ソフトボール部

2017.08.07

第32回東日本大学選手権 8月6日 福島・郡山市ふるさとの森スポーツパークスポーツ広場

投打で圧倒! 宿敵・国士舘大を下し決勝の舞台へ

3回戦
早 大       12
仙台大      
(4回コールド)
○豊田、杖子-山本、実重
◇(二塁打)塩沼、鳥岡、丹野、川上、井口、金子 ◇(三塁打)丹野、石田 ◇(本塁打)織部
準決勝
早 大
国士舘大
○吉田-山本
◇(二塁打)萩野谷、鳥岡 ◇(三塁打)萩野谷 ◇(本塁打)塩沼

 前日に4回コールドで順調に初戦を突破し、迎えた東日本大学選手権2日目。3回戦は仙台大との対戦となった。ここでも打線が爆発し、4回には織部雅之(スポ2=宮崎南)の2点本塁打などで一挙9得点。投げては盤石の投手陣が相手を全く寄せ付けず、12-0と4回コールドで危なげなく勝利を飾った。続いて行われた準決勝の相手は、強豪・国士館大。今大会のヤマ場となる一戦で、早大は初回の先制に成功し優位な試合展開に持ち込んだ。勢いに乗った打線は相手投手を打ち崩し7点を奪う。援護をもらった先発の吉田尚央(人4=長崎・佐世保西)も気迫の投球で応え、相手打線を完封。7-0で完勝し、あすの決勝への切符をつかんだ。

 仙台大戦では初回に打線が3点を先制すると、先発のマウンドに立った豊田誉彦(スポ4=兵庫・滝川)もいきなり三者連続三振を奪い貫禄を見せつける。気勢をそがれた相手に畳み掛けるように打線が爆発した。4回にはこの日スタメン出場の9番・織部が2点本塁打を放つなど、打者13人の猛攻で9得点を挙げる。最後は杖子量哉(スポ3=岡山・新見)が相手打者を3人でぴしゃりと締め、12-0の4回コールドで圧勝。危なげなく準決勝へと駒を進めた。

国士舘大戦の3回、中堅へ特大のソロ本塁打を放つ塩沼

 続く準決勝の相手は、同じリーグ内で何度も対戦経験のある国士館大。5月に行われた全日本総合選手権東京都予選では、同校との接戦を落として敗退しただけにナインの気迫も違っていた。大きな声援が飛び交う中で迎えた初回、先頭の萩野谷知大(人4=茨城・水戸一)が二塁打を放ち出塁すると、連続安打で生還し幸先よく先制する。さらには3回に塩沼泰成主将(スポ4=福島・安積)からソロ本塁打が飛び出し、貴重な追加点をもぎ取った。この2点目で、つかみかけていた流れをモノにした早大打線。4回途中で相手投手をマウンドから引きずり降ろすと、その後も得点を重ね相手を突き放した。一方初回から援護をもらった先発の吉田は、ストライク先行の投球で丁寧にコースを突き三振の山を築く。7回まで投げ抜き被安打2、与四死球1、奪三振10というほぼ完璧な内容。打者に合わせた守備シフトで臨む野手陣にも助けられ、強打の国士館打線を完全に沈黙させた。

「いつも通り」で国士舘大撃破の立役者となった吉田

 真夏の炎天下でも、集中は途切れなかった。「守備から流れをつくる」という塩沼の言葉通り、大きなミスのない安定した守備から打線が勢いに乗り、流れを呼び込んだ。そして、ベンチのメンバーも最後まで声援を送り続けた。まさにチーム一丸となってつかんだ勝利だと言えるだろう。あすの決勝の相手は、またしても同じリーグである日体大。厳しい戦いが予想されるからこそ、きょうのように先制攻撃を仕掛けて試合の主導権をつかみたいところだ。あすの試合会場にも、得点の度に選手たちが歌うあの『紺碧の空』が響くことを期待したい。

(記事 三浦遥、写真 守屋郁宏)

コメント

塩沼泰成主将(スポ4=福島・安積)

――きのうからのいい流れをそのままきょうに持ち込みたいと話されていました。仙台大との試合はまさに有言実行でした

昨日はちょっと堅さもあって、初回に点を取られて、ちょっとずるずるという感じだったんですけど、(きょうは)相手のミスもあったんですけど、しっかり自分たちのかたちを(つくることができて)、初回に先制して優位に進められたことは良かったと思います。

――途中からの代打攻勢では、多くの選手が結果を残しましたね

ああいう試合になってしまうのは多少しょうがないかなというところはあったんですけど、代打陣であったり、いろんな人が(試合に)出て、活躍できたというところで良かったかなと思います。

――国士舘大との試合について、総括していただけますか

まず初回にチャンスをつくって先制して、そこから先発の吉田がコーナーをしっかり突いて、一球一球意図のある球で、ゴロであったり三振だったりというのをとってくれました。今まで僕たちがやりたかったようなソフトボール、打線であれば一人一人が小技であったりしっかり打つであったり役割を徹底して、ピッチャーを中心として守備から流れをつくるというのができていたのかなと思うので、全体として非常に良かった試合だったという風に思います。

――秋から準備してきたことがかたちとして現れた試合だったということですね

そうですね。

――試合後のミーティングで話されていたことも、そういった内容ですか

そうですね。今まで僕たちがやりたかった試合をできたということを言いました。なおかつ、インカレでも国士と当たる可能性があるので、そこで負けてしまったら意味が無いので、きょうの反省を活かして今後もこういう試合を続けられるように、ということを話しました。

――試合の中で、塩沼選手自身にも適時打や本塁打がありましたけど、特に本塁打は流れを大きく引き寄せるものだったのではないですか

それまでもチャンスをつくったりはしていたんですけど、点につながらずというところで、僕もまずはなんとか塁に出ようと思っていて。2アウトで、2ストライクに追い込まれてしまった場面だったので、いろんな球に対応できるように集中もできていた場面だったので、結果的に本塁打になってすごく良かったと思います。

――春までは国士舘大にムードをつくられてしまうことも多かったと思うんですが、きょうは雰囲気でも劣っていませんでした

紺碧隊を中心に、僕ら自身で雰囲気をつくって、ベンチから盛り上がって、それが中の人に伝わって、国士に負けないような雰囲気づくりというのはできていたんじゃないかなという風に思います。

――あすの決勝戦も、お互いをよく知り合う日体大との対戦になります

ここまで来たら日体に勝つだけですし、ここで勝たなければインカレ優勝というものも見えてこないと思うので、きょうしっかりミーティングだったり、休養をしっかりして、あしたにピークを持っていけるようにして、きょうのような守備であったり攻撃であったり、最高のパフォーマンスができれば優勝につながると思うので、頑張りたいと思います。

吉田尚央(人4=長崎・佐世保西)

――国士舘大戦での先発は前から決まっていたのですか

いや、きょうの先発は昨日の夜にそれっぽいことを言われたくらいで。

――チームとして、国士舘大は意識せざるを得ないような相手だったと思いますが、この試合に向けてどのような心境で臨まれましたか

いつも通りやることを目標としていたので、何をどう対策していたということはないですね。

――以前も事前にデータなどはあまり入れないということをお聞きしましたが、きょうも例外ではなかったということですか

そうですね。いつも通り自分がやるだけなので、打者は別として、自分がしっかり(投球を)できれば抑えられるという考え方をしているので、自分のやることをやるという感じですかね。

――ご自身の投球を振り返っていかがですか

きょうは先制したことが一番楽になった要因かなと思います。そこまで自分自身があまり良かったとは思わないくらいだったんですけど、先制したこともあって、ちょっと投げやすさがあったかなと思いました。

――球が走っていたのかなと思っていたんですけど、状態が良いという感覚はなかったんですね

そうですね。ハマったという感じが近いですかね。

――誰が投げるかはまだわからないと思うんですが、あすの決勝に向けて

自分はチームのためにできること、やるべきことをちゃんとやることが仕事なので、チームが勝てるような、もし投げるとしたらそういうピッチングを心がけていきたいなと思います。

織部雅之(スポ2=宮崎南)

――両方の試合でスタメンに抜擢されたというところで、心境としてはいかがでしたか

あまりスタメンになるとは思っていなかったので、正直びっくりしました。

――まずは仙台大戦で本塁打がありました

思いきり振れという風に監督からも言われていたので、初球を思いっきり振ったらホームランになったという感じです。

――続く国士舘大戦でも、畳み掛けたいところで追加点を生むヒットが出ましたね

2-0でかなり均衡していて、追加点を取るには絶好のチャンスだったので、とりあえず狙い球を絞って思い切り振りました。

――あすの日体大戦に向けて

日体も国士と同等かそれ以上には強いので、きょうみたいにワセダらしい戦いができれば勝てるとは思うので、きょうみたいな流れでしっかり頑張りたいと思います。