軟式庭球部

2017.08.05

全日本大学対抗選手権 石川・能都健民テニスコート

昨年からの『進化』を見せて8強進出!

 美しい海に囲まれた能都健民テニスコートで、女子部の夏が幕を開けた。全日本大学対抗選手権(インカレ)。1年間の全てをかけて臨む今大会の1日目は、メンバーそれぞれが自分の役割をしっかりと果たし、準々決勝へ駒を進めた!

 2回戦、3回戦で落としたゲーム数はわずか1。女王として挑戦者として、攻めのテニスを貫き、1日目の最終戦に福大を迎えた。チームの流れを作り出したのは唯一の下級生ペア、小山舞(スポ2=和歌山信愛)・上原由佳(社3=群馬・高崎健康福祉大高崎)組。「ワセダの一員として強気で戦いたい」(小山)と、下級生ながらもワセダの名を背負って進化し続けた実力を遺憾(いかん)無く発揮した。インカレ団体初出場とは思えぬほどの思い切りの良いシュートボールを打ち込むと、前衛・上原がそれに応える。第4ゲームでは、クロスラリーに上原がポーチに飛び出し2連続ポイント。最後まで自ら猛攻を仕掛け続け、4ー1で勢いづく一勝をチームにもたらした。続く2番に出場したのは木村理沙(スポ4=徳島・脇町)・平久保安純(社4=和歌山信愛)組。第2ゲームから緩急をつけた二人の配球が冴えわたる。サイドラインいっぱいに深くボールを打ち込み、相手の隙を突くショートコースへの強打でコートを支配。3ゲームを連取すると、最後は平久保がセンターを割る速球を打ち込み4ー1。8強入りに王手をかけた。

高い打点から力強いボールを打ち込む小山

 インカレ女王の名にふさわしいチームであることを証明するためにも圧倒的実力差を見せて勝ちたい最終戦だったが「相野・越知組は高校時代からのライバル」と杉脇麻侑子女子主将(スポ4=東京・文化学園大杉並)が評するよう、群雄割拠のインカレはそう甘くなかった。前半は越知の展開力に押され、ライン内に収まらぬボールに苦しんだ。しかし第4ゲーム目、ボールチェンジと共に気持ちもリセットさせ杉脇・佐々木聖花(スポ4=文化学園大杉並)組のテニスを取り戻す。杉脇の前衛の逆を突くシュートボールが光ると、そのまま相手を突き放し快勝。全勝で団体戦初日を終えた。

チームの声援が選手の背中を押した

 

 あすは一気に1ポイントの重みが増すハイレベルな戦いが予想される。しかし、この1年間常に努力を怠らずに精神面でも技術面でも『進化』し続けてきた早大は、どんな状況でも自分たちの『真価』を示すことができるはずだ。早大史上初の3連覇はもう見えている。頂点に立つ準備は整った。

(記事、写真 吉澤奈生)

結果

▽2回戦
〇早大 3-0 滋賀短大
〇小山・上原 4-0 森・渡邉
〇木村理・平久保 4-0 狩野・村木
〇杉脇・佐々木 4-0 京行・徳田

▽3回戦
〇早大 3-0 広島修道大
〇小山・上原 4-0 松本・楠見
〇木村理・平久保 4-0 藤本・岩谷
〇杉脇・佐々木 4-1 岡本・田中

▽4回戦
〇早大 3-0 福大
〇小山・上原 4-1 川道・永末
〇木村理・平久保 4-1 真島・矢壁
〇杉脇・佐々木 4-1 相野・越智

コメント

杉脇麻侑子女子主将(スポ4=東京・文化学園大杉並)

――ついに最後のインカレです

所沢にいる時の方が実は緊張していました。その緊張のまま、入ったので事前合宿でも調子悪くなるだろうなと思ったら、案の定調子が悪くて(笑)。でもそこは予想済みだったので、まあいいかと割り切れました。本番も1、2試合目がそんなに良くなかったので「これはまずいかも」とも思いましたが、そのような中でも勝てたので、調子が悪かったことは、それはそれとして、明日は自分の前に出てくれる四人の選手をまずは応援で勝たせてから、自分の試合に集中して頑張りたいです。

――1、2試合目調子が悪かったということですが、本日の最終戦はいかがですか

福岡大の相野・越知組は高校の時からずっと力があってライバルのペアでした。普通にラリーしてしまうと向こうのほうが展開力などでは勝っているので「ラリーをしないで、前衛と勝負するね」とは、聖花に話しをしていました。その作戦が後半になって活きてよかったです。

――厳しい立ち上がりだったと思いますが、後半に切り替えられた理由はなんですか

自分のボールが結構吹いてしまっていたので、聖花に「ボールを替えよう」と言われました。セットの途中だったので、替える勇気がなかったのですが、チェンジサイズの時にボールを替えてもらったことで気持ちの切り替えもできました。

――全試合を通して、相手の逆をつくショットが印象的でした

最近前衛が出てくる時のショートクロスを見えるようになったので、それは意識して使っていこうとしています。

――ワセダを背負って戦うのはあすが大きな試合だと最後になりますが、杉脇・佐々木というペアでどのようなプレーがしたいですか

ツーバウンドするまで諦めたくないです。たとえ聖花が抜かれても自分が取るつもりで走ってポジションを取りたいです。とりあえず私がコートに返し続けさえすれば、聖花が絶対に止めてくれるので、私たちの二人で一本というテニスを最後まで見せたいです。

――1番、2番の戦いぶりについてはいかがですか

はい。小山・上原は後ろに私たち4年生がいるからかもしれませんが、すごく思い切ってやってくれています。明日も、勝ち負けを気にしないでいいからあの二人には一番らしく元気にコートに立ってほしいです。木村・平久保はワセダで唯一のダブル後衛で、この暑い中で一本ダブル後衛がいるとこちら的にも気持ち的にも楽になる部分があります。あの二人には競ってもいいし、長引いてもいいから負けないテニスをしてほしいです。

――最後にあすの意気込みをお願いします

まずは目の前の一戦一戦だけに勝つことを考えて、最後は自分たちが勝って優勝を決めたいと思います!

佐々木聖花(スポ4=東京・文化学園大杉並)

――大会前は食欲がなくなるとおっしゃっていましたが、ご飯は食べられましたか

今回すごくいっぱい食べられました!お腹の調子はばっちりです(笑)。

――合宿中のテニスの調子はいかがでしたか

すごく調子が悪いという訳でも良いという訳でもありませんでした。もちろん緊張はしていたのですが、すごく落ち着いてずっと今までやれてきています。

――団体戦には1年生から出場して4回目となります、今までと違った思いはありますか

はい、自分だけが四年間出ていて、その中で負けも苦しい勝ちも経験してきました。インカレが厳しい試合になるということは分かっているので、4年生のことしは意地を見せたいという気持ちは大きくなりました。

――大将の重圧などもあるとは思うのですが、杉脇・佐々木組という一ペアしてはどのようなテニスがしたいですか

いつも通りふたりで一本のテニスが理想です。自分たちは1年生の時から試合に出ているので、研究し尽くされているのはもちろん分かっています。その中でどう勝つことができるのかを一緒に考えながらやっていければいいと思います。

――最初から集中している印象がありました

気持ちはつくって臨みました。でも前の2ペアがスムーズに勝ってきてくれたので、気負い過ぎずに自分たちのプレーをするだけだと思い切って私たちもやることができました。

――福大戦では立ち上がりに苦戦しながらも取り返しました

途中でボールを変えようということになりました。ボールが入らなくなって。2-1で折り返した時に変えたらしっかり麻侑子も入るようになりましたし、相手も気にしてサイドアウトをしてくれたので、そこがカギになったかなと思います。

――明日は一戦一戦が重くなり、気が抜けなくなると思います、意気込みをお願いします

元気良くプレーして大将としてみんなを引っ張っていけたらいいなと思います!

木村理沙(スポ4=徳島・脇町)

――きのうは良く眠れましたか

きのうもいつも通りぐっすり眠りました(笑)。

――4年生として迎えたインカレ、どのような気持ちで臨みましたか

先のことは考えず目の前の一試合一試合を戦っていこうという気持ちでした。3ペアのどこかが勝てばいいやと思うのではなく、3ペアの一人一人が自分たちが勝つんだという気持ちで向かっていこうと思っていました。

――交代の時杉脇選手に笑いかけている場面がありましたが、意識的だったのでしょうか

目が合っちゃって、本当にただそれだけなんですけど(笑)。特に言葉をかけたりとかいつもと違うことをするのも良くないのかなあと思って、いつも通り「頑張れ~!」という感じです。

――平久保選手とペアを組んでの団体戦は久しぶりでした、やってみていかがでしたか

はい、本当に久しぶりだったので事前合宿中の試合でも二人とも調子が全然良くありませんでした。お互いに特に言葉にして話し合った訳ではありませんが、もうやるしかないんだと思っていたと思います。その気持ちが良い方向に働いたのではないかと思います。

――最初から終盤まで攻撃的なテニスを展開していました

とにかく強気でやりました。できる時に積極的に前に詰めて、一本で決めきったりだとか、相手にプレッシャーをかけたりだとかを意識してやりました。

――あしたは気が抜けない1日になると思いますが意気込みをお願いします

楽な試合には決してならないと思います。なので目の前の一本一本をしっかり自分たちらしく強気にやっていきたいです。優勝します!

小山舞(スポ1=和歌山信愛)

――インカレの団体戦には初出場ですね

はい、昨日の夜まではすごく緊張してしまったんですけど、今朝はそういった自分の姿を見せたくなかったので、ワセダの一員として恥じないように強気で行こうと考えていました。

――杉脇女子主将からはどんな言葉をかけられましたか

「挑戦者の気持ちで」ということをチーム全員で統一していて。やっぱり受けに回ってしまうとワセダは弱いので、攻めの気持ちを持って上から打っていこうと言われました。

――「ラケット振れてるよ」、「球走ってるよ」といった言葉も応援から聞こえてきました。自分のプレーを振り返っていかがですか

やっぱり団体戦に照準を合わせていままでやってきたので、いい流れが作れたと思います。このまま、明日も引き続き調子を切らさずに頑張ります!

――王座でも対戦した福大が本日の最終戦でした

はい、王座で福大が負けているので向かってくるだろうなと思っていました。「それに負けないように自分たちから攻めていこう」というのは由佳さんと話をしていました。

――1番として出ることに関してはどのように考えていますか

1番はチームに勢いを付けさせる役割だと思うので、勝っても負けても次に気持ちよく繋げられるように声だけは出そうと思ってやりました。

――最後にあすの意気込みをお願いします

初戦から死ぬ気で戦います!