バドミントン部

2017.06.24

関東学生選手権 6月22日 神奈川・海老名運動公園総合体育館

古賀は2連覇、吾妻は学生初タイトルを懸け大会最終日へ

 この日の関東学生選手権は、各種目のベスト4決めまでが行われた。シングルスは9名、ダブルスは2組がここまで勝ち上がってきたワセダ。フルゲームの末ジュースにもつれ込む接戦や同士打ちなど、数々の熱い戦いが繰り広げられた。昨年女子シングルスで優勝した中西貴映女子主将(スポ4=埼玉・大宮東)が準々決勝で惜敗するなど波乱もあったが、シングルスで男女各1名が準決勝へと駒を進めた。

 男子シングルス準々決勝への切符を懸け、戦いに臨んだ富岡寿将(社4=熊本・八代東)は、持ち味の粘り強いプレーを見せた。相手を揺さぶるラリーの末にドロップショットを決めるなどして、得点を重ねていく。しかし、空いたスペースに打ち込まれるなど相手にも得点を許し、ストレート負けを喫してしまった。去年と同じベスト16で終えた今大会を振り返った富岡は、「同じプレーばかりしてしまってその先がない」と反省を述べたが、秋に控える全日本学生選手権に向けて収穫も得たようだ。一方、男子で唯一準々決勝に進出した古賀穂(スポ3=福島・富岡)は、第1ゲームで接戦をものにする。続く第2ゲームでは序盤から勢いに乗り、一気に相手を突き放してイレブンを先取した。相手もこのまま終わらせてはくれなかったが、力強いスマッシュや鋭いコース取りのショットで流れは渡さなかった古賀。昨年王者の名に恥じぬ実力を発揮し、ベスト4入りを決めた。

今大会をベスト16で終えた富岡

 女子ダブルス準々決勝に登場した、中西・吾妻咲弥(スポ1=福島・富岡)組。この二人はこの日既に、共に単複合わせて3試合を戦い抜いてきた。第1ゲームの序盤こそ後れを取ったが、疲れを感じさせないフットワークと息の合ったプレーで挽回する。シーソーゲームになった中盤以降も、サーブレシーブから積極的に攻めるなど引けを取らない。しかし、18-16とリードしていたところからまさかの5連続失点し、逆転を許してしまう。相手のミスを誘うなど2得点を返して再び並んだが、わずかに及ばずこのゲームを落としてしまった。続くゲームでも粘り強いラリーを披露するなど相手に食らいついたが、追う展開をなかなか覆すことができない。ついに相手の背中を捉えることはできず、中西・吾妻組はここでコートを去ることになった。

最後まで熱戦を繰り広げた中西・吾妻(上)組

 長きにわたって行われてきた関東学生選手権も、残す日程はあと一日。ついにことしの関東王者が決まるのだ。女子シングルスで唯一勝ち残った吾妻は、「チャレンジの気持ちで自分らしく戦いたい」と意気込む。昨年に引き続き、ワセダが男女シングルスの頂点に立つことはできるか、期待が高まる。

(記事 橋本望、写真 佐藤菜々)

結果

▽Aブロック男子シングルス

▼6回戦

古賀穂(スポ3=福島・富岡)〇2-0

▼5回戦

富岡寿将(社4=熊本・八代東)●0-2

古賀穂(スポ3=福島・富岡)〇2-0

渡辺俊和(スポ2=埼玉栄)●0-2

吉村徳仁(スポ2=富山・高岡第一)●1-2

▽Aブロック男子ダブルス

▼5回戦

浅原大輔(スポ2=宮城・聖ウルスラ学院英智)・吉村徳仁(スポ2=富山・高岡第一)●1-2

▽Aブロック女子シングルス

▼6回戦

中西貴映女子主将(スポ4=埼玉・大宮東)●1-2

松本茜(社2=福岡・九州国際大付)●1-2

吾妻咲弥(スポ1=福島・富岡)〇2-1

▼5回戦

中西貴映女子主将(スポ4=埼玉・大宮東)〇2-0

松岡英美(スポ4=福岡・九州国際大付)●1-2

中村幸(スポ3=富山国際大付)●1-2

松本茜(社2=福岡・九州国際大付)〇2-1

吾妻咲弥(スポ1=福島・富岡)〇2-1

▽Aブロック女子ダブルス

▼6回戦

中西貴映女子主将(スポ4=埼玉・大宮東)・吾妻咲弥(スポ1=福島・富岡)●0-2

▼5回戦

中西貴映女子主将(スポ4=埼玉・大宮東)・吾妻咲弥(スポ1=福島・富岡)〇2-0

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コメント

富岡寿将(社4=熊本・八代東)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

去年まではダブルスの片方をしっかりやろうという感じだったのですが、春季リーグ(関東大学春季リーグ戦)からダブルスを組み替えたことで、シングルスに転換した気はなかったんですけど、ダブルスもシングルスも両方頑張ろうと思い始めました。でも自分の中でのシングルスは未完成というか、きょうも戦ってみて、悪い自分のパターンになったときに、それを補えるプレーやショットがまだ足りないと感じました。東日本学生選手権に向けて、シングルスのプレーをもっと磨いていかなければいけないと思いました。

――どんなプレーを目指していますか

自分は元々粘って粘ってチャンスの球を決めにいくというタイプなのですが、その途中の段階できょうはミスをしてしまいました。上からのショットが自分の中では得意だと思っているので、どんな相手に対してもしっかりとラリーをして、つないでから攻撃するというプレーをしたいと思っています。

――去年と同じベスト16になったことについてはいかがですか

去年もベスト16でしたか(笑)。去年はダブルスをやっていたので、シングルスはやれるところまでやったという感じだったと思います。今シングルスは、プレーが変わらないというのを感じています。ラリーをして決めるというのをやりたいのですが、同じようなプレーばかりしてしまってその先がないという感じです。自分で相手のラリーを止められる限界がベスト16というか、そこから相手を崩して勝っていける力がまだないのかなと思います。

――この大会でどんな収穫を得ましたか

今はもうシングルスを主にやっていこうと思っているのですが、今の状態では勝てないということが分かりました。東日本学生選手権ではベスト32に入ってインカレ(全日本学生選手権)に出たいと思っているので、また一から練習したいと思います。

吾妻咲弥(スポ1=福島・富岡)

――シングルスの準々決勝はワセダ対決になりましたが、どのような気持ちでプレーしていましたか

相手はそんなに気にしていませんでした。1年生のいいところはとにかく向かっていけることなので、チャレンジする気持ちであまり考えすぎず、自分のプレーを心掛けました。

――ダブルスは振り返っていかがですか

最後の試合を一番のピークポイントとして考えていたんですけど、それまでの試合からうまく繋げなくて、こういうかたちで終わってしまったので反省点がとても多いです。これからしっかり体力もつけて、やり抜ける身体をつくっていかなければいけないと思いました。

――大会最終日に向けて、意気込みをお願いします

ダブルスの敗戦から切り替えて、また一から身体と心の準備をしっかりして、チャレンジの気持ちで自分らしく戦いたいと思います。