柔道部

2017.05.31

東京学生優勝大会 5月28日 日本武道館

女子はチーム力で優勝!男子も僅差で敗北するも収穫得る

 東京学生優勝大会(東京学生)がことしも開催された。女子は昨年敗れた創価大を下し、優勝。一方の男子は目標としていたベスト8を達成したものの、準々決勝の日大戦は内容差での敗北となり悔しさが残る大会となった。

 2回戦を7-0、3回戦を5-0で順調に駒を進めた男子部。準々決勝では昨年の東京学生、全日本学生優勝大会でも敗れている日大と当たった。先陣を切ったのは田中大勝(社3=青森北)だ。大外刈りでの鮮やかな一本を決め、チームに勢いをつける。会場でも歓声があがり、ワセダムードが漂い始めた。五将の斎藤光星(スポ4=静岡・加藤学園)は投げ技で相手に仕掛けていき、残り36秒で内股によって技ありを勝ち取る。しかし、副将の空辰乃輔(スポ1=広島・崇徳)が引き分けに終わった時点で、試合の状況は2-2。相手に一本勝ちを2つ取られていたワセダは大将の下田将大主将(スポ4=三重・四日市中央工)が白星を挙げなければ、ベスト4へは進出できない。大会の結果は下田にまかされた。流れはワセダのものになっていた。積極的に攻めていたのも下田だった。しかし、抑え込みに持っていこうとしたところも惜しいところで決まらない。大将戦も引き分けに終わる。悔しい内容差での敗北に下田は「良い流れできていて繋いでくれたバトンを自分自身が最後勝ち切ることができなくて、非常に申し訳ない気持ちでいっぱいだ」と振り返った。

田中はチームを勢いづけた

 1回戦を不戦勝で進めた女子部は準決勝では東女体大との対戦になった。序盤から試合の主導権を握った先鋒の滝澤美咲女子主将(社3=前橋育英)が絞技で一本勝ち。小野華菜恵副将(スポ3=長野・松商学園)、岡田蛍(スポ1=愛知・大成)が続けて引き分け、1-0で決勝へ駒を進めた。決勝の相手は昨年の東京学生の決勝で対戦し、敗北した創価大だった。先鋒の小野は体格差のある相手にもしっかりと組み合い、相手に対処して引き分け。中堅の佐藤美裕(スポ2=千葉・八千代)も続けて引き分けとなった。そんな場面で大将として畳に上がったのは1年生の岡田だ。序盤から優位なかたちで組み手をとり順調な試合展開を見せる。自分のペースに持っていった岡田は相手を崩し、そこから袈裟固めに入り一本勝ちを収めた。

優秀選手に選ばれた岡田

 優秀選手としてワセダからは田中と岡田が選ばれるなど、個々の実力の向上が見られる。これから個人の技術を高めていくことは必須であるが、ワセダの「チーム力」もいかし、全日本学生ではさらなる結果を残してほしい。

(記事 高橋里沙、写真 下長根沙羅)

結果

【男子】

▽2回戦 対東大戦 7-0

▽3回戦 対駒大戦 5-0

▽準々決勝 対日大戦 2-2

【女子】

1回戦 対東大戦 不戦勝

準決勝 対東女体大戦 1-0

決勝 対創価大戦 1-0

コメント

下田将大主将(スポ4=三重・四日市工)

――今大会全体を振り返ってみていかがですか

非常に下級生が頑張ってくれたと思います。その良い流れできていて繋いでくれたバトンを、自分自身が最後勝ち切ることができなくて、非常に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

――ベスト8という結果に関してはいかがですか

部として道場に掲げている目標があって、その中にはベスト8って書いてるんですけど今の部の実力を見て、ベスト4以上を狙ってたので、悔しい気持ちの方が強いですね。

――今大会に向けて特に強化したことは

もちろん最終目標は、来月の全日本なんですけど、その前哨戦ということでもちろんこの試合も大事だと思ってて。筋トレは自分たちはスポーツ科学を取り入れてるんですけど、去年の試合を振り返って、柔道の力がたりない、柔道でしかつけることができる力がたりないと感じていたので、試合形式の練習時間を倍に増やしたり、徹底的に組手の練習だったり、チームの底上げを強化してきました。

――相手の日大の印象は

今回向こうのエースが出ていない中、非常に下級生も活躍している印象で、昨年と比べてメンバーはそこまで変わらず、うちはがらりと変わったんですけど、去年のこの大会は大差で敗れて、全日本ではほぼ僅差だったんですけど負けて、日大に勝つことを目標に掲げていたのですが、やはり最後の詰めの甘さというか、向こうの練習量がすごいっていう情報も入ってきてるので、そこの差がでてしまったのかなと思っています。

――日大戦はご自身は引き分けでしたが振り返っていかがですか

流れが完全にうちに来ていて、自分も勝てる自信があったんですけど、最後寝技のチャンスを逃してしまって、関係者に非常に申し訳ない気持ちが強いです。

――全日本学生に向けての意気込みをお願いします

大差で負けることより、今回のように僅差で負けることの方が自分自身もそうですが良い転機になると思うので、この悔しさをバネに全日本では必ず上の表彰台を目指して頑張りたいと思います。

小野華菜恵副将(スポ3=長野・松商学園)

――きょうのご自身の試合を振り返っていかがでしたか

1試合目は情けないというか、内容的にも本当にだめな試合でした。やはり滝澤(美咲主将(社3=前橋育英))がとってくれてチームで勝てたなと思える試合でした。決勝戦は最低限の仕事は果たせたかなと思います。蛍(岡田蛍(スポ1=愛知・大成))も
しっかりとってきてくれてよかったと思います。

――1年生が活躍していることについてはどう思われますか

本当に嬉しいです。でも、すごく頼れてチームの力も上がってきているのですが、やはり抜かされないように危機感を持ってやっていきたいと思います。切磋琢磨(せっさたくま)してまたチームが強くなれたらいいです。下からの追い上げがあるからこそ強くなれると思います。

――昨年敗れた創価大にリベンジを果たせましたね

嬉しいです。きょねんは悔しい思いをして。きょねんは全日本では勝てたのですが、ことしは全日本でも両方狙っています。これから気を抜かずに全日本学生まで気を抜かないでがんばっていきたいと思います。

――全日本学生まではどのように調整などをしていきますか

1番はケガをしないことです。1ヶ月間自分の甘いところとかを見直してチーム一丸として勝っていきたいなと思います。

岡田蛍(スポ1=愛知・大成)

――優勝おめでとうございます、今のお気持ちは

先輩に沢山支えてもらって、大学になって初めて団体戦に出て、良いところで使ってもらえて、優勝できてすごく嬉しいです。

――お話にありましたが、大学生になって初の公式戦はいかがでしたか

すごく緊張しました。でも先輩がすごくほぐしてくれて、支えてくれたのでしっかり戦うことができました。

――最後はご自身の勝利で優勝を勝ち取りましたね

1個前の試合が全然だめで、先輩が取って勝ってくれたので、この試合は引き分けで来てたので絶対自分が勝たなければいけないと思って、取れてよかったです。すごく嬉しいです。

――ご自身の組手にはどのようにもっていきましたか

相手が結構嫌がっていたので、自分が思いっきりいって、自分の組手を早くつくろうと思いました。

――創価大戦を振り返っていただけますか

先輩達がそれぞれの役割を果たして自分に回してくれたんですけど、自分が絶対取らなきゃいけないと思ったんですけどやっぱりばたばたしちゃって。反省点もありますけど、最後は決めきれたので良かったです。

――反省点というのは具体的には

相手を見て合わせてしまったり、自分が組みに行けば組めるはずなのに、相手の組手にびびってしまって、自分が下がってしまって勝負が遅くなってしまったのが反省点です。

――高校と大学の違いは感じましたか

高校は、勢いで行けるとこまで行けるんですけど、大学では力の差だったり、技術の差も出てくるのでそこが大変だと思いました。

――大学での目標を教えてください

まずは全日本学生で自分もしっかりチームに貢献して優勝できるようにしたいし、全日本ジュニアも出場して優勝したいです。

空辰之輔(スポ1=広島・崇徳)

――大学生になってはじめての大会はいかがでしたか

1、2試合目は結構自分のペースでできたのですが、3試合目は自分が取りきれていれば勝てていたのでそこが悔しいです。それだけです。それだけですね。

――うまくいかなかった点はどこだと思われますか

相手が大きかったというのもあって自分の思い通りに試合を運ぶことができずに相手のペースにはまってしまってとりきれませんでした。

――組み手などは意識されていましたか

組み手は意識していたのですが、組み手の部分でできない部分が多かったとおもいます。

――日大戦は田中選手の一本勝ちなどでいい流れで回ってきていたとおもうのですが、どのような気持ちで臨まれましたか

自分は1年生なのですが、相手との実力差を考えた時にとらなきゃいけないと思っていたので、自分が絶対とるという気持ちで臨んでいました。

――大学と高校の差はありますか

体格差というのが1番大きいです。高校の時には体格的には大きい方でしたが、団体戦だと自分よりも大きい相手と戦うことになってそこで力負けしてしまうことが多いです。

――自分の強みは何ですか

自分の型にはめることができれば、相手の力がどれだけ強くても持っていける力があるのでそれが強みです。

――全日本学生に向けて意気込みをお願いします

きょう日大に負けましたが、強豪相手に五分五分でやれたというのは自信になりました。手応えが掴めたということでこれは収穫にして稽古を積んでいって、全日本でリベンジできたらと思います。