卓球部

2017.07.09

全日本大学総合選手権団体の部 7月8日 北海道立総合体育センター

昨年の雪辱果たせず、無念のベスト8

 北海道・札幌を舞台に熱戦が繰り広げられている全日本学生選手権団体の部(インカレ)。2日目は、決勝トーナメント1回戦から準々決勝までの各試合が行われた。2年ぶりのベスト4以上を目指す男子部は順当に勝ち進み、準々決勝で全日本選手権2位の吉村和弘(3年)を擁する愛工大と激突。昨年の悔しさを晴らすべく果敢に挑んだが、大会屈指の強豪校の牙城(がじょう)を崩すことはできず、ベスト8で大会を終えた。

初戦、ストレート勝ちでチームに流れを呼び込んだ上村

 1回戦の相手は岡山商科大。1番手の上村慶哉主将(スポ4=福岡・希望が丘)は最初の2ゲームを大差で制すると、リードを奪われた第3ゲームでも終盤の5連続ポイントで逆転勝利。エースとしてチームに流れをもたらした。続く平野晃生(スポ3=山口・野田学園)、上村・緒方遼太郎(スポ1=東京・エリートアカデミー/帝京)組も力の差を見せつけ完勝。試合を通して1ゲームも相手チームに奪われない盤石の内容で1回戦を突破した。2回戦では大正大と対戦。トップバッターを務めた緒方はキレのあるチキータで得点を積み重ね、ゲームスコア3ー1で勝利を収めた。しかし、2番手の硴塚将人(スポ2=東京・エリートアカデミー/帝京)、3番手の上村・緒方組は思いがけず苦戦。簡単なミスで勢いに乗れず、両試合ともフルゲームにつれこむ。それでも自力に勝る早大勢が、決めるべきところで得点を決めきっちりと白星を獲得。全勝で準々決勝進出を決めた。

 迎えた準々決勝、初戦のオーダーは上村と吉村のエース対決となった。「まずは僕が一番手として倒しにいこう」と、意気込み十分で臨んだ上村は、気迫あふれるプレーで幸先良く第1ゲームを奪取した。しかし、ここから試合は吉村のペースに。得意のチキータレシーブで上村を揺さぶり、コースを巧みに突いたショットで攻め立てる。上村は「相手はチキータをしてからの展開も強いので、そこで最後の最後でこっちがプレッシャーを感じて負けてしまった」と対応しきることができず、第2、第3ゲームを献上。なんとか意地を見せたい第4ゲームでは強気のショットを繰り出しジュースに持ち込んだものの、攻めの姿勢の中で細かい精度を欠き立て続けに失点。エース対決はゲームカウント1-3で吉村に軍配が上がった。悪い流れを断ち切りたい2番手の平野は、堅実なラリーと機を見て放つ強打で相手のミスを誘い、第1ゲームを先取。しかし、第2ゲームから徐々に相手のプレーが安定すると、逆に平野にミスが増え始める。このまま試合の主導権を相手に奪われてしまい、黒星を喫した。あとが無くなった早大は上村・緒方組に反撃の望みを託す。相手は吉村と世界ジュニア選手権優勝メンバーの松山祐季(1年)が組む強力ペア。上村・緒方組は休む間もなく放たれる強烈なドライブを懸命に食らいつき、勝利への執念を見せる。しかし勝負所となる局面で相手を押し切ることができず、ストレート負け。団体戦スコアは0-3となり、男子部の敗退が決まった。

昨年ベスト4愛工大のカベは厚かった

 昨年同様、ベスト4のカベを破ることはできなかった。しかし、「みんなすごく思い切りのいいプレー随所に出ていて、いいプレーもたくさんあった」という上村の言葉通り、今後に向けて期待を持てる内容の試合が多かったことも事実だ。今大会の経験を各自のさらなる成長の糧とし、現体制の最後の団体戦となる秋季関東学生リーグ戦で悔いの残らない戦いぶりを披露してほしい。

(記事 大庭開、写真 本田京太郎)

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結果

1回戦 ○早大3―0岡山商科大

◯上村3―0孔

◯平野3―0中尾

○上村・緒方組3―0中尾・北野組

2回戦 ○早大3―0大正大

◯緒方3―1中島

◯硴塚3―2山田

◯上村・緒方組3―2中島・工藤組

準々決勝 ●早大0―3愛工大

●上村1―3吉村

●平野1―3松下

●上村・平野組0―3吉村・松山組

コメント

▽男子

上村慶哉主将(スポ4=福岡・希望が丘)

――準々決勝の相手は愛工大でしたが、試合前の意気込みはどのようなものでしたか

やっぱり吉村(和弘)選手と松山(祐季)選手がすごく強い選手なので、この2人で(シングルスとダブルスの)3点分があるので、まずは僕が一番手として倒しにいこうという意気込みでした。

――試合前にはチームでどういったお話をされましたか

やっぱり愛工大に勝たないと明日はないですし、一人一人が相手に最後まで食らいついて勝ちにいこうと話しました。

――シングルスの試合内容を振り返っていかがです

相手はチキータレシーブが得意なことは分かっていて、威力を抑えることはできましたけど、相手はチキータをしてからの展開も強いので、そこで最後の最後でこっちがプレッシャーを感じて負けてしまったかなと思います。

――緒方遼太郎選手(スポ1=東京・エリートアカデミー/帝京)とのダブルスではなかなか自分たちのペースをつくることができませんでしたが、このことについてはどのように考えていますか

春季リーグ戦(春季関東学生リーグ戦)の時よりはいいと感じていたんですけど、やっぱり相手が強いと細かい技術でも甘いボールにするわけにはいかないですし、そういうプレッシャーの中でも発揮できる技術の質が相手よりも低かったかなと思います。

――今大会、ベスト4入りを逃す結果となりましたが、現在のお気持ちはどのようなものでしょうか

やっぱり優勝を目指してやってきていたので、悔しいですね。

――今大会のチーム全体の戦いぶりは主将としてどのように見ていますか

4年生で僕が出て下級生が3人出ていたんですけど、4年生じゃないだけにみんなすごく思い切りのいいプレー随所に出ていて、いいプレーもたくさんあったので、らいねんも続けてもらって、こういったインカレとかで優勝してほしいと思いました。

――最後に今後のシーズンへの抱負を教えてください

チーム戦として9月に秋季リーグ戦(秋季関東学生リーグ戦)があって僕らとしては最後の団体戦になるので、優勝目指してインカレ(全日本大学総合選手権団体の部)の反省をしながら頑張っていきたいと思います。