卓球部

2017.07.01

関東学生選手権 6月30日 東京・水元スポーツセンター

関東制覇ならず。インカレに向け再出発

 関東一を決する戦いが幕を閉じた。ワセダからはシングルスでダブルスの優勝ペアを含む男子3名、昨年頂点に立った阿部愛莉(スポ3=大阪・四天王寺)を含む女子2名が最終日まで進出。難敵相手に接戦を繰り広げたワセダ勢であったが、関東王者へのカベは厚かった。唯一ベスト4入りした上村慶哉主将(スポ4=福岡・希望が丘)もかつてのチームメートの前に敗れ、決勝進出を果たすことはできなかった。

二冠を狙った上村だったが惜しくも準決勝で敗れた

 ベスト8決定戦で、及川瑞基(専大)相手に大逆転劇を演じた上村は、準々決勝も第3ゲームから勢いに乗り、次戦へと駒を進める。準決勝で対したのは、中高を同じチームで過ごした田添響(専大)だった。互いのフットワークを生かした激しいラリー戦の中、上村は持ち味の力強いドライブを放っていく。ところがゲームカウント2-3で迎えた第5ゲーム、開始早々に3連続得点を許してしまう。サービスエースを決め、流れを断ち切るかに思われたがかなわず、一時5点差をつけられてしまった。自身のサービスがアウトになるなどのミスも見られ、相手を追う展開をなかなか覆すことができない。左右への大きな揺さぶりにも必死に食らいつくがアウトになり、ゲームスコアは6-10。ついにマッチポイントを握られてしまう。最後は相手のサービスを捉え切れず、ダブルスとの二冠という夢はここでついえた。2年連続ランク入りした平野晃生(スポ3=山口・野田学園)はベスト8決定戦、ダブルスで上村とともに頂点に立ったルーキー緒方遼太郎(スポ1=東京・エリートアカデミー/帝京)も準々決勝で敗れ、ワセダ勢が関東王者のタイトルをものにすることはできなかった。

 ベスト8決定戦に登場した田中千秋女子主将(スポ4=愛知みずほ大瑞穂)は、昨年の秋季関東学生リーグ戦でストレート勝ちした中村真優美(大正大)と対戦。しかしカットマン相手に流れをつかめず、まさかのストレート負けでリベンジを許した。田中を破って勝ち進んできた中村と準々決勝で対戦した阿部も、その粘り強いプレーに苦しめられた。接戦をものにできず、いきなりゲームカウント0-3と追い込まれてしまう。我慢の時間が続いたが、長短を織り交ぜた丁寧なラリーでつないで応戦。シーソーゲームになった第4ゲーム、9-10ともう後がなくなるが、相手の身体の正面を突く球を放つなどして挽回し、なんとか先に11点目へとたどり着いた。ゲームカウント2-3で迎えた第6ゲームは序盤に後れを取るが、両面のラバーを器用に使い分けながらラリーを展開するなどして巻き返す。9-9で並び、次の二球は相手のサービス。ここで持ちこたえたいところだったが、二本ともレシーブがネットに阻まれ、阿部が肩を落とす。昨年、部にとって25年ぶりの優勝を成し遂げた前回王者はここでコートを後にした。

カットマンに苦しめられ、阿部の連覇は準々決勝でついえた

 全日本大学総合選手権団体の部(インカレ)は、約一週間後に控えている。昨年創部史上初の優勝を飾った女子は、ことし連覇達成へ期待がかかる。一方の男子は昨年、5年連続のベスト4入りを逃し選手たちは悔しさをにじませたが、「優勝できるように頑張りたい」と主将の上村は力強く語った。その雪辱を果たせるか。学生一の称号を懸けた戦いはもうすぐそこだ。

(記事 橋本望、写真 本田京太郎)

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結果

▽男子シングルス

7回戦

○上村4ー3及川(専大)

○緒方4ー1酒井(明大)

●平野0ー4三浦(筑波大)

準々決勝

○上村4ー2上野(駒大)

●緒方1ー4郡山(専大)

準決勝

●上村2ー4田添響(専大)

▽女子シングルス

6回戦

○阿部4ー1美濃口(中大)

●田中0ー4中村(大正大)

準々決勝

●阿部2ー4中村(大正大)

コメント

▽男子

上村慶哉主将(スポ4=福岡・希望が丘)

――まず初戦の大逆転を振り返っていかがですか

試合前は30%から50%くらいの勝率かなと思っていたんですけど、試合をやっていく中で自分が得点できるパターンというのが見えてきました。それが実行できて勝ててよかったと思います。

――得点できるパターンというのは具体的にどのようなものでしたか

逆回転サービスからの展開を相手が嫌がっていたので、それでいい流れに持ち込めたと思います。

――準々決勝も後半から巻き返すかたちになりました

思っていた相手と違ったので出だしは油断してしまって、リードされてしまいました。

――準決勝は振り返っていかがですか

中学生のときから同じチームでやっていてお互いに慣れていたので、サーブレシーブが効きませんでした。そこの部分で自分が先に攻められなかったというのが敗因ですし、今後の課題だと思います。

――ベスト4という結果についてはいかがですか

二冠を狙っていましたし、ベスト8決定戦で強い相手との対戦を乗り越えて(優勝の)可能性もあっただけに、シングルスに関しては悔しいです。

――目前に迫った全日本大学総合選手権団体の部(インカレ)に向けて意気込みをお願いします

直近の試合でまあまあ感覚のいい試合ができたので、課題だった部分を練習して、インカレではいいパフォーマンスができるように、そして優勝できるように頑張りたいと思います。