スケート部

2017.06.06

第45回関東学生フィギュアスケート選手権 6月3・4日 東大和スケートセンター

齊藤、安藤、谷川、安井それぞれが演技を披露

 
 

★ルーキー齊藤、ジャンプ苦戦も華麗なスケーティング披露

華麗なスピンで魅了する

 

 6級女子に登場した齊藤聖果(商1=東京・早実)はこれが大学デビュー戦。そして2年ぶりのシングルの大会ということもあり、「うれしさもあったし、緊張もありました」とその心境を語った。冒頭のアクセルは抜けるも、得意のルッツからのコンビネーションジャンプは成功させる。その後も再びアクセルがシングルになるなど細かなミスはあったが、なんとか全てのジャンプを降りた。そして、齊藤の最大の武器はスケーティングだ。シンクロで培ったスケーティングスキルを生かし、『レ・ミゼラブル』の荘厳な世界を表現してみせた。結果は42.48点で31位。今後はジャンプの強化に努め、上位を狙うには欠かせないダブルアクセルとトリプルジャンプの成功を目指す。

(記事 川浪康太郎、写真 糸賀日向子)

 
 

★4位入賞!安藤が好スタートを切る

4位入賞で今シーズンの視界は良好だ

 安藤美裕(教2=東京・早実)の大学2年目シーズンが幕を開けた。新プログラムは『Time to Say Goodbye』。淡い水色の衣装に身を包み、緊張の今季初戦に向かった。まずは、ダブルトーループとルッツからのコンビネーションを見事に決める。続くスピンでミスが出たが、得点源となる後半のアクセルと3連続ジャンプを成功させ立て直した。最後のジャンプは転倒するもラストまで丁寧なスケ―ティングを心掛け、日本学生氷上競技選手権(インカレ)の得点を上回る37.48点をマーク。4位入賞と上出来のスタートを切った。本拠地のリンクが工事中ということもあり、今大会に向けて万全な準備はできず。それでも力を出し切り高得点を出したことは大きな収穫だ。滑る度に成長を遂げている安藤。次なる目標であるインカレ出場へ向け、再び氷上で技術を磨く。

(記事 川浪康太郎、写真 糸賀日向子)

 

 
 

★大学初戦を2位で終える

演技中に笑顔を見せる谷川

 女子3級では、ルーキー谷川栞理(人1=岡山一宮)が大学初戦に挑んだ。「緊張していました」と語る谷川であったが、アップテンポな楽曲に合わせて軽快に滑り出すと、苦手としていた冒頭のダブルフリップを見事に成功させる。その後のジャンプでは着氷にミスが見られるものもあったが、スピンなどの表現面は自身も「完璧だった」と振り返るほどの完成度。35.32点の2位で初の関東学生フィギュアスケート選手権を終えた。不得意なジャンプを決めるなど、大学初戦から奮闘した谷川。しかしジャンプでのミスの減少やスピンのレベル上げなど、まだ課題も残っている。今大会で一回り成長した谷川が次戦でどのような演技を見せるのか、これからも注視していきたい。

(記事 藤岡小雪、写真 川浪康太郎)

 

 
 

★安井、好演技を披露

ジャンプを着氷する安井

 1日目に開催された1級女子。早大の先陣をきってこの部門に出場したのは、安井ゆり(政経3=東京・豊島岡女子)だ。昨シーズンから使用しているプログラム『2ペンスを鳩に』を新たな緑の衣装に身を包み披露した。練習滑走から調子が良かったというジャンプは、演技でも良い流れをそのまま引きつぎ、苦手なシングルフリップを含むジャンプをすべて成功させる。スピンでミスがあったものの、安井自身にとって今までで一番完成度の高い演技となった。「6月末か7月末に2級を取りたい」という安井。今後は夏に滑り込みを行い東日本学生フィギュアスケート選手権出場を目指していく。

(記事、写真 糸賀日向子)

 
 

結果

▽6級女子

齊藤聖果(商1=東京・早実)42.48点(31位)

 

▽4級女子

安藤美裕(教2=東京・早実)37.48点(4位)

 

▽3級女子

谷川栞理(人1=岡山一宮) 35.32点(2位)

 

▽1級女子

安井ゆり(政経3=東京・豊島岡女子) 8.31点(19位)

 
 

コメント

齊藤聖果(商1=東京・早実)

――大学に入って初めての大会でしたが、どんな気持ちで臨みましたか

いつもはシンクロなので(シングルの大会は)2年ぶりだったのですが、早稲田大学という名前を背負って出られることのうれしさもあったし、緊張もありました。

――プログラム『レ・ミゼラブル』に込めた思いはありますか

2年前に使っていて、新しく内容を変えたのですが、2年前はあまりよくなくて辞めてしまいました。今回は大学の初めということで、それを乗り越えたいという思いで使いました。

――練習ではルッツを重点的に確認していましたが

私が一番得意としているジャンプなのですが、きょうはあんまり調子がよくなかったですね。

――そのルッツも含め本番でのジャンプの出来はいかがでしたか

練習のわりにはまとめられたかなと思います。ですが、アクセルが勝つためには重要なので、そこが入らなかったのは今後に向けての課題だと思います。

――ジャンプ以外の要素については

スケーティングは得意としているので、スピードもそんなに悪くなくて、全体的に悪くはなかったかなと思います。

――普段はシンクロをされているということですが、シングルの大会にも生きることはありますか

スケーティングの練習をずっとしているのでスケーティングスキルは上がります。みんなと組んでやる場合、自分の手の動きをするために下で動かさなければいけなくなるので、滑り方もよくなります。

――早大のメンバーがリングサイドにいましたが、力にはなりましたか

普段は一人でやる競技なので、大学にいると団体としてやれているんだなと思えてすごく心強かったです。

――最後に、今後に向けた意気込みをお願いします

インカレ(日本学生氷上競技選手権)の本戦にしっかり出られるように、ダブルアクセルやトリプルジャンプを曲で入れられるようにしたいです。

 

安藤美裕(教2=東京・早実)

――今大会は初めての出場となりましたが、雰囲気はいかがでしたか

シーズン初めなので自分の気も引き締まっていなかったのですが、滑ってみるといつもの大会と同じように緊張しました。

――今回の目標は

このプログラムを滑り込んでいって、なるべくインカレ(日本学生氷上競技選手権)につなげられるようにしたいなと思っていました。

――新プログラム『Time to Say Goodbye』を選んだ経緯を教えてください

今回も先生と相談させていただいて、いくつか案を出したのですが却下されたりして、先生が提案してきたプログラムを聞いてこれがいいと思いこの曲になりました。

――衣装も変わりましたが

衣装は衣装さんと先生が水色がいいとおっしゃっていて、その上で衣装さんと相談しながら決めました。

――ジャンプは一つ転倒がありましたが、全体的に振り返って

今自分の所属しているリンク(明治神宮外苑アイススケート場)が工事中で閉まっているので、全然滑っていないわりには、跳べた方かなと思います。

――コンビネーションジャンプが決まったのは大きかったのではないですか

そうですね。シングル―シングルなので、着実にというかきれいにこなすということを目標として跳んでいました。

――ジャンプ以外の部分に関してはいかがですか

最初のスピンがカウントされないかなという感じで、スピンの詰めが甘いところがありました。あとは体力がまだまだシーズン初めでないので、体力の落ちが激しいなと思いました。

――1年生が入り部員が増えましたが、チームの雰囲気はいかがですか

1年生のみなさんははきはきしていて明るくて、新たな風になったなと思っています。自分の知っている子も一人入ってきたりしたので、仲良くしています。

――最後に、今季の目標を教えてください

今季はインカレ出場と、できる技を少しずつでも増やして去年と違った部分を見せられたらなと思います。

谷川栞理(人1=岡山一宮)

――大学デビュー戦でしたが、緊張されましたか

緊張はしました。

――緊張はほぐれましたか

試合前に先生と話して、ほぐれました。

――早大に入学したきっかけはなんですか

元々早大に入りたいと思っていて、推薦の枠があったので入りました。

――入学してからの感じた部の印象は

先輩方もみんな優しくて、すごくなじみやすかったです。応援のときも、たくさん応援してくださって嬉しかったです。

――きょうの試合のジャンプの出来はいかがでしたか

いつも出来ているところが出来なかったのですが、逆にいつもあまり跳べないジャンプがきょうは跳べました。まだ課題は残っていると思います。

――跳べないジャンプというのは具体的にどのジャンプですか

ダブルフリップがそんなにうまく跳べないのですが、きょうはそれが跳べたので良かったです。

――スピンなどの表現面は振り返っていかがですか

完璧だったと思います。

――では最後に次の試合への意気込みをお願いします

次の試合ではきょうできなかったジャンプを完璧に決められるようにしたいです。スピンもレベルを上げたいです。きょうはレベルを落としてやったので、次はレベルを取れたら良いなと思います。

 

安井ゆり(政経3=東京・豊島岡女子)

――今日の試合を振り返っていかがでしたか

いつも何か失敗したなという風に伝わってしまう失敗をしてしまっていました。ですが練習滑走で自分の演技、コースを確認して割と今までになく良くできました。その流れのまま演技でも上手くできました。スピンで自分のできる最高のところまでできなかったのは残念なんですけど、見ている方にはわりと良かったんじゃないという感想とか自分でもそういうことが伝わる演技だったので今までの試合の中で一番良かったなと思っています。

――ジャンプについていかがでしたか

ジャンプは回転不足が直らなくて、そのせいで2級に何度も落ちたりしていたんですけど、東大和(スケートセンター)のジャンプに向いている堅い氷に助けられてわりと一番苦手なフリップも先生にたぶん回転大丈夫だよと言われました。私には前例がないくらいジャンプは上手くいったなと思います。

――表現面はいかがでしたか

手の動きとかがバレエとかをやっていたわけじゃないのであまりきれいじゃなくて、自分の演技をビデオで見たときに手がばたばたしているのが気になりました。なので自分なりにいろいろ考えたり練習したりしてその結果というのもありまして、またスケーティングが多少なりとも上達したことでよくなってきているかなと思います。

――今回の衣装は

衣装は、本当は2級で出る予定だったので知り合いの方に2級の曲のイメージを伝えてつくっていただきました。2級の時にお披露目する予定だったんですけど、せっかくできたので衣装だけ先にやりました。曲のイメージにも合っていたのでいいかなという感じです。

――新入生が入ってきていかがですか

自分も3年生になってあと2年しかスケートができないというのを思いつつ、1年生の新人戦をやろうかなと考えたりしてすごく楽しくやっています。

――今後の意気込みをお願いします

6月末か7月末をめどに2級を取りきりたいと思っています。それで夏に滑り込んで、3年のうちに東インカレに出たいというのは目標として持っているのでそれを達成できるくらいに上手くなりたいなと思っています。