柔道部

2017.07.12

東京都ジュニア体重別選手権 7月9日 東京武道館

高波が補欠獲得、全日本の舞台に望みつなぐ

 15~20歳の若き精鋭が集い、東京武道館で東京都ジュニア体重別選手権が開催された。早大からは男子8人、女子5人の計13人が出場。高波勁佑(社2=富山・小杉)がベスト8まで勝ち上がり、全日本ジュニア体重別選手権(全日本ジュニア)への補欠決定戦を制したものの、早大柔道部全体としては少し物足りない結果となった。

 男子部では多くの選手が苦戦を強いられる中、次々と勝ち進んでいったのは高波だ。「1回戦は技がかからなかったものの、冷静に試合をすることが出来て、きょうの動きはよかった」との言葉通り、1回戦は反則勝ち、2回戦、3回戦では一本勝ちを収める。全日本ジュニア出場権がかかる準々決勝では、この大会で優勝した長井晃志(日体大)と対決した。終始相手に攻められ、大外刈での一本を決められてしまう。しかし、その後の補欠決定戦では、1回戦、2回戦と続けて白星を挙げ、見事第一補欠を獲得した。

第一補欠になった高波

 一方の女子部。唯一の3年生として挑んだ上領悠月(社3=山口・高川学園)は1回戦、相手が攻めに来たところを冷静に対処して相手を崩し、後袈裟固めで一本を勝ち取る。2回戦では「相手の様子を見て相手のペースになってしまった」と、なかなか自分から攻めていくことが出来ず、指導3つを取られ、敗北。東京学生優勝大会で優秀賞を獲得したルーキー岡田蛍(スポ1=愛知・大成)なども上位に食い込むことを期待されたが、2回戦で敗退した。

上領は最後の東京都ジュニアの戦いとなった

 ルール改正が適用された今回の大会で、先手を取り、一本を取り切る柔道が必要だと実感させられた。9月の大会に向け、夏はこの点での調整が必須だ。これからの早大柔道部を担う精鋭たちの成長に期待がかかる。

(記事 高橋里沙、写真 守屋郁宏、赤根歩)

結果

▽男子66kg級
加藤眞也(社2=三重・四日市中央工) 2回戦敗退
▽男子73kg級
柳川昂平(社1=三重・四日市中央工) 3回戦敗退
▽男子90kg級
増田将也(法2=東京・海城)     1回戦敗退
高波                 ベスト8
▽男子100kg級
瀨川勇気(スポ2=北海道・東海大四) 2回戦敗退
空辰乃輔(スポ1=広島・崇徳)    2回戦敗退
▽男子100kg超級
清水祐希(スポ1=愛知・大成)    2回戦敗退
伊藤哲(スポ2=秋田)        2回戦敗退

▽女子48kg級
上領                 2回戦敗退
▽女子52kg級
木村萌乃(社1=群馬・前橋育英)   1回戦敗退
藤原七海(文構1=福岡・修猷館)   2回戦敗退
▽女子78kg級
岡田                 2回戦敗退
▽女子78kg超級
佐藤美裕(スポ2=千葉・八千代)   1回戦敗退

コメント

上領悠月(社3=山口・高川学園)

――今回の大会の位置づけはどこでしたか

私は3年生なのですが、最後の全日本(全日本ジュニア体重別選手権)で結果を残すチャンスだったので、つかみ取るぞという気持ちで臨みました。

――試合の結果を振り返っていかがですか

調子は悪くなかったのですが、やはり自分の柔道が出し切れなかったというのは、もっと研究して勝ちきれるようにならないといけないなと思いました。

――自分の柔道とは具体的にはどのようなものですか

そうですね。今回相手を見ながら、相手のペースになってしまったのですが、自分から積極的に行って組み勝った状態から足技をどんどん出していくという柔道ですね。

――ルール改正などで大きな変化はありましたか

指導が3つで反則負けになってしまうので、そういった部分ではやっぱり攻める分、もう少し意識してやらないとな、という風に思いました。

――今後に向けてはどのようにされていきますか

次の大会が、9月の東京学生の個人戦(東京学生体重別選手権)になるので、そこに向けてきょうの反省を生かして軽量級でも対応できるように、また勝ち切れる、ポイントを取れるような選手になれるように次の夏合宿で頑張っていきたいと思います。

高波勁佑(社2=富山・小杉)

――今大会にはどのような目標を持って挑まれましたか

全日本ジュニアに出られる最後のチャンスだったので、とにかく全日本ジュニアに出ることを目標に頑張りました。

――ご自身の試合内容を振り返ってどのように考えますか

1週間前からあまり調子が良くないまま今日を迎えたのですが、1回戦は技があまりかからなかったものの冷静に試合をすることができて、今日の動きは良かったな、と思います。

――その中で、準々決勝で敗退してしまった時の心境を教えて下さい

相手は格上で、監督にもここで勝つのと負けるのとでは天国と地獄の差だと言われて、何としてでも勝ちたかったので悔しかったです。

――補欠決定戦では勝利を収めることができたことに対しては、どのように考えますか

敗者復活戦の1回戦で勝つことができ、昨年は田中さん(大勝、社3=青森北)が敗者復活戦を勝ち上がり5位に入って全日本ジュニアに出る、という先輩の例があったので、もう1試合集中して挑むことができました。

――これからの試合に向けて、どのような練習をしていきたいと考えていますか

今回の相手は得意とする左組みの選手が多かったので勝ち上がることができたのですが、相手が右組みの時に技がかからなかったり、組み手が雑になったりするので、相手が右組みだった時の対策をするのと、投げ切って1本を取れる技を身につけていこうかな、と思っています。