漕艇部

2017.07.03

川内レガッタ 7月2日 鹿児島・川内川

薩摩川内の地で早慶戦が実現!地元の歓声を背に受け熱戦

 ボート競技で国内随一の人気を誇る早慶戦。4月の早慶レガッタで熱戦を繰り広げた両校はこの日、鹿児島の川内川で、再び対戦した。2レースが行われ、結果は慶大の2勝に終わったものの、集まった市民は、大学トップレベルのレースに大きく盛り上がった。

 毎年行われる川内レガッタは、薩摩川内の一般市民が多く参加する『市民レガッタ』として、地域イベントになっている。中でも、4年に一度招待レースとして開催される早慶戦は、一般メディアにも取り上げられ、多くの市民が観戦を心待ちにしているレースだ。通算7回目にあたることしのレース。早大はU23代表に選出された内田達大主将(スポ4=山梨・吉田)を欠くものの、主力の4年生を中心とするクルーを組む。チーム事情により練習機会は限られていたが、東駿佑副将(政経4=東京・早大学院)の「慶大にはどんなレースでも負けたくないという気持ちでやっていた」という言葉の通り、本番さながらの気迫で臨んだ。しかし、レースは2回を通して高いレートで漕ぎ進めた慶大が終始先行。早大の勝利を見せることはできなかった。

遠い鹿児島の地でも火花を散らす両校

 早大にとっては満足いかないレースとなったが、早慶の存在感を確かに示した。レース時には多くの市民が川辺に集まり、拍手と歓声を選手に向けた。エルゴ(ローイングマシン)を使ったイベントでレース以外にも注目を集め、大会前日には前夜祭として市長や県知事と交流を図った。「いろんな人がこの(薩摩)川内市を盛り上げようとしている中で、自分たちが招待されることは誇り」(有田雄太郎、法4=東京・早大学院)、「周りの方々が『早慶を見てみたい』と思ってくれていると感じた」(富田剣志、スポ4=愛媛・今治西)と、選手たちも早慶の注目度の高さを改めて感じる鹿児島遠征となった。

(記事 喜田村廉人 写真 久野映)

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結果

▽男子部

【エイト】

C:佐藤修平(文4=秋田)

S:東駿佑副将(政経4=東京・早大学院)

7:石橋広陸(スポ4=愛知・豊田北)

6:石田良知副将(スポ4=滋賀・彦根東)

5:伊藤大生(スポ3=埼玉・南稜)

4:鈴木大雅(スポ3=埼玉・県浦和)

3:有田雄太郎(法4=東京・早大学院)

2:富田剣志(スポ4=愛媛・今治西)

B:得居亮太(法4=東京・早大学院)

◎1レース目

3分22秒43【2着】

◎2レース目

3分06秒78【2着】

コメント

【男子エイト】

C:佐藤修平(文4=秋田)

――きょうのレースを振り返っていかがでしたか

正直1000メートルはやっぱり難しいなと思いました。今の時点では、あの慶大のクルーには及ばないかなという印象がありました。まあでもいい経験になったなとは思います。

――このレースに向けてどのような準備をされましたか

この1週間平日少し乗ってここに来たんですけど、やっぱり準備不足というのはあると思います。もう少し自分たちの中でも集中できたかなという反省はあります。

――招待レースとしての早慶戦でしたが特別な思いはありましたか

早慶戦というからには絶対に勝たなければならない状況だったんですけど、今回この結果をしっかりと受け止めたいと思います。

――川内川はいかがでしたか

初めての場所だったので、楽しめましたね。

――最後に今後に向けて意気込みをお願いします

やっぱり今回の結果はしっかりと受け止めて、課題は明確に見えたので、招待試合ではありましたが夏に向けていい経験になったと思います。本番でしっかり借りを返せるようにしていきたいです。

S:東駿佑副将(政経4=東京・早大学院)

――きょうのレースを振り返っていかがですか

一言で言えば悔しいかなという感想ですね。

――このレースまでにどういった調整をされていましたか

このクルーを組んだのが実質4回くらいで、正直そんなに多くは練習できていないので、一通り基本的なところからレースに向けての練習まで一個一個やっていきました。

――きょうのレースに向けてはクルー全体としてどういった意気込みで臨まれましたか

慶大にはどんなレースでも負けたくないという気持ちでやっていたのですが、まだまだ課題があったなというところですね。

――課題というのは具体的にどのようなことが挙げられますか

今回に関しては1000メートルだったのですが、スピードがまだまだエイトとしては足りていないのかなというところはあります。そこは、夏に向けてやっていかないといけないと思います。

――今回は4年に一度行われる招待レースであり、地元の方やOBの方などが楽しみにされていたかと思われます

昨日に前夜祭があって、その時に川内市の方や鹿児島県の県知事さんなど本当にいろんな方が来ていらっしゃって、本当に素晴らしい大会なんだなと、本当にその大会に出られることがうれしくて誇らしく思いますね。

――いろんなことをお話しされましたか

そうですね。「頑張って」という言葉もたくさん頂きました。

――ラストの全日本大学選手権まであと2カ月を切りました。今からどういった練習をしていきたいですか

本当にもうラストなんだなという気持ちです。そこに向けて絶対後悔しないように、1回1回の練習を後悔しないように、ただただ練習するだけかなと思っています。

3:有田雄太郎(法4=東京・早大学院)

――まずは、きょうの二本のレースを振り返っていかがでしょうか

4年生中心のレースということである程度漕げるメンバーだったんですけれど、このクルーで4日くらいしか練習できてなくて。それでも昨日合わせてみて結構いい感じで入れました。ただレースを振り返ってみるとやっぱりケイオーのレンジの長さっていうのがすごいなと改めて思って、自分が夏どの艇に乗るかわからないんですけどそういう大きな相手と今後も戦っていかなきゃいけないことに変わりはないので、そういう意味では夏につながるいい収穫があったと思います。

――レースは楽しめましたか

すごく楽しめましたね。前にベテランたちが乗っていてすごくいい漕ぎをしてくれるので、全員で漕いでいるって感じがありました。全国大会の緊張感とはまた違った、いい市民レガッタののびのびした中で漕ぐことができました。負けてしまって悔しいですが、レースはすごく面白かったです。

――こういった招待レースに早慶クルーが招待され歓迎されることに関しては、どういう風に捉えていますか

川内レガッタは4年に一度で自分たちが1年生の時から4年生の時には川内レガッタがあるぞって言われてきていました。それでもここまで歓迎されてるとは思っていなくて。先日歓迎会を開いてくださった時には鹿児島県知事や市長さんも来てくださって、本当にいろんな人がこの川内市を盛り上げようとしてる中で自分たちがこうやって招待されることは誇りですし、ワセダに入ってボート漕いできて良かったなと改めて思いました。

――こちらの人々との交流はありましたか

まだそこまできちんとお話しできてなくて。せっかくの機会なので積極的にこちらから話しかけたりしていきたいです。本当にいい町だなと思っています。

――至る所に川内レガッタの垂れ幕やポスターがありましたね

はい、ホテルでも早稲田大学漕艇部御一行様、みたいにしていただいて。本当に歓迎してくださっていることを感じました。

――最後に、今後の目標をよろしくお願いします

本当にもう4カ月しかないので、自分が漕ぐのももう残り少なくなっているので。夏は絶対対校エイトで優勝、2艇以上表彰台という目標があるので、部の目標に貢献したいと思っています。

2:富田剣志(スポ4=愛媛・今治西)

――大会を振り返っていかがですか

普段やることのない会場で、普段使うことのない船で、すぐ慣れることは難しかったんですけど、招待していただいて、周りの期待も感じるところがありました。

――招待レースに参加するということへの感想は

自分は教育実習に行っていて、帰ってきたらメンバーに選ばれていたという感じでちょっと焦ったんですけど、行くからにはしっかりケイオーとレースするという気持ちでした。それとともに、薩摩川内の方も「(早慶の)エルゴをしますと」と放送を入れて集まってくださったりして、そういう意味では周りの方々が「早慶を見てみたい」と思ってくれていると感じたので、ワセダとケイオーのPRができたのかなと思います(笑)。

――地元の方々とお話する機会は

昨日前夜祭があって、そこで市長の方や知事の方とお話しました。

――ボート競技があまり盛んではないというイメージがある鹿児島でしたが、実際に訪れてみていかがですか

こういういいコースがあるので、あとはそれをどう活用するかなのかなと。2020年には鹿児島国体はあって、ここを使うかは分からないですけど、そういう意味で目標もあって、強化できたらいいのではないかと思います。

――レースの方はいかがでしたか

自分たちでやろうとしたことが完璧にできたわけではないので、夏に向けての課題がいい意味で見つかったんじゃないかと思います。

――5月には「2000メートルを漕ぐ体力をしっかりつける」とおっしゃっていましたが、現状はいかがですか

教育実習もあって少し体力も落ちていて、そういう意味ではまだなんですけど、自分は中日本レガッタの時はサードクルーで、今回は対校のメンバーと乗って、感覚的なものだったり、狙いにむけての気持ちだったりをしっかり九州できたと思います。体力面はまだですけど、それ以外のことを吸収して、しっかり夏に向けていけるかなと思います。