庭球部

2017.08.10

全日本学生選手権 8月9日 岐阜メモリアルセンター

第2シード細沼が陥落、女子は4人が勝ち残る

 炎天下で迎えた本戦3日目、女子シングルス2回戦が行われ、前年度2位で第2シードの細沼千紗女子主将(スポ4=東京・富士見丘)が敗れる波乱が起こった。強敵に阻まれ、早大からは出場選手10人中4人のみが3回戦へ駒を進めた。

 フルセットの激闘の結末は、思いもよらないものだった。早大の主将・細沼が下地奈奈(法大)に1-6、6-2、4-6で敗れ、初戦で早々にシングルスから姿を消す。第1セットは、「ずっと課題だった」と細沼が語ったサーブが思うように決まらず一方的な展開に。続く第2セットは打って変わって細沼が終始優勢に進め、勝負のゆくえは最終セットまでもつれ込んだ。迎えた最終セットではお互いにブレークが続く展開の中で、焦りからかボールを捉えきれない場面が目立つ。それでも相手に流れを譲ることなく試合は最終盤へと進んでいく。「優勝しかないなと思っていた」。しかしその思いは届かず、細沼のインカレで最後のシングルスは早すぎる終幕を迎えた。残る上唯希(スポ3=兵庫・園田学園)とのダブルスで悲願の優勝を目指す。

まさかの初戦敗退となった細沼

 木村優子副将(教4=千葉・秀明八千代)は予選を勝ち上がり、自身3度目の全日本学生選手権(インカレ)で初の本戦出場を果たした。1回戦を突破したものの、江代純奈(慶大)との対戦には2-6、3-6で敗北。第1セットを落として迎えた第2セットでは、後輩からの声援を受け3-0まで先行するも及ばず悔しげな表情も見せた木村だったが、「今までの中では一番頑張れた」と今大会を振り返った。大河真由(スポ2=埼玉・秀明英光)は最終セットで4-1から5ゲーム連続で失い悔しい敗戦。1年生の倉持美穂(社1=東京・早実)もフルセットまで粘ったが一歩及ばず初めてのインカレはここで終わりを迎えた。

接戦の末敗れた大河

 第1シードの上、第9シードの金井綾香(社4=東京・早実)、第10シードの大矢希(スポ3=愛知・経大高蔵)が順当に勝ち上がり、ルーキーの清水映里(スポ1=埼玉・山村学園)もフルセットの末3回戦進出を決めた。シード勢が登場しますます盛り上がりを見せるインカレ。最後に栄冠を手にするのは名をはせた強豪か、はたまたダークホースが現れるのか。手に汗握る熱戦の数々が楽しみだ。

(記事 佐々木一款、写真 中村朋子、平松史帆)

結果

▽女子

シングルス2回戦

●細沼千紗1-6、6-2、4-6下地奈奈(法大)

●木村優子2-6、3-6江代純菜(慶大)

○金井綾香6-4、6-3中沢夏帆(亜大)

○上唯希6-2、6-3川本桃子(園田学園女大)

○大矢希6-0、6-1吉田ひかり(西南学院大)

●辻紘子2-6、2-6伊藤沙弥(立命大)

●今村南1-6、2-6中谷琴乃(甲南大)

●大河真由5-7、6-2、4-6栗本麻菜(関学大)

●倉持美穂2-6、6-3、3-6橘彩音(関大)

○清水映里5-7、6-3、6-4根本咲菜(東洋学園大)

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コメント

細沼千紗女子主将(スポ4=東京・富士見丘)

――最後の全日本学生選手権(インカレ)に懸ける思いはいかがでしたか

去年準優勝していたのでもちろん優勝を狙っていて、今の実力なら優勝を狙えると思っていたので、優勝しかないなという気持ちでした。

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

きょうの試合はあまり緊張していなかったのですが合わなくて、最後まで噛み合わないままいってしまいました。相手が何をしてきたというより自分が良くなかったです。

――具体的な敗因はありましたか

足が止まっていたのかなと思います。自分では緊張していないと思っていたのですが、体は緊張していたんだと思います。

――サーブがあまり入らなかった印象でした

サーブはずっと課題なので、きょう入らなかったというよりも1年ぐらいずっと入っていませんでした。気にしてはいたのですが、この試合が特に入っていなかったわけではないです。

――試合中ラケットに当たってない場面がありました

先ほども言ったように足が止まっていたので、ラケットに当たっていなかったと思うのですが。ダブルスを3試合やって慣れていると思っていたのですが、多分焦りがあって体が開いてしまって当たっていなかったのだと思います。

――ダブルスへ向けての意気込みをお願いします

去年はシングルスで、2年前はダブルスで準優勝でした。私はダブルスしかないので上(唯希、スポ3=兵庫・園田学園)にのびのびやらせて、私は堅くストロークとかをやっていきたいと思います。

木村優子副将(教4=千葉・秀明八千代)

――今大会の目標を教えてください

早スポのインタビューを受けられるところまで頑張ろうと思っていて(笑)。インカレ予選には3回目の出場だったのですが、いつも1回戦負けとかだったので、どうしても本戦に進みたいというのがありました。それはまあ達成できて、本戦に上がってからは1つでも多く勝てるように頑張りました。

――きょうの相手は慶大の主将でしたが、対策はありましたか

すごくしつこいプレーヤーだというのは小さい時から知っていたのですが、ことしの春くらいから攻めるテニスに変わってきていました。自分が思っていたより、しつこいというより打ってくるという感じが想定外だった部分もあって、出だしはあまり対策できてない部分もあって2-6で取られてしまって。セカンドは自分のプレーを押し通していこうと思っていて、出だし3-0までは良かったのですが、相手のラリー力とかに圧倒されてしまって、まだまだ自分のラリーの力がないなと思いました。

――ファーストセットを振り返ってください

予選ですごく試合数もこなしてきていたので、とにかくファーストセットは体力をあまり使わずにポイントを取れたらいいなと思っていたのですが、逆にそれが裏目に出て相手に積極的なプレーで攻められてしまって、自分が弱気になってしまう部分がありました。だからセカンドでは自分から、という感じでやっていきました。

――セカンドセットで3-0までいけたのは積極性の結果でしょうか

積極的にいったというのと、コートには収められたという部分があります。その後にラリーが続いた中で、わたしは結構スピン系のテニスで一球で決められるボールがなかなかなかったので、それが今後課題になっていくかなと思います。

――暑さの中での試合が続きましたね

実はわたし予選決勝で7-6、3-0で足をつってしまって、その日4-6でセカンドセットを取られてしまったんです。それもやっぱり水分補給だったり、緊張してご飯も全然食べられてなかったので栄養面も全然ダメでっていう時にワセダの栄養サポートの人に色々教えてもらって、そのあと対策とかもして、次の日のファイナルはしっかり取れました。そのあと2試合やってきたのですが、栄養管理とか水分補給はすごい大事だなと思って。そういったところから勝負は始まってるなという感じで、教えてもらったことを生かしていけたらいいなと思ってます。

――コートの中では応援の力を感じたことはありますか

きのうは私のベンチコーチの清水(映里、スポ1=埼玉・山村学園)、倉持(美穂、社1=東京・早実)が応援してくれて。1年生がすごく応援してくれている中で4年生として自分が後輩に見せられるのはどれだけ頑張るかということだと思いますし、自分が頑張ることでみんなが頑張ってくれたらいいなと感じています。きょうも大矢(希、スポ3=愛知・名古屋経大高蔵)が途中から来てくれてもっと頑張らなきゃと思えて、そこから3-0まではよかったんですけどそこから取られてしまいました。大矢は去年私がベンチコーチを担当していて、大矢には試合後に「優子さんが頑張っている姿を見てわたしも頑張ろうと思いました」と言われて。そういう風に後輩にも言ってもらえたので、これからあと夏関(関東学生選手権)しかないのですが、コートで見せられるのは自分の頑張りだけだと思うので、これから頑張っていきたいと思います。

――最後のインカレでしたが、率直な感想は

4年間通して、インカレは3年目なのですがその中では一番頑張れました。だけど、最後スコア離れてしまっているのですが、勝てない相手じゃなかったと思うんです。自分なりにできたこともたくさんあると思うし。本当にあとは 夏関も自分の実力を最大限に発揮して、今までで一番良い成績を出せたらなと思います。

今村南(社2=大阪・城南学園)

――今大会への意気込みをお聞かせください

最近テニスを最優先に考えられる状況ではなくて、あまり明確な目標を持てずに臨んでしまったかなとは思っています。予選、本戦1回戦は同じくらいのレベルの選手相手にしっかり自分の力を出せたのですが、きょうはそのような気持ちで勝てる相手ではなかったです。

――きょうの試合を振り返って

相手は何度も当たったことのある選手で、ここ最近は負けていなかったのできょうもいけると思っていたんですけど・・・。いつもはリードされていてもそこからまくって勝てていたのですが、きょうは相手のミスが少なく、サーブもストロークも圧倒されてしまったと思います。

――最後に、今後への意気込みをお願いします

まずきょうの試合で感じたのは、技術的にはもっとディフェンス力が必要だということで、それからプレーの引き出しをもっとつくって実戦で生かしていかないといけないということです。夏関がすぐにあるので、まずはできることをどんどんレベルアップしていって、長いスパンでいえばディフェンス力向上を目標に頑張っていきたいです。

倉持美穂(社1=東京・早実)

――本日、長時間の試合となりましたが、振り返っていかがでしたか

やはりチャンスがあったのですが、取り切るところを取り切れなくて、やはりそういうところで勝敗の差が出ると思うので、それができた時とできなかった時がきょうあって、こういうスコアになりました。

――ファーストセットを取られたあと、どう気持ちの切り替えを行いましたか

ファーストを終えて、どういうポイントが多かったのかというところを振り返って、セカンドではこういうポイントが良かったとか、ここはこうしていったらどうなるのだろう、と少し発想を変えてプレーをしました。

――セカンドセットでは流れをうまくつかみましたが、セカンドセットを振り返っていかがでしたか。

やはり守りではなく、攻めに回れた時に役に立つと思うので、守りと攻めをしっかり行えたと思います。

――ファイナルセットはジュースが続く厳しい展開となりましたが

ファイナルセットは先にスコアを離されてしまってなかなかジュースを取り切ることができなかったのですが、これからこういう競った試合の中でそういうポイントを取り切れる選手が勝つと思うので、きょうは取れなかったところと取れたところがあるので、これからはもっと取れるようにしたいです。

――どのようなことをすれば、取り切れるとお考えですか

やはりジュースは2ポイント連続取らなければいけないので、やはりそういう競ったときにもう一段階ギアを上げられるようにしたいなと思います。

――連戦でしたがスタミナ面は

予選からだったのですが、この暑い中勝つために、体力をトレーニングなどはしてきたのですが、やはりもっとこれからつけないといけないなと感じました。

――2回戦敗退という結果をどのように受け止めていますか

やはり本戦ストレートインの選手に勝ちたいとも思いましたし、まだ私にはあと3回チャンスがあるので、初めてのインカレを終えて、いろいろ学ぶことはたくさんあったので、もっと勝てるように練習していきたいです。

――これからどのようなところを修正していきたいですか

やはり精神力が強い人が勝つと思うので、日々の練習などで、心身共に鍛えて、体とメンタルのバランスがいい時に、いい状況で入れると思うので、どちらも日々精進していきたいです。

――インカレを通じて、自分のいいところも見つけられたと思うのですが、いかがでしょうか

思い切っていくところが結構できたので、そこが一番良かったかなと思います。