水泳部

2017.07.03

第89回早慶対抗水上競技大会 7月2日 東京辰巳国際水泳場

覇者ワセダ、ことしも圧倒!

 応援部の熱い声援のもとことしも伝統の一戦、第89回早慶対抗水上競技大会(早慶戦)が東京辰巳国際水泳場で繰り広げられた。2週間後にハンガリーで行われる世界選手権を控えエースの坂井聖人(スポ4=福岡・柳川)、渡辺一平(スポ3=大分・佐伯鶴城)を欠いて挑んだワセダだったが、層の厚さを感じさせる圧巻の強さを終始見せ、ことしも男女共に優勝を勝ち取った。

ジュニア新記録をたたき出した幌村

 今大会最も輝きを放ったのはルーキーの幌村尚(スポ1=兵庫・西脇工)だろう。最初の種目であり、4選手全員が1年生で臨んだ男子400メートルメドレーリレーのバタフライで慶大に大きく差を付つけ優勝に貢献すると、その後の男子200メートルバタフライでは1分54秒98で自己ベストを出し、今大会新記録さらには世界ジュニア新記録を打ち立てた。しかし、大学に入学しハイレベルな練習をこなし力を着々とつけている幌村の勢いは止まらない。午後から行われた男子100メートルバタフライでも52秒44の好記録で日本代表の瀬戸大也(平29スポ卒・現ANA)が持っていた大会記録を0.01秒上回り2種目で輝かしい成績を残した。最終種目の男子800メートルフリーリレーでもルーキーの竹内智哉(スポ1=湘南工科大付)やベストを1秒以上更新した福岡清流(スポ1=大阪・桃山学院)の活躍、さらには3年連続2冠(男子200、400メートル自由形)の井上奨真(スポ3=県岐阜商)、阿久津直希主将(スポ4=埼玉栄)の貫禄の泳ぎで昨年よりも8秒も速い7分28秒24で慶大を圧倒した。

女子を完全優勝に導いた渡部

 女子は渡部香生子(スポ3=東京・武蔵野)の女子100メートル平泳ぎ、女子200メートル個人メドレー共に今大会新記録での優勝が華々しい。また、女子400メートル自由形でベストを大きく更新しての優勝となった溝上壽乃(国教4=東京・早実)や女子100メートル背泳ぎで4連覇を達成した山口真旺女子主将(スポ4=兵庫・須磨学園)ら4年生の活躍が目立った。最終種目の女子800メートルフリーリレーでも3年生中心のメンバーの大きな泳ぎで最終泳者の渡部がタッチした時には慶大との差、25秒での圧勝だった。上級生の活躍を中心に女子は終わってみれば全種目での優勝を果たしていた。

 13個ものベストを出し実りの多い大会となったことしの早慶戦。覇者ワセダが次に目指すのは9月に行われる日本学生選手権(インカレ)での好記録だ。それぞれがきょうの結果を踏まえ課題に取り組み、夏の泳ぎ込みを経てさらなる強いワセダを2ヶ月後大阪の地で見せてくれるはずだ。

(記事 櫻井実紅、写真 佐藤慎太郎、杉野利恵、大谷望桜)

ことしも見事に優勝だ!

★飛込部門10年ぶりに復活!今後に期待

初めての早慶戦で堂々とした演技を見せた笠井

 笠井貴史(先理1=新潟・長岡大手)と岩佐美理香(スポ1=東京・学芸大付属国際)のふたりのルーキーが加わった飛込部門。10年ぶりに飛込も早慶戦が行われた。今回は、3メートル飛板飛込と高飛込の2種目で競われた。笠井は、3メートル飛板飛込で2位以下に大きく差をつけ優勝すると、続く高飛込でも安定した飛込で優勝。また、岩佐も2種目ともに優勝。男女ともに慶應を圧倒して優勝。今後の飛込部門に期待が持てる結果を残した。

(記事 石田耕大、写真 大島悠輔)

コメント

阿久津直主将(スポ4=埼玉栄)

――午前の泳ぎを振り返って

午前は、力を出し切れたかなと思っていて、まぁまぁのタイムで泳げたかなと思ってます。午後の(男子)200(メートル自由形)につながるレースができたかなと思います。

――早慶戦へ向けての調整はどうでしたか

まだレギュラー(インカレへの派遣標準記録)を取っていない選手もいて、みんな順調に早慶戦へ向けて調整してやってきていました。

――チームの雰囲気はどうですか

みんな順調に調整できていたこともあって、午前からベストタイムが出る選手もいて、いい雰囲気ではあるんじゃないかなと思います。

――日本学生選手権(インカレ)に向けての意気込みをお願いします

午前の段階で早稲田基準を突破してレギュラーが増えたので、午後もレギュラーを突破して、インカレに向けてみんなで頑張っていきたいです。

幌村尚(スポ1=兵庫・西脇工)※囲み取材より抜粋

――今回はどういうところが良かったのでしょうか

ラップ的には前半から攻めるようなレース展開で後半にしっかり踏ん張れるかというところで、少しバテてしまった部分もあるのですが前半から思っているレースプランができたのでそこがベストにつながっているのではないかと思います。

――今の状態としてはどのような状態なのでしょうか

今週にかけて距離や強度を落として試合に向けても調整ができていたので、レース中の感覚もすごく良かったので、良かったですね。

――大学に入って力がついてきたと思われる部分はどういう所ですか

練習の環境では坂井選手(聖人、スポ4=福岡・柳川)や渡辺選手(一平、スポ3=大分・佐伯鶴城)と同じグループで、坂井選手とはよく隣で泳いで競い合っているので、普段の練習から負けないようにというイメージでやっています。