野球部

2017.07.18

夏季オープン戦 8月2日~9月3日 安部球場ほか

2017夏季オープン戦日程・展望

 早大野球部の2017年夏季オープン戦の日程が発表された。8月初旬からの約1カ月間で大学生と10試合、社会人と2試合の計12試合を戦う。

 東京六大学春季リーグ戦(春季リーグ戦)での1試合あたりの平均得点5.58はリーグ2位。「野手はよく打ってくれた」(髙橋広監督、昭52教卒=愛媛・西条)。首位打者を獲得し一気にブレイクを果たした加藤雅樹(社2=東京・早実)、早慶戦での3戦連発を含む4本塁打を記録した佐藤晋甫主将(教4=広島・瀬戸内)を筆頭に、野手陣の頑張りには指揮官も一定の評価を与える。そんな野手陣も、秋季リーグ戦に向けてはレギュラーを白紙に戻し再び横一線からのスタート。春季リーグ戦後は上からA~Fといった細かなカテゴリに分けて練習することでチーム内の競争が激化し、秋季リーグ戦へ向けたメンバー争いは春以上にし烈を極める。夏季オープン戦は、秋季リーグ戦のメンバー入りを懸けた試験の場。活躍次第ではリーグ戦デビューも現実味を帯びる。これまでにないほど過熱するポジション争いを制し、神宮のグラウンドに立つのは誰か。

まとまりが良く粘りのあるチーム。選手間での競争を経てチーム力も高まる

  好調を維持し粘り強い攻撃を見せた野手陣の一方で、奮起が求められるのは投手陣だ。チーム防御率4.05は最下位・東大に次いでリーグワーストの数字。特に、勝ち点や優勝の可能性が懸かった重大な局面で踏ん張り切ることができなかった。課題として浮き彫りとなった投手力を、脇健太朗投手コーチ(社4=早稲田佐賀)を中心にどこまで改善して秋を迎えられるか。元来、早大投手陣の力は他大学と比べても引けを取らないどころか、その高いポテンシャルや層の厚さ、そして経験値といった点でリードしていると言って差し支えない。投手陣が万全の状態を維持し、夏季オープン戦では投手を中心とする『守り勝つ野球』で失点を最小限に抑えながら戦っていくことが理想。実戦を経る中で自分たちの目指す勝ち方を確立させ、秋季リーグ戦を迎えたい。

バッテリーを中心に今一度守りを固めたい

  夏季オープン戦が行われる1カ月間は実戦の中で個人、チームともに課題を見つけ、それをフィードバックする上で非常に重要な期間。選手個人としてはアピールを続けないことに秋のメンバー入りはない。そしてチームとしては結果はもちろんのこと、本番となる秋季リーグ戦を見据えて細かい試合内容までを重視する。春季リーグ戦では寸分の差で優勝争いに加わることができす最終順位4位と苦杯をなめた早大。2015年(平27)秋を最後に、ここまで3季連続で賜杯から遠ざかっており、これ以上の屈辱を味わうわけにはいかない。晋甫ワセダにとって最後となる『奪還』へ向けた挑戦は、暑い熱い真夏の東伏見からスタートする。

(記事 郡司幸耀)


夏季1軍オープン戦日程(定期戦を含む)
日付 対戦相手 試合開始時間 場所
8/2(水) 明治安田生命 10:30 安部球場
8/10(木) 天理大 13:00 安部球場
8/11(金) 神戸学院大 14:00 安部球場
8/13(日) JX―ENEOS 13:00 ENEOSとどろきグラウンド
8/15(火) 近大 13:00 安部球場
8/16(水) 立正大 13:00 安部球場
8/24(木) 関学大 13:00 安部球場
8/25(金) 城西国際大 13:00 安部球場
8/30(水) 専大 13:00 安部球場
8/31(木) 中大 13:00 安部球場
9/2(土) 高麗大 13:00 安部球場
9/3(日) 亜大 13:00 安部球場


★各地で熱戦、ふるさと選手にも注目

地元・熊本での凱旋登板に期待が寄せられる大竹

 夏季オープン戦とは別に、8月中は地方都市での興行試合も多く予定されている。
 まずは全早慶戦熊本大会。昨年は熊本地震の影響により中止となっていたが、復興支援と銘打って一年遅れで開催されることとなった。舞台は熊本の野球の聖地・藤崎台県営野球場(藤崎台)。大竹耕太郎(スポ4=熊本・済々黌)はかねてから地元での全早慶戦を心待ちにしており、凱旋した藤崎台で地元のファンに成長した姿を見せるつもりだ。ラストシーズンとなる秋季リーグ戦へ向けて『有終の美』を期する左腕。地元での快投を一つの足掛かりに完全復活を遂げたい。
 次に全早慶戦西条大会。熊本に続き今夏二度目の全早慶戦が、西条市ひうち球場にて開催される。西条と言えば、やはり髙橋広監督(昭52教卒=愛媛・西条)にとってのゆかりの地。熊本と同様、神宮さながらの熱き伝統の一戦が繰り広げられるだろう。
 そして東京六大学オールスターゲームin宮崎大会。ことしはSUNフェニックス(立大、早大、明大)とOCEANブーゲンビリア(慶大、法大、東大)の2チームに分かれて対戦。大学野球の最高峰・東京六大学野球連盟を代表するスター選手たちが、珠玉のプレーで宮崎の地を熱くする。注目は地元宮崎出身の清水陸生(人4=宮崎大宮)と奈須怜斗(社4=宮崎・延岡学園)。この二投手のマウンド姿に、地元ファンの熱視線が注がれることは間違いない。夢の球宴を盛り上げる上で、二人の活躍は不可欠だ。
 90年以上の長い歴史と抜群の人気を誇る東京六大学野球に所属し、慶大と共に古くから日本野球界をけん引してきた早大野球部。東京六大学リーグ戦や早慶戦での勝利はもちろんのこと、それ以外の役割として求められるものも大きい。普段はなかなか神宮に足を運ぶことのできない地方のファンを魅了し、この機会に早慶戦や東京六大学野球の素晴らしさを存分に伝えたいところだ。


全早慶戦・東京六大学オールスターゲーム日程
日付 対戦相手 試合開始時間 場所
8/5(土) 全早慶戦熊本大会 18:00 熊本・藤崎台県営野球場
8/19(土) 全早慶戦西条大会 14:00 愛媛・西条市ひうち球場
8/26(土) 東京六大学オールスターゲームin宮崎大会 15:00 宮崎市生目の社運動公園アイビースタジアム