ホッケー部

2017.06.30

全日本大学王座決定戦 6月29日 埼玉・駿河台大ホッケー場

完封勝利で初戦を突破

 蒸し暑さ続く梅雨空の下、全日本大学王座決定戦(王座)が開幕。初戦は、プレーオフから王座出場を決めた中京大が相手となった。試合開始早々に先制点を挙げ、主導権を握った早大。着実に点を重ねてリードを広げ、試合を優位に進める。相手に攻め込まれる場面にも、安定したディフェンスで耐えしのぎ、結果は3-0。完封で勝利を収め、2回戦へ駒を進めた。

 前半開始早々、試合は動く。FB瀧澤璃菜(スポ3=岩手・沼宮内)が相手の隙を見逃さず、鋭いドリブルで駆け上がり、幸先良く先制点を挙げる。その後両者一歩も譲らず、一進一退の攻防が続いたが、クリアミスからペナルティーコーナー(PC)を献上。ピンチを迎えたが、GK高橋詩帆(スポ2=栃木・今市)の冷静なセービングで、窮地を脱した。早大は短いパスを繋ぎながら敵陣に侵入。FW井上燦(スポ4=福岡・玄界)を軸に、果敢に相手ゴールに迫ったが得点には至らず、次の1点が決まらない。その矢先、中京大に攻め込まれる苦しい場面が続いたが、粘り強いディフェンスと、抜群の反射神経をみせた高橋がゴールを死守。1点リードで前半を折り返した。

2得点の活躍をみせた瀧澤

 迎えた後半。追加点を奪いたい早大は、速いパス回しから得点の糸口を探るが、相手の堅守に阻まれ、攻めあぐねていた。しかし、後半18分にPCの好機を得ると、瀧澤が振り抜いたボールはゴールに突き刺さり追加点を獲得。リードは2点に。さらに、攻撃の手を緩めない早大は、相手の裏をかいたパスからチャンスを作ったが、決定打を欠き、得点とはならなかった。反撃を試みる中京大にサイドから攻め込まれたが、素早い攻守の切り替えで対応。相手につけいる隙を与えなかった。試合終了間際には、FB片倉優季(スポ2=山形・米沢商)が、サークル内の混戦からボールを押し込み、勝負を決めた。

追加点に笑みを浮かべる選手たち

 入念な対策が功を奏し、関東のリーグ戦では対峙しない相手を、無失点に抑えることに成功。FB片柳陽加主将(スポ4=栃木・今市)は「全員が守りに入ったことが無失点に繋がった」と、防戦での手応えを感じた。次戦の相手は立命館大。関西学生春季リーグを制した強豪が相手だ。『打倒4強(天理大、山梨学院大、東海学院大、立命館大)』を掲げる早大。真価が問われる一戦がこれから始まる。

(記事 成瀬允、写真 榎本透子、元田蒼)

全日本大学王座決定戦
早大 1-0
2-0
中京大
コメント

FB片柳陽加主将(スポ4=栃木・今市)

――王座の初戦を迎えるにあたって、意気込みはいかがでしたか

春リーグは全員が揃って戦える試合が少なくて、やっと王座で揃って出場出来るということで、すごく楽しみな気持ちでした。

――きょうの試合を振り返っていかがですか

対策が出来ていたと思っていて、全体のミーティングでビデオをみたのですが、相手がどのような攻めをしてくるのかを話し合って、ポジションどりを入念に対策したことが上手くはまって、コーナーなども全て止めることが出来たので良かったです。

――リーグ戦では戦わない相手でしたが、戦いにくさはありましたか

初めて戦う相手で、相手にペースをつかまれて自分たちの動きが出来ないという課題があるので、後半が始まる前には、自分たちのプレーをしようと声かけをしました。また、練習から男子チームや高校生を相手にして、初めて戦うチームにも対応できるように意識して取り組みました。

――無失点に繋がった要因は

フォワードがディフェンスの時に戻ってきてくれて、一枚目に当たりにいってくれたり、マークがサークル内でずれていた時にミッドフィルダーがカバーをしてくれたり、全員が守りに入ってくれたことが無失点に繋がったと思います。

――立命館大戦への意気込みをお願いします

私たちの目標が4強(天理大、山梨学院大、東海学院大、立命館大)を倒すという大きな目標があるので、その目標を達成するためのフィールドに来られたということで、達成したい気持ちがあるので、絶対に勝ちたいです。

FB瀧澤璃菜(スポ3=岩手・沼宮内)

――今日の目標はどこに置いていましたか

ディフェンスが押し上げをすることでした。

――今日は2得点を挙げる活躍でした。まず、試合開始直後の得点についてはいかがでしたか

中パスのつもりで、センタリングのつもりで打ったのですが、相手のスティックにうまい具合に当たりました。最初は味方かなと思ったのですが、敵でした。ラッキーでした。

――2点目はPCからの得点になりました

あれもラッキーです。敵に当たって入ったので。最近調子が良くて、得意な右のコーナーに入っていて、そこのコースに入ってきた1番キーか2番キーに当たりました。ストレートにスコンと決まらなかったのは悔しいのですが、1得点は1得点なので、嬉しいです。

――守りの面では、無失点に抑える試合になりました

自分でピンチを招いたことが何本もあったし、ドリブルで無理に突破しようとして相手に取られた場面も、自分も多かったですし、チームとしても多かったと思います。自分から危機を招かないようにしていきたいです。

――最後に、明日の試合に向けて意識したいことをお願いします

早めにパスを放して、自分たちで危機を招かないようにしたいです。強い相手なので、確実につないで、自分たちのミスは極力減らして、チャンスがあればモノにするつもりで頑張ります。

GK高橋詩帆(スポ2=栃木・今市)

――今試合の意気込みをお願いします

王座初戦ということで、「初戦は絶対突破しよう」ってみんなで言っていました。教育実習で練習にいらっしゃらない先輩もいて、やっとそろって試合ができるということだったので、不安は少しありました。

――不安というのは、練習で全員がそろっていないことに対するものですか

そうですね。自分としては少しあったのですが、戻ってきてくださって、そこからいい感じに練習できていたので、去年できなかった初戦突破を絶対しようと思いました。

――GKの南選手(有紗、スポ4=埼玉・飯能)が怪我をして戦線を離れていますが、その点についてはいかがですか

有紗さんが怪我をされて、チーム的にも不安があると思うんですけど、そこで自分になったから負けた、っていうのがあったら悔しいので練習から頑張って有紗さんに追いつくように集中して頑張りました。

――GKの立場から見た全体の動きはいかがでしたか

良かった部分もたくさんあって、3点取れたんですけど、後半になるにつれて足が止まっちゃってるイメージがあったので、それを明日は払拭していけるといいかなって思います。

――PC3回を含め、失点の危機が何度かありましたがどのように対処しましたか

「絶対止める」って構えすぎると逆に空回りしてしまうことが多いので、いつも通り、練習通りにやろうっていう、ちょっとゆるめのスタンスで守っていました。

――懸命の守備の結果無失点で終わることができました

前回の(春季関東学生リーグ順位決定戦)東農大戦では早めに失点をしてしまって、それが自分の中ですごく悔しかったので、今回はピンチも結構あったんですけど確実に止めることができたので、それも点を取ることにつながってたらいいなと思います。

――あすの立命館大戦の意気込みをお願いします

自分たちの今季の大きな目標が『4強(天理大、山梨学院大、東海学院大、立命館大)を倒す』なので、その目標を達成できるように全員でしっかり頑張っていきたいです。