ア式蹴球部

2017.07.02

アミノバイタルカップ2017 7月2日 静岡・時の栖スポーツセンター裾野グラウンド

途中交代の選手が活躍、朝鮮大を下し流通経大の待つ2回戦へ

 きょうは濃霧により順延となった朝鮮大との1回戦の後半が行われた。きのうの前半とは打って変わって立ち上がりから攻勢を強めた早大は、圧巻のゴールショーを見せる。66分に左CKからMF金田拓海(社2=ヴィッセル神戸U-18)が押し込んで追加点を奪ったのを皮切りに5得点。6-0で朝鮮大を圧倒し、関東大学リーグ1部の強豪・流通経大が待つ2回戦への進出を決めた。

 前半から日をまたぎ迎えた後半。「この45分は1本で勝ち切る意気込みで入っていきました」(MF鈴木裕也副将、スポ4=埼玉・武南)と振り返るとおり、前半よりも攻勢を強めていった。そして、欲しかった追加点は再びセットプレーから生まれる。66分、左CKをFW飯泉涼矢(スポ4=三菱養和SCユース)が競ると、そのこぼれ球を金田拓が押し込んで追加点。このゴールでさらに攻撃が勢い付いた。72分、FW岡田優希(スポ3=川崎フロンターレU-18)がマイナスのクロスを供給すると、それにFW石川大貴(スポ4=名古屋グランパスU-18)が合わせて3点目。そしてここからは、途中交代の選手たちのゴールラッシュが幕を開ける。78分、右サイドからのMF相馬勇紀(スポ3=三菱養和SCユース)のクロスに岡田が合わせて4点目を奪うと、85分には鈴木裕が左サイドを華麗なドリブルでボールを前へ運び、相手をかわしながらボックス内へ侵入。カットインして最後は角度のないところから鋭いシュートをねじ込み、5-0とする。終了間際には岡田のシュートのこぼれ球をFW梁賢柱(リャン・ヒョンジュ、スポ1=埼玉・東京朝鮮高)が確実に押し込み、公式戦初ゴールをマーク。交代で出場した選手たちの活躍が光り、6-0と危なげなく勝利を収めた。

この日も個人技で違いを見せた岡田

 きょうの後半は途中交代で出場した選手がゴールを決めるなど、選手層の厚さを再確認できる試合となった。これはチーム内のポジション争いをより白熱させる結果であり、現在スタメンで出場している選手たちにとっても刺激になるだろう。また、「こういうトーナメントはセットプレーのようなリスタートからの得点がチームにとって大きなものになる」(石川)と話すとおり、セットプレーはトーナメントを戦ううえで非常に重要なポイントとなる。そのセットプレーから先制点と2点目を奪うことができたのは大きな収穫といえる。あすは1部に所属する流通経大との2回戦。流通経大は1日空いた後の試合となるが、早大は3連戦で迎えることとなり、厳しい戦いが予想される。しかし、全国への切符をつかむために、また『1st』をつかむために、負けられない戦いであることは言うまでもない。大一番で勝利を収め、勢いに乗ってアミノバイタルカップ2017を勝ち上がりたい。

あすはベスト8進出が懸かった大一番だ

 

(記事=新開滉倫 写真=栗村智弘)

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大桃のゴールで先制、決着はあすへ持ち越し(7/1)


 

 

アミノバイタルカップ2017
早大 1-0
5-0
朝鮮大
【早大得点者】13大桃,66金田,72石川,78岡田,85鈴木裕,90梁
早大メンバー
ポジション 背番号 名前 学部学年 前所属
GK 小島亨介 スポ3 名古屋グランパスU−18
RB 安田壱成 スポ4 ベガルタ仙台ユース
CB ◎鈴木準弥 スポ4 清水エスパルスユース
CB 大桃海斗 スポ2 新潟・帝京長岡
LB 木下諒 社4 JFAアカデミー福島
CMF 今来俊介 商4 神奈川・桐光学園
CMF 22 金田拓海 社2 ヴィッセル神戸U−18
RMF 11 柳沢拓弥 社4 清水エスパルスユース
MF →64分 鈴木裕也 スポ4 埼玉・武南
LMF 相馬勇紀 スポ3 三菱養和SCユース
MF →64分 飯原健斗 文3 東京・国学院久我山
CF 14 石川大貴 スポ4 名古屋グランパスU-18
FW →79分 梁賢柱 スポ1 埼玉・東京朝鮮高
FW 飯泉涼矢 スポ4 三菱養和SCユース
FW →77分 岡田優希 スポ3 川崎フロンターレU−18
◎=キャプテン
監督:古賀聡(平4教卒=東京・早実)
コメント

MF鈴木裕也副将(スポ4=埼玉・武南)

――アミノバイタルカップ初戦ということでしたが、どのような意気込みで臨みましたか

きのう霧で中断して45分で一本ずつというのはサッカー人生の中で初めての経験だったので、やりにくさはありましたけど、勝てて良かったです。

―お話にもあったように前半と後半で一晩空きましたが、その間に何かやったことはありますか

特に相手の研究などはしてないんですけど、自分たちのやるべき事だったり、気持ちがどうしても緩みがちなのでそこはもう一度気を引き締めようというチームの雰囲気はありました

――後半始めから攻勢を強めたように見えましたが、チームで決めていたのでしょうか

まずは1-0で勝っているという状況ではありましたけど、チームとして受け身になるのではなくて0-0の状態からこの45分1本で勝ち切るという意気込みで入っていきました。

――ご自身もゴールを決められましたね

相手が疲れている状況だったので、自分もドリブルは得意ですし、あそこで仕掛ければいけるんじゃないかという感覚があったので、けが明けで復帰後初ゴールを奪うことができたので、これからどんどん上に上がっていければと思います。

――復帰後初ゴールということでご自身にとっても自信になるゴールになりましたか

少しずつコンディションが上がっているという状況なので、次の流通経大戦も途中から出場することになると思うんですけど、結果を残すことができればいいかなと思います。

――流通経大戦へ向けて一言お願いします

色々ありますけど、あしたの試合に勝つことだけに集中して、全国の切符をつかめるように頑張りたいと思います。

FW石川大貴(スポ4=名古屋グランパスU-18)

――前半がきのう、後半がきょうと少しイレギュラーな試合となりました。振り返っていかがですか

きのうの内に1点取れていたのが大きかったのと、こういうトーナメントはセットプレーみたいなリスタートからの得点がすごくチームにとって大きなものになると思うので、きのうの先制点ときょうの先制点をそのセットプレーで取れたのが良かったと思います。

――あすの試合でもセットプレーは一つカギとなってくるでしょうか

そうですね。自分たちの強みにはなっていますし、涼矢だったり大桃だったり、強い選手が多くいて、相馬もいいボールを蹴ることができるので、セットプレーはカギになってくると思います。

――久しぶりの得点もありました。ご自身のプレーはいかがでしたか

ここまでずっと颯と組んできて、この試合は涼矢に変わりましたけど、感覚的な違和感はないですし、颯と違う良さが涼矢にはあるので、それは自分が引き出しつつ、周りと涼矢をリンクさせることができればいいのかなと思っています。その中でもきょうは自分がゴールできたことは、自分自身弾みになるというか、そういうゴールになればいいなと思います。

――あすは日本一目指すうえで絶対に勝たなければならない試合です。石川選手はどういった気持ちで臨みたいですか

4年生でことしの目標を決めたとき、1部昇格だけにするのか、それとも日本一を掲げるのかというのは、何回も何回もミーティングを重ねて、チームにとって一番いいかたちを話し合ったうえで決めたことで、その中で日本一を掲げたのは、やっぱり4年生として勝ちたいという気持ちが根底にあったからなので、出てないメンバーの思いも背負って、4年生がチームを勝たせるような活躍ができればと思います。

――最後に改めて意気込みをお願いします

あしたは大一番ですけど、あくまでなりたいのは日本一であって、とにかく目の前の試合には勝つ、その気持ちだけを持って臨みたいです。

FW梁賢柱(リャン・ヒョンジュ、スポ1=埼玉・東京朝鮮高)

――公式戦初出場ということになりましたが、どのような気持ちで臨みましたか

最初は緊張していたんですけど、相手も朝鮮大ということで、自分の中でいつもより気合いが入っていたので、いい入りができて点を取ることができたので良かったです。

――ファーストシュートはバーの上を超えてしまいましたが振り返っていかがでしょうか

ああいうところもしっかり決めないと上にいけないと思うので、しっかり決められる選手にならないといけないと思ったので、次は決めたいと思います。

――その後ゴールを挙げることができましが、振り返っていかがでしょうか

決して綺麗なゴールという訳ではないんですけど、ああいうところでこぼれ球を拾うとか、自分のFWとしての嗅覚が大事になってくるので、決められて良かったと思います。

――ご自身の強みというのはどこにあると思いますか

常にゴールを意識したプレーだったり、気持ちで負けないとか、球際で負けないとか気合いの部分だと思うので、常にゴールを狙うプレーは自分のストロングポイントだと思います。

――あしたも厳しい戦いが待っていますが、意気込みをお願いします

相手は1部なので、そこに恐れることなくワセダらしいサッカーをやって勝ちたいと思います。