙村佑樹(スポ2=千葉・東京学館浦安)もガッツポーズを送った。選手層が厚い分、同校対決で敗れて悔しい思いをする選手も多い。1年生対決となった同士打ちで千頭昇平(スポ1=愛知・誉)に敗戦した藤井颯大(スポ1=京都・同志社国際)は「とても悔しいが、もっと身につけなければいけないところを見つけたので、そこを修復して次勝てるように頑張る」とリベンジを誓った。

3-5から逆転し勝利を挙げた小林雅

 ダブルスでは、古賀大貴(スポ2=大分・舞鶴)・安上昂志(スポ2=福岡・柳川)組が6-0、6-0と相手を圧倒。新戦力として頂点を目指す。しかし、岩崎歩副将(スポ4=神奈川・湘南工大付)・三好健太副将(スポ4=埼玉・秀明英光)組が最後のインカレでスーパータイブレークの末、惜しくも敗退。4年生ペアはここで姿を消した。単複共に敗退となった岩崎は、「最後の個人戦で4年間の集大成として悔いなく終わりたいと思っている中で、ダブルスはああいう結果に終わってしまって非常に悔しい」と敗戦を悔やんだ。佐藤祥次(スポ2=大分舞鶴)・本多映好(社1=岩手)組は第5シードの関大ペアを相手にストレート負け。一方、河野優平副将(スポ4=福岡・柳川)・坂井勇仁(スポ3=大阪・清風)組、齋藤・髙村組も悲願のタイトル獲得へ向け勝利を収めている。

スーパータイブレークの末に敗れた岩崎(左)・三好組

 次戦、4回戦が行われるシングルスはベスト16のうち10人が早大勢。この先は同校対決も目立ちそうだ。連日の試合で疲労もたまってきているだろう。しかし、頂点に立つためには、日ごろの成果を存分に発揮し、一つ一つ勝ち進まなければならない。今後も早大勢の躍進に期待したい。

(記事 中村朋子、写真 矢野聖太郎、佐々木一款)

結果

▽男子

シングルス3回戦

○三好健太6-2、7-6(3)岩崎歩

○齋藤聖真2-6、6-4、6-3川橋勇太(筑波大)

○坂井勇仁3-6、6-4、6-1斎藤和哉(中大)

○古田伊蕗6-3、6-4河野優平

○町田亮6-1、6-3福田真大(慶大)

○小林雅哉7-6(2)、0-6、7-5太田悠介(法大)

○島袋将6-2、6-2古賀大貴

○髙村佑樹7-5、2-6、6-2今村昌倫(慶大)

○田中優之介6-1、6-1松本樹(近大)

○千頭昇平6-2、6-2藤井颯大

ダブルス2回戦

●岩崎歩・三好健太6-2、6(4)-7、8-10今村昌倫・福田真大(慶大)

○河野優平・坂井勇仁6-1、6-4日野勇人・田村迅(駒大)

○坂井勇仁3-6、6-4、6-1斎藤和哉(中大)

○齋藤聖真・髙村佑樹6-2、6-4山崎晃平・成松智希(福岡大)

●町田亮・木元風哉6-2、3-6、7-10小見山僚・楠原悠介(法大)

●佐藤祥次・本多映好2-6、4-6高村烈司・島田達也(関大)

○古賀大貴・安上昂志6-0、6-0山下雄大・三浦幹大(東北大)

○小林雅哉・島袋将6-1、6-4土屋史希・高柳希旭(中京大)

●田中優之介・千頭昇平6-4、2-6、7-10鈴木佑・伊藤隆(日体大)

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コメント

岩崎歩副将(スポ4=神奈川・湘南工大付)

――最後の全日本学生選手権(インカレ)でしたが、どのような目標を抱いて臨みましたか

最後の個人戦で4年間の集大成として悔いなく終わりたいと思っている中で、ダブルスはああいう結果に終わってしまって非常に悔しい思いしかないです。

――いまお話に出たダブルスから振り返っていただきたいのですが、ファーストセットはどのような点が良かったでしょうか

2人のプレーが噛み合っていて、リターンも強気でいけたしコミュニケーションも取って進められました。ただセカンド(セット)もリードしている中で自分たちに油断があったのかなというのが正直な感想です。そこが取り切れないのはこれからの課題だし、前からの課題でもあったので非常に悔しいです。

――セカンドセットは5-2とリードした中で逆転されてしまいましたが、その点に関してはいかがですか

1ブレークされているという何があるか分からない状況ですぐにブレークされてしまって2セット目を落として、スーパータイブレークでも自分たちがリードしている中で攻める気持ちが相手より少なかったのが結果に出てしまったかなと思います。スーパータイブレークの時はあまりコミュニケーションを取らないでサービスに入ってしまって、案の定すぐ取り返されてしまって流れがつかめないまま最後までずるずるいってしまったので、そこは今悔やんでも遅いのですがもっと話すべきだったかなと。

――次にシングルスについてですが、ダブルスでペアを組む三好健太選手(スポ4=埼玉・秀明英光)との一戦になりました。どのような対策をして臨みましたか

初めて公式戦で対戦したということで、練習試合ではやったことがあるのですが、自分の持ち味をどうコートで表現できるかということが求められてくると思っていました。サービスとフォアを生かす展開にしたいなとは思ったのですが、出だしのファースト(サーブ)の確率が悪くて相手のペースで1セット目は進んでしまったなと。セカンドセットはしっかり自分のフォアで攻めることができて、タイブレークまではいったのですがタイブレークで自分のミスが目立ってしまったので、そこはやっぱりチャンスボールがくるまで相手を追い込む必要があると思いました。

――今後関東大学リーグ(リーグ)を戦う上で、今回のインカレで得た収穫や課題はありますか

自分の武器は通用するなということは改めて思いました。その得意なところをどう生かすかによって試合の組み立てが変わってくると思うので、練習でもしっかりそこを意識して攻めるところ、守るところのメリハリをつけていきたいです。そうしないとまた同じ結果になってしまうと思いますし、意識しながら練習する必要があるなと。収穫はあんまりないですかね。

――先ほど武器は通用するとおっしゃっていましたが、例えばサーブにはある程度の手応えを感じていらっしゃるのでしょうか

春関(関東学生トーナメント)とか今年に入ってから結構自信があったのですが、今回の試合では出だしが悪かったのであんまり波に乗れなかったかなというのはあります。

――最後に、今後4年生としてどのようなプレーをしていきたいですか

これから行われる大会は学生の中で最後になるので、本当に悔いなくチームのために、自分のためにしっかり一つずつやって卒業したいなと思います。

木元風哉(社1=埼玉・早大本庄)

――きょうの相手は法大の小宮山僚・楠原悠介組でした。試合前に何か対策や試合プランはありましたか

春関で対戦した先輩に話を聞いて、どう対処するかを考えて臨みました。

――好調だったファーストセットから一転、セカンドセットでは苦戦を強いられました

セカンドセットでは2度ブレークを許してしまったのですが、そのゲームで僕が前衛のときのプレッシャーが甘かったかなと思います。ブレークされたあとすぐにブレークバックできなかったのも反省点ですね。

――スーパータイブレークは初めに大きくリードを許してしまいました

10ポイントは流れで勝つか負けるか決まってしまうと思ったので、セカンドセットを取られて流れが悪かったのでどうにかして挽回しようと思って、それが空回りしてしまったと思います。連続でイージーミスをしてしまったのが響いてしまいました。

――今大会で得た収穫はありますか

きょうのファーストセットのようにしっかりとプレーできれば強い相手にも勝てると思うので、その集中力を持続する力が必要だなと感じました。

――最後に、今後への意気込みをお願いします

夏関(関東学生選手権)はダブルスだけなので、シングルスに出られない分頑張りたいです。

藤井颯大(スポ1= 京都・同志社国際)

――初めてのインカレにはどのように挑みましたか

岐阜は暑いので、長い試合でも耐え抜ける体力を身につけることを練習から意識して。あとはボールが飛ばないと聞いていたので、その中で打ち抜けるようなストロークを身につけていきたいなと思いました。

――昨日のシングルスは6-4、6-4で勝利しました。シングルスを振り返っていかがでしたか

昨日の相手は関西ではすごく強い選手で、僕も関西出身なので、絶対負けたくないなという気持ちで戦っていました。

――得意のスピードを生かしたサーブが多く決まっていた印象でしたが

やはり飛ばないコートで、どれだけサーブでポイントを取れるかが重要になると思うので、思い切り打ちました。

――きょうは千頭昇平選手(スポ1=愛知・誉)との試合でしたが、どのような意気込みで臨みましたか

やはり1年生の中でトップになりたいというのは目標でもあるのでとても悔しいのですが、やはり自分のもっと身につけなければいかないというところを見つけたので、それは修復して次勝てるように頑張ります。

――具体的にどのようなところですか

結構いい感じで追い込めるのですが、千頭くんは下がって僕のミスを待つようなプレーをするので、最後決め切るところを練習して、決まるようになればもっとゲームをすんなり取れて勝てると思います。

――初めてのインカレ、振り返っていかがでしたか

この悔しさを来年のインカレにぶつけたいです。また、結構緊張感もあって、その中で予選から勝ち上がったことはすごくうれしいのですが、やはり来年はもっといい成績を出したいので、今回のインカレを弾みにこれから強くなっていきたいと思います。

――夏に向けて、またこれからの目標を教えてください

夏関でいい成績を出して勝って、リーグのメンバーに入れてもらえるように頑張りたいと思います。