その他

2017.07.18

7月15日 サッカー早慶戦応援バスツアーキャンペーン

早慶サッカー応援バスツアー開催!

 土曜日開催となり例年以上の盛り上がりを見せた早慶サッカー定期戦(早慶サッカー)。約1万4千人の観客が等々力陸上競技場に詰めかけ、選手たちは大歓声の中ピッチで躍動した。早大は男女共に勝利。早大を応援していた人々はどこかうれしそうな表情を浮かべながら家路についた。今回の早慶サッカーでは多くの観客を集め、試合を盛り上げるため新たな取り組みがいくつか行われた。その一つがアシックスジャパンの協力で実現した『サッカー早慶戦応援バスツアーキャンペーン』だ。大学スポーツの観戦に際し、このような企画が行われるのは異例だ。一体どのようなものなのか。

 キャンペーンの内容はこうだ。早稲田大学27号館1階にある『アシックスキャンパスストア早稲田』にて早慶サッカー・オリジナルTシャツが限定100枚で販売される。購入者は試合当日に大隈講堂を出発するバスに無料で乗ることができる。バスの車内ではア式蹴球部のサポーターズグループ・ULTRAS WASEDA(ウルトラスワセダ)のメンバーと応援部の部員にサッカー応援の際に歌われるチャントを参加者が教わりながら等々力陸上競技場まで移動。女子の試合が行われる前に会場まで行くことができるというものだ。

バス車内ではULTRAS WASEDAと応援部によるチャント指導が行われた

 公共の交通機関で会場向かうとなると最寄りの駅から15〜20分ほど歩くか、路線バスなどで移動しなければならない。試合当日はかなり暑く、バスも混雑し待たされることもしばしば。また、自家用車で向かうにも、等々力競技場周辺の駐車場には限りがある。Tシャツを購入すれば、早稲田から会場まで直接向かうバスに無料で乗ることができるのだから、かなりお得といえるだろう。

 今回のバスツアーの参加者は学生が中心。ア式蹴球部の試合を見るのは初めてという人がほとんどだった。車内ではウルトラスワセダの代表・杣木篤史氏と応援部の部員からア式蹴球部の応援方法を学ぶことができた。途中、選手のサイン色紙を懸けたジャンケン大会も開催。終始楽しげな雰囲気でバスは進んだ。参加した学生の一人は「楽しかった。太鼓もたたけて満足。交通費も浮きましたし(笑)。らいねん以降も参加したい」と笑顔で会場へと入っていった。

楽しそうに参加する学生

 多くの観客を集め、最後は早大の圧巻のゴールショーに沸いた早慶サッカー。野球やラグビーなど他の競技も、早慶戦を始め毎年盛り上がりを見せる試合がある。だが近年、その他の試合では観客席に空席が目立つこともよくあり、会場に足を運んで応援する学生は減少しているように感じる。一方でインターネットによる中継や、早大とアシックスのように大学と大手スポーツメーカーの連携も増え、大学スポーツのビジネス化は進んでいる。今後の大学スポーツの発展のためには学生である選手を応援し、支える学生のファン層を拡大していく必要がある。約1万4千人の観客のほんの一部ではあるが、今回のバスツアーで大学サッカーへの関心を持った学生は確かに増えた。このような取り組みを今後も続け、増やしていくことが、学生であるファンの獲得につながるはずだ。早大とアシックスと学生。3者が手を取り踏み出した小さな一歩は、大学スポーツの明るい未来へと向かっていた。

(記事 新津利征、写真 加藤佑紀乃)