ラグビー部

2017.06.04

ジュニア春季オープン戦 対慶大B 6月3日 早大・上井草グラウンド

ディフェンスで粘り切れず、宿敵慶大Bに敗れる

 前回の専大戦では、ディフェンスに課題を残した早大B。春シーズン5戦目は慶大Bを早大・上井草グラウンドに迎えての戦いとなった。先制トライを挙げた早大Bだったが、その後は相手に攻め込まれる展開が続く。前半こそタックルで相手を止める場面もあり、持ちこたえたが、後半は立て続けにゴールラインを破られてしまう。アタックにおいても攻め切ることができず、14-33と力負けした試合となった。

  開始早々から試合は動いた。早大Bは相手のペナルティーからのラインアウトモールを押し込んでフッカー宮里侑樹(スポ3=沖縄・名護商工)がトライを挙げる。ゴールも決まり、7-0と幸先よく先制。ただ、その後は自陣でのプレーが続く。自陣深くまで相手に攻め込まれる場面もあったが、「ディフェンスで前に出ることを意識した」(CTB吉田重治、スポ3=富山・高岡第一)と語るように、ディフェンスで我慢し続けた。しかし、前半25分ペナルティーから右に展開されてインゴールを割られ、同点に追いつかれてしまう。そのまま前半は7-7で終了し、後半を迎えた。

前半はディフェンスで粘りを見せた

 反撃に転じたい早大Bだが、後半もなかなか自陣から抜け出すことができない。14分、マイボールスクラムを押され、相手NO・8にボールが渡りそのままインゴールを明け渡す。その後、ミスキックからトライを許し7-21とリードされた23分、フェーズを重ねて左に展開すると、最後は宮里が走りきって左隅にトライを挙げる。ゴールも成功し、ここから流れを引き寄せたい早大Bだったが、「慶大の方が走る意識が高かった」(宮里)と振り返るように後半運動量が落ち、ディフェンスで我慢できずにゲインされる部分が目立つ。終盤にも2トライを許し、14-33で敗れた。

この日2トライを挙げた宮里

 「どの選手も体を当てるという部分では全員取り組めていた」(SO武田誠太郎、社2=島根・石見智翠館)と話すように前半は相手に攻め込まれてもタックルを決めるなど、しっかりとしたディフェンスができていた。しかし、後半は一転して粘りがなく精彩を欠き、立て続けてトライを奪われた。アタックにおいても見せ場を作ることができず、ほとんどを自陣でプレーする時間帯が続いた。Aチームの厳しい戦いが続く中、チームとしても結果が欲しい一戦だったが、今後の帝京大戦に向けて攻守共に課題の残る試合となった。

(記事 渡邊歩、写真 高橋団)

早大B スコア 慶大B
前半 後半 得点 前半 後半
26
14 合計 33
【得点】▽トライ 宮里2   ▽ゴール 武田誠(2G)
※得点者は早大のみ記載

         

早大登録メンバー
背番号 名前 学部学年 出身校
千野 健斗 人3 東京・成蹊
後半39分交代→16小澤
宮里 侑樹 スポ3 沖縄・名護商工
後半34分交代→17三隅
久保 優 スポ1 福岡・筑紫
後半0分交代→18柴田
水野 孟 基理4 東京・早実
後半19分交代→20埜田
中山 匠 教2 東京・成城学園
中野 幸英 文構2 東京・本郷
◎西田 強平 スポ3 神奈川・桐蔭学園
佐藤 健 商3 東京・早大学院
後半28分交代→19板垣
貝塚 陸 スポ3 東京・本郷
10 武田 誠太郎 社2 島根・石見智翠館
11 桑山 聖生 スポ3 鹿児島実業
12 吉田 重治 スポ3 富山・高岡第一
後半21分交代→21堀越
13 松本 悠汰 スポ2 大阪・天王寺
14 郷地 裕貴 人4 神奈川・桐蔭学園
15 伊藤 大貴 スポ3 愛知・春日丘
前半8分交代→22藤浪
リザーブ
16 小澤 裕仁 法3 東京・早大学院
17 三隅 寛己 法3 東京・早実
18 柴田 雄基 文4 愛知・千種
19 板垣 悠太 基理3 東京・玉川学園
20 埜田 啓太 基理4 東京・早実
21 堀越 友太 社3 東京・早実
22 藤浪 魁 基理2 東京・本郷
※◎はゲームキャプテン、監督は山下大悟(平15人卒=神奈川・桐蔭学園)
コメント

フランカー西田強平ゲームキャプテン(スポ3=神奈川・桐蔭学園)

――きょうの試合はチームとしてどのような点を意識して臨みましたか

ディフェンスの部分で前に出る、空間を埋めるということを試合前にも言われていて、そこを意識して臨みました。

―それは監督からお話があったということですか

監督からもありましたし、チーム全体としても元々ありました

――個人としては先週Aチームの天理大戦に出場されましたが、何か感じた部分などはありましたか

上のチームにいくとそれだけフィジカルであったり、スピードが上がってくるなかで自分がどれだけ通用するか、と思って取り組みました。そのなかで通じなかった部分が多かったので、きょうの試合ではその部分を克服できるようにやろうと思って取り組みました。

――具体的にはどこの部分でしょうか

タックルであったり、(ディフェンスのときに)上がるスピードであったり、際の部分のスピードですね。

――試合の話に戻りますが、前半はディフェンスの部分で踏ん張って失点を防いだ場面もありましたが、後半は失点が重なってしまいました。きょうのディフェンスを振り返っていかがですか

前半できたことが後半できなくなるというので、我慢比べのところで負けてしまったと感じていて。相手は自分たちのやりたいことを最後までやっている中で、自分たちはやりたいことができなかったのでそこの部分で負けてしまったと思います。

――セットピースの成功率が低かったですが、振り返っていかがですか

ことしはスクラムを強みにするなかで、自分たちのやりたいことをやろうと話していたのですが、スクラムは相手もあることなのでそれに対して自分たちが付き合わない気持ちでいったのですが、相手に対応できなかったことは今後の課題だと思います。

――後半苦しんだ要因としては、ご自身の中でどこにあると思いますか

後半相手が外に振ってくるなかで自分たちの足が止まっていたというか、前に出られなくなって。その中で相手が外に回しているのに僕たちが対応できなかったところを最後に突かれて得点をとられているので、そこが敗戦の原因だと思います。

――次は帝京大戦ですが、意気込みをお願いします

帝京大相手に、きょう出たスクラムの課題であったり、チーム全体で出た個人的な課題であったりを残りの時間の練習で克服して自信を持って臨めるようにしたいです。

フッカー宮里侑樹(スポ3=沖縄・名護商工)

――きょうのディフェンスについてよかった点、悪かった点を教えてください

よかった点としては自分たちがやろうとしていた前に出るということを意識してやろうとしていたことです。悪かった点はまだまだタックルの精度が低いところです。

――宮里選手はきょう後半にトライを1つ取られましたが、そのシーンでは何がよかったですか

ポッドがちゃんと機能していたことですね。そのおかげで自分はボールを持って運ぶだけでした。

――セットプレーでよかった点、悪かった点を教えてください

スクラムに関してはヒットの部分で前に出ることができたことがよかったところですね。悪かった点としては押された時に我慢することができずに、そのまま押されてしまったところです。ラインアウトに関しては精度はあまりよくありませんでしたが、投げるボールの位置をおきにいかず、ジャンパーの届く一番高い場所に投げることを意識してできたことはよかったです。

――後半のある時間帯から運動量が急に落ちたように感じたのですが、なぜでしょうか

慶大の走る意識が高かったからだと思います。

――来週はいよいよ帝京大戦です、意気込みを聞かせてください。

自分は出場するかわかりませんが、出場したらやってきたことを試合に出す、セットプレーの安定を意識して試合に臨みたいと思います。

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CTB吉田重治(スポ3=富山・高岡第一)

――前半のディフェンスはよかったと思うのですが、いかがでしたか

自分は今までポジションがSOで、CTBのポジションは初めてでした。なので、相手へのタックルを第一に言われていて、そこを意識するようにしていました。そこで、自分からしっかりと前に出ていくようにしていて、それがディフェンスラインを上げることにもつながったと思います。

――一転して後半のディフェンスはあまりよくなかったと思います。後半を振り返っていかがですか

自分は後半抜けてしまったので、何とも言えないのですが、後半は前半と比べると全体として運動量が落ちて足が止まっていたように思います。そこを慶大に押されてしまっていたように感じました。そこはチームとしての課題だと思います。

――今後の試合に向けて意気込みをお願いします

今回の試合では、ディフェンスのハードワークがしっかりと個人的には出来ていたと思うので、帝京大戦においても特にディフェンスをしっかりとやっていきたいと思います。