水泳部

2017.06.02

関東学生リーグ戦 5月28日 埼玉・早大所沢アクアアリーナ

実力の開きを痛感、絶対王者・日体大に完敗

TEAM 1P 2P 3P
日体大 16
早大
▽得点者
吉村1
※第3ピリオド途中でコールドゲーム

 日本学生選手権優勝(インカレ)を目標に掲げる早大水球部。先々週から始まった関東学生リーグ戦(リーグ戦)で好成績を収めて弾みをつけたいところだが、早大は前日の筑波大に惜しくも敗れ、今大会2敗1引き分け。今回対戦するのはインカレ19連覇中の絶対王者・日体大だ。ジャイアントキリングと意気込んで臨んだ一戦だったが、第3ピリオド途中でコールド負け、早大は上位リーグに進出できるかどうか、雲行きが怪しくなってきた。

 早大は前半から日体大に大きく得点を開かれてしまった。相手ゴールに迫るも、屈強な日体大の選手にパワー負けしてしまい、シュートまで攻撃をつなぐことができない。攻めあぐねている間に、日体大は着実に早大ゴールに迫る。無理に攻めないことをチームの決め事としていたが、カウンターに対応しきれず、強引に相手選手を止めようとして退水(※1)を取られてしまう。人数で不利をとった早大は、日体大の連携のとれたゲームコントロールに押されて守備を崩されると、制度の高いシュートを止めることができず、得点を許してしまう。第2ピリオドに入ってからは、相手にフリースローを与えてしまうなどもったいない失点が目立つようになってきた。前半終了した時点で早大の得点は、パスワークで相手の守備を右に寄せたのち、吉村崇(スポ3=大分商)がゴール正面から決めた1点のみ。対する日体大は13点と実力の差が如実に表れる形となった。

貴重な1点を早大にもたらした吉村

 日体大に大きく出遅れた状態で始まった後半戦。これ以上点差を開かれることなく、得点を重ねいていきたい早大だったが、常勝校は圧巻のプレーをみせた。早大はゴール前で守備をかわされると、相手選手に逆手で技ありのシュートを決められた。そこからさらに失点を重ね、あと1点でコールド負け(※2)となるところまで追いつめられてしまった。攻撃をしかけつつ相手のカウンターを警戒して、徹底した守備で迎え撃つ早大だったが、日体大の選手が放ったボールは、難しい角度ながら早大ゴールに吸い込まれた。選手たちの表情には疲労と悔しさがにじみ出ていた。最終スコアは1-16と完敗、選手たちは今回の試合から何を学ぶのか――。

早大ゴールを死守する海田陸(国教4=米国・Worthington Kilbourne High School)

 これまでのリーグ戦を通じて、早大は上位チームに後れを取り続けている。これまでの試合を振り返って中嶋孝行男子監督(平13年教卒=福岡工)は「チームでカバーすることも大切なのですが、それだけでは限界があるので、選手の個人としてのレベルアップが不可欠」と反省を述べた。選手層が厚くない早大が日体大のような強豪チームと互角以上の戦いをするためには、体力・技術・フィジカル・連携と個々の選手のプレーの質を向上させるほかに術はない。選手たちが課題と向き合い、克服していく姿をこれからも追い続けていきたい。

 ※1重大なファウル犯した選手は、20秒間ディフェンスに参加することができない。
※2関東学生リーグ戦においては、15点差ついた時点でコールドゲームとする。

(記事・写真 上野真望)

※掲載が遅くなり、申し訳ありません。

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コメント

中嶋孝行男子監督(平13年教卒=福岡工)

――日体大を相手に挑戦者という心持ちで臨んだ試合でしたが、結果は第3ピリオド途中でコールド負けでした。いかが思われますか

実力に開きがありました。インカレまで時間があるわけではないので、この実力差をどのように埋めていくかを考えなければいけません。一言でこれをすればいいというのは表現できません。フィジカルもそうですし、技術的なところはもちろんそうですし、体力的なところ、選手層のところもそうです。課題を克服すれば必ず日体大のような強豪チームに勝てるというわけではないので。リーグ戦を通して上位チームに負けてしまっているので、まずは本日の試合を通じて見つかった課題を1つ1つ潰していかなければ勝てるチームにならないですね。

――失点が多い試合でした

ほとんどがカウンターでやられてしまっていました。チームでカウンターを意識してプレーをすることを決め事にしていたのですが、それが実践できないのは、相手のカウンターを意識する余裕が選手にないのだと感じました。体力面の問題かもしれませんが、他のチームに判断力も負けていました。

――昨日、選手からプレー中の意思疎通が足りないというコメントをいただきました。監督から見て、早大はコミュニケーションが足りていないと思われますか

コミュニケーション自体は取れていますが、試合中となるとボールコントロールであったり、ゲームコントロールをしたりする司令塔のような選手がチームをまとめるような指示を出せるようになればいいと考えています。

――ディフェンス面での課題も勿論ですが、今日は早大の攻撃がゴール前で相手選手に抑え込まれていましたね。シュートの本数自体がとても少なかった気がします

パワー負けしてしまいましたね。球技は点取りゲームなので、相手に掴まれてシュートが打てないというのは厳しいところですね。

――早大が上位リーグに進むのは難しくなってしまいましたが、これからの成長に必要なことはなんだと思われますか

選手の数を増やして選手層を厚くするというのはできないことです。個の力を伸ばして、チーム全体の戦力を底上げしていくことです。チームでカバーすることも大切なのですが、それだけでは限界があるので、選手の個人としてのレベルアップが不可欠ですね。